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かわら【骨】カハラ🔗⭐🔉
かわら【骨】カハラ
①ほね、特に頭蓋骨・膝蓋骨。転じて、骸骨。倭名類聚鈔3「顱、和名加之良乃加波良」
②(「
」「航」と書く)和船の船首から船尾まで通す船底材。和船構造の基本材。敷しき。平家物語2「二つ―の三つ棟に造つたる舟に乗り」
③古代、船を数えるのに用いた語。
④亀の甲。

こち‐ごち・し【骨骨し】🔗⭐🔉
こち‐ごち・し【骨骨し】
〔形シク〕
洗練されていない。無骨である。ぶしつけである。源氏物語玉鬘「田舎び、―・しうおはせましかば」
こつ【骨】🔗⭐🔉
こつ【骨】
①火葬にした死者のほね。「お―を拾う」
②芸道などを会得する才能。徒然草「天性その―なけれども」
③骨法の略。礼儀・故実などの作法。平家物語5「御前の―ない様をば知らず」
④(多く「こつ」または「コツ」と書く)物事をなす、かんどころ。要領。急所。呼吸。こつあい。「―を呑み込む」
こつ‐あい【骨合い】‥アヒ🔗⭐🔉
こつ‐あい【骨合い】‥アヒ
物事のぐあい。調子。こつ。呼吸。
こつ‐おけ【骨桶】‥ヲケ🔗⭐🔉
こつ‐おけ【骨桶】‥ヲケ
死人の骨を納める桶。
こっ‐か【骨化】‥クワ🔗⭐🔉
こっ‐か【骨化】‥クワ
骨芽細胞・破骨細胞の働きで骨組織が形成される過程。化骨。
⇒こっか‐ねんれい【骨化年齢】
こっ‐かい【骨灰】‥クワイ🔗⭐🔉
こっ‐かい【骨灰】‥クワイ
動物の骨から脂分・膠にかわ分を除き、焼いて得た白色粉末。主成分はリン酸カルシウム。リン酸およびリンの製造原料、陶磁器材料、リン酸肥料とする。こっぱい。こつばい。
こつ‐がい【骨骸】🔗⭐🔉
こつ‐がい【骨骸】
がいこつ。死骸。
こっ‐かく【骨格・骨骼】🔗⭐🔉
こっ‐かく【骨格・骨骼】
①動物の体躯を支持し、内臓を保護し、筋肉をつけ、運動を営む器官。外骨格(節足動物の外皮の類)と内骨格(脊椎動物の骨の類)との別がある。人体の骨は成人で約200個あり、互いに連接して頭骨・脊柱・胸郭・上肢骨・下肢骨などの骨格を成す。ほねぐみ。骨柄こつがら。
骨格
②物事をかたちづくる中心となる部分。「論文の―」
⇒こっかく‐きん【骨格筋】

こっかく‐き【骨角器】🔗⭐🔉
こっかく‐き【骨角器】
鹿の角や獣骨・歯牙・亀甲などで作った器具。狩猟具・漁労具・装身具が多い。日本では縄文時代に盛んに製作・使用された。骨器。
こっかく‐きん【骨格筋】🔗⭐🔉
こっかく‐きん【骨格筋】
筋肉の中で骨格の可動部分に付着するもの。脊椎動物ではすべて横紋筋で、主として運動中枢の支配の下に意志による身体の運動をつかさどる。皮膚筋・眼筋なども含む。
⇒こっ‐かく【骨格・骨骼】
こつが‐さいぼう【骨芽細胞】‥バウ🔗⭐🔉
こつが‐さいぼう【骨芽細胞】‥バウ
骨組織の形成に関与する細胞。骨基質を合成・分泌し、成熟して骨細胞になる。造骨細胞。
こっか‐ねんれい【骨化年齢】‥クワ‥🔗⭐🔉
こっか‐ねんれい【骨化年齢】‥クワ‥
(→)骨年齢こつねんれいに同じ。
⇒こっ‐か【骨化】
こっ‐かん【骨幹】🔗⭐🔉
こっ‐かん【骨幹】
ほねぐみ。
こっ‐き【骨器】🔗⭐🔉
こっ‐き【骨器】
(→)骨角こっかく器に同じ。
こつ‐きしつ【骨基質】🔗⭐🔉
こつ‐きしつ【骨基質】
骨組織の基質。ムコ多糖蛋白質と、多量のリン酸カルシウム・リン酸マグネシウム・炭酸カルシウムなどから成る。膠原こうげん線維も含まれ、弾力性をもつ。骨細胞は骨基質中の腔所にある。骨質。
こつ‐ざい【骨材】🔗⭐🔉
こつ‐ざい【骨材】
モルタル・コンクリートなどを作るときにセメントに混ぜる砂・砂利の類の総称。
こつ‐さいぼう【骨細胞】‥バウ🔗⭐🔉
こつ‐さいぼう【骨細胞】‥バウ
骨基質中に散在する多数の突起を持つ細胞。骨細胞同士はその突起で結合し、骨組織に加わる刺激・情報などを伝達する。→骨芽細胞
こつ‐ざけ【骨酒】🔗⭐🔉
こつ‐ざけ【骨酒】
タイ・イワナなどのさかなの骨やひれを焼いて、熱燗あつかんにした酒に浸したもの。
こっ‐し【骨子】🔗⭐🔉
こっ‐し【骨子】
①ほね。
②中心。要点。眼目。「論文の―」
こっ‐し【骨脂】🔗⭐🔉
こっ‐し【骨脂】
牛などの骨から採った脂肪で、骨炭または膠にかわを製造する際の副産物。石鹸製造に用いる。
こっ‐しゅ【骨腫】🔗⭐🔉
こっ‐しゅ【骨腫】
〔医〕骨の良性腫瘍。頭蓋・頭骨に発生する小腫瘤で、成熟した骨組織から成る。骨髄内に生じる内骨腫は真の腫瘍ではなく骨の増生。また長骨に生じる外骨腫は骨軟骨腫とも呼ばれ、骨腫とは区別される。
こつ‐しゅよう【骨腫瘍】‥ヤウ🔗⭐🔉
こつ‐しゅよう【骨腫瘍】‥ヤウ
骨および軟骨の腫瘍。原発性と続発性を大別し、前者には骨・軟骨由来のもののほか、血管性・造血性・脊索性・脂肪原性・神経原性などがある。
こつ‐ずい【骨髄】🔗⭐🔉
こつ‐ずい【骨髄】
①骨中の腔所をみたす柔軟組織。赤色髄は造血組織で、赤血球・白血球・血小板などがここで形成され、黄色髄は脂肪組織から成る。今昔物語集4「自ら身を焼きて―を地に落す」
②真の精神。心の底。戴恩記「其方の今の歌こそをのづから―にいたり給へ」
③最重要点。主眼。骨子。
⇒こつずい‐いしょく【骨髄移植】
⇒こつずい‐えん【骨髄炎】
⇒こつずい‐しゅ【骨髄腫】
⇒こつずい‐バンク【骨髄バンク】
⇒骨髄に入る
⇒骨髄に徹する
⇒骨髄を砕く
こつずい‐いしょく【骨髄移植】🔗⭐🔉
こつずい‐いしょく【骨髄移植】
骨髄から採取した骨髄血を注入移植して造血機能の回復をはかる治療法。再生不良性貧血・白血病・先天性免疫不全症・放射線障害などに用いる。同種移植と自家移植とがあり、前者では組織適合性の一致をたしかめ、免疫抑制剤投与などで拒絶反応を防ぎ、後者では患者骨髄血を冷凍保存して用いる。
⇒こつ‐ずい【骨髄】
こつずい‐えん【骨髄炎】🔗⭐🔉
こつずい‐えん【骨髄炎】
骨髄の炎症。外傷、周囲の炎症病巣からの波及、または血行により細菌が骨髄を侵す疾病で、化膿性のものが多い。疼痛・発熱・腫脹、骨質の破壊を来す。
⇒こつ‐ずい【骨髄】
こつずい‐しゅ【骨髄腫】🔗⭐🔉
こつずい‐しゅ【骨髄腫】
〔医〕(→)ミエローマに同じ。
⇒こつ‐ずい【骨髄】
○骨髄に入るこつずいにいる
深く心底にしみこむ。骨身にしみる。太平記5「是を愛すること骨髄に入り」
⇒こつ‐ずい【骨髄】
○骨髄に徹するこつずいにてっする
(→)「骨髄に入る」に同じ。「恨み―」
⇒こつ‐ずい【骨髄】
○骨髄に入るこつずいにいる🔗⭐🔉
○骨髄に入るこつずいにいる
深く心底にしみこむ。骨身にしみる。太平記5「是を愛すること骨髄に入り」
⇒こつ‐ずい【骨髄】
○骨髄に徹するこつずいにてっする🔗⭐🔉
○骨髄に徹するこつずいにてっする
(→)「骨髄に入る」に同じ。「恨み―」
⇒こつ‐ずい【骨髄】
こつずい‐バンク【骨髄バンク】
骨髄移植のため健康な骨髄を提供しようとする人を登録しておき、組織適合性の合致する移植適応者に骨髄提供を斡旋する組織。
⇒こつ‐ずい【骨髄】
こつずい‐バンク【骨髄バンク】🔗⭐🔉
こつずい‐バンク【骨髄バンク】
骨髄移植のため健康な骨髄を提供しようとする人を登録しておき、組織適合性の合致する移植適応者に骨髄提供を斡旋する組織。
⇒こつ‐ずい【骨髄】
○骨髄を砕くこつずいをくだく
大そう苦心する。
⇒こつ‐ずい【骨髄】
○骨髄を砕くこつずいをくだく🔗⭐🔉
○骨髄を砕くこつずいをくだく
大そう苦心する。
⇒こつ‐ずい【骨髄】
こっ‐せつ【骨折】
けがなどにより、骨が折れること。
こっ‐せつ【骨節】
骨の関節。ほねぶし。ほねっぷし。
こつ‐ぜん【兀然】
(ゴツゼンとも)
①高くて上が平らなさま。「蜀山―」
②動かぬさま。
③あやういさま。心もとないさま。
④無知なさま。
こつ‐ぜん【忽然】
(コツネンとも)にわかなさま。たちまち。突然。忽如。宇治拾遺物語12「―として失せぬ」。「―と姿を現す」
こっ‐そ【骨疽】
〔医〕カリエスのこと。
こっ‐そう【骨相】‥サウ
骨格の上にあらわれた相。
⇒こっそう‐がく【骨相学】
こっそう‐がく【骨相学】‥サウ‥
骨相から人の性質や運命などを判断する学問。フリノロジー。
⇒こっ‐そう【骨相】
こつぞう‐き【骨蔵器】‥ザウ‥
(→)蔵骨器に同じ。
こつ‐そしき【骨組織】
骨を構成する組織。血管を中心として輪状に重なり合う骨基質に骨細胞が点在する。
こつそしょう‐しょう【骨粗鬆症】‥シヤウ
骨が萎縮し、もろく折れやすくなる状態。老人、閉経後の女性、ステロイドの過剰投与後、長期の安静や固定後などに起こる。
こっ‐そつ【忽卒】
にわかなさま。
こっそり
他人に気づかれないように行動するさま。こそこそ。「―と部屋を出る」
ごっそり
〔副〕
一度に取られたり現れたりするものが非常に大量であるさま。ねこそぎ。「―と盗まれる」「遺品が―出てくる」
ごった
乱雑なさま。ごたごた。ごっちゃ。
⇒ごった‐がえ・す【ごった返す】
⇒ごった‐に【ごった煮】
⇒ごった‐ばこ【ごった箱】
⇒ごった‐まぜ【ごった混ぜ】
コッター【cotter】
平形のくさびの一種で、機械部分の棒と筒とを連結するのに用いるもの。横栓。楔栓けっせん。楔子けっし。コッター‐ピン。
コッター
⇒コッター‐ピン【cotter pin】
コッター‐ピン【cotter pin】
(→)コッターに同じ。
⇒コッター【cotter】
こ‐づた・う【木伝ふ】‥ヅタフ
〔自四〕
木の枝から木の枝へ沿って移る。万葉集19「鶯の―・ひ散らす梅の花見に」
ごった‐がえ・す【ごった返す】‥ガヘス
〔自五〕
ひどく混雑する。入り乱れて騒ぐ。「買物客で―・す」
⇒ごった
ごった‐に【ごった煮】
さまざまの材料をまぜて煮たもの。ごた煮。
⇒ごった
ごった‐ばこ【ごった箱】
⇒ごたばこ。
⇒ごった
ごった‐まぜ【ごった混ぜ】
⇒ごたまぜ
⇒ごった
こっ‐たん【骨炭】
動物の骨を乾留して得る炭質物。主としてリン酸カルシウムから成り、炭素は少ないが、木炭より吸着性が大きい。製糖工業における溶液の精製脱色、また薬剤などに用いる。
ごったん
鹿児島地方に伝わる三味線の一種。やや小型で、胴には薄い杉板を張る。撥ばちは用いない。板三味線。箱三味線。
ごったん【兀庵】
(ゴツアンの連声)南宋の禅僧。諱いみなは普寧。臨済宗兀庵派の祖。1260年(文応1)来日。建長寺第2世となり、北条時頼の帰依が深かった。65年(文永2)宋に帰る。宗覚禅師。(1197〜1276)
こったん‐えん【骨端炎】
骨端の局所的壊死を主徴とする骨疾患。成長期に多く、外傷に起因するとされる。部位により、ペルテス病・ケーラー病・オスグッド‐シュラッター病・キーンベック病・ショイエルマン病などがある。
こっ‐ち【忽地】
たちまち起こるさま。にわかなさま。森鴎外、舞姫「わが舌人たる任務は―に余を拉し去りて」
こっ‐ち【此方】
〔代〕
(コチの促音化)「こちら」のややくだけた言い方。この方。転じて、一人称にも用いる。浄瑠璃、薩摩歌「―に算用粟津の原」
⇒こっち‐とら【此方人等】
⇒こっち‐の‐もの【此方の物】
こ‐つち【小土・小槌】
「つち(犯土)」参照。
こ‐づち【小槌】
小さい槌。「打出うちでの―」
こっち‐とら【此方人等】
〔代〕
こちとら。われわれ。
⇒こっ‐ち【此方】
こっち‐の‐もの【此方の物】
①自分の所有となったもの。たしかに自分の思い通りになることにいう。浄瑠璃、吉野都女楠「人のふところ腰のまはり、手がさはると―」。「ここまでくれば、もう―だ」
②重病人が危険期を脱したこと。この世のもの。
⇒こっ‐ち【此方】
ごつちみかど‐てんのう【後土御門天皇】‥ワウ
戦国時代の天皇。後花園天皇の第1皇子。名は成仁ふさひと。在位中に応仁の乱が起こった。(在位1464〜1500)(1442〜1500)→天皇(表)
こっ‐ちゃ
①「ことでは」の転。浄瑠璃、御所桜堀川夜討「卒爾に斬らしやつたら、聞く―ござんせぬぞ」
②「ことやら」の転。浄瑠璃、一谷嫩軍記「何の―わけが知れまい」
③「ことじゃ」の転。「えらい―」
ごっちゃ
いりまじるさま。混同すること。「―にする」
⇒ごっちゃ‐まぜ【ごっちゃ混ぜ】
ごっちゃ‐まぜ【ごっちゃ混ぜ】
ごちゃまぜ。ごたまぜ。
⇒ごっちゃ
こっ‐ちょう【骨張・骨頂】‥チヤウ
(一説に「骨張ほねばり」の音読に由来。また、「頂」は当て字)
①意地を張ること。強く主張すること。東鑑34「家村出し与ふべからざるの由―す」
②事件を企てた中心人物。張本人。源平盛衰記4「中宮の大衆の中に、智積・覚明・仏光等の―の輩六人」
③この上ないこと。最上。第一。浄瑠璃、生玉心中「嘉平次といふ人は嘘つきの―」。「愚の―」
こっちり
濃厚なさま。こてこて。こってり。浄瑠璃、孕常盤「女夫の中の―の、出花をあがつて下さんせ」
こ‐づつ【小筒】
①小さな竹筒。酒などを入れる。ささえ。義経記5「刳形くりかた打ちたる―に酒を入れて持ちたりけり」
②小銃。鳥銃。
↔大筒
ごっつぁん
(「ごちそうさま」の訛)相撲界で、感謝の意を表す語。
ゴッツィ【Carlo Gozzi】
イタリアの劇作家。著述家G.ゴッツィ(Gasparo G.1713〜1786)の弟。ゴルドーニに対立。寓話劇「三つのオレンジの恋」「トゥーランドット」など。(1720〜1806)
ごっつ・い
〔形〕
ゴツイの促音化。
こ‐つつじ【濃躑躅】
花の色の濃いツツジ。夫木和歌抄6「涙の色は―の花」
こつ‐つぼ【骨壺】
火葬した骨を納めるつぼ。こつがめ。
こ‐つづみ【小鼓】
小型の鼓。左手で調しらべと呼ぶ締め紐を持ち右肩にのせ、右手で打つもの。打つ際、調をしめたりゆるめたりして音色を変える。能・歌舞伎囃子や各種の民俗芸能に用いる。小胴こどう。弟鼓おとつづみ。↔大鼓。→鼓
小鼓
小鼓
撮影:神田佳明
こ‐づつみ【小包】
①小さいつつみ。
②小包郵便物の略。
⇒こづつみ‐ゆうびんぶつ【小包郵便物】
こづつみ‐ゆうびんぶつ【小包郵便物】‥イウ‥
信書以外の物を内容とし、包装の表面に「小包」と記した郵便物。通常郵便物に対するもの。ゆうパック・エクスパック・冊子小包・ふるさと小包などがある。
⇒こ‐づつみ【小包】
こっ‐て
「こと(事)で」の転。「危い―したね」
ごって【毎】
〔接尾〕
ゴトの訛。浮世風呂4「その間は家―に穴をあけておいて通用する」
こってい【特牛】コツテヒ
(コッテとも)コトイの転。こといのうし。炭俵「ずゐきのたけの余る―」(孤屋)
⇒こってい‐うし【特牛】
こってい‐うし【特牛】コツテヒ‥
(コッテイウジとも)
⇒こといのうし。浄瑠璃、持統天皇歌軍法「猪の七年物、―ほどなをしてやつて」
⇒こってい【特牛】
コッテージ【cottage】
⇒コテージ



こっ‐せつ【骨折】🔗⭐🔉
こっ‐せつ【骨折】
けがなどにより、骨が折れること。
こつ‐ばい【骨灰】‥バヒ🔗⭐🔉
こつ‐ばい【骨灰】‥バヒ
⇒こっかい
こっ‐ぱい【骨灰・粉灰】‥パヒ🔗⭐🔉
こっ‐ぱい【骨灰・粉灰】‥パヒ
①こまかにくだけること。浄瑠璃、聖徳太子絵伝記「うぬが頭を爪先まで微塵―に引き裂き」
②散り散りめちゃめちゃになること。ひどい目にあうこと。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「日々お暇乞にお大名衆がお入りある故、料理方は―になるが」。「乱離らり―」
こつ‐ひろい【骨拾い】‥ヒロヒ🔗⭐🔉
こつ‐ひろい【骨拾い】‥ヒロヒ
(→)「こつあげ」に同じ。
ほね【骨】🔗⭐🔉
ほね【骨】
①脊椎動物の骨格を構成する個々の部分。結合組織の一種で、細胞間物質はカルシウム塩を含み、硬い。中心には腔があり、骨髄がみたす。骨髄は血液を作る。人体には200個余ある。〈倭名類聚鈔3〉。「魚の―を取る」
②火葬などにした死者の骨。こつ。宇津保物語俊蔭「―舎利の中よりも」
③家屋・器具などの芯となって全体を支える材料。源氏物語蓬生「はかなき板葺なりしなどは―のみわづかに残りて」。「障子の―」
④中心。核心。「論文の―」
⑤物事の中心となって、それを支える人または物。「チームの―になる選手」
⑥事に堪える力。気概。気骨きこつ。平治物語「北面の侍平左衛門尉泰頼は―ある者なれば」。「―のある人物」
⑦ほねのおれること。労苦。困難。「この仕事はなかなか―だ」
⇒骨が折れる
⇒骨が舎利になっても
⇒骨が太い
⇒骨と皮
⇒骨に刻む
⇒骨に沁みる
⇒骨に徹する
⇒骨の髄まで
⇒骨までしゃぶる
⇒骨を埋める
⇒骨を惜しむ
⇒骨を折る
⇒骨を砕く
⇒骨を刺す
⇒骨を抜く
⇒骨を盗む
⇒骨を拾う
ほね‐おしみ【骨惜しみ】‥ヲシミ🔗⭐🔉
ほね‐おしみ【骨惜しみ】‥ヲシミ
労苦をいやがること。「―せずに働く」「―があだになる」
ほね‐おり【骨折り】‥ヲリ🔗⭐🔉
ほね‐おり【骨折り】‥ヲリ
精を出してはたらくこと。尽力すること。「むだな―をする」「お―感謝します」
⇒ほねおり‐ぞん【骨折り損】
⇒骨折り損の草臥儲け
ほねおり‐ぞん【骨折り損】‥ヲリ‥🔗⭐🔉
ほねおり‐ぞん【骨折り損】‥ヲリ‥
努力したことが無駄になること。
⇒ほね‐おり【骨折り】
○骨折り損の草臥儲けほねおりぞんのくたびれもうけ
労力を費やしたのに効果がなく、疲れだけが残ること。
⇒ほね‐おり【骨折り】
○骨折り損の草臥儲けほねおりぞんのくたびれもうけ🔗⭐🔉
○骨折り損の草臥儲けほねおりぞんのくたびれもうけ
労力を費やしたのに効果がなく、疲れだけが残ること。
⇒ほね‐おり【骨折り】
ほね‐お・る【骨折る】‥ヲル
〔自五〕
①精を出してはたらく。
②尽力する。努力する。「就職の斡旋に―・る」
ほね‐おれ【骨折れ】‥ヲレ
骨の折れること。苦労。狂言、末広がり「やれやれ―や」
ほね‐おろし【骨降ろし】
二十日はつか正月のこと。骨正月。
ほね‐がい【骨貝】‥ガヒ
アッキガイ科の巻貝。全長約10センチメートル。殻表に長いとげが生え、一見、魚の骨を思わせる。日本中部以南の浅海に産する。
ほねがい

ほね‐おろし【骨降ろし】🔗⭐🔉
ほね‐おろし【骨降ろし】
二十日はつか正月のこと。骨正月。
ほね‐がい【骨貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
ほね‐がい【骨貝】‥ガヒ
アッキガイ科の巻貝。全長約10センチメートル。殻表に長いとげが生え、一見、魚の骨を思わせる。日本中部以南の浅海に産する。
ほねがい
○骨が折れるほねがおれる
苦労である。面倒である。
⇒ほね【骨】

○骨が折れるほねがおれる🔗⭐🔉
○骨が折れるほねがおれる
苦労である。面倒である。
⇒ほね【骨】
ほね‐がき【骨書き】
絵の輪郭をあらわす描線。
ほね‐かぎり【骨限り】
力のかぎり。根こんかぎり。
ほね‐がき【骨書き】🔗⭐🔉
ほね‐がき【骨書き】
絵の輪郭をあらわす描線。
ほね‐かぎり【骨限り】🔗⭐🔉
○骨が舎利になってもほねがしゃりになっても🔗⭐🔉
○骨が舎利になってもほねがしゃりになっても
たとえ死んでも。
⇒ほね【骨】
○骨が太いほねがふとい🔗⭐🔉
○骨が太いほねがふとい
しっかりしていて、簡単に屈しない。
⇒ほね【骨】
ほね‐がらみ【骨絡み】
①(→)「ほねうずき」に同じ。誹風柳多留8「辻番にたまたま若い―」
②手の打ちようがないほど情況などが悪化すること。
ほねかわ【骨皮】‥カハ
狂言。新発意しんぼちが、傘を貸さないための断りの文句を教わり、それを馬を借りに来た人に言う。馬を断る文句を教わると、こんどは住持を斎ときに招きに来た男に言う。骨皮新発意。
ほねかわ‐すじえもん【骨皮筋右衛門】‥カハスヂヱ‥
体が骨と皮と筋でできているような痩せたさまを、人名めかして言った語。
ほね‐きり【骨切り】
①骨を切ること。
②ハモなど小骨の多い魚を調理する際、身を切り離さないように細かく庖丁を入れて骨を切ること。
③立派なこと。申し分ないこと。また、その人。
④(「ほねっきり」の形で)できる限り。精一杯。誹風柳多留12「―稼げとをぢは二貫貸し」
⇒ほねきり‐うた【骨切り歌】
ほねきり‐うた【骨切り歌】
鯨の骨を切り、臼で搗き砕いて油を採取する女性の作業歌。佐賀県東松浦郡・唐津市など。
⇒ほね‐きり【骨切り】
ほね‐ぐみ【骨組】
①体の骨の構造。骨格。日葡辞書「ホネグミノタクマシイヒト」
②物事の主要部分の組立て。「建築の―」「計画の―」
ほね‐しごと【骨仕事】
身体を使ってする仕事。骨の折れる仕事。力仕事。
ほね‐しば【骨柴】
枝葉を取り去った柴。猿蓑「―の刈られながらも木の芽かな」(凡兆)
ほね‐しょうがつ【骨正月】‥シヤウグワツ
(西日本で)二十日はつか正月のこと。骨しゃぶり。骨降ろし。頭正月。
ほね‐せんべい【骨煎餅】
魚をおろしたあとの骨を油で揚げたり焼いたりしたもの。
ほね‐だ・つ【骨立つ】
〔自五〕
やせて骨ばる。
ほね‐ちがい【骨違い】‥チガヒ
骨が関節から外れること。脱臼。〈和英語林集成初版〉
ほね‐つき【骨付き】
①ほねぐみ。骨格。
②骨のついた肉。特に魚肉で、2枚におろしたうち背骨のついた方。
ほね‐つぎ【骨接ぎ】
骨の折れたのや関節の外れたのを、なおすこと。また、それを職業とする人。接骨。整骨。
ほねつぎ‐の‐ひ【骨継ぎの日】
鳥取県などで、6月1日あるいは15日をいう。小麦粉で焼餅をつくるところが多い。釜焼き。れんげ。
ほねっ‐ぷし【骨っ節】
(ホネフシの促音化)
①骨の関節。「―が痛む」
②気骨きこつ。気概。「―の強い人」
ほねっ‐ぽ・い【骨っぽい】
〔形〕
①魚などの骨が多い。また、やせて骨ばっている。
②気骨きこつがある。しっかりしている。誹風柳多留2「役人の―・いのは猪牙ちょきに乗せ」
ほね‐きり【骨切り】🔗⭐🔉
ほね‐きり【骨切り】
①骨を切ること。
②ハモなど小骨の多い魚を調理する際、身を切り離さないように細かく庖丁を入れて骨を切ること。
③立派なこと。申し分ないこと。また、その人。
④(「ほねっきり」の形で)できる限り。精一杯。誹風柳多留12「―稼げとをぢは二貫貸し」
⇒ほねきり‐うた【骨切り歌】
ほねきり‐うた【骨切り歌】🔗⭐🔉
ほねきり‐うた【骨切り歌】
鯨の骨を切り、臼で搗き砕いて油を採取する女性の作業歌。佐賀県東松浦郡・唐津市など。
⇒ほね‐きり【骨切り】
ほね‐しごと【骨仕事】🔗⭐🔉
ほね‐しごと【骨仕事】
身体を使ってする仕事。骨の折れる仕事。力仕事。
ほね‐しば【骨柴】🔗⭐🔉
ほね‐しば【骨柴】
枝葉を取り去った柴。猿蓑「―の刈られながらも木の芽かな」(凡兆)
ほね‐しょうがつ【骨正月】‥シヤウグワツ🔗⭐🔉
ほね‐しょうがつ【骨正月】‥シヤウグワツ
(西日本で)二十日はつか正月のこと。骨しゃぶり。骨降ろし。頭正月。
ほね‐ちがい【骨違い】‥チガヒ🔗⭐🔉
ほね‐ちがい【骨違い】‥チガヒ
骨が関節から外れること。脱臼。〈和英語林集成初版〉
ほね‐つぎ【骨接ぎ】🔗⭐🔉
ほね‐つぎ【骨接ぎ】
骨の折れたのや関節の外れたのを、なおすこと。また、それを職業とする人。接骨。整骨。
ほねつぎ‐の‐ひ【骨継ぎの日】🔗⭐🔉
ほねつぎ‐の‐ひ【骨継ぎの日】
鳥取県などで、6月1日あるいは15日をいう。小麦粉で焼餅をつくるところが多い。釜焼き。れんげ。
ほねっ‐ぷし【骨っ節】🔗⭐🔉
ほねっ‐ぷし【骨っ節】
(ホネフシの促音化)
①骨の関節。「―が痛む」
②気骨きこつ。気概。「―の強い人」
ほねっ‐ぽ・い【骨っぽい】🔗⭐🔉
ほねっ‐ぽ・い【骨っぽい】
〔形〕
①魚などの骨が多い。また、やせて骨ばっている。
②気骨きこつがある。しっかりしている。誹風柳多留2「役人の―・いのは猪牙ちょきに乗せ」
○骨と皮ほねとかわ
甚だしくやせたさまの形容。「―ばかりになる」
⇒ほね【骨】
○骨と皮ほねとかわ🔗⭐🔉
○骨と皮ほねとかわ
甚だしくやせたさまの形容。「―ばかりになる」
⇒ほね【骨】
ほね‐なし【骨無し】
①脊髄などの萎なえた病人。
②人の、気骨・主義・節操などのないこと。また、その人。
⇒骨無しの腕ずんばい
○骨に刻むほねにきざむ🔗⭐🔉
○骨に刻むほねにきざむ
[後漢書鄧騭伝]深く心に印して忘れない。肝に銘ずる。「その言葉、骨に刻みます」
⇒ほね【骨】
○骨に沁みるほねにしみる🔗⭐🔉
○骨に沁みるほねにしみる
心に強く感じる。骨に徹する。骨に徹とおる。「―忠告」
⇒ほね【骨】
○骨に徹するほねにてっする🔗⭐🔉
○骨に徹するほねにてっする
(→)「骨にしみる」に同じ。
⇒ほね【骨】
ほね‐ぬき【骨抜き】
①魚・鳥などの料理で、その骨を抜き去ること。また、抜き去った肉。
②人を、気骨・志操のない状態にすること。また、計画などの主要な部分を取り去って内容の乏しいものにすること。「法案を―にする」
○骨の髄までほねのずいまで🔗⭐🔉
○骨の髄までほねのずいまで
体の奥の奥まで。転じて、徹底したさま。とことん。「―冷え込む」
⇒ほね【骨】
ほね‐ばなれ【骨離れ】
骨と肉とがはなれること。また、そのぐあい。「―の良い魚」
ほね‐ば・る【骨張る】
〔自五〕
①皮膚の下で骨がいかにもごつごつ角ばっている。「―・った手」
②意地をはる。がんばる。無名抄「身を立てんと―・るべきなり」
ほね‐ひしお【骨醤】‥ヒシホ
骨と肉とを切りまぜた、ししびしお。〈新撰字鏡12〉
ほね‐ぶし【骨節】
骨の関節。ほねっぷし。
ほね‐ぶと【骨太】
①骨の太いこと。骨格の丈夫なこと。「―な体つき」
②内容・方針などがしっかりしているさま。「―の改革」
ほね‐へん【骨偏】
漢字の偏の一種。「骸」「髄」などの偏の「骨」の称。
ほね‐ぼそ【骨細】
骨が細くてしなやかなこと。骨格のきゃしゃなこと。
ほねぼね‐し・い【骨骨しい】
〔形〕
骨ばっている。ごつごつしている。「―・い字」
ほね‐ひしお【骨醤】‥ヒシホ🔗⭐🔉
ほね‐ひしお【骨醤】‥ヒシホ
骨と肉とを切りまぜた、ししびしお。〈新撰字鏡12〉
ほね‐ぼそ【骨細】🔗⭐🔉
ほね‐ぼそ【骨細】
骨が細くてしなやかなこと。骨格のきゃしゃなこと。
ほねぼね‐し・い【骨骨しい】🔗⭐🔉
ほねぼね‐し・い【骨骨しい】
〔形〕
骨ばっている。ごつごつしている。「―・い字」
○骨までしゃぶるほねまでしゃぶる
相手を徹底的に利用しつくす。
⇒ほね【骨】
ほね‐み【骨身】🔗⭐🔉
○骨身にこたえるほねみにこたえる🔗⭐🔉
○骨身にこたえるほねみにこたえる
寒さや苦しみなどを強く感ずる。身にしみて感ずる。西鶴織留4「寺へ人をやるばかりといふ声骨身にこたへ」
⇒ほね‐み【骨身】
○骨身に沁みるほねみにしみる🔗⭐🔉
○骨身に沁みるほねみにしみる
うれしさや苦しさを、体の中までしみとおるほど強く感ずる。身に沁みる。「人の親切が―」
⇒ほね‐み【骨身】
○骨身を惜しまないほねみをおしまない🔗⭐🔉
○骨身を惜しまないほねみをおしまない
苦労をいとわない。「骨身を惜しまず働く」
⇒ほね‐み【骨身】
○骨身を削るほねみをけずる🔗⭐🔉
○骨身を削るほねみをけずる
体がやせ細るほど一所懸命に事に当たる。身を削る。
⇒ほね‐み【骨身】
ほね‐やすめ【骨休め】
休息。休憩。ほねやすみ。「―に温泉に行く」
ほね‐わざ【骨業】
①身体・骨節をつかってする芸。
②骨の折れる仕事。
ほね‐やすめ【骨休め】🔗⭐🔉
ほね‐やすめ【骨休め】
休息。休憩。ほねやすみ。「―に温泉に行く」
ほね‐わざ【骨業】🔗⭐🔉
ほね‐わざ【骨業】
①身体・骨節をつかってする芸。
②骨の折れる仕事。
○骨を埋めるほねをうずめる
その土地で死ぬ。また、死ぬまでその仕事をする。「異郷に―覚悟」
⇒ほね【骨】
○骨を惜しむほねをおしむ
労苦をいとう。骨惜しみをする。骨を盗む。「骨を惜しまず働く」
⇒ほね【骨】
○骨を折るほねをおる
精出して働く。物事をなしとげるために苦労する。骨折る。「骨を折ってくれたことに感謝する」
⇒ほね【骨】
○骨を砕くほねをくだく
一所懸命に励む。身を粉にする。
⇒ほね【骨】
○骨を刺すほねをさす
はげしく身にこたえて、痛烈である。「寒気が―」
⇒ほね【骨】
○骨を抜くほねをぬく
物事の主要な部分を取り去って内容のないものにする。骨抜きにする。
⇒ほね【骨】
○骨を盗むほねをぬすむ
①(→)「骨を惜しむ」に同じ。
②(下に打消を伴って)ただ働きはさせない。むだ骨は折らせない。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「そこは乳母がのみこんだ。こなたも骨は盗むまい」
⇒ほね【骨】
○骨を拾うほねをひろう
(遺骨を拾いおさめる意から)人が仕事をやりかけて倒れた後を引き受けて、その始末をする。
⇒ほね【骨】
○骨を埋めるほねをうずめる🔗⭐🔉
○骨を埋めるほねをうずめる
その土地で死ぬ。また、死ぬまでその仕事をする。「異郷に―覚悟」
⇒ほね【骨】
○骨を惜しむほねをおしむ🔗⭐🔉
○骨を惜しむほねをおしむ
労苦をいとう。骨惜しみをする。骨を盗む。「骨を惜しまず働く」
⇒ほね【骨】
○骨を折るほねをおる🔗⭐🔉
○骨を折るほねをおる
精出して働く。物事をなしとげるために苦労する。骨折る。「骨を折ってくれたことに感謝する」
⇒ほね【骨】
○骨を砕くほねをくだく🔗⭐🔉
○骨を砕くほねをくだく
一所懸命に励む。身を粉にする。
⇒ほね【骨】
○骨を刺すほねをさす🔗⭐🔉
○骨を刺すほねをさす
はげしく身にこたえて、痛烈である。「寒気が―」
⇒ほね【骨】
○骨を抜くほねをぬく🔗⭐🔉
○骨を抜くほねをぬく
物事の主要な部分を取り去って内容のないものにする。骨抜きにする。
⇒ほね【骨】
○骨を盗むほねをぬすむ🔗⭐🔉
○骨を盗むほねをぬすむ
①(→)「骨を惜しむ」に同じ。
②(下に打消を伴って)ただ働きはさせない。むだ骨は折らせない。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「そこは乳母がのみこんだ。こなたも骨は盗むまい」
⇒ほね【骨】
○骨を拾うほねをひろう🔗⭐🔉
○骨を拾うほねをひろう
(遺骨を拾いおさめる意から)人が仕事をやりかけて倒れた後を引き受けて、その始末をする。
⇒ほね【骨】
ぼ‐ねん【暮年】
老年になった時。晩年。
ほの【仄】
〔接頭〕
(動詞や形容詞などに冠して)かすか、うすうす、ちょっと、などの意を表す。源氏物語夕霧「―好きたるかたに、面馴れなましかば」。「―暗い」
ほの‐あかり【仄明り】
ほのかな明り。ほんのりとした明るさ。
ほの‐あ・く【仄開く】
〔他下二〕
ちょっと開ける。増鏡「片端―・けて見るに銭なり」
ほのお【炎・焔】ホノホ
(「火の穂」の意)
①気体が燃焼して熱および光を発するもの。石油・木材などの燃焼するとき炎を発するのは、熱のためその一部が気体化するからである。炎を分けて炎心(炎の中心で、可燃気体の発生する所)・内炎(炎心の外部で、赤熱した炭素の微粒子を含み光輝を放つ所。還元炎)・外炎(最外部で、燃焼が完全で温度の最も高い所。酸化炎)とする。火焔。ほむら。万葉集13「大地おおつちを―と踏みて立ちて居て行方も知らず」
②恋慕・怨恨・憤怒・嫉妬の情で心のいらだつのを火の燃え立つのにたとえていう語。源氏物語篝火「かがり火にたちそふ恋の煙こそ世にはたえせぬ―なりけれ」
ほのおのひと【炎の人】ホノホ‥
三好十郎作の戯曲。1951年発表、同年に民芸が初演。ゴッホの半生を描く。
ほの‐か【仄か・側か】
①はっきりと見わけたり、聞きわけたりできないさま。かすか。万葉集2「うつせみと思ひし妹がたまかぎる―にだにも見えぬ思へば」
②光・色・香りなどがわずかに感じられるさま。ほんのり。うっすら。宇津保物語梅花笠「―に染むる桜には」。「―な光」
③ぼんやりと認識するさま。かすか。「―な愛情を感じる」「―に記憶している」
④ほんの少し。わずか。ちょっと。源氏物語夕顔「―にも軒端の荻を結ばずは」
ほの‐き・く【仄聞く】
〔他四〕
ほのかに聞く。源氏物語鈴虫「亡き人の御有様などの罪軽からぬさまに―・く」
ぼ‐の‐くぼ【盆の窪】
(→)「ぼんのくぼ」に同じ。
ほの‐ぐら・い【仄暗い】
〔形〕[文]ほのぐら・し(ク)
うすぐらい。ぼんやりと暗い。欽明紀「―・きに起きて」。「―・い部屋」
ほの‐ぐれ【仄暮れ】
夕方のうす暗くなったころ。また、夕ぐれの薄明り。
ほ‐の‐け【火の気】
ひのけ。一説に、けむり。神楽歌、湯立歌「海人あまの刀祢とねらが焚く―」
ほ‐の‐じ【ほの字】
惚ほれること。貝おほひ「京上臈に―はたれもすき鍬のかねがね望むことなれど」
ほの‐じろ・い【仄白い】
〔形〕[文]ほのじろ・し(ク)
ほのかに白い。ぼんやりと白い。「―・い明かり」
ほの‐す・く【仄好く】
〔自四〕
いささか風流を解する。いささか好色めく。源氏物語初音「なほ下には―・きたる心こそ留むべかめれ」
ほのすそり‐の‐みこと【火闌降命】
火照命ほでりのみことの別名。
ボノボ【bonobo】
ピグミー‐チンパンジーの別称。→チンパンジー
ほの‐ぼの【仄仄】
①かすか。ほんのり。ほのかに明るいさま。源氏物語夕顔「たそがれに―見つる花の夕顔」。「夜が―と明ける」
②(→)「ほのぼの明け」に同じ。続古事談1「未だ―の程に」
③ほんのりと心暖まるさま。「―とした愛情」
⇒ほのぼの‐あけ【仄仄明け】
ほのぼの‐あけ【仄仄明け】
夜がほのぼのと明けること。また、その時。日葡辞書「ヨノホノボノアケニマイラウ」
⇒ほの‐ぼの【仄仄】
ほの‐ぼの・し【仄仄し】
〔形シク〕
ほのかである。はっきりしない。源氏物語手習「耳―・しく傍らなる人に問ひききて」
ほの‐み・える【仄見える】
〔自下一〕[文]ほのみ・ゆ(下二)
ほのかに見える。源氏物語賢木「御几帳も青鈍あおにびにて、ひまひまより―・えたる薄鈍・くちなしの袖口など」
ほの‐めか・す【仄めかす】
〔他五〕
ほのめくようにする。それとなく見せる。また、それとなく言う。におわす。諷して言う。源氏物語帚木「怨ずべき事をば見知れるさまに―・し」。「引退を―・す」
ほの‐め・く【仄めく】
〔自五〕
①ほのかに見える。ほのかに聞こえる。ほのかに匂う。金葉和歌集秋「木の間より―・く秋の夕月夜かな」
②ちょっと…する。源氏物語花散里「御おとうとの三の君内裏わたりにてはかなう―・き給ひし(かりそめに逢われた)名残り」
③ほのかに言う。それとなく様子を見せる。源氏物語宿木「秋果つる野辺のけしきも篠薄―・く風につけてこそ知れ」
ホノルル【Honolulu】
アメリカ合衆国、ハワイ州の州都。ハワイ諸島オアフ島の南岸にある港湾都市。太平洋航路・航空路の要地。人口37万1千(2000)。
ぼ‐ば【牡馬】
牡おすの馬。おすうま。↔牝馬ひんば
ポパー【Karl Raimund Popper】
オーストリア生れのイギリスの哲学者。科学哲学・政治哲学の分野で活躍、反証可能性の理論に基づき批判的合理主義を提唱。著「探究の論理」「開かれた社会とその敵」など。(1902〜1994)
ホバークラフト【hovercraft】
浮上ファンからの空気を船体の底面から吹き出し、その風圧によって船体を浮上させて航走する水陸両用の高速船。
ポパイ【Popeye】
アメリカの漫画・アニメーション映画の主人公。船乗りで、ホウレンソウを食べると怪力が出る。恋人のオリーヴをめぐりブルートと争う。原作はシーガー(E. C. Segar1894〜1938)。
ほ‐ばく【捕縛】
①とらえてしばること。「泥棒を―する」
②(→)小具足こぐそく3に同じ。
ほ‐ばしら【帆柱・檣】
船に立てて帆をかかげる柱。マスト。
⇒ほばしら‐だち【帆柱立ち】
ほばしら‐だち【帆柱立ち】
帆柱のようにまっすぐにつっ立つさま。浄瑠璃、女殺油地獄「先に与兵衛―跡に二王の張番立」
⇒ほ‐ばしら【帆柱・檣】
ほ‐はば【歩幅】
歩く時に1歩で進む距離。
ほば‐ほう【保馬法】‥ハフ
宋の王安石の新法の一つ。兵馬の訓練と牧畜とを兼ねて農民1戸に馬1〜2頭を交付し、官から馬料を給して飼育させ、平時は農耕に使わせ、戦時には軍馬として徴用した。→保甲法
ほ‐はら【鰾・膘】
魚のうきぶくろ。〈倭名類聚鈔19〉
ボハラ【Bukhara】
⇒ブハラ
ほ‐ばらみ【穂孕み】
稲・麦などの葉鞘の穂を包んだ部分が著しくふくれること。
ボバリーふじん【ボバリー夫人】
⇒ボヴァリーふじん
ホバリング【hovering】
ヘリコプターや虫・鳥が空中で停止した状態にあること。
ぼ‐はん【母斑】
皮膚の表皮細胞・色素細胞・血管・脂腺細胞などが局所的に増生したもの。狭義には色素細胞系の限局的細胞増生をいう。組織の奇形ないし良性腫瘍で、多くは出生時にすでに存在。黒子ほくろ・痣あざなど。
ぼ‐はん【墓畔】
はかのほとり。
ポハン【浦項】
(P‘ohang)韓国南東部、慶尚北道の都市。日本海側の迎日湾に面する。製鉄業が盛ん。人口51万6千(2000)。
ほ‐ひ【補肥】
(→)追肥おいごえに同じ。
ホピ【Hopi】
アメリカ先住民のプエブロ系諸民族のうち、アリゾナ北部の砂漠地帯に住む民族。儀礼や神話で有名。
ぼ‐ひ【墓碑】
死者の氏名・戒名・没年月日・事績などを彫りこんで、墓標として立てる石。はかいし。
ホビー【hobby】
趣味。道楽。
ポピー【poppy】
ケシ。ケシ科ケシ属の総称(英語名)。特にヒナゲシ(グビジンソウ)の園芸上の通称。
ボビー‐ジョーンズ【Bobby Jones】
(本名Robert Tyre Jones, Jr.)アメリカのアマチュア‐ゴルファー。1930年に全英・全米のアマチュアとオープンの四大タイトルを独占。34年、マスターズ‐トーナメントを創設。(1902〜1971)
ほびき‐あみ【帆引網】
打瀬網うたせあみの一種で、網を引くのに帆走力を用いる漁法。
ほびこ・る【蔓延る】
〔自四〕
一面にひろがる。はびこる。万葉集18「雲―・りてとのぐもり」
ほ‐ひつ【補筆】
筆を加えて補い書くこと。
ほ‐ひつ【輔弼】
①天子の政治をたすけること。また、その役。
②明治憲法の観念で、天皇の行為や決定に関し進言し、その結果について全責任を負うこと。国務上の輔弼は国務大臣、宮務上の輔弼は宮内大臣および内大臣、統帥上の輔弼(輔翼とよぶ)は参謀総長・軍令部総長の職責であった。「―の任」
ポビドン‐ヨード
(povidone-iodine)皮膚や粘膜の消毒用ヨード剤。水溶性を高めるためヨードにポリビニルピロリドンを結合させたもの。商品名、イソジン。
ぼひ‐めい【墓碑銘】
墓碑に彫りこんだ死者の経歴・事績などの文句。エピタフ。
ポピュラー【popular】
①一般向き。大衆的。また、広く普及しているさま。「最も―なワイン」
②広く親しまれる洋風の歌や音楽。「―音楽」「―‐ソング」↔クラシック
ポピュリスム【populisme フランス】
1929年以後、フランスで貧しい民衆の生活を誠実に暖かく描く傾向の文学。フィリップの流れを汲む。代表作家はダビ。
ポピュリズム【populism】
①一般大衆の考え方・感情・要求を代弁しているという政治上の主張・運動。これを具現する人々をポピュリストという。
②1890年代アメリカの第3政党、人民党(ポピュリスト党)の主義。人民主義。
③(populismo スペイン)1930年代以降に中南米で発展した、労働者を基盤とする改良的な民族主義的政治運動。アルゼンチンのペロンなどが推進。ポプリスモ。
ぼ‐ひょう【墓標・墓表】‥ヘウ
墓のしるしに立てる、木や石。はかじるし。
ぼ‐ひょうじゅん‐へんさ【母標準偏差】‥ヘウ‥
〔数〕母集団変数の標準偏差。
ほひろ‐か
はびこるさま。ほしいままであるさま。水鏡「道鏡もいまだ―に参り仕うまつらざりしかば」
ほひろ・く
〔他四〕
さかんに勢いを伸ばす。はびこる。〈字鏡集〉
ボビン【bobbin】
①紡織用具の一つ。粗糸・糸・撚糸ねんしなどを巻いて整理する筒状または棒状のもの。
②電線を巻いてコイルを作る円形または多角形の筒。
③ミシンの下糸を巻く金具。
⇒ボビン‐レース【bobbin lace】
ぽぴん
近世のガラス製の玩具。フラスコ形で、長い管状の首の所をくわえて息を出し入れすると、底が「ぽぴん、ぽぴん」と鳴る。ぽっぴん。ぽんぴん。ぽぺん。ぽこんぽこん。
ボビン‐レース【bobbin lace】
レースの一種。起源は古代エジプトといわれる。枕状の台に型紙を置き、図案に従い糸を巻いたボビンを捻ったり交叉させたりしながら編み上げる。ボーンレース。ピローレース。
⇒ボビン【bobbin】
ほ‐ふ【保父】
保育所その他の児童福祉施設で、児童の保育に従事する男性職員の通称。1977年の法改正により男性職員が正式に認められた。→保育士
ほ‐ぶ【歩武】
①(「歩」は6尺、「武」は半歩)わずかの距離。咫尺しせき。
②あしどり。あゆみ。「―堂々」
ホブ【hob】
カッターの一種。円筒の外周にねじに沿って切刃をもった回転刃物。ホブ盤に取りつけて、歯車の歯切りに使用する。
ボブ【bob】
髪をえり首の辺まで短くカットした女性の髪型。ダッチボブ(おかっぱ)・シングルボブ(V字型カット)など。
ボブキャット【bobcat】
ネコ科の哺乳類。オオヤマネコに似るが小形。体長1メートル弱で、尾が短い。北アメリカの森林・草原から砂漠に分布、ネズミ・リスなどを捕食。
ボブキャット
提供:東京動物園協会
ほ‐ふく【匍匐】
①はらばうこと。はうこと。地に伏して手と足とではうこと。「―前進」
②膝行して進退する礼。天武紀下「跪礼・―礼並びに止めよ」
③〔理〕(→)クリープに同じ。
⇒ほふく‐けい【匍匐茎】
⇒ほふく‐し【匍匐枝】
⇒ほふく‐しっこう【匍匐膝行】
ほふく‐けい【匍匐茎】
(→)匍匐枝に同じ。特に茎に注目していう。
⇒ほ‐ふく【匍匐】
ほふく‐し【匍匐枝】
蔓つる状に伸びて地上をはう枝。イチゴ・ユキノシタ・ジシバリなどに見られる。走出枝。匍枝。匐枝。ランナー。ストロン。
⇒ほ‐ふく【匍匐】
ほふく‐しっこう【匍匐膝行】‥カウ
貴人の前で、腹ばうようにして膝で進退すること。
⇒ほ‐ふく【匍匐】
ほ‐ぶくろ【帆袋】
帆の、風をはらんで袋状をなしたもの。〈日葡辞書〉
ボブスレー【bobsleigh】
前後に滑走部があり、梶かじとブレーキのついた鋼鉄製のそり。また、これを使って滑る競技。氷でつくった曲折のある急勾配のコースを滑降し、速さを競う。二人乗りと四人乗りとがある。→リュージュ→スケルトン4
ほ‐ぶね【帆船】
帆をかけた船。帆前船。為忠百首「柴舟は―のあとを追ふものを」
ホブ‐ばん【ホブ盤】
(hobbing machine)ホブを用いて歯車の歯を切る工作機械。フライス盤の一種。作業が迅速・簡単かつ安価な点が特徴。ホブ歯切盤。
ボブ‐ホープ【Bob Hope】
(本名Leslie Townes Hope)アメリカのコメディアン・俳優。ロンドン生れ。幼少時に渡米。ビング=クロスビーとの映画「腰抜け」シリーズをヒットさせる。「腰抜け二挺拳銃」「アラスカ珍道中」「地上最大のショウ」など。(1903〜2003)
ボブ‐ホープ
提供:Photoshot/APL
ホフマン【Ernst Theodor Amadeus Hoffmann】
ドイツの作家・判事。絵画・音楽にも長じ、その小説は夢幻的要素が強い。小説「黄金の壺」「悪魔の美酒」「牡猫ムルの人生観」など。(1776〜1822)
ホフマン【Frederick Ludwig Hoffmann】
医学者。ドイツ生れ。アメリカに渡って医学統計学に貢献。(1865〜1946)
⇒ホフマンしき‐けいさんほう【ホフマン式計算法】
ホフマン【Johann Joseph Hoffmann】
ドイツの日本学者。シーボルトの助手となり日本語および東洋を研究した。オランダ植民省の通訳官、ライデン大学の日本語教授。オランダ訪問の幕府使節の接待役および留学生榎本武揚・西周・津田真道らの指導などに当たった。(1805〜1878)
ホフマン【Roald Hoffmann】
ポーランド生れのアメリカの化学者。ウッドワードとともに分子軌道の対称性保存則を提唱し、反応機構論の進歩を促した。ノーベル賞。(1937〜)
ホフマン【A. W. v. Hofmann】
⇒ホーフマン
ホフマンしき‐けいさんほう【ホフマン式計算法】‥ハフ
(Hoffmannsche Methode ドイツ)生命侵害による逸失利益の算定など、期限到来前の無利息債権の現在価格を算出する方式の一種。債権の名義額をS、弁済期までの年数をn、法定利率をrとすれば、現在価格Xは
X=S/(1+nr)
となる。→ライプニッツ式計算法
⇒ホフマン【Frederick Ludwig Hoffmann】
ホフマンスタール【Hugo von Hofmannsthal】
オーストリアの詩人・作家。詩集のほか、韻文劇「痴人と死」、戯曲「エレクトラ」、歌劇「ばらの騎士」の台本、小説「影のない女」「アンドレーアス」など。(1874〜1929)
ポプラ【poplar】
ヤナギ科の落葉高木。北欧原産。葉は菱形。高く伸び、樹形が美しいので、街路樹や牧場などに植える。材は細工用。セイヨウハコヤナギ。このほか、北米産のアメリカヤマナラシなどの同属の数種を総称して、ポプラと呼ぶことがある。
ポプラ
撮影:関戸 勇
ポプリ【pot-pourri フランス】
芳香を楽しむため、乾燥した花や香料を混ぜ合わせたもの。また、それを詰めた壺つぼ。
ポプリン【poplin】
木綿・絹・毛などで畝織うねおりにした織物。柔軟で光沢に富み、服地・カーテンなどに用いる。
ほふ・る【屠る】
〔他五〕
①体を切りさく。きり殺す。はふる。〈倭名類聚鈔2〉
②敵を破る。雄略紀「即ち新羅に入りて、ゆくゆく傍の郡を―・り取る」。浄瑠璃、国性爺合戦「五十余城を―・り武威日々にさかんにして」。「宿敵を―・る」
ボブロフスキー【Johannes Bobrowski】
ドイツの詩人・小説家。小説「レヴィンの水車」など。(1917〜1965)
ぼ‐ぶんさん【母分散】
〔数〕母集団変数の分散。
ほ‐へ【火瓫】
瓫かめの中で焚く火。また、その瓫ともいう。祝詞、神賀詞「夜は―如なす光かかやく神あり」
ほ‐へい【歩兵】
①徒歩で戦う兵。雑兵ぞうひょう。源平盛衰記42「此奴原は近国の―にこそ有めれ」
②陸軍の中心的兵科。小銃・機関銃・軽砲などを備え火戦および白兵戦を行う。近年は機械化されている場合もある。
ぼ‐へい【募兵】
兵をつのり集めること。
⇒ぼへい‐せい【募兵制】
ぼ‐へいきん【母平均】
〔数〕母集団変数の平均値。
ぼへい‐せい【募兵制】
中国の唐代、府兵制が均田制の崩壊に伴って徴兵が困難になったのに伴い採用された傭兵ようへい制度。
⇒ぼ‐へい【募兵】
ポベーダ【Pik Pobedy ロシア】
天山山脈の最高峰。キルギス共和国と中国との国境線上に位置する。標高7439メートル。1956年ソ連隊が初登頂。
ほべつ‐うんじょう【帆別運上】‥ジヤウ
江戸時代、海上航行の船に課した雑税。帆の反数または積石数に応じて課した。帆別分一ほべつぶいち。帆別銭ほべちせん。→帆役ほやく
ポペット‐べん【ポペット弁】
(poppet valve)ポペットと呼ばれる軸を軸方向に動かすことにより開閉する弁。
ボヘミア【Bohemia】
チェコの中心部。第一次大戦後チェコスロヴァキア共和国の一部となる。地味は肥沃でジャガイモ・テンサイ・ホップなどの産多く、また、ガラス・機械類の工業も盛ん。中心都市プラハ。ドイツ語名ベーメン。
ボヘミア
撮影:小松義夫
⇒ボヘミア‐ガラス【Bohemian glass】
ボヘミア‐ガラス【Bohemian glass】
カリと石灰およびケイ酸を主成分とするガラス。ボヘミアで、初めてソーダの代りにカリを入れて製したので、この名がある。
⇒ボヘミア【Bohemia】
ボヘミアン【Bohemian】
(「ボヘミアの住民」の意)
①(→)ジプシーに同じ。
②俗世間の掟に従わず気ままな生活をする人。芸術家などに見られる。
ほ‐べん【蒲鞭】
[後漢書劉寛伝](蒲がまの穂の鞭で打たれても痛くないが、鞭打たれることは恥かしいことだから)辱はずかしめを与えるだけで罰を軽くすること。転じて、寛大な政治。
ほほ【懐】
ふところ。竹斎「文を受け取り―に入れ」
ほほ【頬】
⇒ほお
ほ‐ほ【熛火】
(「火の穂」の意)火の粉を上げて燃える炎。神代紀下「夜は―の若もころに喧響おとなひ」
ほ‐ほ【歩歩】
一あし一あし。一あしずつ。
ほ‐ほ
〔感〕
軽く明るく笑う声。落窪物語2「―と笑ふ中にも」
ほ‐ぼ【保母・保姆】
児童の保育に従事する女性。→保育士
ほぼ【粗・略】
〔副〕
おおかた。およそ。大略。あらあら。南海寄帰内法伝平安後期点「聊かに此の徒ともがらの為に粗ホホ詮衡す」。「仕事は―片付いた」「―間違いない」「―全員が集まる」
ぼぼ
女陰の異称。
ほ‐ぼう【捕亡】‥バウ
①にげるものをとらえること。
②罪人をとらえること。また、その役。
ぼ‐ほう【母法】‥ハフ
法の継受がなされるとき、その模範・根源たる他国または他民族の法。↔子法
ほほ‐えまし・い【微笑ましい・頬笑ましい】‥ヱマシイ
〔形〕[文]ほほゑま・し(シク)
思わずほほえみたくなるようである。「―・い光景」
ほほ‐えみ【微笑み・頬笑み】‥ヱミ
ほほえむこと。また、その笑み。微笑びしょう。
ほほ‐え・む【微笑む・頬笑む】‥ヱム
〔自五〕
(ホオエムとも)
①声をたてずに、にこりと笑う。笑えみをふくむ。微笑する。将門記(真福寺本)承徳点「兼て莞爾かんじとホホヱミ」。今昔物語集10「婿の王これを聞きて打ち―・みて」。「にっこり―・む」
②蕾つぼみが開く。源氏物語胡蝶「桜も今は盛りに―・み」
ポポー【pa(w)paw】
〔植〕
⇒ポーポー
ぼぼか・す
〔他四〕
けばだたせる。ぼさぼさにする。日葡辞書「カミ(髪)ヲボボカス」
ポポカテペトル【Popocatépetl】
(ナワトル語で「煙の山」の意)メキシコ中部にある円錐火山。標高5452メートル。
ほほき‐どり【法吉鳥】
ウグイスの古称。出雲風土記「宇武加比売命うむかひめのみこと、―となりて飛び渡り」
ほほ・く【蓬く】
〔自下二〕
⇒ほおける(下一)
ぼ‐ぼく【墓木】
人を葬ったとき墓に植える木。
⇒墓木已に拱す




[漢]骨🔗⭐🔉
骨 字形
筆順
〔骨部0画/10画/教育/2592・397C〕
〔音〕コツ(漢)
〔訓〕ほね
[意味]
①人や動物の、ほね。「骨肉・骨折・骨盤・軟骨・頭蓋骨ずがいこつ・老骨・遺骨・彫心鏤骨るこつ」
②物事を組み立てる支えとなるもの。ほねぐみ。「骨子・鉄骨」
③人がら。気だて。風格。「天性その骨なけれども」〔徒然草〕「気骨・奇骨・反骨・人品骨柄じんぴんこつがら」
④物を作ったり事を行ったりする要領。「骨をのみこむ」「骨法」
[解字]
形声。「月」(=肉)+音符「
」(=関節の上下のほねの形)。
[下ツキ
遺骨・骸骨・顎骨・顴骨・換骨奪胎・奇骨・気骨・俠骨・胸骨・筋骨・脛骨・頸骨・肩胛骨・拳骨・硬骨・鯁骨・甲骨文・枯骨・鎖骨・座骨・挫骨・山骨・死骨・膝蓋骨・整骨・接骨・仙骨・薦骨・俗骨・恥骨・椎骨・鉄骨・天骨・頭骨・軟骨・納骨・白骨・反骨・万骨・蛮骨・腓骨・尾骨・鼻骨・尾骶骨・風骨・武骨・無骨・分骨・粉骨砕身・凡骨・埋骨・木骨・没骨・竜骨・鏤骨・老骨・露骨・肋骨・腕骨
[難読]
骨牌カルタ



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