複数辞典一括検索+

み‐ものおもい【諒闇】‥モノオモヒ🔗🔉

み‐ものおもい諒闇‥モノオモヒ (「物思い」の尊敬語) ⇒りょうあん。綏靖紀「―の際に」 ○身も蓋もないみもふたもない 露骨すぎて、情味も含蓄もない。 ⇒み【身】 ○身も世もないみもよもない わが身も世間体も考えていられない。強い悲しみなどによって、常態ではいられない。身も世もあらず。「身も世もなく嘆き暮らす」 ⇒み【身】

りょう【諒】リヤウ🔗🔉

りょうリヤウ おもいやること。もっともだと認めること。 ⇒諒とする

りょう‐あん【諒闇・亮陰】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐あん諒闇・亮陰リヤウ‥ (「まことに暗し」の意)天子が父母の喪に服する期間。その期間は1年と定められ、国民も服喪した。みものおもい。ろうあん。古今和歌集哀傷「馴れ仕うまつりけるを、―になりにければ」

りょう‐かい【諒解】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐かい諒解リヤウ‥ 事情を汲んで承知すること。諒承。了解。

りょう‐さつ【諒察・亮察】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐さつ諒察・亮察リヤウ‥ (相手の状態を)思いやりをもって推察すること。

りょう‐じょ【諒恕】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐じょ諒恕リヤウ‥ 事情を思いやってゆるすこと。

りょう‐しょう【諒承】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しょう諒承リヤウ‥ 事情をくんで承知すること。了承。

りょう・する【諒する】リヤウ‥🔗🔉

りょう・する諒するリヤウ‥ 〔他サ変〕[文]諒す(サ変) 事情を汲んでとがめない。おもいやる。

○諒とするりょうとする🔗🔉

○諒とするりょうとする もっともだとする。よいとする。諒承する。 ⇒りょう【諒】 りょうとつ‐レンズ両凸レンズリヤウ‥ 両面共に凸面をなす凸レンズ。 りょう‐どなり両隣リヤウ‥ 自分の家の左右にある隣家。「向う三軒―」 りょう‐ない領内リヤウ‥ 領地のうち。領分のうち。 りょうながれ‐づくり両流造リヤウ‥ 神社本殿の一形式。切妻屋根を前後に長く葺きおろしたもの。厳島神社本殿はその一例。 りょう‐にく粱肉リヤウ‥ 上等の米と肉の意で、美食のこと。 りょう‐にせんせき良二千石リヤウ‥ (漢代に郡の太守の年俸が2千石だったからいう)太守・地方長官をほめていう語。りょうじせんせき。 りょう‐にらみ両睨みリヤウ‥ 両者に目を配り、その動向などに注意してどちらにも対応できるようにすること。 りょう‐にん両人リヤウ‥ ふたり。二人。 りょう‐にん良人リヤウ‥ ①妻から夫を呼ぶ称。おっと。りょうじん。 ②良民。ろうにん。 りょうにん良忍リヤウ‥ 平安後期の僧。融通念仏宗の開祖。尾張の人。比叡山・仁和寺に学んだ後、洛北大原に来迎院を営み、声明しょうみょうを大成。また融通念仏を創始、諸国を遍歴して教化し、摂津に大念仏寺を開く。諡号しごうは聖応大師。(1072〜1132) りょうねい遼寧レウ‥ (Liaoning)中国東北地方南部の省。鴨緑江おうりょっこうを隔てて、朝鮮と接する。面積15万平方キロメートル。省都は瀋陽しんよう。略称は遼。鉄鉱石・石炭が豊富で、各種の重工業が発達。→中華人民共和国(図) りょう‐のう良能リヤウ‥ 生まれながらにそなわっている才能。 りょう‐のう良農リヤウ‥ すぐれた農民。 りょう‐のう菱脳‥ナウ 「脳胞」参照。 りょう‐のう領納リヤウナフ ①了解すること。納得。神皇正統記「倭と書きてこの国の名に用ゐたるを、すなはち―して」 ②うけおさめること。領収。 りょう‐のう糧嚢リヤウナウ 食糧を入れて負い、または腰につけるふくろ。糧袋りょうたいりょう‐の‐うま寮の馬レウ‥ 左右馬寮めりょうで飼養する馬。御料の馬。平家物語6「寮の御馬に乗つてゆけ」 りょうのぎげ令義解リヤウ‥ 養老令の注釈書。10巻。勅命によって清原夏野を総裁とし小野篁たかむら・菅原清公らが撰進。従来の諸説を取捨し、令の解釈を統一。834年(承和1)から施行。 りょうのしゅうげ令集解リヤウ‥シフ‥ 養老令を注釈した諸家の私記を集大成した書。50巻中35巻が伝わる。9世紀後半、惟宗直本これむねのなおもと編。令義解が勅撰されたために私記が写されなくなったのを惜しんだもの。 りょう‐ば両刃リヤウ‥ 両側に刃のあること。また、その刃物。もろは。↔片刃 りょう‐ば良馬リヤウ‥ よい馬。駿馬しゅんめりょう‐ば料馬レウ‥ ある目的に使用する馬。 りょう‐ば猟場レフ‥ 狩猟する所。かりば。 りょう‐ば漁場レフ‥ 魚や貝をとる所。ぎょじょう。 りょう‐はい僚輩レウ‥ 同役のともがら。同僚。 りょう‐ばい良媒リヤウ‥ よい仲人。よい媒妁人。〈日葡辞書〉。徳冨蘆花、不如帰「此回このたび―ありて」 りょうはく‐さんち両白山地リヤウ‥ 富山・石川・福井・岐阜の県境にまたがる山地。白山を中心とする白山山地(加越山地)と、能郷のうごう白山(1617メートル)を中心とする越美山地をあわせていう。加濃越山地。 りょう‐はし両端リヤウ‥ 両方のはし。りょうたん。 りょうは‐せい凌波性】 船舶の、波浪中を航走できる性能。 りょう‐はだ両肌リヤウ‥ 左右両方の肩肌。もろはだ。 りょう‐ばつ両罰リヤウ‥ 〔法〕企業の従業者が業務に関して取締法規違反を犯した場合に、従業者とともに業務主をも処罰すること。一般に業務主には法人も含まれる。「―規定」 りょう‐ばば良馬場リヤウ‥ 乾いた状態の競馬の走路のこと。水分が多くなるにつれて、稍重ややおも・重・不良となる。 りょう‐はん両班リヤウ‥ ①〔仏〕(→)両序りょうじょ1の別称。 ②⇒ヤンバン りょう‐はん凌犯・陵犯】 しのぎおかすこと。 りょう‐はん量販リヤウ‥ ある種類の商品を大量に販売すること。マス‐セールス。「―店」 りょう‐ばん両番リヤウ‥ (→)両御番りょうごばんに同じ。 りょうばん‐こきょ竜蟠虎踞】 (「六朝事迹」にある諸葛亮の語)竜のようにわだかまり虎のようにうずくまる意で、地勢の要害堅固なことの形容。 りょう‐ばんしょ両番所リヤウ‥ 御守殿門ごしゅでんもんの左右に設けた唐破風造からはふづくりの番所。 りょう‐ひ良否リヤウ‥ 良いことと良くないこと。よしあし。「―を判定する」 りょう‐ひ寮費レウ‥ 寄宿費として寮に納める費用。 りょう‐ひつ良弼リヤウ‥ よい補佐役の臣。賢佐。平家物語3「昔の殷宗は夢のうちに―を得」 りょう‐ひつ良筆リヤウ‥ ①よい筆。 ②よい書。すぐれた文。 ③すぐれた書家。よい文章家。 りょう‐びょう霊病リヤウビヤウ 生霊いきりょう・死霊などがとりついてなる病。沙石集10「洛陽に或る女人、―ありて、種々に祈れどもしるしなし」 りょう‐びょう療病レウビヤウ 病気を治療すること。 りょう‐びらき両開きリヤウ‥ 扉が両方へ分かれてひらくこと。また、そのもの。観音開き。 りょう‐ひん良品リヤウ‥ よい品。佳品。 りょう‐びん両鬢リヤウ‥ 左右の鬢。双鬢。 りょう‐ふ両夫リヤウ‥ 二人のおっと。二夫じふ。「貞女―にまみえず」 りょう‐ふ猟夫レフ‥ かりゅうど。猟師。 りょう‐ぶ令法リヤウ‥ リョウブ科の落葉小高木。日本にはこの科はこの1種だけある。高さ約2〜5メートル。山地に自生。6月頃、白色の小5弁花を長い穂状につける。材は諸種の器を作り、若葉は煮て食用とする。古名、はたつもり(畑つ守)。〈[季]春〉 りょうぶ リョウブ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション りょう‐ぶ両部リヤウ‥ ①二つの部。両方の部分。 ②〔仏〕密教の二つの部門。金剛界と胎蔵界。金胎両部。両界。沙石集1「内宮外宮は―の大日とこそ習ひ伝へて侍れ」 ③両部神道の略。 ⇒りょうぶ‐しゅうごう‐しんとう【両部習合神道】 ⇒りょうぶ‐しんとう【両部神道】 ⇒りょうぶ‐とりい【両部鳥居】 ⇒りょうぶ‐まんだら【両部曼荼羅】 りょう‐ぶ凌侮・陵侮】 あなどりはずかしめること。 りょう‐ふう良風リヤウ‥ 善良な風習・風俗。「―美俗」 りょう‐ふう涼風リヤウ‥ すずしい風。すずかぜ。〈[季]夏〉 りょうぶ‐しゅうごう‐しんとう両部習合神道リヤウ‥シフガフ‥タウ (→)両部神道に同じ。 ⇒りょう‐ぶ【両部】 りょうぶ‐しんとう両部神道リヤウ‥タウ 真言宗の金剛・胎蔵両部の教理で神々の世界を説明しようとする神道説。本地垂迹ほんじすいじゃく説の根底をなす神仏調和の神道で、中世以降発達。御流・三輪流などの流派がある。明治以後、神仏混淆こんこうの禁止で衰頽。両部習合神道。神道習合教。 ⇒りょう‐ぶ【両部】 りょう‐ぶた両蓋リヤウ‥ 懐中時計の、両面に金属製の外蓋のあるもの。 りょうぶ‐とりい両部鳥居リヤウ‥ヰ 柱の前後に控柱ひかえばしらを設け、本柱と控柱との間に貫ぬきをつけた鳥居。神仏混淆の神社に多い。例えば敦賀つるがの気比けひ神宮の鳥居。権現鳥居。四脚鳥居。稚児柱鳥居。枠指わくざし鳥居。 両部鳥居 ⇒りょう‐ぶ【両部】 りょう‐ぶね漁船レフ‥ 漁をする船。りょうせん。ぎょせん。山家集「宇治川の早瀬落ち舞ふ―の」 りょうぶ‐まんだら両部曼荼羅リヤウ‥ 〔仏〕(→)両界曼荼羅に同じ。 ⇒りょう‐ぶ【両部】 りょう‐ぶん両分リヤウ‥ 二つに分けること。二分。 りょう‐ぶん領分リヤウ‥ ①領有する土地。領地。 ②勢力範囲。なわばり。「他人の―をおかす」 ③江戸時代、大名の封地の称。 りょう‐へい良平リヤウ‥ 漢の高祖の謀臣、張良と陳平。転じて、知略に長じた人にいう。 りょう‐へい良兵リヤウ‥ ①すぐれた兵士。 ②すぐれた武器。 りょう‐へん両辺リヤウ‥ ①二つの辺。二つのへり。両側。 ②二つの事柄。 りょう‐べん両便リヤウ‥ ①両方に便利なこと。 ②大便と小便。 りょうべん良弁リヤウ‥ ⇒ろうべん りょう‐ぼ良謨リヤウ‥ すぐれたはかりごと。よい計画。 りょう‐ぼ陵墓】 みささぎ。山陵。天皇・皇后・太皇太后および皇太后を葬る所を陵といい、その他の皇族を葬る所を墓という。 りょう‐ぼ寮母レウ‥ 学生寮・社員寮・母子生活支援施設・老人ホームなどで、入所者の世話をする女性。 りょう‐ぼ霊簿リヤウ‥ (レイボとも)(→)過去帳に同じ。 りょう‐ほう両方リヤウハウ (古くはリョウボウとも) ①二つの方面。 ②二つの物事のどちらも。双方。両者。「―揃う」↔片方。 ⇒りょうほう‐づな【両方綱】 りょう‐ほう良朋リヤウ‥ よいともだち。良友。 りょう‐ほう良法リヤウハフ よいしかた。すぐれた方法。 りょう‐ほう稜堡】 (bastion)城壁・要塞の突角部。16〜18世紀、ヨーロッパで大砲による攻防に備えて発達。城全体は星形をなし、函館の五稜郭はその一例。りょうほ。 りょう‐ほう領邦リヤウハウ (Territorium ドイツ)中世末期・近世のドイツで、皇帝(王)権の弱体化に伴い諸侯が事実上の主権を行使した領域。領邦国家。 りょう‐ほう療法レウハフ 治療の方法。「食事―」 りょうほう‐づな両方綱リヤウハウ‥ 和船の帆の両端に取り付けた数本ずつの細い綱。風向きに応じてこの綱により帆のふくらみを加減する。 ⇒りょう‐ほう【両方】 りょう‐ぼく良木リヤウ‥ よい木。良材。 りょう‐ぼく料木レウ‥ 所用の木材。材料に用いる木。 りょう‐ぼく梁木リヤウ‥ 体操用具の一種。地上に2本の高い柱を立て、その柱の頂に横木をわたし、その上を渡り歩くもの。 りょうぼ‐せい両墓制リヤウ‥ 死者を埋めた埋墓うめばかのほかに、死者の霊を祀り詣でるための詣墓まいりばかを別に作る慣習。 りょう‐ぼそ両細リヤウ‥ 両端が細くなっている箸。 りょう‐まい糧米リヤウ‥ 糧食の米。 りょう‐まえ両前リヤウマヘ (→)ダブル‐ブレストに同じ。↔片前 りょう‐まつ糧秣リヤウ‥ 軍隊で、兵と馬との糧食。兵糧とまぐさ。「―廠」 りょう‐マンガン‐こう菱マンガン鉱‥クワウ 淡い桃色から濃赤色を呈するマンガンの炭酸塩鉱物。マンガンの鉱石。 菱マンガン鉱 撮影:松原 聰 りょう‐み涼味リヤウ‥ すずしい感じ。すずしさ。 りょう‐みん良民リヤウ‥ ①善良な民。一般の人民。 ②律令制で、賤民に対しそれ以外の身分の者。公民。良人。 りょう‐むかい両向いリヤウムカヒ 互いに向かいあっていること。また、向かいあっている2軒の家。 りょう‐め両目リヤウ‥ 両方の目。両眼りょうがん⇒両目が開く りょう‐め竜馬⇒りゅうめ りょう‐め量目リヤウ‥ 品物の目方。はかりめ。かけめ。「―をごまかす」 りょう‐めい領命リヤウ‥ 命令を承ること。承知すること。

ろう‐あん【諒闇】ラウ‥🔗🔉

ろう‐あん諒闇ラウ‥ ⇒りょうあん。栄華物語鳥辺野「天下―になりぬ」

[漢]諒🔗🔉

 字形 〔言部8画/15画/人名/4642・4E4A〕 〔音〕リョウ〈リャウ〉(漢) 〔訓〕まこと (名)あきら・あき・まさ [意味] ①まこと。信実。うそいつわりがない。「その言を諒とする」「諒闇りょうあん」 ②もっともだと思う。「諒解・諒恕りょうじょ」 ▷現代表記では「了」と書くが、字音・字義ともに異なる。

広辞苑で始まるの検索結果 1-11