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ここ‐め【魔・醜女】🔗🔉

ここ‐め魔・醜女】 化け物。妖怪。しこめ。〈倭名類聚鈔2

ま【魔】🔗🔉

】 ①(梵語māra)〔仏〕仏道修行や人の善事の妨害をなすもの。魔羅まら。また、不思議な力をもち、悪事をなすもの。「好事―多し」→四魔。 ②不思議な力。神秘的なもの。恐るべきもの。「―の海域」 ③熱中して異常な行いをする者。「電話―」 ⇒魔が差す

ま‐えん【魔炎】🔗🔉

ま‐えん魔炎】 悪魔のおこす火炎。

ま‐えん【魔縁】🔗🔉

ま‐えん魔縁】 〔仏〕魔王が仏道修行などの妨害をし、人をまどわすこと。また、その魔王。

ま‐おう【魔王】‥ワウ🔗🔉

ま‐おう魔王‥ワウ ①〔仏〕六欲天の第6天、他化自在天たけじざいてんの主。仏や仏道修行者の妨げをなす。天魔。 ②魔物・悪魔の王。 ③(Erlkönig ドイツ)シューベルト作のバラード形式の歌曲。1815年作曲。ゲーテの詩による。

ま‐おどし【魔脅し】🔗🔉

ま‐おどし魔脅し】 新しい屋根の棟の両端に挿す弓矢。矢立て。

ま‐かい【魔界】🔗🔉

ま‐かい魔界】 悪魔の世界。魔境。

ま‐かい【魔魁】‥クワイ🔗🔉

ま‐かい魔魁‥クワイ 悪魔の首魁。妖怪のかしら。

○魔が差すまがさす🔗🔉

○魔が差すまがさす 悪魔が心に入りこんだように、ふとふだんでは考えられないような悪念を起こす。 ⇒ま【魔】 ま‐かじ真楫‥カヂ (マは二つ揃っていて完全である意)左右一対の楫。まかい。万葉集7「朝なぎに―漕ぎ出でて」 ⇒真楫繁貫く ま‐がし馬借⇒ばしゃく。〈日葡辞書〉 ま‐がし間貸し】 家の中の部屋を、代金をとって貸すこと。 まかしかん摩訶止観‥クワン 仏書。隋の智顗ちぎの講述を灌頂かんじょうが筆録。594年成立。10巻。天台三大部の一つ。天台宗の観心かんじんを説き修行の根拠となる。止観。天台止観。天台摩訶止観。 ま‐かじき真梶木・真旗魚‥カヂキ マカジキ科の海産の硬骨魚。大形で外洋性。よくトローリングの対象とされる。食用。カジキマグロ。ノオラギ。ナイラゲ。 まかじき

ま‐かぜ【魔風】🔗🔉

ま‐かぜ魔風】 悪魔が吹かせ、人を誘う風。ものおそろしい風。まふう。

まかぜこいかぜ【魔風恋風】‥コヒ‥🔗🔉

まかぜこいかぜ魔風恋風‥コヒ‥ 小説。小杉天外作。1903年(明治36)読売新聞に連載。女学生萩原初野と、その友夏本芳江の許嫁夏本東吾との悲恋を描く。女学生小説の代表として一世を風靡。

ま‐きゅう【魔球】‥キウ🔗🔉

ま‐きゅう魔球‥キウ 野球で、打者に球筋の変化が予想しにくく、打つことが至難な投球。

ま‐きょう【魔境】‥キヤウ🔗🔉

ま‐きょう魔境‥キヤウ ①悪魔のいる所。また、神秘的で恐ろしい場所。 ②(遊里など)人を誘惑する所。魔窟。日葡辞書「マキャウニシヅム」

ま‐くつ【魔窟】🔗🔉

ま‐くつ魔窟】 ①悪魔の住むところ。 ②悪者や売春婦などの集まり住むところ。

ま‐ぐん【魔軍】🔗🔉

ま‐ぐん魔軍】 ①悪魔の軍。 ②〔仏〕仏道を妨げる一切の悪事のたとえ。

ま‐しゅ【魔手】🔗🔉

ま‐しゅ魔手】 悪魔の手。人に害悪を与えようとする手段。「―にかかる」

ま‐じゅつ【魔術】🔗🔉

ま‐じゅつ魔術】 ①魔力をもって行う不思議な術。「―にかかる」 ②大仕掛の手品の称。 ⇒まじゅつ‐し【魔術師】

まじゅつ‐し【魔術師】🔗🔉

まじゅつ‐し魔術師】 魔術を行う人。また、手品師。マジシャン。 ⇒ま‐じゅつ【魔術】

ま‐しょ【魔所】🔗🔉

ま‐しょ魔所】 ①妖魔が住むと考えられた所。鞍馬の僧正谷、大和の大峰などは有名。 ②遭難や交通事故などが多く起こる場所。

ま‐じょ【魔女】‥ヂヨ🔗🔉

ま‐じょ魔女‥ヂヨ ①(witch)ヨーロッパの民間伝説にあらわれる妖女。悪魔と結託して、魔薬を用いたり呪法を行なったりして、人に害を与えるとされた。 ②悪魔のように性悪な女。また、不思議な力をもった女。 ⇒まじょ‐がり【魔女狩】

ま‐しょう【魔性】‥シヤウ🔗🔉

ま‐しょう魔性‥シヤウ 悪魔の持っているような、人をたぶらかし迷わせる性質。「―の女」

ま‐しょう【魔障】‥シヤウ🔗🔉

ま‐しょう魔障‥シヤウ 〔仏〕仏道修行を妨げる悪魔のさわり。今昔物語集12「上には―強しとて」

まじょ‐がり【魔女狩】‥ヂヨ‥🔗🔉

まじょ‐がり魔女狩‥ヂヨ‥ ①(witch hunt)中世から近世初期のヨーロッパで、諸国家と教会とが異端撲滅と関連して特定の人物を魔女とし、これを糾問する魔女裁判を行い、焚刑に処したこと。17世紀前半が全盛期。 ②比喩的に、異端分子と見なす人物に対して権力者が不法の制裁を加えること。 ⇒ま‐じょ【魔女】

ま‐じん【魔神】🔗🔉

ま‐じん魔神】 (マシンとも)魔の神。不思議な力を持つ神。災いを与える神。

ま‐すじ【魔筋】‥スヂ🔗🔉

ま‐すじ魔筋‥スヂ (→)「縄目の筋」に同じ。

まだんのしゃしゅ【魔弾の射手】🔗🔉

まだんのしゃしゅ魔弾の射手】 (Der Freischütz ドイツ)ウェーバー作曲の歌劇。3幕。中世ドイツの伝説に基づくドイツ‐ロマン派歌劇の先駆的作品。1821年ベルリンで初演。自由射手。 ウェーバー 提供:Lebrecht Music & Arts/APL →歌劇「魔弾の射手」 狩人の合唱 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)

ま‐てき【魔笛】🔗🔉

ま‐てき魔笛】 魔法の笛。魔力をもつ笛。

まてき【魔笛】(作品名)🔗🔉

まてき魔笛】 (Die Zauberflöte ドイツ)モーツァルト作曲の歌劇(ジングシュピール)。シカネーダーの台本。2幕。王子タミーノが鳥刺しのパパゲーノとともに夜の女王の娘パミーナを救う物語。1791年初演。 モーツァルト 提供:Photos12/APL →歌劇「魔笛」 夜の女王のアリア 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)

ま‐どう【魔道】‥ダウ🔗🔉

ま‐どう魔道‥ダウ ①悪魔の道。あしきみち。邪道。 ②〔仏〕悪魔の世界。

ま‐の‐て【魔の手】🔗🔉

ま‐の‐て魔の手】 悪魔の手。魔手ましゅ

まのやま【魔の山】🔗🔉

まのやま魔の山】 (Der Zauberberg ドイツ)トーマス=マンの長編小説。1924年刊。スイスの高原療養所を舞台とし、青年ハンス=カストルプやヨーロッパ諸国から来たさまざまな人物を通して時代性を描く。

ま‐はらい【魔払い】‥ハラヒ🔗🔉

ま‐はらい魔払い‥ハラヒ 死骸の上に置く刃物。

ま‐ふう【魔風】🔗🔉

ま‐ふう魔風】 悪魔の吹かせる風。おそろしい風。まかぜ。太平記14「―大廈たいかに吹き懸けて」

まへん‐けしょう‐の‐もの【魔変化生の者】‥シヤウ‥🔗🔉

まへん‐けしょう‐の‐もの魔変化生の者‥シヤウ‥ 変化へんげ。化物。狂言、松脂「―までも障碍をなさぬ煉りやうがある」

ま‐ほう【魔法】‥ハフ🔗🔉

ま‐ほう魔法‥ハフ 魔力をはたらかせて不思議なことを行う術。魔術。妖術。「―をかける」 ⇒まほう‐つかい【魔法使い】 ⇒まほう‐びん【魔法瓶】

ま‐ほうじん【魔方陣】‥ハウヂン🔗🔉

ま‐ほうじん魔方陣‥ハウヂン (→)方陣2に同じ。

まほう‐つかい【魔法使い】‥ハフツカヒ🔗🔉

まほう‐つかい魔法使い‥ハフツカヒ 魔法を行う人。 ⇒ま‐ほう【魔法】

まほう‐びん【魔法瓶】‥ハフ‥🔗🔉

まほう‐びん魔法瓶‥ハフ‥ 中に入れた液体の温度を長時間保つようにした瓶。内外2層のガラスまたはステンレスの間を真空にし、熱の伝導・対流・放射の程度を少なくしたもの。ジャー。ポット。 ⇒ま‐ほう【魔法】

ま‐み【魔魅】🔗🔉

ま‐み魔魅】 人をたぶらかす魔物。太平記21「天下皆―の掌握に落つる世にならんずらんと」

ま‐めつ【魔滅】🔗🔉

ま‐めつ魔滅】 悪魔のようなしわざで滅ぼすこと。また、魔道のために滅びること。太平記17「仏閣多く―す」

ま‐もの【魔物】🔗🔉

ま‐もの魔物】 魔性のもの。妖怪。ばけもの。また、人をまよわすもの。「恋は―」

ま‐よけ【魔除け】🔗🔉

ま‐よけ魔除け】 魔性のものを避けるための物。まもり。護符。「―のお札」

まら【魔羅・摩羅・末羅】🔗🔉

まら魔羅・摩羅・末羅】 〔仏〕(梵語māra) ①仏道修行を妨げ、人の心を惑わすもの。仏伝では、釈尊の成道じょうどうを妨げようとした魔王の名。魔。 ②(もと僧の隠語)陰茎。〈日本霊異記訓釈〉

ま‐りき【魔力】🔗🔉

ま‐りき魔力】 人を迷わす不思議な力。まりょく。

ま‐りょく【魔力】🔗🔉

ま‐りょく魔力】 人を迷わす妖あやしい不思議な力。

[漢]魔🔗🔉

 字形  筆順 〔鬼部11画/21画/常用/4366・4B62〕 [] 字形 〔鬼部11画/21画〕 〔音〕(呉) [意味] 人を迷わす鬼。正しい行いをさまたげる悪神。人間わざをこえたあやしい力・術。「魔がさす」「好事魔多し」「魔の踏切」「悪魔・邪魔・病魔・閻魔えんま・魔力・魔術」 ▷māraサンスクリットの音訳「魔羅」の略。 [解字] 形声。「鬼」+音符「」。 [下ツキ 悪魔・閻魔・降魔・色魔・死魔・邪魔・照魔鏡・水魔・睡魔・寸善尺魔・断末魔・天魔・破魔・病魔・伏魔殿・夢魔・妖魔

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