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あら‐だて【略立・荒立】🔗🔉

あら‐だて略立・荒立】 歌舞伎および操あやつり芝居で、開場前、概略の動きをつける稽古の段階。あらだち。

ほぼ【粗・略】🔗🔉

ほぼ粗・略】 〔副〕 おおかた。およそ。大略。あらあら。南海寄帰内法伝平安後期点「聊かに此の徒ともがらの為に粗ホホ詮衡す」。「仕事は―片付いた」「―間違いない」「―全員が集まる」

りゃく【略】🔗🔉

りゃく】 はぶくこと。簡単にすること。あらまし。「以下、―」

りゃく‐い【略意】🔗🔉

りゃく‐い略意】 あらましの意味。

りゃく‐おう【略押】‥アフ🔗🔉

りゃく‐おう略押‥アフ 「花押かおう参照。

りゃく‐が【略画】‥グワ🔗🔉

りゃく‐が略画‥グワ 細かい部分を省略して描いた絵。

りゃく‐ぎ【略儀】🔗🔉

りゃく‐ぎ略儀(→)略式に同じ。「―ながら書面を以て」

りゃく‐げ【略解】🔗🔉

りゃく‐げ略解】 簡単な解釈。また、その書物。りゃっかい。「万葉集―」

りゃく‐げん【略言】🔗🔉

りゃく‐げん略言】 ①全体を要約して簡略に言うこと。 ②語中の音を省略してできたことば。「あさあけ」を「あさけ」、「うらうら」を「うらら」という類。約言。

りゃく‐ご【略語】🔗🔉

りゃく‐ご略語】 語形の一部を省略して簡略にした語。「国民体育大会」を「国体」、「ストライキ」を「スト」という類。

りゃく‐ごう【略号】‥ガウ🔗🔉

りゃく‐ごう略号‥ガウ 簡略に表すために定めた記号。

りゃく‐さい【略載】🔗🔉

りゃく‐さい略載】 (明治期の語)要点を簡単に記載すること。おおまかに述べ記すこと。

りゃく‐じ【略字】🔗🔉

りゃく‐じ略字】 字画の複雑な漢字について、その点・画かくを省いて簡略にした文字。また、その漢字に代用される字形の簡略な文字。「應」を「応」、「學」を「学」、「釋」を「釈」と書く類。

りゃく‐しき【略式】🔗🔉

りゃく‐しき略式】 正式の手続や様式を省略して簡単にした方式。略儀。「―の礼服」 ⇒りゃくしき‐きそ【略式起訴】 ⇒りゃくしき‐てつづき【略式手続】 ⇒りゃくしき‐ひきうけ【略式引受】

りゃくしき‐きそ【略式起訴】🔗🔉

りゃくしき‐きそ略式起訴】 〔法〕略式手続で検察官が請求する起訴。 ⇒りゃく‐しき【略式】

りゃくしき‐てつづき【略式手続】🔗🔉

りゃくしき‐てつづき略式手続】 〔法〕公判手続を開かず書面審理で罰金・科料を決定する刑事特別手続。簡易裁判所で行われ、これによる裁判を略式命令という。 ⇒りゃく‐しき【略式】

りゃくしき‐ひきうけ【略式引受】🔗🔉

りゃくしき‐ひきうけ略式引受】 引受の旨の表示がなく、支払人の署名だけによる手形引受。 ⇒りゃく‐しき【略式】

りゃく‐しゅ【略取】🔗🔉

りゃく‐しゅ略取】 奪い取ること。かすめとること。脅迫または暴力を以て取ること。 ⇒りゃくしゅ‐ゆうかい‐ざい【略取誘拐罪】

りゃく‐じゅ【略頌】🔗🔉

りゃく‐じゅ略頌⇒りゃくしょう

りゃく‐じゅ【略綬】🔗🔉

りゃく‐じゅ略綬】 勲章・記章などの略式の綬。

りゃく‐じゅつ【略述】🔗🔉

りゃく‐じゅつ略述】 あらましを述べること。概略を述べること。略叙。

りゃくしゅ‐ゆうかい‐ざい【略取誘拐罪】‥イウ‥🔗🔉

りゃくしゅ‐ゆうかい‐ざい略取誘拐罪‥イウ‥ 他人を一定の保護状態から離して自己または第三者の支配内に移す罪。暴行脅迫によるのが略取罪、偽計・甘言を用いるのが誘拐罪。 ⇒りゃく‐しゅ【略取】

りゃく‐じょ【略叙】🔗🔉

りゃく‐じょ略叙(→)略述に同じ。

りゃく‐しょう【略称】🔗🔉

りゃく‐しょう略称】 名前を省略して呼ぶこと。また、省略して呼ぶ名前。「国際連合」を「国連」と呼ぶ類。

りゃく‐しょう【略章】‥シヤウ🔗🔉

りゃく‐しょう略章‥シヤウ 勲章の略式のもの。

りゃく‐しょう【略頌】🔗🔉

りゃく‐しょう略頌】 (「頌」は詩経の詩の一体。短い詩の形式の意)人物・物名などを印象づけるために詩歌の形式に読み込んだもの。古今著聞集7「美福門は田広し、朱雀門は米雀門と―に作りて嘲り」

りゃく‐じょう【略定】‥ヂヤウ🔗🔉

りゃく‐じょう略定‥ヂヤウ 簡単にした儀式。略儀。略式。大鏡伊尹「御葬送の沙汰をむげに―に書き置かせ給へりければ」

りゃく・す【略す】🔗🔉

りゃく・す略す】 [一]〔他五〕 (→)「略する」(サ変)に同じ。 [二]〔他サ変〕 ⇒りゃくする

りゃく‐ず【略図】‥ヅ🔗🔉

りゃく‐ず略図‥ヅ 簡略な図。細部をはぶき、主要な点だけを書いた図。

りゃく・する【略する】🔗🔉

りゃく・する略する】 〔他サ変〕[文]略す(サ変) ①はぶく。簡単にする。「敬称を―・する」 ②(「掠する」とも)かすめとる。攻めとる。

りゃく‐せつ【略説】🔗🔉

りゃく‐せつ略説】 概略を説くこと。また、そのもの。

りゃく‐そう【略装】‥サウ🔗🔉

りゃく‐そう略装‥サウ 略式の服装。↔正装

りゃく‐たい【略体】🔗🔉

りゃく‐たい略体】 正式のものを略した姿や形。特に字体などにいう。「―字」

りゃく‐だつ【略奪・掠奪】🔗🔉

りゃく‐だつ略奪・掠奪】 かすめうばうこと。むりやり奪い取ること。「大金を―する」 ⇒りゃくだつ‐こん【略奪婚】 ⇒りゃくだつ‐のうぎょう【略奪農業】

りゃくだつ‐こん【略奪婚】🔗🔉

りゃくだつ‐こん略奪婚】 女性を他民族や他親族集団から略奪して妻とすること。 ⇒りゃく‐だつ【略奪・掠奪】

りゃくだつ‐のうぎょう【略奪農業】‥ゲフ🔗🔉

りゃくだつ‐のうぎょう略奪農業‥ゲフ 原始的農法の一つ。作物に肥料をやらずに収穫する農業。一定年限後には同一耕地での耕作を放棄する。焼畑はその一例。奪略農業。 ⇒りゃく‐だつ【略奪・掠奪】

りゃく‐でん【略伝】🔗🔉

りゃく‐でん略伝】 経歴の概略を書いた伝記。簡略な伝記。

りゃく‐どく【略読】🔗🔉

りゃく‐どく略読】 ざっと読むこと。

りゃく‐ひつ【略筆】🔗🔉

りゃく‐ひつ略筆】 ①主要な点以外を省略して書くこと。また、その文章。略文。 ②文字の筆画ひっかくを略して書くこと。略字。

りゃく‐ひょう【略表】‥ヘウ🔗🔉

りゃく‐ひょう略表‥ヘウ 簡単な表。大略を示した表。

りゃく‐ふ【略譜】🔗🔉

りゃく‐ふ略譜】 〔音〕(→)数字譜に同じ。

りゃく‐ふく【略服】🔗🔉

りゃく‐ふく略服】 略儀の衣服。正式でない服装。略装。

りゃく‐ぶん【略文】🔗🔉

りゃく‐ぶん略文】 主要な点以外を省略して書いた文章。

りゃく‐ほう【略法】‥ハフ🔗🔉

りゃく‐ほう略法‥ハフ 簡略な方法。手軽な方法。

りゃく‐ぼう【略帽】🔗🔉

りゃく‐ぼう略帽】 ①略式の帽子。 ②軍隊で、戦闘・訓練の場合などに用いた帽子。戦闘帽。戦帽。

りゃく‐ほん【略本】🔗🔉

りゃく‐ほん略本】 ①内容の一部を省略した書籍。抄本。 ②同一作品の伝本のうち、省略や欠脱のために、他に比して内容の少ないもの。↔広本こうほん

りゃく‐ほんれき【略本暦】🔗🔉

りゃく‐ほんれき略本暦】 本暦を基準とし、一般の人に便利な事柄だけを抜き出したこよみ。略暦。

りゃく‐めい【略名】🔗🔉

りゃく‐めい略名】 正式の名前の一部を省略した名称。

りゃく‐れいふく【略礼服】🔗🔉

りゃく‐れいふく略礼服】 略式の礼服。

りゃく‐れき【略暦】🔗🔉

りゃく‐れき略暦(→)略本暦に同じ。

りゃく‐れき【略歴】🔗🔉

りゃく‐れき略歴】 簡略な経歴。また、それを書きしるしたもの。

りゃく‐ろん【略論】🔗🔉

りゃく‐ろん略論】 簡略に論ずること。概略を論ずること。また、その論議。

りゃっ‐か【略訛】リヤククワ🔗🔉

りゃっ‐か略訛リヤククワ 語の省略となまり。

りゃっ‐かい【略解】リヤク‥🔗🔉

りゃっ‐かい略解リヤク‥ ⇒りゃくげ

りゃっ‐き【略記】リヤク‥🔗🔉

りゃっ‐き略記リヤク‥ 簡略に記すこと。また、その記したもの。「いきさつを―する」

りゃっ‐くん【略訓】リヤク‥🔗🔉

りゃっ‐くん略訓リヤク‥ 万葉集における用字法の一つ。漢字の訓を一部省略して用いるもの。「足」をアまたはシに当てる類。

[漢]略🔗🔉

 字形  筆順 〔田部6画/11画/教育/4612・4E2C〕 〔音〕リャク(呉)(漢) 〔訓〕はぶく・ほぼ [意味] ①治める。いとなむ。「経略」 ②かすめ取る。(同)掠。「略奪・攻略・侵略」 ③はかりごと。「戦略・策略」 ④はぶく。簡単にする。「敬称を略す」「省略・前略・簡略」。おおまか。あらまし(の)。「略式・略字・略称・大略」▶副詞に用いて「ほぼ」とよむ。 [解字] 形声。「田」+音符「各」。田に道をつけてけじめをつける、近道をつくって横切る意。転じて、境界の内を治める、手数をはぶく、という意味になった。[畧]は異体字。 [下ツキ 英略・概略・簡略・機略・軍略・経略・計略・下略・寇略・後略・攻略・較略・劫略・才略・策略・商略・抄略・省略・上略・侵略・政略・節略・戦略・前略・疎略・粗略・大略・奪略・胆略・中略・治略・知略・党略・武略・兵略・方略・謀略・雄略・六韜三略

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