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いぶかし・い【訝しい】🔗🔉

いぶかし・い訝しい】 〔形〕[文]いぶか・し(シク) (上代はイフカシと清音)物事の状況が不分明なので気にかかる意。 ①気がかりである。万葉集4「このころはいかに幸さきくや―・し吾妹」 ②(様子が分からないから)知りたい。見たい。聞きたい。源氏物語若紫「あはれなりつる有様も―・しくて、おはしぬ」 ③不審に思われる。うたがわしい。徒然草「横笛の五の穴は、いささか―・しき所の侍るか」。「彼の言動には―・い点がある」

いぶかし‐が・る【訝しがる】🔗🔉

いぶかし‐が・る訝しがる】 〔他五〕 いぶかしく思う。不審に思って知りたがる。土佐日記「そもそもいかが詠んだると―・りて問ふ」

いぶかし・む【訝しむ】🔗🔉

いぶかし・む訝しむ】 〔他五〕 いぶかしく思う。不審に思う。万葉集11「眉根まよね掻き下―・み思へるに」

いぶか・る【訝る】🔗🔉

いぶか・る訝る】 〔自五〕 (上代はイフカルと清音)様子がはっきりしないで、おぼつかなく思う。不審に思う。怪しむ。万葉集9「―・りし国のまほらを委曲つばらかに示し賜へば」。「彼の挙動を―・る」

[漢]訝🔗🔉

 字形 〔言部4画/11画/7535・6B43〕 〔音〕ゲン(慣) ガ(漢) ゲ(呉) 〔訓〕いぶかる・いぶかしい [意味] いぶかる。疑いあやしむ。「怪訝けげん

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