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とう【登】🔗⭐🔉
とう【登】
(慣用音はト)能登国のとのくにの略。
とう‐い【登位】‥ヰ🔗⭐🔉
とう‐い【登位】‥ヰ
君主が位につくこと。登極。即位。
とう‐いん【登院】‥ヰン🔗⭐🔉
とう‐いん【登院】‥ヰン
院と名のつく機関へ出向くこと。特に、議員として衆議院・参議院に出席すること。
⇒とういん‐ていし【登院停止】
とういん‐ていし【登院停止】‥ヰン‥🔗⭐🔉
とういん‐ていし【登院停止】‥ヰン‥
衆参両院議員に対する懲罰の一種。登院をある期間停止するもの。期間は30日以内。
⇒とう‐いん【登院】
とう‐えん【登園】‥ヱン🔗⭐🔉
とう‐えん【登園】‥ヱン
園児が幼稚園や保育園へ行くこと。
○桃園に義を結ぶとうえんにぎをむすぶ
[三国志演義]劉備・関羽・張飛の三豪傑が桃園で義兄弟の契りを結んだ故事。
⇒とう‐えん【桃園】
とう‐か【登花】‥クワ🔗⭐🔉
とう‐か【登花】‥クワ
完全な雌しべをもち、開花後に果実を生じる花。↔不登花
とう‐か【登科】‥クワ🔗⭐🔉
とう‐か【登科】‥クワ
中国で科挙に及第すること。転じて、一般に、試験に及第すること。太平記2「十題判断の―」
とう‐か【登遐】🔗⭐🔉
とう‐か【登遐】
(とおい天に登る意)天子の崩御をいう語。「登霞」とも書く。
とうか‐でん【登花殿・登華殿】‥クワ‥🔗⭐🔉
とうか‐でん【登花殿・登華殿】‥クワ‥
平安京内裏の殿舎の一つ。皇后・女御などの室。弘徽殿の北、貞観殿の西にあった。→内裏(図)
とう‐き【登記】🔗⭐🔉
とう‐き【登記】
権利の得喪・変更などを広く社会に公示するため、所定の事項を帳簿に記録すること。また、その記載。不動産登記・商業登記・法人登記などがある。
⇒とうき‐しきべつ‐じょうほう【登記識別情報】
⇒とうき‐しょ【登記所】
⇒とうきずみ‐しょう【登記済証】
⇒とうき‐せん【登記船】
⇒とうき‐ぼ【登記簿】
⇒とうき‐ほう【登記法】
⇒とうき‐めいぎ【登記名義】
とうき‐しきべつ‐じょうほう【登記識別情報】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
とうき‐しきべつ‐じょうほう【登記識別情報】‥ジヤウ‥
従来の登記済証に代わる、不動産・名義人ごとに発行される符号の組合せ。
⇒とう‐き【登記】
とうき‐しょ【登記所】🔗⭐🔉
とうき‐しょ【登記所】
登記事務を管掌する官署。不動産登記法上、法務局・地方法務局およびその支局・出張所がこれに当たる。
⇒とう‐き【登記】
とうきずみ‐しょう【登記済証】🔗⭐🔉
とうきずみ‐しょう【登記済証】
登記の完了を証明する書面。通称、権利証。2004年以後、登記識別情報等に代わる。
⇒とう‐き【登記】
とうき‐せん【登記船】🔗⭐🔉
とうき‐ぼ【登記簿】🔗⭐🔉
とうき‐ぼ【登記簿】
登記事項を記載するため、登記所に備え付けられる公の帳簿。
⇒とう‐き【登記】
とうき‐ほう【登記法】‥ハフ🔗⭐🔉
とうき‐ほう【登記法】‥ハフ
登記に関する法規の総称。不動産登記・船舶登記・商業登記などに関しそれぞれ特別法がある。
⇒とう‐き【登記】
とうき‐めいぎ【登記名義】🔗⭐🔉
とうき‐めいぎ【登記名義】
登記簿上、権利者として記載されている名義。
⇒とう‐き【登記】
とう‐きょく【登極】🔗⭐🔉
とう‐きょく【登極】
天皇が即位すること。太平記21「それ継体君―の御時、様々の大礼有るべし」
⇒とうきょく‐れい【登極令】
とうきょく‐れい【登極令】🔗⭐🔉
とうきょく‐れい【登極令】
天皇の践祚および即位礼と大嘗祭・元号などに関して規定した旧皇室令。1909年(明治42)公布。
⇒とう‐きょく【登極】
とうげん‐れい【登舷礼】🔗⭐🔉
とうげん‐れい【登舷礼】
海軍礼式の一種。乗員全部を艦の両舷に整列させて、貴顕の送迎および出征・遠航の軍艦に対して敬意を表する。
とう‐こう【登校】‥カウ🔗⭐🔉
とう‐こう【登校】‥カウ
授業を受けるため学校に行くこと。「集団―」↔下校げこう。
⇒とうこう‐きょひ【登校拒否】
とう‐こう【登降】‥カウ🔗⭐🔉
とう‐こう【登降】‥カウ
のぼることとくだること。あがりおり。昇降。
とう‐こう【登高】‥カウ🔗⭐🔉
とう‐こう【登高】‥カウ
①高い所にのぼること。
②中国で、陰暦9月9日、丘にのぼり菊酒を飲む行事。高きに登る。〈[季]秋〉。→重陽ちょうよう
とうこう‐きょひ【登校拒否】‥カウ‥🔗⭐🔉
とうこう‐きょひ【登校拒否】‥カウ‥
(→)不登校に同じ。
⇒とう‐こう【登校】
とう‐さい【登載】🔗⭐🔉
とう‐さい【登載】
文章に記し載せること。記載。特に、新聞・雑誌などに書いて載せること。掲載。
とう‐じゅく【登熟】🔗⭐🔉
とう‐じゅく【登熟】
穀物やマメ類の種子が次第に発育・肥大し、炭水化物や蛋白質が集積されること。
とう‐しょう【登省】‥シヤウ🔗⭐🔉
とう‐しょう【登省】‥シヤウ
①式部省の試験を受けること。
②内閣の諸省に出勤すること。
とう‐じょう【登城】‥ジヤウ🔗⭐🔉
とう‐じょう【登城】‥ジヤウ
⇒とじょう
とう‐じょう【登場】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
とう‐じょう【登場】‥ヂヤウ
舞台・場面に人物や事物があらわれること。「―人物」「新兵器が―する」
とう‐しん【登進】🔗⭐🔉
とう‐しん【登進】
官職・地位などがのぼりすすむこと。
とう‐せん【登仙】🔗⭐🔉
とう‐せん【登仙】
①仙人となって天にのぼること。「羽化―」
②貴人の死去の尊敬語。上僊。
とう‐せん【登船】🔗⭐🔉
とう‐せん【登船】
船に乗ること。
とう‐そ【登祚】🔗⭐🔉
とう‐そ【登祚】
天子の位にのぼること。即位。
とう‐だい【登第】🔗⭐🔉
とう‐だい【登第】
試験に及第すること。
とう‐だん【登壇】🔗⭐🔉
とう‐だん【登壇】
①壇上に登ること。「講演者が―する」↔降壇。
②(→)入壇にゅうだんに同じ。
とう‐ちょう【登庁】‥チヤウ🔗⭐🔉
とう‐ちょう【登庁】‥チヤウ
官庁に出勤すること。「初―」↔退庁
とう‐ちょう【登頂】‥チヤウ🔗⭐🔉
とう‐ちょう【登頂】‥チヤウ
山などの頂上に登ること。とちょう。
とう‐とう【登登】🔗⭐🔉
とう‐とう【登登】
どこまでも高くつづいているさま。
とう‐はん【登坂】🔗⭐🔉
とう‐はん【登坂】
(トハンとも)(車両が)坂を登ること。
⇒とうはん‐しゃせん【登坂車線】
とう‐はん【登攀】🔗⭐🔉
とう‐はん【登攀】
山や高所によじのぼること。「岩壁を―する」
とう‐ばん【登板】🔗⭐🔉
とう‐ばん【登板】
野球で、投手板に立つこと。すなわち、投手として出場すること。「ストッパーが―する」↔降板
とうはん‐しゃせん【登坂車線】🔗⭐🔉
とうはん‐しゃせん【登坂車線】
道路の上り坂で速度の遅くなる車両のために特に設けられている車線。
⇒とう‐はん【登坂】
とう‐ぼ【登簿】🔗⭐🔉
とう‐ぼ【登簿】
官公署の所定の帳簿に登録すること。
⇒とうぼ‐せん【登簿船】
⇒とうぼ‐トンすう【登簿噸数】
とうぼ‐せん【登簿船】🔗⭐🔉
とうぼ‐せん【登簿船】
船舶登記簿に登記される、総トン数20トン以上の船舶。登記した後、船舶原簿に登録する。登記船。
⇒とう‐ぼ【登簿】
とうぼ‐トンすう【登簿噸数】🔗⭐🔉
とうぼ‐トンすう【登簿噸数】
(→)純噸数じゅんトンすうに同じ。
⇒とう‐ぼ【登簿】
とう‐よう【登用・登庸】🔗⭐🔉
とう‐よう【登用・登庸】
官職などに、人材を引きあげ用いること。「新人を―する」「―試験」
とう‐りゅうもん【登竜門】🔗⭐🔉
とう‐りゅうもん【登竜門】
[後漢書党錮伝、李膺](竜門は中国の黄河中流の急流で、ここを登った鯉は竜になるといわれたことから)困難ではあるが、そこを突破すれば立身出世ができる関門。「作家の―」
とう‐りょうもん【登竜門】🔗⭐🔉
とう‐りょうもん【登竜門】
⇒とうりゅうもん
とう‐りん【登臨】🔗⭐🔉
とう‐りん【登臨】
①高所に登って眺め見おろすこと。
②君位に登って民を治めること。
とう‐ろう【登楼】🔗⭐🔉
とう‐ろう【登楼】
①たかどのに登ること。
②妓楼に上がって遊興すること。
とう‐ろく【登録】🔗⭐🔉
とう‐ろく【登録】
①帳簿にしるしのせること。「会員として―する」
②〔法〕一定の事項を公証するために、公簿に記載すること。
⇒とうろく‐いしょう【登録意匠】
⇒とうろく‐こうさい【登録公債】
⇒とうろく‐しち【登録質】
⇒とうろく‐しょうひょう【登録商標】
とうろく‐いしょう【登録意匠】‥シヤウ🔗⭐🔉
とうろく‐いしょう【登録意匠】‥シヤウ
意匠法に基づき、特許庁での登録の手続を経た意匠。
⇒とう‐ろく【登録】
とうろく‐こうさい【登録公債】🔗⭐🔉
とうろく‐こうさい【登録公債】
債権者名・債権額などを公債登録簿に登録するだけで、証券を発行しない公債。帳簿公債。
⇒とう‐ろく【登録】
とうろく‐しち【登録質】🔗⭐🔉
とうろく‐しち【登録質】
動産抵当のこと。
⇒とう‐ろく【登録】
とうろく‐しょうひょう【登録商標】‥シヤウヘウ🔗⭐🔉
とうろく‐しょうひょう【登録商標】‥シヤウヘウ
商標法に基づき、特許庁での登録の手続を経た商標。
⇒とう‐ろく【登録】
と‐えい【登営】🔗⭐🔉
と‐えい【登営】
営中、すなわち幕府に出仕すること。とうえい。
と‐きょう【登京】‥キヤウ🔗⭐🔉
と‐きょう【登京】‥キヤウ
(トウキョウとも。明治初期の語)都へ行くこと。上京。
と‐ざん【登山】🔗⭐🔉
と‐ざん【登山】
①山にのぼること。山登り。〈[季]夏〉。「富士―」「―口」
②⇒とうざん。
⇒とざん‐てつどう【登山鉄道】
とざん‐てつどう【登山鉄道】‥ダウ🔗⭐🔉
とざん‐てつどう【登山鉄道】‥ダウ
山麓と山腹と、または山腹と山頂付近との間に敷設する登山用の鉄道。登山電車。
⇒と‐ざん【登山】
と‐じょう【登城】‥ジヤウ🔗⭐🔉
と‐じょう【登城】‥ジヤウ
城に参上すること。↔下城
と‐じょう【登場】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
と‐じょう【登場】‥ヂヤウ
⇒とうじょう
と‐ちょう【登頂】‥チヤウ🔗⭐🔉
と‐ちょう【登頂】‥チヤウ
⇒とうちょう
とばり【登張】🔗⭐🔉
とばり【登張】
姓氏の一つ。
⇒とばり‐ちくふう【登張竹風】
とばり‐ちくふう【登張竹風】🔗⭐🔉
とばり‐ちくふう【登張竹風】
独文学者・評論家。本名、信一郎。広島県生れ。東大卒。「帝国文学」によって高山樗牛と共にニーチェ主義を鼓吹。のち二高で教授。「大独日辞典」を編。(1873〜1955)
⇒とばり【登張】
とみ【登美・鳥見・迹見】🔗⭐🔉
とみ【登美・鳥見・迹見】
(→)鳥見山とみやまに同じ。
とめ【登米】🔗⭐🔉
とめ【登米】
宮城県北東部の市。稲作が盛ん。東部の登米とよま町はもと伊達氏2万石の城下町。北西部にラムサール条約湿地の伊豆沼・内沼がある。人口8万9千。
とろ‐いせき【登呂遺跡】‥ヰ‥🔗⭐🔉
とろ‐いせき【登呂遺跡】‥ヰ‥
静岡市駿河区登呂にある弥生時代後期の遺跡。1943年発見。住居跡・水田跡および多種の木製出土品により、当時の農村集落の実態を示したものとして有名。
登呂遺跡
撮影:山梨勝弘
のぼり【上り・登り・昇り】🔗⭐🔉
のぼり【上り・登り・昇り】
①のぼること。高い所へ行くこと。また、その道。
②地方から都に向かって行くこと。上京。平家物語3「この瀬にも漏れさせ給ひて、御―も候はず」
③京都で、北(内裏の方角)に向かって行くこと。平家物語9「義仲は河原を―に落ち候ひつるを」
④その路線の起点(原則として東京方面)へ向かって行く列車やバス。「―の新幹線」
⑤袍ほうなどの衽おくみ。→闕腋けってきの袍(図)。
⇒のぼり‐あきない【上り商い】
⇒のぼり‐あゆ【上り鮎】
⇒のぼり‐うま【上り馬】
⇒のぼり‐おそい【上り襲】
⇒のぼり‐がく【昇楽・登楽】
⇒のぼり‐がま【上り窯・登り窯】
⇒のぼり‐き【上り気】
⇒のぼり‐くだり【上り下り】
⇒のぼり‐くち【上り口・登り口】
⇒のぼり‐こうらん【登高欄】
⇒のぼり‐ざか【上り坂・登り坂】
⇒のぼり‐しお【上り潮】
⇒のぼり‐すがた【上り姿】
⇒のぼり‐せ【上り瀬】
⇒のぼり‐ちょうし【上り調子】
⇒のぼり‐づき【上り月】
⇒のぼり‐のき【登軒】
⇒のぼり‐ば【上り羽】
⇒のぼり‐はし【登階・登梯】
⇒のぼり‐ばり【登梁】
⇒のぼり‐びより【上り日和】
⇒のぼり‐ふじ【昇り藤】
⇒のぼり‐ぶね【上り船】
⇒のぼり‐ほ【上り帆】
⇒のぼり‐やな【上り簗】
⇒のぼり‐りゅう【昇り竜・登り竜】
のぼり‐がく【昇楽・登楽】🔗⭐🔉
のぼり‐がく【昇楽・登楽】
〔仏〕
⇒しょうがく。
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼり‐がま【上り窯・登り窯】🔗⭐🔉
のぼり‐がま【上り窯・登り窯】
陶磁器を焼く窯の一つ。山麓の傾斜に沿って粘土で階段状に築き、下室から漸次に上室へ焼き上げるもの。上室では下室の余熱を利用。
登り窯
撮影:関戸 勇
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼり‐くち【上り口・登り口】🔗⭐🔉
のぼり‐くち【上り口・登り口】
階段・坂路・山路などの、のぼりはじめる所。
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼり‐こうらん【登高欄】‥カウ‥🔗⭐🔉
のぼり‐こうらん【登高欄】‥カウ‥
階段の高欄。
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼり‐ざか【上り坂・登り坂】🔗⭐🔉
のぼり‐ざか【上り坂・登り坂】
①のぼる坂路。
②次第に盛況に向かうこと。上昇状態にあること。「成績は―だ」
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼり‐のき【登軒】🔗⭐🔉
のぼり‐のき【登軒】
〔建〕破風はふに沿った勾配付きの軒。傍軒そばのき。
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼり‐はし【登階・登梯】🔗⭐🔉
のぼり‐はし【登階・登梯】
①はしご。
②はしごの形をした指物さしもの。甲陽軍鑑11「矢島久左衛門…―を指物にし」
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼり‐ばり【登梁】🔗⭐🔉
のぼり‐ばり【登梁】
小屋組で、傾斜して架けられた梁。登り木。登り。
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼりべつ【登別】🔗⭐🔉
のぼりべつ【登別】
北海道南西部、太平洋岸の温泉観光都市。人口5万3千。
⇒のぼりべつ‐おんせん【登別温泉】
のぼりべつ‐おんせん【登別温泉】‥ヲン‥🔗⭐🔉
のぼりべつ‐おんせん【登別温泉】‥ヲン‥
登別市にある温泉。登別川の支流、紅葉谷の渓谷にあり、標高200メートル。泉質は含アルミニウム泉・硫黄泉など。
登別温泉
撮影:新海良夫
登別温泉(地獄谷)
撮影:新海良夫
⇒のぼりべつ【登別】
登別温泉(地獄谷)
撮影:新海良夫
⇒のぼりべつ【登別】
のぼり‐りゅう【昇り竜・登り竜】🔗⭐🔉
のぼり‐りゅう【昇り竜・登り竜】
天に上ろうとする竜。また、そのさまを描いた絵。のぼりりょう。
⇒のぼり【上り・登り・昇り】
のぼ・る【上る・登る・昇る】🔗⭐🔉
のぼ・る【上る・登る・昇る】
〔自五〕
(順々にたどって高い所へ行く)
①高い所へ行く。万葉集7「志賀の白水郎あまの塩焼く煙風をいたみ立ちは―・らず山にたなびく」。大鏡時平「階はしに―・りて見るに」。日葡辞書「ヘイニテヲカケテ、ドウジニノボリコエントシケルトコロヲ」。「空に日が―・る」「木に―・る」
②上流へ進む。さかのぼる。万葉集18「夏の夜は道たづたづし船に乗り川の瀬ごとに棹さし―・れ」。「魚が川を―・る」
③昔にさかのぼる。源氏物語若菜下「―・りての世を聞き合せ侍らねばにや」
④京へ行く。都へ向かって行く。万葉集20「大君の命みことかしこみ於保の浦を背向そがいに見つつ都へ―・る」
⑤(内裏が北にある京都市中を)北に行く。あがる。
⑥貴人の御座近くへ参上する。更級日記「梅壺の女御の―・らせ給ふなる音なひ、いみじく心にくく優なるにも」
⑦高い位につく。昇進する。源氏物語桐壺「帝王の、上なき位に―・るべき相そうおはします人の」。源氏物語絵合「齢足らで官位高く―・り世に抜けぬる人の」
⑧物の上に置かれる。「食卓に―・る」
⑨のぼせる。逆上する。源氏物語若菜下「つつましと物を思ひつるに、気の―・りぬるにや」
⑩(→)対策1のために出場する。宇津保物語俊蔭「度々―・りたる学生のをのこども、才ある男手惑ひをして、一くだりの文を奉らぬに」
⑪数量がある程度に達する。「死者数千に―・る」
⑫取り出して示される。提示される。取り扱われる。「話題に―・る」
◇広く一般には「上」を使う。「登」は、山や木などの高い所へ意図的に進んだり、演壇・マウンドなどにあがったりする場合に、「昇」は、太陽や月が空高く現れたり、煙が勢いよく上方へ流れる、またエレベーターなどで建物の上階へ一気に至る、さらには高い地位に就く場合などに使う。
み‐のぼ・る【登る】🔗⭐🔉
み‐のぼ・る【登る】
〔自四〕
穀物などがみのる。成熟する。浮世物語「稲を損ひ、―・ること無く満作にも無きを」
[漢]登🔗⭐🔉
登 字形
筆順
〔癶部7画/12画/教育/3748・4550〕
〔音〕トウ(呉)(漢) ト(慣)
〔訓〕のぼる (名)みのる
[意味]
①高い所に上がる。のぼる。「登山とざん・とうざん・登頂・登壇・先登」
②(勤務している)公の場所へ行く。つとめに出向く。「登庁・登城とじょう・登校」
③高い地位につく・つける。のぼる。のぼせる。「登用・登極・登科」
④公のものに記載する。「登記・登録・登載」
[解字]
形声。「癶」(=足ぶみする)+音符「豆」(=たかつき)。たかい所にあがる意。
筆順
〔癶部7画/12画/教育/3748・4550〕
〔音〕トウ(呉)(漢) ト(慣)
〔訓〕のぼる (名)みのる
[意味]
①高い所に上がる。のぼる。「登山とざん・とうざん・登頂・登壇・先登」
②(勤務している)公の場所へ行く。つとめに出向く。「登庁・登城とじょう・登校」
③高い地位につく・つける。のぼる。のぼせる。「登用・登極・登科」
④公のものに記載する。「登記・登録・登載」
[解字]
形声。「癶」(=足ぶみする)+音符「豆」(=たかつき)。たかい所にあがる意。
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