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広辞苑の検索結果 (2)
なに‐か【何か】🔗⭐🔉
なに‐か【何か】
①(代名詞的に)
㋐内容が不定・未知の物事を指すのに用いる語。万葉集5「明日は来なむを―障さやれる」。「―がある」「―欲しい」
㋑不定の多くのものを指すのに用いる語。
②(副詞的に)
㋐(原因・理由を疑う)なぜ…か。万葉集8「ほととぎす…―来鳴かぬ」
㋑(自責・詰問の意を含む)どうして…か。万葉集10「かくしあらば―植ゑけむ」
㋒(反語の意を表す)どうして…か。万葉集4「風をだに来むとし待たば―嘆かむ」
㋓(理由や程度の不明を表す)どうしてか。なぜか。「―悲しい」
③(感動詞的に)前に語られた内容と反対のことを言う語。いやいや。どうしてどうして。源氏物語帚木「心にくくおしはからるるなり。されど―。…心に及ばずいとゆかしきこともなしや」
⇒何かせむ
⇒何かと言えば
なん‐か【何か】🔗⭐🔉
なん‐か【何か】
(ナニカの音便)何事か。何ものか。「―ちょうだい」
大辞林の検索結果 (3)
なに-か【何か】🔗⭐🔉
なに-か 【何か】 (連語)
□一□
(1)内容が不定,あるいは未知であることや物を指す。「―いいことがありそうだ」「穴の中に―がいる」「心の中に―を期している様子だ」
(2)(「…かなにか」「…やなにか」の形で)同類のものを指し示すのに用いられる。また,はっきりと言わずにぼかして言うときに用いられる。「誰かが来て果物か―置いて行ったよ」「うちの子は本や―はちっとも読もうとしない」
(3)(副詞的に)何だか。どうしてか。なぜか。「―寂しい」
(4)(軽く相手の意を確かめるようなときに発する)そういうことか。…であるのか。「それなら―,僕が悪いというのか」
□二□
(1)(疑問を表し,下に反対の内容を導いて)どうして…なのだろう。なぜ…なのか。「かくしあらば―植ゑけむ/万葉 1907」「ほととぎす思はずありき木の暗(クレ)のかくなるまでに―来鳴かぬ/万葉 1487」
(2)(感動詞的に)上の語,または相手の言葉を軽く否定して,反対のことを述べる時に用いる。いやいや。なあに。「―それが売りたるを買ひて,かくしたるぞ/落窪 3」
なん-か【何か】🔗⭐🔉
なん-か 【何か】 (連語)
〔「なにか」の転〕
(1)「なにか(何){□一□(1)}」に同じ。「―欲しい物を言ってごらん」「―あったら知らせてくれ」
(2)「なにか(何){□一□(2)}」に同じ。「風呂敷か―あったら貸して下さい」
(3)(副詞的に用いる)「なにか(何){□一□(3)}」に同じ。「―もう一つしっくりしない」
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