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きるなのねからかねのなるき【莫切自根金生木】🔗⭐🔉
きるなのねからかねのなるき【莫切自根金生木】
黄表紙。3巻。唐来参和とうらいさんな作、喜多川千代女画。1785年(天明5)刊。金を持ち過ぎて苦しむという趣向で、世相・人情を逆説的に描く。題名は角書に「順廻能まわりのよい」とあり、金のめぐりのよいことを意味する回文。
→文献資料[莫切自根金生木]
なかれ【勿れ・莫れ・毋れ】🔗⭐🔉
なかれ【勿れ・莫れ・毋れ】
(ナクアレの約)動作の禁止に用いる語。…するな。「嘆く―」「事―主義」
な‐のり‐そ【莫告藻・神馬藻】🔗⭐🔉
な‐のり‐そ【莫告藻・神馬藻】
ホンダワラの古称。和歌では「なのりその」を、「名」「名告のる」にかかる序詞として用いる。〈[季]新年〉。万葉集3「みさごゐる磯廻いそみに生ふる―の名は告らしてよ親は知るとも」
⇒なのりそ‐も【莫告藻】
なのりそ‐も【莫告藻】🔗⭐🔉
なのりそ‐も【莫告藻】
(→)「なのりそ」に同じ。允恭紀「浜藻を号なづけて―と謂へり」
⇒な‐のり‐そ【莫告藻・神馬藻】
ばか【馬鹿・莫迦】🔗⭐🔉
ばか【馬鹿・莫迦】
(梵語moha(慕何)、すなわち無知の意からか。古くは僧侶の隠語。「馬鹿」は当て字)
①おろかなこと。社会的常識に欠けていること。また、その人。愚。愚人。あほう。〈文明本節用集〉。「専門―」
②取るに足りないつまらないこと。無益なこと。また、とんでもないこと。「―を言うな」「―なことをしたものだ」
③役に立たないこと。「蝶番ちょうつがいが―で戸が締まらない」
④馬鹿貝の略。夏目漱石、草枕「貝の殻は牡蠣かきか、―か、馬刀貝まてがいか」
⑤(接頭語的に)度はずれて、の意。「―ていねい」「―さわぎ」「―陽気」
→馬鹿に
⇒馬鹿と鋏は使いよう
⇒馬鹿にする
⇒馬鹿に付ける薬は無い
⇒馬鹿にならない
⇒馬鹿になる
⇒馬鹿の一つ覚え
⇒馬鹿は死ななきゃ直らない
⇒馬鹿も休み休み言え
⇒馬鹿を見る
ばく‐ぎゃく【莫逆】🔗⭐🔉
ばく‐ぎゃく【莫逆】
⇒ばくげき
ばく‐げき【莫逆】🔗⭐🔉
ばく‐げき【莫逆】
(バクギャクとも)[荘子大宗師](心に逆らう莫なしの意)意気投合してきわめて親密な間柄。「―の交わり」
⇒ばくげき‐の‐とも【莫逆の友】
ばくげき‐の‐とも【莫逆の友】🔗⭐🔉
ばくげき‐の‐とも【莫逆の友】
[梁書処士伝、何点]きわめて親密な友。親友。
⇒ばく‐げき【莫逆】
ばくげん【莫言】🔗⭐🔉
ばくげん【莫言】
(Moyan)中国の作家。本名、管謨業。山東生れ。農村の現実をマジック‐リアリズムで描く。作「赤い高粱一族」「酒国」「白檀の刑」。(1956〜)
ばく‐だい【莫大】🔗⭐🔉
ばく‐だい【莫大】
(古くはバクタイ。「これより大なるは莫なし」の意)きわめて大きいさま。最も多いさま。ひじょうに。たくさん。日葡辞書「バクタイノゴヲン(恩)」。「―な遺産」
ばく‐ばく【莫莫】🔗⭐🔉
ばく‐ばく【莫莫】
①草木が盛んに茂るさま。
②しずかなさま。
③清くてけがれのないさま。
ばくや【莫耶・莫邪】🔗⭐🔉
ばくや【莫耶・莫邪】
「干将莫耶かんしょうばくや」参照。
ばく‐れん【莫連】🔗⭐🔉
ばく‐れん【莫連】
世間ずれして、わるがしこいさま。また、そういう人。すれっからし。主として女にいう。誹風柳多留70「―な嚊かかア飯焚き引いて来る」。「―女」
まく‐も【莫目・莫牟】🔗⭐🔉
まく‐も【莫目・莫牟】
古代の高麗楽こまがく・百済楽に用いた三韓系の管楽器。竹の縦笛。今は廃絶。〈倭名類聚鈔4〉
まく‐もうぞう【莫妄想】‥マウザウ🔗⭐🔉
まく‐もうぞう【莫妄想】‥マウザウ
禅家の語。妄想することなかれ。妄想は判断・分別のこと。判断・分別に陥ることを戒める。
まな【勿・莫】🔗⭐🔉
まな【勿・莫】
〔副〕
禁止の語。「なかれ」よりは穏やかな言い方。…するな。法華義疏長保点「卿汝といふ言を作すこと勿マナ」
メリヤス【medias スペイン・莫大小・目利安】🔗⭐🔉
メリヤス【medias スペイン・莫大小・目利安】
綿糸・毛糸などをループ状の編み目の集合により、よく伸縮するように編んだもの。表と裏と編み目が異なる。猿蓑「はき心よき―の足袋」(凡兆)
⇒メリヤス‐あみ【メリヤス編み】
もうる【莫臥爾・莫臥児】🔗⭐🔉
もうる【莫臥爾・莫臥児】
⇒モール
モール【mogol ポルトガル・莫臥児】🔗⭐🔉
モール【mogol ポルトガル・莫臥児】
①(もとインドのモゴル(ムガル)帝国時代の特産という)緞子どんすに似た浮織の織物。経たては絹糸で、緯よこに金糸を用いたのを金モール、銀糸を用いたのを銀モールといい、後世は金糸または銀糸だけを撚より合わせたものをいう。
②金糸・銀糸・色糸を絡ませた飾り用ひも。
モール
撮影:関戸 勇
③針金に糸を撚りつけたもの。
⇒モール‐がわ【モール革】

[漢]莫🔗⭐🔉
莫 字形
〔艹部7画/10画/3992・477C〕
〔音〕バク(漢) マク(呉)
〔訓〕なし・なかれ
[意味]
①否定・禁止の助字。無い。なかれ。「莫大・莫逆」「酔うて沙場さじょうに臥す、君笑う莫なかれ」〔王翰〕
②むなしい。はてしなく広い。ひっそりしている。「索莫・落莫・寂莫せきばく・じゃくまく」
[解字]
会意。「艹」+「日」+「廾」。草むらの中に日が沈む様子を示す。「暮」の原字。隠れて見えない意から、①の意を生じた。
[難読]
莫大小メリヤス・莫臥爾モール・莫斯科モスクワ

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