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○玉磨かざれば光なしたまみがかざればひかりなし🔗⭐🔉
○玉磨かざれば光なしたまみがかざればひかりなし
[実語教](→)「玉琢みがかざれば器を成さず」に同じ。
⇒たま【玉・珠・球】
たま‐みがき【玉磨き】
(→)「たますり」に同じ。
たま‐みず【玉水】‥ミヅ
①水または滝の美称。謡曲、養老「げにや―の水上澄める御代ぞとて」
②あまだれ・雪どけなどのしずく。後撰和歌集恋「雨やまぬ軒の―数知らず」
③京都府綴喜つづき郡井手町にあった井手の玉川。玉の井。(歌枕)伊勢物語「山城の井手の―手にむすび」→玉川
たま‐みそ【玉味噌】
①味噌に卵・砂糖・味醂・酒などを加え、練りあげた練り味噌の一種。
②味噌玉。
たま‐むかえ【魂迎え】‥ムカヘ
盂蘭盆うらぼんの初めに精霊しょうりょうを迎えること。精霊迎え。〈[季]秋〉。↔魂送り。
⇒たまむかえ‐どり【魂迎え鳥】
たまむかえ‐どり【魂迎え鳥】‥ムカヘ‥
ホトトギスの異名。
⇒たま‐むかえ【魂迎え】
たま‐むし【玉虫・吉丁虫】
①タマムシ科の甲虫の総称。また、その一種。体は紡錘状で長さ4センチメートル。金属光沢のある金緑色で、金紫色の2条の縦線がある。美しいので装飾用にされる。成虫は夏に現れ、エノキなどの樹につく。幼虫はサクラ・ケヤキなどの幹を食害。ヤマトタマムシ。なお、タマムシ科は日本には約150種が分布。樹木の害虫も多い。〈[季]夏〉
たまむし
タマムシ
提供:ネイチャー・プロダクション
②ダンゴムシの俗称。
③(→)「雀の田子たご」に同じ。
⇒たまむし‐いろ【玉虫色】
⇒たまむし‐おり【玉虫織】
⇒たまむし‐かいき【玉虫海気】
⇒たまむし‐の‐ずし【玉虫厨子】
たまむし‐いろ【玉虫色】
①玉虫の羽のように光線の具合で緑色や紫色に見えたりする染色または織色。世間胸算用3「―の羽織は」
②襲かさねの色目。表は青、裏は紫。
③見方によっていろいろに受け取られるような、あいまいな表現。「―の調停案」
⇒たま‐むし【玉虫・吉丁虫】
たまむし‐おり【玉虫織】
経緯たてよこに異なった色糸を用いて平織にし、光線の具合で玉虫の羽のように異なった色合にみえる織物。傘・コート地・裏地などに用いる。
⇒たま‐むし【玉虫・吉丁虫】
たまむし‐かいき【玉虫海気】
海気の一つ。異なった色の経糸たていと・緯糸よこいとを平織に織り込んだもの。光の反射具合で色相が異なり、外観が玉虫の羽の色に似る。
⇒たま‐むし【玉虫・吉丁虫】
たまむし‐の‐ずし【玉虫厨子】‥ヅ‥
法隆寺に伝来する飛鳥時代の厨子。高さ226.6センチメートル。須弥座上に単層入母屋造・錣葺しころぶきの宮殿形を置く。総体は桧造り、外面は黒漆塗り、縁に張った透彫の金具の下に玉虫の羽を敷く。内側には金銅押出しの千体仏を張る。三方の扉および須弥座の四面に密陀絵と漆絵を併用して捨身飼虎図などの仏画を描く。当代の建築・絵画・工芸のすぐれた技法が渾然とまとめ上げられている優品。国宝。
玉虫厨子
⇒たま‐むし【玉虫・吉丁虫】
たま‐むすび【玉結び】
①女の髪の結い方。後ろに垂らした髪の末端を折り返して輪に結んだもの。輪が上にあり大きいのは下等で、先の方にあり小さいのが上等とされたという。
玉結び
②(→)「こまむすび」に同じ。
たま‐むすび【魂結び】
霊魂のうかれて歩くのを鎮めとどめるまじない。鎮魂。古来、人魂に会った時、「魂は見つ主は誰とも知らねども結びとどめよ下がひのつま」という歌を三誦し、男は左、女は右のつまを結び、3日経ったのちこれを解く風習があったという。伊勢物語「おもひあまり出でにし魂のあるならん夜ふかく見えば―せよ」
たま‐も【玉裳】
裳の美称。万葉集1「―の裾に潮みつらむか」
たま‐も【玉藻】
藻の美称。万葉集1「うつせみの命を惜しみ波にぬれ伊良虞いらごの島の―刈り食おす」
⇒たまも‐かる【玉藻刈る】
⇒たまも‐なす【玉藻なす】
⇒たまも‐よし【玉藻よし】
たま‐もい【玉盌】‥モヒ
玉で作った碗わん。盌の美称。たままり。武烈紀「―に水さへ盛り」
たまも‐かる【玉藻刈る】
〔枕〕
「みぬめ」「をとめ」にかかる。万葉集15「―をとめを過ぎて」
⇒たま‐も【玉藻】
たま‐もく【玉杢】
渦状をなしたこまかく美しい木目。欅けやきなどに多い。
たまも‐なす【玉藻なす】
玉藻のようにの意で、靡くさま、横たわるさま、などの形容。万葉集2「浪の共むた、か寄りかく寄る―寄り寝し妹を」
⇒たま‐も【玉藻】
たま‐もの【賜・賜物】
①たまわったもの。くだされもの。今昔物語集4「七日の内に其の蓮花れんげを取りて持て参るべし。若し持ち来れらば汝に―を給ふべし」。「天の―」
②結果として生じた、よい事や物。また、他者から受けた恩恵の結果。「努力の―」「ご支援の―」
たまも‐の‐まえ【玉藻の前】‥マヘ
鳥羽院の時、仙洞に現れた金毛9尾の狐の化身とする美女。院の寵を得たが、御不例の際、陰陽師の安倍氏に看破られ、下野の那須野の殺生石と化したという。謡曲「殺生石」をはじめ浄瑠璃・歌舞伎・小説などの題材となる。
⇒たまものまえ‐あさひのたもと【玉藻前曦袂】
たまものまえ‐あさひのたもと【玉藻前曦袂】‥マヘ‥
浄瑠璃。浪岡橘平ほか合作の時代物。1751年(寛延4)初演。鳥羽帝の兄薄雲皇子の謀叛と、玉藻前の伝説とを結んで脚色。近松梅枝軒らの改作による3段目切「道春館みちはるやかた」が「玉三たまさん」と通称されて名高い。後に歌舞伎化。
⇒たまも‐の‐まえ【玉藻の前】
たまも‐よし【玉藻よし】
〔枕〕
「讃岐さぬき」(国名)にかかる。
⇒たま‐も【玉藻】
たま‐や【玉屋】
①玉を造りまたは売る家。また、その人。
②花火屋の屋号。鍵屋と共に江戸時代から両国川開きの花火で名高い。
③シャボン玉を売る店。
④歌舞伎舞踊。清元。2世瀬川如皐作詞。初世清元斎兵衛作曲。1832年(天保3)初演の四変化「おどけ俄煮珠取にわかしゃぼんのたまとり」の一部。シャボン玉売りの風俗を舞踊化したもの。
たま‐や【霊屋】
①葬送の前にしばらく遺骸をおさめておく所。たまどの。栄華物語鳥辺野「鳥辺野の南の方に二丁ばかりさりて―といふものを造りて」
②霊魂をまつってある建物。霊廟。
③墓の上におく小屋形。上屋うわや。雨覆あまおおい。野屋。
たま‐やなぎ【玉柳】
柳の美称。後撰和歌集春「鶯の糸によるてふ―」
たま‐ゆか【玉床】
床の美称。たまのゆか。散木奇歌集「―のおましのはしにはだふれて心はゆきぬ君なけれども」
たま‐ゆら【玉響】
①(万葉集の「玉響たまかぎる」を玉が触れ合ってかすかに音を立てる意としてタマユラニと訓じた)ほんのしばらくの間。一瞬。一説に、かすか。方丈記「いづれの所を占めて、いかなるわざをしてか、しばしもこの身を宿し、―も心を休むべき」。「―の命」
②草などに露の置くさま。〈日葡辞書〉
タマヨ【Rufino Tamayo】
メキシコの画家。故国の民俗・文化を題材に、単純化された画面に超現実的なイメージを描いた。(1899〜1991)
たま‐よけ【弾除け】
敵の弾丸を防ぐこと。またその具。防弾具。「―の御守り」
たま‐よばい【魂呼ばい】‥ヨバヒ
死者の魂を呼びもどす儀式。死者があると屋根に登って、大声でその名を呼ぶ習俗が広く行われていた。招魂。
たま‐よび【魂呼び】
(→)「たまよばい」に同じ。
たまより‐びめ【玉依姫】
①記紀神話で綿津見神の女むすめ。鸕鷀草葺不合尊うがやふきあえずのみことの妃で、神武天皇・五瀬命等の母。
②賀茂建角身命かもたけつのみのみことの女。火電神ほのいかずちのみことと婚し、賀茂別雷神かもわけいかずちのみことを生む。
③身に神霊を宿す女の通称。魂の憑よる姫。巫女みこ。
たま‐ラシャ【玉羅紗】
緯糸よこいとに細い紡毛糸を、経糸たていとには紡毛糸・綿撚糸などを使い、普通、緯繻子しゅす組織の二重織にして表面にけばを掻き出し、それを玉状に縮めた毛織物。主に外套用。
たまら‐ない【堪らない】
①(現状を)保てない。ひどいことになる。「その泥じゃ靴が―」「階段を転げ落ちたものだから―、大怪我をした」
②たえられない。我慢できない。やりきれない。「この暑さでは―な」
③こたえられないほどよい。「湯上りにビールときては―」
④(「…て―」の形で)程度のはなはだしいさま。ひどく…である。「かわいくて―」「うれしくて―」
たまり【溜り】
①たまること。たまったもの。また、その所。「水―」「人―」
②人の集まって控えている所。「行司―」
③味噌からしたたった液汁。
④醤油の一種。小麦をほとんど使わず、大豆を主原料とし、仕込み水を少なくして醸造した濃厚な醤油。愛知・岐阜・三重などの特産。好色五人女2「醤油の―をまいらば」
⑤堪こらえささえること。こらえること。「一―ひとたまりもない」
⇒たまり‐がね【溜り金】
⇒たまり‐じょうゆ【溜り醤油】
⇒たまり‐の‐ま【溜間】
⇒たまり‐の‐ま‐づめ【溜間詰】
⇒たまり‐ば【溜り場】
⇒たまり‐みず【溜り水】
たまり‐がね【溜り金】
たまった金銭。貯金。
⇒たまり【溜り】
たまり‐か・ねる【堪り兼ねる】
〔自下一〕[文]たまりか・ぬ(下二)
こらえきれない。がまんができない。忍耐がしきれない。「―・ねて逃げ出す」
だまり‐こく・る【黙りこくる】
〔自五〕
黙って一語も発しない。いつまでも物を言わない。
だまり‐こ・む【黙り込む】
〔自五〕
黙ってしまう。一言も言わなくなってしまう。「核心にふれると急に―・む」
たまり‐じょうゆ【溜り醤油】‥ジヤウ‥
(→)「たまり」4に同じ。
⇒たまり【溜り】
だまり‐だまり【黙り黙り】
黙っているさま。口に出さないさま。浮世風呂前「この番頭も―してゐてもう株でも買つたらう」
たまり‐の‐ま【溜間】
①江戸城中の譜代大名などの詰所。松の間の次位。
②人の集まって控えている室。控所。
⇒たまり【溜り】
たまり‐の‐ま‐づめ【溜間詰】
江戸幕府が与えた待遇。親藩または譜代大名の中から一定の人員を溜間に出仕させ、老中と共に諸大事に参画させた。たまりづめ。
⇒たまり【溜り】
たまり‐ば【溜り場】
仲間がいつも集まっている場所・店。
⇒たまり【溜り】
たまり‐みず【溜り水】‥ミヅ
流れずにたまっている水。
⇒たまり【溜り】
だまり‐もの【騙り者】
欺く者。陰険・狡猾な者。〈日葡辞書〉
たま‐りょくちゃ【玉緑茶】
緑茶の一種。茶葉を揉む段階で曲玉まがたま状に整形したもの。蒸してから揉む方法と釜で炒ってから揉む方法とがある。→釜炒り茶
だまりん
だまっていること。また、その人。だまりん坊。だんまり。東海道中膝栗毛初「洒落もむだも一向言はず、ただばうぜんと―なり」
タマリンド【tamarinde オランダ・答満林度】
マメ科の高木。中央アフリカ原産の薬用植物。実みを清涼飲料・緩下剤に用いる。若い莢さやは食用。朝鮮藻玉もだま。
たま・る【溜まる】
〔自五〕
同質のものが一所ひとところに次第に集まり止まってじっとしている意。
①流れ集まる。水が一所にとどまる。古事記中「水―・る依網よさみの池の」。万葉集16「ひさかたの雨も降らぬか蓮葉に―・れる水の玉に似たる見む」。宇治拾遺物語15「ただ車の輪跡のくぼみたる所に―・りたる少水に、鮒一つふためく」
②集まりとどまる。つもる。源氏物語総角「かひなを枕にて寝給へるに、御ぐしの―・りたる程などありがたくうつくしげなるを」。「雪が―・る」
③物がある場所にとまる。停止する。後撰和歌集雑「散るとみて袖に受くれど―・らぬは荒れたる浪の花にぞありける」。傾城禁短気「御自分にはよくよく深う申し交されました証拠には子まで―・る程のお中、他にさし置かるるは御無念にござらう」
④(「堪る」と宛てる)
㋐こらえささえる。こらえたもつ。防ぐ。拾遺和歌集秋「秋霧の峰にも尾にも立つ山は紅葉の錦―・らざりけり」。平家物語10「伊賀・伊勢両国の官兵等しばしも―・らず攻め落さる」。天草本平家物語「簾たえ、閨ねやあらはで雨風―・るべうもなかつた」
㋑こらえきれる。がまんができる。日葡辞書「タマラヌヨイ、また、ワルイヒトデゴザル」→たまらない。
⑤ふえる。多くなる。「金が―・る」「仕事が―・る」
たま・る【賜る】
〔他四〕
(→)「たばる」に同じ。
だま・る【黙る】
〔自五〕
①ものを言うのをやめる。無言になる。昨日は今日の物語「是非に及ばず―・りける」。「泣く子も―・る」「それでは先方も―・ってはいまい」
②何もしない。放置する。「彼は―・っていても太る体質だ」
だま・る【騙る】
〔自四〕
うわべをいつわる。陰険な心を抱く。天草本金句集「虎の斑まだらなは見知り易いものぢやが、人の―・つたは見知りにくいものぢや」
たまわ・す【賜はす】タマハス
〔他下二〕
お与えになる。源氏物語桐壺「もとよりさぶらひ給ふ更衣の曹司を、ほかに移させ給ひて、上局に―・す」
たま‐わた【玉綿】
収穫したままで種を抜き取らない綿。
たまわり【賜り】タマハリ
①たまわること。
②年官年爵。枕草子88「臨時の所々の御―申して」
⇒たまわり‐もの【賜り物】
たまわり‐もの【賜り物】タマハリ‥
たまわった品物。頂戴品。
⇒たまわり【賜り】
たまわ・る【賜る】タマハル
〔他五〕
①(謙譲語)
㋐いただく。ちょうだいする。竹取物語「この十五日は人々―・りて月の都の人まうで来ば捕へさせん」。「お言葉を―・る」
㋑(「受く」「盗む」など特定の動詞の連用形に付いて)…させていただく。続日本紀29「かしこき天皇の大御髪を盗み―・りて」
②(尊敬語。中世以降の用法)お与えになる。平家物語10「備前の児島を佐々木に―・りける」。蒙求抄7「暇を―・れと言うぞ」。「陛下が会釈を―・る」
③(動詞の連用形、また、それに助詞「て」を添えたものに付いて)
㋐…ていただく。今昔物語集20「心うるはしくして、人の為によき者なり。今度の罪、己おのれにゆるし―・らむ」
㋑(中世以降の用法)…してくださる。謡曲、春栄しゅんねい「春栄に引き合はせられて―・り候へ」




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