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ざくろ【石榴・柘榴・若榴】🔗🔉

ざくろ石榴・柘榴・若榴】 ザクロ科の落葉高木。ペルシア・インド原産で、栽培の歴史はきわめて古い。高さ5〜10メートル。幹には瘤こぶが多く枝に棘とげがある。葉は細い楕円形で対生、つやがある。6月ごろ鮮紅色5弁の花を開き、果実は大きな球形。果皮は黄紅色で黒斑があり、秋に熟すると裂けて多数の種子を一部露出する。種皮は生食し、また果実酒を作る。樹皮は煎じて駆虫剤、材は硬く装飾用の柱などに使う。また、通常は結実しない観賞用のハナザクロがある。色玉。じゃくろ。〈[季]秋〉。「石榴の花」は〈[季]夏〉。本草和名「安石榴…和名佐久呂」 ざくろ ザクロ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ザクロ(実) 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒ざくろ‐いし【石榴石】 ⇒ざくろ‐ぐち【石榴口】 ⇒ざくろ‐そう【石榴草】 ⇒ざくろ‐ばな【石榴鼻】 ⇒ざくろ‐ぶろ【石榴風呂】

ざくろ‐いし【石榴石】🔗🔉

ざくろ‐いし石榴石】 マグネシウム・鉄・マンガン・カルシウム・アルミニウムなどを含むケイ酸塩鉱物の一群。火成岩・変成岩中に産し、それらを源とする砂礫層中に濃集することがある。等軸晶系で、無色または黄・褐・赤・緑・黒色。主に研磨材。硬度7。透明で深紅色の美しいものは飾石・宝石にする。ガーネット。 ガーネット各種 撮影:関戸 勇 石榴石 撮影:松原 聰 ⇒ざくろ【石榴・柘榴・若榴】

ざくろ‐ぐち【石榴口】🔗🔉

ざくろ‐ぐち石榴口】 ①江戸時代の銭湯の湯ぶねの入口。湯のさめるのを防ぐために、湯ぶねの前部を板戸で深くおおったもの。体を屈かがめて中に入る。ザクロの実の酢は鏡の金属面をみがく料となるから、「屈み入る」と「鏡要る」とをかけた名という。浮世風呂3「はい、まづおさきへと、―へはいる」 石榴口 ②裂け開いた口。はぜぐち。 ⇒ざくろ【石榴・柘榴・若榴】

ざくろ‐そう【石榴草】‥サウ🔗🔉

ざくろ‐そう石榴草‥サウ ザクロソウ科の一年草。畑や路傍の雑草。高さ約10センチメートル。葉は対生、線形で小さいが、ザクロの葉に似る。夏に黄褐色の細花を開き、蒴果さくかを結ぶ。粟米草。 ⇒ざくろ【石榴・柘榴・若榴】

ざくろ‐ばな【石榴鼻】🔗🔉

ざくろ‐ばな石榴鼻】 鼻の頭が赤くぶつぶつとふくれ、ザクロの種子のように見えるもの。酒皶鼻しゅさび→酒皶⇒ざくろ【石榴・柘榴・若榴】

ざくろ‐ぶろ【石榴風呂】🔗🔉

ざくろ‐ぶろ石榴風呂】 ざくろ口のある風呂。じゃくろぶろ。醒睡笑「たてあけの戸なきを―とは…かがみいるとの心なり」 ⇒ざくろ【石榴・柘榴・若榴】

じゃくろ‐ざか【石榴ざか】🔗🔉

じゃくろ‐ざか石榴ざか】 ざくろの実に似た形の、鶏のとさか。〈日葡辞書〉 ⇒じゃくろ【石榴】

せき‐りゅう【石榴】‥リウ🔗🔉

せき‐りゅう石榴‥リウ 〔植〕ザクロの漢名。 ⇒せきりゅう‐し【石榴子】 ⇒せきりゅう‐ひ【石榴皮】

せきりゅう‐し【石榴子】‥リウ‥🔗🔉

せきりゅう‐し石榴子‥リウ‥ ザクロの果実。 ⇒せき‐りゅう【石榴】

せきりゅう‐ひ【石榴皮】‥リウ‥🔗🔉

せきりゅう‐ひ石榴皮‥リウ‥ ザクロの幹・枝および根の皮。条虫の駆除に用いる。 ⇒せき‐りゅう【石榴】

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