ほぼ【^▽略・^▽粗】 副だいたい。あらかた。 「準備は━整った」 「客席は━満員になった」 「駅までは━五キロメートルある」 「成功は━間違いない」

りゃく【略】 名はぶくこと。省略。 「以下━」 「一部━」 （造） おおよそ。あらまし。 「━年表・━図」 はかりごと。 「策━・戦━」 かすめとる。 「━奪」 「侵━」 ◇「掠」に通じる。

りゃく‐が【略画】_━グヮ 名細部を省略して描いた大まかな絵。

りゃく‐ぎ【略儀】 名正式な儀礼の一部をはぶいて簡略にしたやり方。 「━ながら書面を以てお知らせ申し上げます」

りゃく‐げん【略言】 名 自他サ変簡略に要約して述べること。また、そのことば。 「━すれば…」 「拙論を━する」 語中で連続する二つの音節が結合し、一音節が省略された語形になること。「ながあめ（長雨）」が「ながめ」、「くすりし（薬師）」が「くすし」となる類。略音。約音。

りゃく‐ご【略語】 名語形の一部分を省略して簡略にした語。「中学校」を「中学」、「特別急行」を「特急」、「パーソナルコンピューター」を「パソコン」とするなどの類。また、頭文字だけをとった「DNA」などの類。

りゃく‐ごう【略号】_━ガウ 名ある事物を簡略に表示するために使う記号。鉄道車両の表示で食堂車を「シ」、無蓋_むがい車を「ト」とするなどの類。

りゃく‐じ【略字】 名漢字の点画の一部を省略して簡略にしたもの。略体字。「藝」を「芸」、「醫」を「医」などと書く類。

りゃく‐しき【略式】 名正式な手続きの一部をはぶいて簡単にした形式であること。 「━の礼服」 「━手続（＝簡易裁判所が公判を開かず、書面審査だけで罰金・科料を言い渡す簡易な裁判手続）」 ⇔正式・本式

りゃく‐しゅ【略取】 名・他サ変 兵力などを用いて奪い取ること。 暴行・脅迫などによって人を連れ去ること。 「━誘拐罪」

りゃく‐じゅ【略^▼綬】 名勲章・褒章_{ほうしょう}の代わりにつける略式の綬。正式のものと同色で作られる。

りゃく‐じゅつ【略述】 名・他サ変要点だけを残して簡略に述べること。略叙。 ⇔詳述

りゃく‐しょう【略称】 名・他サ変正式名称の一部を省略して簡略に呼ぶこと。また、その呼び方。「国際連合」を「国連」、「日米安全保障条約」を「安保」と呼ぶ類。

りゃく‐しょう【略章】_━シャウ 名略式の勲章・記章。

りゃく・す【略す】 他五一部分をはぶく。また、一部をはぶいて簡単にする。 「説明を━」 「『北海道大学』を━・して『北大』という」 ＝略する

りゃく‐ず【略図】_━ヅ 名細部は省略して要所だけを描いた図。 「会場周辺の━」

りゃく・する【略する】 他サ変→略す りゃく・す（サ変） 関連語 大分類‖扱い‖あつかい 中分類‖除去‖じょきょ

りゃく‐せつ【略説】 名・他サ変要点だけを簡略に説明すること。また、その説明。 「近代史━」 ⇔詳説

りゃく‐そう【略装】_━サウ 名略式の服装。略服。 ⇔正装

りゃく‐たい【略体】 名 本来の形を簡略にした形。 「━の観艦式」 略した字体。略字。

りゃく‐だつ【略奪（^▼掠奪）】 名・他サ変暴力でむりやり奪い取ること。奪略。 「財宝を━する」 関連語 大分類‖得る‖える 中分類‖奪う‖うばう

りゃく‐でん【略伝】 名主要な経歴だけを簡単にまとめた伝記。 ⇔詳伝

りゃく‐ひつ【略筆】 名・他サ変 要点以外をはぶいて書くこと。また、その文章。省筆。略文。 文字の点画を略して書くこと。また、その文字。略字。

りゃく‐ひょう【略表】_━ヘウ 名概略だけを示した簡単な表。

りゃく‐ふ【略譜】 名 主要な人物だけを記した簡略な系譜。 「徳川家の━」 五線譜に対して、数字などで表した簡略な楽譜。 ⇔本譜

りゃく‐ふく【略服】 名略式の衣服。略装。

りゃく‐ほんれき【略本暦】 名本暦から主要な事項だけを抜き出して作った簡略な暦。略暦。→本暦

りゃく‐れき【略歴】 名おおまかな経歴。また、それを記したもの。 「執筆者の━」

りゃっ‐かい【略解】_リャク━ 名・他サ変要点だけを簡単に解釈すること。また、その書。りゃくげ。 「源氏物語━」 ⇔詳解・精解

りゃっ‐き【略記】_リャク━ 名・他サ変要点だけを簡潔に記すこと。また、記したもの。 「経歴を━する」