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しゃ【者】🔗⭐🔉
しゃ【者】
(「それしゃ」の略)その道になれた者。くろうと。特に芸娼妓。浮世床初「鯨人げいにんとはなんだ。…―の事だはナ。ムム仇文字か」
しゃ‐りゅう【者流】‥リウ🔗⭐🔉
しゃ‐りゅう【者流】‥リウ
(接尾語的に)そのたぐい。その仲間に属する者たち。「操觚そうこ―」「長袖ちょうしゅう―」
ていれ‐ば【者】🔗⭐🔉
ていれ‐ば【者】
〔接続〕
(鎌倉時代の語で、「てへれば」の転)されば。よって。太平記7「―、綸旨此の如し」
てえり【者】テヘリ🔗⭐🔉
てえり【者】テヘリ
(「と言へり」の約)…と言っている。古く詔勅・上奏文などに用いた語。後世、日記・記録などに「者」字を「てへり」と読んで伝えている。将門記「悪名の後に流つたわることを吟なげく―」
てえれ‐ば【者】テヘレバ🔗⭐🔉
てえれ‐ば【者】テヘレバ
〔接続〕
(「と言へれば」の約)…と言っているから。されば。平家物語4「―、ことに合力いたして、当寺の破滅を助けられば」
もの【者】🔗⭐🔉
もの【者】
①(修飾語を伴って)…である人。西大寺本最勝王経平安初期点「人として飢饉する者モノ無けむ」。「参加を希望する―」
②(代名詞的に)あいつ。今昔物語集28「―は極いみじき臆病の者よ」
③(漢文訓読の文脈で)事。西大寺本最勝王経平安初期点「願求する所の者モノには果し遂げずといふこと無けむ」。「特に強調する所以の―は」
もの‐ども【者共】🔗⭐🔉
もの‐ども【者共】
〔代〕
従者や身分の低い者を呼ぶのにいう語。その方ども。「―続け」
○物ともせずものともせず
困難や障害を何とも思わない。問題としない。「敵の攻撃を―突進する」
⇒もの【物】
もん【者】🔗⭐🔉
もん【者】
モノの音便。「若い―」
[漢]者🔗⭐🔉
者 字形
筆順
〔老(耂)部4画/8画/教育/2852・3C54〕
[者] 字形
〔老(耂)部5画/9画〕
〔音〕シャ(呉)(漢)
〔訓〕もの
[意味]
①もの。
㋐…する人。…である人。「学者・使者・冠者・王者・有力者・第三者」
㋑物事。「前者・後者・往者」
②主題を強調して提示する助字。…は。…とは。「仁者人也=仁とは人なり」〔中庸〕「今者=いま」「向者=さきには」
③順接の意を示す助字。…ば。…すれば。「不者、若属皆且為所虜=しからずんば、なんじが属みなまさに虜とりこにする所とならんとす」〔史記〕「何者=なんとなれば」
④上に述べた内容を受ける字。変体漢文で用いられ、「てへり」「てへれば」とよむ。「建氏骨肉者=氏を建つれば骨肉なりてへり」〔将門記〕▶「てへり」は、「と言へり」の転。
[解字]
台の上に柴しばを集めて燃やすさまを描いた象形文字で、「煮」の原字。近いものを指示する「これ」の意に借用され、さらに、「…するもの」の意に転用された。
[下ツキ
医者・隠者・泳者・易者・益者・会者定離・演者・縁者・往者・王者・学者・冠者・患者・間者・記者・強者・狂者・業者・行者・御者・馭者・愚者・芸者・賢者・験者・巧者・後者・作者・識者・使者・死者・侍者・弱者・従者・儒者・傷者・勝者・杖者・盛者必衰・生者必滅・信者・仁者・聖者・拙者・選者・撰者・前者・壮者・奏者・走者・相者・尊者・第三者・他者・達者・治者・知者・長者・著者・適者生存・点者・当事者・道者・読者・度者・二者択一・忍者・念者・敗者・覇者・判者・被疑者・被験者・被治者・筆者・被傭者・評者・病者・貧者・富者・仏者・編者・卜者・牧者・武者・盲者・亡者・猛者もさ・役者・訳者・勇者・幼者・来者・癩者・力者・竪者・両者・礼者・聾者・論者



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