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うら‐やまし・い【羨ましい】🔗🔉

うら‐やまし・い羨ましい】 〔形〕[文]うらやま・し(シク) (「うら」は心、「やまし」は病む感じであるの意) ①他の様子を見て自分もそのようにありたいと思う気持である。伊勢物語「いとどしく過ぎゆく方の恋しきに―・しくもかへる波かな」。枕草子158「よき子ども持たる人、いみじう―・し」。「―・いカップル」 ②人の境遇・資質などが自分よりよいのを見てねたましい気持である。「暇な人が―・い」「―・い身分」

うら‐やみ【羨み】🔗🔉

うら‐やみ羨み】 うらやむこと。 ⇒うらやみ‐がお【羨み顔】

うらやみ‐がお【羨み顔】‥ガホ🔗🔉

うらやみ‐がお羨み顔‥ガホ うらやましそうな様子。源氏物語末摘花「橘の木の埋もれたる、御随身召して払はせ給ふ。―に松の木のおのれ起き返りて」 ⇒うら‐やみ【羨み】

うら‐や・む【羨む】🔗🔉

うら‐や・む羨む】 〔他五〕 (「心うら病む」の意) ①人の様子を見て、そのようにありたいと思う。古今和歌集「花をめで、鳥を―・み」 ②人の境遇・資質などが自分よりよいのを見てねたましく思う。ねたむ。推古紀「嫉妬うらやみねたむこと有ることなかれ」。「他人の幸福を―・む」

せん‐どう【羨道】‥ダウ🔗🔉

せん‐どう羨道‥ダウ (エンドウとも)横穴式石室の玄室と外部とをつなぐ通路部分。

せん‐ぼ【羨慕】🔗🔉

せん‐ぼ羨慕】 うらやみしたうこと。

せん‐ぼう【羨望】‥バウ🔗🔉

せん‐ぼう羨望‥バウ うらやましく思うこと。「―の的」「―のまなざしで見る」

せん‐もん【羨門】🔗🔉

せん‐もん羨門】 羨道せんどうの入口。えんもん。

とも・し【乏し・羨し】🔗🔉

とも・し乏し・羨し】 〔形シク〕 ①めずらしくて心がひかれる。万葉集14「坂越えて阿部の田のもに居るたづの―・しき君は明日さへもがも」 ②うらやましい。万葉集17「山吹のしげみ飛びくく鶯の声を聞くらむ君は―・しも」 ③物事が満ち足りない状態である。 ㋐不足である。とぼしい。万葉集18「思ほしきことも語らひ慰むる心はあらむを何しかも秋にしあらねば言どひの―・しき子ら」 ㋑貧しい。貧乏だ。徒然草「偽せんとは思はねど、―・しく、かなはぬ人のみあれば」

ともし・ぶ【乏しぶ・羨しぶ】🔗🔉

ともし・ぶ乏しぶ・羨しぶ】 〔他上二〕 うらやましく思う。万葉集17「音のみも名のみも聞きて―・ぶるがね」

ともし・む【乏しむ・羨しむ】🔗🔉

ともし・む乏しむ・羨しむ】 〔他下二〕 物足りなく感じさせる。万葉集11「今だにも目な―・めそ相見ずて恋ひむ年月久しけまくに」

[漢]羨🔗🔉

 字形 〔羊()部7画/13画/3302・4122〕 〔音〕セン(漢) エン(呉)(漢) 〔訓〕うらやむ・うらやましい [意味] [一]センうらやましく思う。うらやむ。うらやましがる。「羨望」 [二]エン墓穴の道。「羨道」 [解字] 形声。「羊」(=うまいごちそう)+音符「」(=よだれ)。うまい物を見てよだれを流す意。「」(=地名)は別字。

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