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お‐びと【首】🔗⭐🔉
お‐びと【首】
(オオヒト(大人)の約。オヒトとも。首長の意)
①古代の姓かばねの一つ。地方の県主あがたぬし・稲置いなぎや伴造とものみやつこに多い。おうと。
②相手を敬っていう語。允恭紀「―や、余あれ忘れじ」
くび【首・頸】🔗⭐🔉
くび【首・頸】
①脊椎動物の頭と胴とをつなぐ部分。頸部。万葉集4「わが恋は千引の石を七ばかり―にかけむも神の諸伏もろふし」
②衣服の、くびに当たる部分。
③物の、くびの形をした部分。「手―」「徳利の―」
㋐琴きんの狭くくびれている2部分のうち、本の方の部分。末の方は腰という。
㋑琵琶の胴の上部の細くなった部分。鹿頸ししくび。俗に棹さおという。
㋒薩摩琵琶の撥ばちのくびれている所。
④身体のくびより上の部分。かしら。あたま。こうべ。「―をはねる」
⑤解雇すること。馘首かくしゅ。「会社を―になった」
⑥顔。容貌。
⇒首が繋がる
⇒首が飛ぶ
⇒首が回らない
⇒首になる
⇒首に縄を付ける
⇒首の皮一枚
⇒首の座へ直る
⇒首振り三年
⇒首を洗って待つ
⇒首を傾げる
⇒首を切る
⇒首をすくめる
⇒首を挿げ替える
⇒首を縦に振る
⇒首を突っ込む
⇒首を長くする
⇒首を捻る
⇒首を横に振る
くび‐おけ【首桶】‥ヲケ🔗⭐🔉
くび‐おけ【首桶】‥ヲケ
討ちとった首を入れる桶。首入れ。
くび‐かざり【首飾り・頸飾り】🔗⭐🔉
くび‐かざり【首飾り・頸飾り】
首にかける装飾品。宝石・貴金属類などをつないで輪にしたもの。ネックレス。「真珠の―」
くび‐がってん【首合点】🔗⭐🔉
○首が繋がるくびがつながる🔗⭐🔉
○首が繋がるくびがつながる
首を斬られるはずのところを許される。免職・解雇などをまぬかれる。
⇒くび【首・頸】
○首が飛ぶくびがとぶ🔗⭐🔉
○首が飛ぶくびがとぶ
職をやめさせられる。首を切られる。首になる。「部下の不始末で部長の―」
⇒くび【首・頸】
○首が回らないくびがまわらない🔗⭐🔉
○首が回らないくびがまわらない
借金などで、どうにもやりくりがつかない。
⇒くび【首・頸】
くび‐かみ【頸上・首紙】
胡服系の袍ほう・襖あお類の盤領まるえりの部分名。先端に結び玉を作った紐を一方の襟先に縫い込み、他方の襟につけた受け羂わなにかける。→盤領あげくび→闕腋けってきの袍(図)
くび‐かり【首狩】
共同体の豊作・繁栄を求める儀礼的な目的のために、共同体外部の人の首を獲って保存する呪的・社会的慣行。かつては西アフリカ、東南アジア(アッサムなどの山地、台湾の山地先住民、島嶼とうしょ部)からオセアニアにかけて、さらに南米にも広く見られた。
くび‐かろうど【首唐櫃】‥カラウド
討ちとった首を入れるのに用いるからびつ。
くび‐き【軛・頸木・衡】
①車の轅ながえの端につけて、牛馬の後頸にかける横木。→牛車ぎっしゃ(図)。
②(比喩的に)自由を束縛するもの。「圧制の―」
⇒軛を争う
くびき‐ゆでん【頸城油田】
新潟県南西部、高田平野北部にある油田・天然ガス田。1959年頃より本格的に開発されたが、近年は産出量が減少。一部は海底油田。
くび‐きり【首切り・首斬り】
①刑罰の一つとして罪人の首を斬ること。また、その役目の人。
②免官・免職・解雇すること。馘首かくしゅ。「―反対」
③〔建〕柱などの周囲を輪状に切り込むこと。また、その切り込んだ部分。雨押え材を柱に食い込ませる場合などにいう。
⇒くびきり‐ぎす【首切りぎす】
⇒くびきり‐ちょう【首切り疔】
⇒くびきり‐ばった【首切り飛蝗】
くびきり‐ぎす【首切りぎす】
(一度物に噛みつくと首がちぎれても離さないからいう)バッタ目ササキリ科の昆虫。緑色または淡褐色。形は細くバッタ型。翅は腹端を超える。頭部は円錐形に突出。全長約6センチメートル。草むらなどで「じー」と単調に鳴く。くびきりばった。
クビキリギス
撮影:海野和男
クビキリギス(幼虫)
撮影:海野和男
⇒くび‐きり【首切り・首斬り】
くびきり‐ちょう【首切り疔】‥チヤウ
頸部にできた疔。
⇒くび‐きり【首切り・首斬り】
くびきり‐ばった【首切り飛蝗】
(→)「くびきりぎす」に同じ。
⇒くび‐きり【首切り・首斬り】
くび‐きれ【首切れ】
①俳句で、上5文字が句の構成上意味をなしていないこと。
②首切れ歌の略。
⇒くびきれ‐うた【首切れ歌】
くびきれ‐うた【首切れ歌】
初句が切れて続かない短歌。
⇒くび‐きれ【首切れ】


くび‐かみ【頸上・首紙】🔗⭐🔉
くび‐かみ【頸上・首紙】
胡服系の袍ほう・襖あお類の盤領まるえりの部分名。先端に結び玉を作った紐を一方の襟先に縫い込み、他方の襟につけた受け羂わなにかける。→盤領あげくび→闕腋けってきの袍(図)
くび‐かり【首狩】🔗⭐🔉
くび‐かり【首狩】
共同体の豊作・繁栄を求める儀礼的な目的のために、共同体外部の人の首を獲って保存する呪的・社会的慣行。かつては西アフリカ、東南アジア(アッサムなどの山地、台湾の山地先住民、島嶼とうしょ部)からオセアニアにかけて、さらに南米にも広く見られた。
くび‐きり【首切り・首斬り】🔗⭐🔉
くび‐きり【首切り・首斬り】
①刑罰の一つとして罪人の首を斬ること。また、その役目の人。
②免官・免職・解雇すること。馘首かくしゅ。「―反対」
③〔建〕柱などの周囲を輪状に切り込むこと。また、その切り込んだ部分。雨押え材を柱に食い込ませる場合などにいう。
⇒くびきり‐ぎす【首切りぎす】
⇒くびきり‐ちょう【首切り疔】
⇒くびきり‐ばった【首切り飛蝗】
くび‐くよう【首供養】‥ヤウ🔗⭐🔉
くび‐くよう【首供養】‥ヤウ
斬った首を供養すること。首祭。
くび‐げんざん【首見参】🔗⭐🔉
くび‐げんざん【首見参】
討ち取った首を大将に見せること。
くび‐じっけん【首実検】🔗⭐🔉
くび‐じっけん【首実検】
①討ち取った敵の首がその名の人かどうかを大将自ら検査すること。平治物語「少納言入道が―のために」
②実際に会ってみて、誰であるか見きわめること。「容疑者の―」
くび‐じるし【首印】🔗⭐🔉
くび‐じるし【首印】
(→)「くびふだ(首札)」に同じ。
くび‐たけ【頸丈・首丈】🔗⭐🔉
くび‐たけ【頸丈・首丈】
(クビダケとも)
①足もとから頸までの高さ。転じて、物事が多く積もることのたとえ。浮世物語「借銭の淵に―つかりて」
②(頸丈になるまで、深くはまり溺れる意から)深く物事に思い入るさま。深く色香に迷うさま。くびったけ。浄瑠璃、冥途飛脚「こりや粋すいめ、己が―なづんでゐる」
くび‐たま【頸玉・首玉】🔗⭐🔉
くび‐たま【頸玉・首玉】
①上代、玉を連ねて頸につけた飾り。安閑紀「瓔珞くびたまを偸ぬすみ取りて」
②猫・犬などの頸にかける環。好色一代女4「―の入し白猫」
③くび。くびすじ。くびったま。浄瑠璃、吉野都女楠「くはへる所を又六どつこいと―押へ」
④船具の名。マストリング。
くびっ‐かせ【首っ枷・頸っ枷】🔗⭐🔉
くびっ‐かせ【首っ枷・頸っ枷】
(クビカセの促音化)
⇒くびかせ。「子は三界の―」
くびっ‐たけ【首っ丈・頸っ丈】🔗⭐🔉
くびっ‐たけ【首っ丈・頸っ丈】
(クビタケの促音化)異性に強くひかれているさま。夢中であること。尾崎紅葉、八重だすき「ふるさとうさんに―、ほれては居るが、ちぎりの結ばれぬ其の訳は」。「あの子に―だ」
くびっ‐たま【首っ玉・頸っ玉】🔗⭐🔉
くびっ‐たま【首っ玉・頸っ玉】
(クビタマの促音化)くびすじ。くび。「―にかじりつく」
くび‐づな【頸綱・首綱】🔗⭐🔉
くび‐づな【頸綱・首綱】
犬・猫などの頸にかけてひく綱。また、罪人の頸につける綱。頸縄。浄瑠璃、義経千本桜「―のかからぬ内、四の五の言はずに出した出した」
くびっ‐ぴき【首っ引き】🔗⭐🔉
くびっ‐ぴき【首っ引き】
(クビヒキの促音化)
①⇒くびひき1。
②ある物を絶えず参照すること。「辞書と―で原書を読む」
くびとり‐はじめ【首取始】🔗⭐🔉
くびとり‐はじめ【首取始】
敵の首を初めて討ち取ること。
○首になるくびになる🔗⭐🔉
○首になるくびになる
①首を切られる。打首になる。
②人形芝居がすんで人形の首がはずされる。
③免官・免職・解雇、または除名される。
⇒くび【首・頸】
○首に縄を付けるくびになわをつける🔗⭐🔉
○首に縄を付けるくびになわをつける
いやがる者を無理に連れて行こうとする。
⇒くび【首・頸】
くび‐にんぎょう【首人形】‥ギヤウ
泥を固めて首だけをつくり、彩色して、竹の串くしにさした人形。
のろま人形(佐渡)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(大分)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(徳島)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(青森)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(鹿児島)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
くび‐ぬき【首抜き】
和服で、首から肩にかけて大きな文様をおくこと。
くび‐ねっこ【首根っこ・頸根っこ】
くびの根もと。くびすじ。
⇒首根っこを押さえる





くび‐にんぎょう【首人形】‥ギヤウ🔗⭐🔉
くび‐にんぎょう【首人形】‥ギヤウ
泥を固めて首だけをつくり、彩色して、竹の串くしにさした人形。
のろま人形(佐渡)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(大分)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(徳島)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(青森)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
首人形(鹿児島)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)





くび‐ねっこ【首根っこ・頸根っこ】🔗⭐🔉
くび‐ねっこ【首根っこ・頸根っこ】
くびの根もと。くびすじ。
⇒首根っこを押さえる
○首根っこを押さえるくびねっこをおさえる
①動けないように相手の首を押さえ付ける。
②相手の弱みや急所をとらえて、有無をいわせないようにする。
⇒くび‐ねっこ【首根っこ・頸根っこ】
○首の皮一枚くびのかわいちまい
斬られた首が、皮膚の一枚だけでつながっていること。まだかすかなのぞみが残っていることのたとえ。
⇒くび【首・頸】
○首の座へ直るくびのざへなおる
打首の場所に座ってその刑に処せられようとする。
⇒くび【首・頸】
○首根っこを押さえるくびねっこをおさえる🔗⭐🔉
○首根っこを押さえるくびねっこをおさえる
①動けないように相手の首を押さえ付ける。
②相手の弱みや急所をとらえて、有無をいわせないようにする。
⇒くび‐ねっこ【首根っこ・頸根っこ】
○首の皮一枚くびのかわいちまい🔗⭐🔉
○首の皮一枚くびのかわいちまい
斬られた首が、皮膚の一枚だけでつながっていること。まだかすかなのぞみが残っていることのたとえ。
⇒くび【首・頸】
○首の座へ直るくびのざへなおる🔗⭐🔉
○首の座へ直るくびのざへなおる
打首の場所に座ってその刑に処せられようとする。
⇒くび【首・頸】
くび‐ひき【首引き】
①遊戯の一つ。向き合った二人が輪にした紐をくびにかけてひっぱり合い、引き寄せられた方を負けとするもの。
②互いに競いあうこと。
③⇒くびっぴき2
くびひき【首引】
狂言。源為朝が荒野で鬼たちに会い、姫鬼と腕押・首引などをする。鬼一同が加勢するが為朝が勝つ。
くび‐ひねり【首捻り】
相撲の手の一つ。片手で相手の首を抱え、他方の手で相手の腕をつかんで捻り倒すもの。
くび‐ふさ【頸総】
唐鞍からくらで、面懸おもがいに付けて馬の顎あごの下に垂らす赤い撚糸よりいとの総飾り。→唐鞍(図)
くび‐ふだ【首札】
戦場で首を斬られた人と斬った人との氏名を記してその首につける札。くびじるし。
くび‐ひき【首引き】🔗⭐🔉
くび‐ひき【首引き】
①遊戯の一つ。向き合った二人が輪にした紐をくびにかけてひっぱり合い、引き寄せられた方を負けとするもの。
②互いに競いあうこと。
③⇒くびっぴき2
くびひき【首引】🔗⭐🔉
くびひき【首引】
狂言。源為朝が荒野で鬼たちに会い、姫鬼と腕押・首引などをする。鬼一同が加勢するが為朝が勝つ。
くび‐ふだ【首札】🔗⭐🔉
○首振り三年くびふりさんねん🔗⭐🔉
○首振り三年くびふりさんねん
「顎あご振り三年」に同じ。→顎(成句)
⇒くび【首・頸】
くびふり‐しばい【首振り芝居】‥ヰ
子供役者が、浄瑠璃にあわせて、人形の身振りで演ずる芝居。京坂地方で江戸中期より明治までたびたび興行された。
くび‐ほそ・し【頸細し】
〔形ク〕
頸が細くて弱々しい。心細い。源氏物語帚木「頼もしげなく―・しとて」
くび‐ぼね【頸骨】
頸の骨。けいこつ。
くび‐まき【首巻・頸巻】
(→)「えりまき」に同じ。〈[季]冬〉
⇒くびまき‐がため【首巻き固め】
くびまき‐がため【首巻き固め】
レスリングで寝技ねわざの一つ。片腕を相手の首に巻き、一方の腕を脇下から差し込んでフォールをねらう。
⇒くび‐まき【首巻・頸巻】
くび‐まつり【首祭】
①首供養くびくよう。
②首狩をして行う儀礼。
くび‐まわり【首回り・頸廻り】‥マハリ
首の回り。また、その寸法。
く‐ひゃく【九百】
(一貫文に百文足らぬ意)普通の人より少し知恵の足りないこと。また、その人。
くび‐やぐら【首櫓】
相撲で、上手うわてで相手の首を抱えて打つ、やぐら投げ。
く‐びょうし【句拍子】‥ビヤウ‥
語句に調子をつけて面白く聴かせる修辞法。「からりからりとから縁を通る」の類。
くびら【宮毘羅】
十二神将の一つ。→金毘羅こんぴら。
⇒くびら‐だいしょう【宮毘羅大将】
クビライ【忽必烈】
⇒フビライ
くびら‐だいしょう【宮毘羅大将】‥シヤウ
(→)宮毘羅に同じ。
⇒くびら【宮毘羅】
ぐびり‐ぐびり
のどを鳴らしながら酒などを飲むさま。ぐびぐび。
くびり‐ころ・す【縊り殺す】
〔他五〕
首をくくって殺す。しめ殺す。
くび・る【括る】
[一]〔他五〕
①強くにぎる。しっかりとつかむ。宇津保物語蔵開上「笏さく取り―・りてぞ、練りいでにたりし」
②紐などでくくりしめる。
[二]〔自下二〕
⇒くびれる(下一)
くび・る【縊る】
[一]〔他五〕
①首をしめて人を殺す。しめ殺す。〈新撰字鏡4〉
②絞首刑に処する。孝徳紀「―・らるる者九人」
[二]〔自下二〕
⇒くびれる(下一)
くびれ【括れ】
中ほどが細くせばまっていること。「ひょうたんの―」
くびれ‐じに【縊れ死に】
首をくくって死ぬこと。縊死いし。
くび・れる【括れる】
〔自下一〕[文]くび・る(下二)
両端がふくれて中ほどが細くせばまっている。沙石集5「中は―・れて前後の形有る故と云ふなり」
くび・れる【縊れる】
〔自下一〕[文]くび・る(下二)
首をくくって死ぬ。首をくくる。仁徳紀(前田本)院政期点「乃ち手纏を抱きて縊クビレ死ぬ」
くび‐わ【首輪・頸輪】
①猫または犬の首にはめる輪。
②首飾り。
くびふり‐しばい【首振り芝居】‥ヰ🔗⭐🔉
くびふり‐しばい【首振り芝居】‥ヰ
子供役者が、浄瑠璃にあわせて、人形の身振りで演ずる芝居。京坂地方で江戸中期より明治までたびたび興行された。
くび‐まき【首巻・頸巻】🔗⭐🔉
くび‐まき【首巻・頸巻】
(→)「えりまき」に同じ。〈[季]冬〉
⇒くびまき‐がため【首巻き固め】
くびまき‐がため【首巻き固め】🔗⭐🔉
くびまき‐がため【首巻き固め】
レスリングで寝技ねわざの一つ。片腕を相手の首に巻き、一方の腕を脇下から差し込んでフォールをねらう。
⇒くび‐まき【首巻・頸巻】
くび‐まつり【首祭】🔗⭐🔉
くび‐まつり【首祭】
①首供養くびくよう。
②首狩をして行う儀礼。
くび‐まわり【首回り・頸廻り】‥マハリ🔗⭐🔉
くび‐まわり【首回り・頸廻り】‥マハリ
首の回り。また、その寸法。
○首を洗って待つくびをあらってまつ🔗⭐🔉
○首を洗って待つくびをあらってまつ
首を切られる覚悟で相手の出方を待つ。「首を洗って待っておけ」
⇒くび【首・頸】
○首を傾げるくびをかしげる🔗⭐🔉
○首を傾げるくびをかしげる
不思議・疑わしいなどの思いで首をかたむける。不審に思う。
⇒くび【首・頸】
○首を切るくびをきる🔗⭐🔉
○首を切るくびをきる
①斬罪に処する。
②免官・免職・解雇・除名などに処する。
⇒くび【首・頸】
○首をすくめるくびをすくめる🔗⭐🔉
○首をすくめるくびをすくめる
首を一瞬縮める。恐れ入ったり困ったりしたことを表す、おどけたしぐさ。
⇒くび【首・頸】
○首を挿げ替えるくびをすげかえる🔗⭐🔉
○首を挿げ替えるくびをすげかえる
ある役職についている人をやめさせて、別の人をそこに据える。
⇒くび【首・頸】
○首を縦に振るくびをたてにふる🔗⭐🔉
○首を縦に振るくびをたてにふる
相手に同意・賛成の意を表す。うなずく。
⇒くび【首・頸】
○首を突っ込むくびをつっこむ🔗⭐🔉
○首を突っ込むくびをつっこむ
仲間に加わる。その事に関係する。頭を突っ込む。「実業界に―」
⇒くび【首・頸】
○首を長くするくびをながくする🔗⭐🔉
○首を長くするくびをながくする
物事が早く実現することを待ちこがれることのたとえ。首を延ばす。「首を長くして待つ」
⇒くび【首・頸】
○首を捻るくびをひねる🔗⭐🔉
○首を捻るくびをひねる
どうすればよいかと考え込む。納得できず考える。
⇒くび【首・頸】
○首を横に振るくびをよこにふる🔗⭐🔉
○首を横に振るくびをよこにふる
相手に不賛成・不満の意を表す。首を振る。
⇒くび【首・頸】
ぐ‐ひん【狗賓】
天狗の異称。〈日葡辞書〉
ぐ‐ひん【愚貧】
おろかでまずしいこと。
⇒ぐひん‐そう【愚貧僧】
ぐひん‐そう【愚貧僧】
愚かで貧しい僧。僧侶をののしっていう語。
⇒ぐ‐ひん【愚貧】
く‐ふ【恐怖】
〔仏〕恐れおののくこと。きょうふ。
く・ぶ【焼ぶ】
〔他下二〕
⇒くべる(下一)
ぐ‐ふ【具否】
⇒ぐひ
ぐ‐ふ【愚夫】
①愚かな男。
②愚かな夫。また、自分の夫の謙称。
ぐ‐ふ【愚父】
自分の父の謙称。
ぐ‐ふ【愚婦】
①愚かな女。
②愚かな妻。また、自分の妻の謙称。
ぐ‐ぶ【弘布】
仏法をひろめること。弘法ぐほう。
ぐ‐ぶ【供奉】
①行幸などの行列に加わること。また、その人。
②奉仕すること。
③内供奉ないぐぶの略。
く‐ふう【工夫】
①いろいろ考えて良い方法を得ようとすること。また、考えついた方法。風姿花伝「抑、よき能を上手のせん事、何とて出で来ぬやらんと―するに」。「―をこらす」「料理法を―する」
②精神の修養に心を用いること。三人法師「―の暇惜しく候へども、聞し召し候へ」
⇒工夫に落つ
く‐ふう【句風】
俳句の作りぶり。俳風。
ぐ‐ふう【颶風】
①強烈な風。
②熱帯低気圧の旧称。
くふう‐ざい【駆風剤】
風邪・関節炎など漢方でいう風に犯された病態を改善する薬剤。また腸管内に集積するガスを排出させる作用のある薬剤。カミルレ花・茴香ういきょうまたはこれらの生薬から得るエーテル性油の類。
こう‐がけ【首懸】カウ‥🔗⭐🔉
こう‐がけ【首懸】カウ‥
馬具の一つ。馬の首の上に横にわたしかける革。〈日葡辞書〉
こうべ【首・頭】カウベ🔗⭐🔉
こうべ【首・頭】カウベ
(カミヘ(上辺)の転)かしら。あたま。くび。〈倭名類聚鈔3〉。「―を垂れる」
⇒こうべ‐を‐めぐらす‐うた【旋頭歌】
⇒首を回らす
○首を回らすこうべをめぐらす🔗⭐🔉
○首を回らすこうべをめぐらす
①後をふりむく。
②昔の事を思い出す。
⇒こうべ【首・頭】
こうべ‐を‐めぐらす‐うた【旋頭歌】カウベ‥
⇒せどうか
⇒こうべ【首・頭】
こう‐へん【口辺】
口のあたり。「―に笑みをうかべる」
こう‐へん【公辺】
①公儀。おおやけ。
②おもてむき。おおやけざた。莫切自根金生木きるなのねからかねのなるき「―にいたして御返済申す」
⇒こうへん‐むき【公辺向き】
こう‐へん【好編・好篇】カウ‥
文芸・映画などの、よい作品。
こう‐へん【後編・後篇】
書物・映画・演劇などの2編または3編に分かれたものの最後の編。
こう‐べん【口弁】
ものの言いぶり。また、口さきのうまいこと。
こう‐べん【巧弁】カウ‥
たくみな弁舌。また、弁舌がたくみなこと。
こう‐べん【抗弁】カウ‥
①相手にさからって、自分の立場や考えを述べること。「懸命に―する」
②民事訴訟上の防御の方法。原告の主張する事実の単なる否認ではなく、請求の棄却をもたらす別の新たな事実の主張。弁済・消滅時効など。→再抗弁。
⇒こうべん‐けん【抗弁権】
こうべん【高弁】カウ‥
明恵みょうえの諱いみな。
ごう‐べん【合弁・合瓣】ガフ‥
花弁の合着ごうちゃく。
⇒ごうべん‐か【合弁花】
⇒ごうべん‐かかん【合弁花冠】
⇒ごうべんか‐るい【合弁花類】
ごう‐べん【合辧・合弁】ガフ‥
複数国の民間企業あるいは政府が、一つの事業に共同で出資し経営を行うこと。「―事業」
⇒ごうべん‐がいしゃ【合弁会社】
ごうべん‐か【合弁花】ガフ‥クワ
合弁花冠をもつ花。↔離弁花。
⇒ごう‐べん【合弁・合瓣】
ごうべん‐がいしゃ【合弁会社】ガフ‥グワイ‥
外国資本と国内資本との共同出資で設立され、共同で経営される会社。
⇒ごう‐べん【合辧・合弁】
ごうべん‐かかん【合弁花冠】ガフ‥クワクワン
花弁の一部分または全部が互いに合着している花冠。多くは管状・漏斗状・鐘状。↔離弁花冠。
⇒ごう‐べん【合弁・合瓣】
ごうべんか‐るい【合弁花類】ガフ‥クワ‥
双子葉植物のうち、主として合弁花冠をもつ群。離弁花類より進化の程度が進んだ群とされる。キク科・キキョウ科・シソ科・ツツジ科など。↔離弁花類
⇒ごう‐べん【合弁・合瓣】
こうべん‐けん【抗弁権】カウ‥
請求権の行使に対抗してその作用を阻止しうる権利。
⇒こう‐べん【抗弁】
こうへん‐さいぼう【孔辺細胞】‥バウ
葉や茎の表皮などの気孔を挟んで存在する一対の細胞。気孔の開閉をつかさどる。周辺細胞。開閉細胞。
こうへん‐むき【公辺向き】
おもてだった方面。おおやけむき。
⇒こう‐へん【公辺】
こう‐ほ【行歩】カウ‥
あるくこと。歩行。
こう‐ほ【後圃】
家の後方のはたけ。
こう‐ほ【香蒲】カウ‥
ガマ(蒲)の漢名。
こう‐ほ【候補】
①ある地位につくことを自ら希望し、または人に推されていること。また、その人。「―者」
②将来、ある地位・状態につく資格や見込みのあること。また、その人。「優勝―」
⇒こうほ‐せい【候補生】
こうほ【黄埔】クワウ‥
(Huangpu)中国、広州市外、珠江の北岸にある港。1844年の黄埔条約(清仏修好通商条約)、孫文が1924年に創設した軍官学校で有名。
こう‐ぼ【公募】
①広く一般から募集すること。「社員を―する」「―展」
②不特定多数の投資家を対象に、発行証券への応募を求めること。一般募集。↔私募。
⇒こうぼ‐さい【公募債】
こう‐ぼ【公簿】
法令の規定に基づいて、官公署で作成・常置する帳簿。
こう‐ぼ【宏謨】クワウ‥
おおきなはかりごと。
こう‐ぼ【後母】
継母けいぼ。ままはは。
こう‐ぼ【皇謨】クワウ‥
天皇の国家統治のはかりごと。
こう‐ぼ【酵母】カウ‥
出芽によって繁殖する円形もしくは楕円形の微細な単細胞の菌類の総称。アルコール発酵を営む子嚢菌類のサッカロミセスが主体で、ほかに担子菌類・不完全菌類に属するものがある。酒の醸造やパン製造に欠かせない。イースト。
⇒こうぼ‐きん【酵母菌】
こう‐ぼ【鴻謨・洪謨】
おおきなはかりごと。
こう‐ほう【口俸】
一人が生活し得る俸給。糊口ここうし得る給料。
こう‐ほう【工法】‥ハフ
加工・工事などにおける造り方・組立て方。
こう‐ほう【公法】‥ハフ
国や地方公共団体の組織・権限または公益に関する法の総称。憲法・行政法・刑法・訴訟法(民事・刑事)・国際公法はこれに属する。↔私法。
⇒こうほうじょう‐の‐かくにんそしょう【公法上の確認訴訟】
こう‐ほう【公報】
①官庁から一般国民に発表する報告。
②都道府県知事が官報に準じて発行する文書。「選挙―」
③ある官庁から他の官庁へ出す報告。
こう‐ほう【孔方】‥ハウ
①孔の、四角であること。
②孔方兄の略。
⇒こうほう‐ひん【孔方兄】
こう‐ほう【広報】クワウ‥
ひろく知らせること。また、そのしらせ。「―活動」
こう‐ほう【弘報】
(→)広報に同じ。
こう‐ほう【後方】‥ハウ
うしろのほう。「―に退く」↔前方。
⇒こうほう‐きんむ【後方勤務】
こう‐ほう【後報】
後のしらせ。→ごほう
こうほう【紅幇】‥ハウ
(→)ホンパンに同じ。
こう‐ほう【航法】カウハフ
①船舶または航空機が正確かつ安全に航行する技術。天文航法・地文航法・電波航法の類。
②船舶が互いに接近して衝突のおそれがある場合、または危険な水路を通る場合、一定のルールに基づいて安全な航路を選ぶこと。
こう‐ほう【貢法】‥ハフ
中国の夏で行われたと伝える税法。1夫に50畝の田を給し、5畝の収穫を出させる。→徹法→助法
こう‐ほう【高峰】カウ‥
高くそびえる峰。たかね。
こうほう【康保】カウ‥
平安中期、村上・冷泉れいぜい天皇朝の年号。甲子革令による改元。応和4年7月10日(964年8月19日)改元、康保5年8月13日(968年9月8日)安和に改元。
こう‐ほう【構法】‥ハフ
建物あるいはその部分の仕法・性能などをふまえた構成方法。
こう‐ほう【鴻宝】
大きな宝。
こう‐ぼう【工房】‥バウ
美術家や工芸家などの仕事場。アトリエ。
こう‐ぼう【広袤】クワウ‥
はばと長さ。ひろがり。面積。
こう‐ぼう【弘法】‥ボフ
①仏法をひろめること。
②弘法大師の略称。
⇒こうぼう‐あな【弘法穴】
⇒こうぼう‐しば【弘法芝】
⇒こうぼう‐しみず【弘法清水】
⇒こうぼう‐だいし【弘法大師】
⇒こうぼう‐ちゃ【弘法茶】
⇒こうぼう‐むぎ【弘法麦】
⇒弘法にも筆の誤り
⇒弘法筆を選ばず
こう‐ぼう【光芒】クワウバウ
光のほさき。すじのように見える光。「流星が青白い―を曳いて消えた」
光芒
撮影:関戸 勇
⇒こうぼう‐いっせん【光芒一閃】
こう‐ぼう【好望】カウバウ
前途のたのもしいこと。好ましい見込みのあること。
こう‐ぼう【攻防】‥バウ
攻撃と防御。攻めることと守ること。「激しい―戦を展開」「労資の―」
こう‐ぼう【後房】‥バウ
①うしろのへや。
②婦人の居室。
こう‐ぼう【紅帽】
①赤い色の帽子。
②旧陸軍の近衛師団の制帽であった紅色の軍帽。
⇒こうぼう‐は【紅帽派】
こう‐ぼう【荒亡】クワウバウ
[孟子梁恵王下]狩猟や酒色などの楽しみにふけること。「流連―」
こう‐ぼう【荒妄】クワウバウ
いつわり。うそ。
こう‐ぼう【香房】カウバウ
本願寺で、出仕僧の控所。香部屋。
こう‐ぼう【興亡】‥バウ
おこることと亡びること。「国家の―」
⇒興亡恒無し
ごう‐ほう【号俸】ガウ‥
公務員の職階給で、何級職何号と定められた俸給。
ごう‐ほう【号砲】ガウハウ
合図にうつ大砲・銃砲。「歓迎の―」
ごう‐ほう【合抱】ガフハウ
両手でかかえるほどの大きさ。ひとかかえ。
ごう‐ほう【合法】ガフハフ
法令または規範にかなっていること。適法。「―な処置」↔違法↔非合法。
⇒ごうほう‐せい【合法性】
⇒ごうほう‐てき【合法的】
ごう‐ほう【業報】ゴフ‥
〔仏〕
①善悪の業因によってうける苦楽の果報。
②業因と果報。
⇒ごうほう‐にん【業報人】
ごう‐ほう【豪放】ガウハウ
気性が大きくてこせつかないこと。豪胆で放逸なこと。「―に振る舞う」
⇒ごうほう‐らいらく【豪放磊落】
こうぼう‐あな【弘法穴】‥ボフ‥
(→)大師穴だいしあなに同じ。
⇒こう‐ぼう【弘法】
こうぼう‐いっせん【光芒一閃】クワウバウ‥
一筋の光が一瞬きらめくこと。すばやい刀の一振り、偉人の短い生涯などのたとえにも使う。
⇒こう‐ぼう【光芒】
こうほう‐きんむ【後方勤務】‥ハウ‥
戦線の後方での、軍隊の給養・衛生・守備などに関する務め。
⇒こう‐ほう【後方】
こうぼう‐しば【弘法芝】‥ボフ‥
カヤツリグサ科の多年草。日本をはじめ東南アジアやオーストラリアの海岸砂地に自生。太く長い地下茎から3稜柱状、高さ約20センチメートルの茎を出して繁殖。葉は硬質で細長く尖る。雌雄同株。花は5月頃、穂状花序に咲く。
⇒こう‐ぼう【弘法】
こうぼう‐しみず【弘法清水】‥ボフ‥ミヅ
弘法大師が錫杖で地をつき、または杖を振った時に出たと伝える清水。
⇒こう‐ぼう【弘法】
こうほうじょう‐の‐かくにんそしょう【公法上の確認訴訟】‥ハフジヤウ‥
行政訴訟の一種。被告を国または公共団体として、公法上の法律関係に関する確認を求める当事者訴訟。
⇒こう‐ほう【公法】
こう‐ほうじん【公法人】‥ハフ‥
公の事務を行うことを目的とする法人。広義には国家も公法人であるが、普通は、国家の意思によって形成され、ある範囲においては国家的公権を与えられるもの。地方公共団体・公団・公庫の類。↔私法人
ごうほう‐せい【合法性】ガフハフ‥
①行為などが法に抵触していないこと。
②自然または歴史社会の現象が一定の法則に従って生起すること。合法則性。
⇒ごう‐ほう【合法】
ごうほうそく‐せい【合法則性】ガフハフ‥
(→)合法性2に同じ。
こうぼう‐だいし【弘法大師】‥ボフ‥
空海くうかいの諡号しごう。
⇒こう‐ぼう【弘法】
こうぼう‐ちゃ【弘法茶】‥ボフ‥
浜茶はまちゃの別称。
⇒こう‐ぼう【弘法】

しゅ【首】🔗⭐🔉
しゅ【首】
①くび。かしら。あたま。
②第1番。最上位。はじめ。
③おもだったもの。おさ。かしら。
④詩歌を数える語。「百人一―」
しゅ‐あく【首悪】🔗⭐🔉
しゅ‐あく【首悪】
悪党のかしら。元凶。
しゅ‐い【首位】‥ヰ🔗⭐🔉
しゅ‐い【首位】‥ヰ
第一の地位。首席。「―に立つ」「―打者」↔末位
しゅ‐か【首夏】🔗⭐🔉
しゅ‐か【首夏】
①夏のはじめ。初夏。
②陰暦4月の異称。
しゅ‐かい【首魁】‥クワイ🔗⭐🔉
しゅ‐かい【首魁】‥クワイ
①さきがけ。先登。
②張本人。特に、騒動・内乱などの首謀者。かしら。巨魁。「陰謀の―」
しゅ‐がい【首鎧】🔗⭐🔉
しゅ‐がい【首鎧】
かぶと。
しゅ‐かん【首巻】‥クワン🔗⭐🔉
しゅ‐かん【首巻】‥クワン
書物の初めの巻。第1巻。また、書物の初めの部分。巻首。巻頭。
しゅ‐きゅう【首級】‥キフ🔗⭐🔉
しゅ‐きゅう【首級】‥キフ
(中国、戦国時代の秦の法で、敵の首を一つとれば階級が一つ上がったからいう)討ちとった敵の首。首。しるし。「―をあげる」
しゅ‐こう【首功】🔗⭐🔉
しゅ‐こう【首功】
①戦場で敵の首を取った功名。
②第一の功名。
しゅ‐こう【首甲】‥カフ🔗⭐🔉
しゅ‐こう【首甲】‥カフ
かぶと。
しゅ‐こう【首肯】🔗⭐🔉
しゅ‐こう【首肯】
うなずくこと。もっともだと納得すること。「―しがたい」
しゅ‐ごう【首号】‥ガウ🔗⭐🔉
しゅ‐ごう【首号】‥ガウ
第1号。初号。
しゅ‐さい【首歳】🔗⭐🔉
しゅ‐さい【首歳】
年の始め。歳首。
しゅ‐ざい【首材】🔗⭐🔉
しゅ‐ざい【首材】
艦船の竜骨の前に立てて舳にすべき材木。
しゅ‐ざい【首罪】🔗⭐🔉
しゅ‐ざい【首罪】
①首をきられる罪。斬罪。犯罪の中で最も重いもの。
②共犯者中の発頭人。主犯。
しゅ‐しょ【首書】🔗⭐🔉
しゅ‐しょ【首書】
(→)頭書かしらがき1に同じ。
しゅ‐しょう【首将】‥シヤウ🔗⭐🔉
しゅ‐しょう【首将】‥シヤウ
一軍の総大将。
しゅ‐しょう【首唱】‥シヤウ🔗⭐🔉
しゅ‐しょう【首唱】‥シヤウ
まっさきに唱え出すこと。「機構改革を―する」「―者」
しゅ‐そ【首座】🔗⭐🔉
しゅ‐そ【首座】
(ソは唐音)禅宗で、修行僧の首位の者。上座。首衆。
○首級を挙げるしるしをあげる🔗⭐🔉
○首級を挙げるしるしをあげる
合戦で敵を殺して、首くびを取る。
⇒しるし【印・標・徴】
しる・す【印す・標す・徴す】
〔他五〕
①めじるしとする。心覚えとする。あとかたをつける。「丸を―・して他と区別する」「足跡を―・す」
②前兆を示す。万葉集17「新あらたしき年のはじめに豊の年―・すとならし雪の降れるは」
しる・す【記す・誌す】
〔他五〕
(「印す」と同源)
①書きつける。記録する。万葉集20「常陸さし行かむ雁もが吾が恋を―・して付けて妹に知らせむ」。平家物語2「伝教大師未来の座主の名字を兼ねて―・しおかれたり」。「手帳に―・す」
②記憶にとどめる。覚えておく。「教えを心に―・す」
③書き著す。著述する。
しる‐そば【汁蕎麦】
出し汁がかかった蕎麦の総称。→つゆそば
ジルソン【Étienne Gilson】
フランスの哲学者。中世哲学の意義を再評価したことで知られる。美学や言語哲学上の著作もある。著「中世哲学の精神」「デカルト方法叙説研究」「絵画と現実」など。(1884〜1978)
じる‐た【湿田】
山口県などで、年中水の干ひない水田をいう。
しる‐たより【知る便り】
縁故のある人。知人。しるべ。源氏物語澪標「―ありて」
シル‐ダリア【Syr-Darya】
(ダリアはペルシア語で川・海の意)中央アジアの大河。天山山脈に発源、ウズベキスタン共和国フェルガナ盆地を通過、キジルクム砂漠を貫流してアラル海に注ぐ。長さ約2210キロメートル。古代ギリシア語名ヤクサルテス(Iaxartes)。シル河。
シルト【silt】
砂と粘土との中間の細かさを有する土。地質学上は直径16分の1〜256分の1ミリメートル、土壌学・土質力学上は直径0.02〜0.002ミリメートルのもの。沈泥。微泥。砂泥。
⇒シルト‐がん【シルト岩】
シルト‐がん【シルト岩】
シルトの固結した堆積岩。泥岩のうち粗粒のもの。
⇒シルト【silt】
しる‐ところ【領る所】
領有する土地。所領地。伊勢物語「津の国に―ありけるに」
しる‐なます【汁鱠】
魚の小さな切身を入れた汁。
しる‐の‐み【汁の実】
①汁の中に入れる物。魚肉・野菜など。〈日葡辞書〉
②(→)「汁の餅しるのもち」に同じ。
しる‐の‐もち【汁の餅】
出産時、産婦の食用として里方から贈る餅。乳がよく出るとして味噌汁にして食う。東海道・近畿・中国地方で行われる。しるのみ。汁沸餅しるわかしもち。しんのもち。力餅。
しる‐の‐もの【汁の物】
吸物。しるもの。
ジルバ
(jitterbugの訛)社交ダンス。第二次大戦後、アメリカで流行。テンポが速いのが特徴。
シルバー【silver】
①銀。銀色。
②(日本での用法)「高齢者の」の意。
⇒シルバー‐グレー【silver grey】
⇒シルバー‐さんぎょう【シルバー産業】
⇒シルバー‐シート
⇒シルバー‐じんざい‐センター【シルバー人材センター】
⇒シルバー‐パス
⇒シルバー‐フォックス【silver fox】
シルバー‐グレー【silver grey】
銀灰色。
⇒シルバー【silver】
シルバー‐さんぎょう【シルバー産業】‥ゲフ
高齢者層を対象とした事業。
⇒シルバー【silver】
シルバー‐シート
(和製語silver seat)電車・バスなどで、老人や身体の不自由な乗客を優先的に腰かけさせる座席。
⇒シルバー【silver】
シルバー‐じんざい‐センター【シルバー人材センター】
高年齢の退職者に対する臨時的・短期的就業機会の提供などを目的として高齢者が自主的に運営する公益法人。
⇒シルバー【silver】
シルバートン【silverton】
紡毛織物の一つ。種々の色合の羊毛と金銀糸とを混ぜた織物を起毛し、その表面に金色または銀色のちらちら光る霜状模様をあらわす。
シルバー‐パス
(和製語silver pass)高齢者用の無料または割引の乗車券。
⇒シルバー【silver】
シルバー‐フォックス【silver fox】
(→)銀狐。
⇒シルバー【silver】
つかさ【首・長】🔗⭐🔉
つかさ【首・長】
(高いところにいるものの意)首長。おさ。神代紀上「吾が児の宮の―」
[漢]首🔗⭐🔉
首 字形
筆順
〔首部0画/9画/教育/2883・3C73〕
〔音〕シュ(呉) ス(慣)
〔訓〕くび・こうべ・はじめ・おびと
[意味]
①くび。
㋐あたま。かしら。こうべ。「首級・首肯・頓首とんしゅ・竜頭鷁首りょうとうげきす」
㋑頭と胴との間。頸けい部。「鶴首かくしゅ・絞首刑」
②最上位。いちばんはじめ。先端部。「首相・首席・首都・歳首・巻首・船首」
③おさ。頭目。かしら。「首魁しゅかい・首領・党首」▶「おびと」とよみ、日本上代の姓かばねの一つ。首長の意。
④罪を申し述べる。「自首」
⑤漢詩や和歌を数える語。「百人一首」
[解字]
解字
象形。髪の生えた頭部全体を描いた字。
[下ツキ
馘首・鶴首・巻首・貫首・期首・機首・鳩首・梟首・稽首・黔首・元首・絞首・歳首・斬首・自首・船首・党首・頭首・頓首・匕首・百人一首・部首・編首・落首・竜頭鷁首
[難読]
首肯くうなずく・首途かどで



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