はありい [1] 【爬竜】 沖縄各地で陰暦五月四日または害虫駆除の行事のときに行われる，船漕(コ)ぎ競走の行事。特に糸満では，豊漁祈願神事として盛行。 →ペーロン

はい-あつ [0] 【背圧】 蒸気機関や内燃機関の排気の圧力。この圧力が高いと，機関の効率は悪くなる。バック-プレッシャー。

はい-あん [0] 【廃案】 議決・採用されず廃止となった議案・考案。国会で，審議未了となった案件。

はいい-すう ―― [3] 【配位数】 （１）錯体の中で，中心の原子に配位している配位子の数。 （２）結晶構造をつくる一つの原子の周囲に隣接する他の原子の数。

はい-うら ハヒ― [0] 【灰占】 昔，埋み火や火桶(ヒオケ)などの灰を掻(カ)いて吉凶を占ったこと。

はい-えそ ―ソ [3] 【肺壊疽】 腐敗菌の混合感染により，肺組織が化膿・壊死(エシ)する病気。多く肺炎に続発。肺化膿症。

はい-おさえ ハヒオサヘ [3][0][5] 【灰押(さ)え】 「灰押し」に同じ。

はい-おし ハヒ― [0][4] 【灰押し】 香炉・火鉢などの灰を掻きならし整える金具。灰押さえ。灰掻き。

はい-おとし ハヒ― [3][0] 【灰落(と)し】 タバコの灰などを落とし入れる器具。灰皿。

はいかい-か [3] 【俳諧歌】 （１）和歌の一体。滑稽味を帯びた和歌。古今集巻一九に「誹諧歌」として多数が収録されて以来，勅撰集にしばしば取り上げられた。はいかいうた。 （２）狂歌の別名。

はいかい-し [3] 【俳諧師】 俳諧を職業とする人。また，俳諧に巧みな人。俳諧宗匠。点者。業俳(ギヨウハイ)。

はいかい-しきもく [6] 【俳諧式目】 俳諧興行の際の規則・作法。また，それらを記した書。「はなひ草」「毛吹草」など。

はいかい-み [3][5][0] 【俳諧味】 俳諧的な味わい・趣。滑稽・軽妙・洒脱・脱俗的な味わいなど。俳味。

はいかいたいよう ―タイエウ 【俳諧大要】 俳論。正岡子規著。1895年（明治28）「日本」に連載。子規が自らの俳句理論を体系的に論述，写実を主張した。

はい-かき ハヒ― [3][4] 【灰掻き】 「灰押し」に同じ。

はいき-かん ―クワン [0] 【排気管】 熱機関で，排気を出すための管。消音器を含めていうこともある。

はいき-き [3] 【排気機】 （１）エア-ポンプに同じ。 （２）蒸気機関で，復水器中の空気を排出する装置。 （３）鉱山・土木工事などで，ガス・空気の排出に用いる機械の総称。

はいき-こう ―カウ [0][3] 【排気坑】 鉱山やトンネルで，坑内の汚れた空気を地上に排出する坑道。

はいき-きかく [4] 【廃棄規格】 製品が廃棄物になったときの処理の仕方（埋め立て不適，焼却不適，リサイクル可能など）についての規格を定めること。適正処理が困難な廃棄物を減らすのが目的。

はいき-の-かみ ハヒキ― 【波比岐神】 屋敷を守護するといわれる神。古事記神話では大年神(オオトシノカミ)の子。

はいくたいかん ―タイクワン 【俳句大観】 俳句集。佐々政一編。1916年（大正5）刊。明治以前の著名な発句を五十音順に配列，初句・中句・本句のどこからも検索でき，句ごとに作者と出典を記す。

はい-け [1] 【廃家】 （名）スル 「はいか（廃家）」に同じ。

はいこう-せい ハイクワウ― [0] 【背光性】 植物器官が光の来る方向と反対方向に曲がる性質。負の屈光性。背日性。 →屈性

はい-こ・む ハヒ― [3][0] 【這い込む】 （動マ五［四］） （１）はって中にはいりこむ。はい入る。「―・むすきもない」「石垣から，獺(カワウソ)が―・んで/歌行灯（鏡花）」 （２）夜這(ヨバ)いをする。「ラシヤメンの処へ―・んで/西洋道中膝栗毛（魯文）」 [可能] はいこめる

はい-さつ [0] 【拝察】 （名）スル 推察することをへりくだっていう語。「御心労のほど―いたします」

はいしん-こうい ―カウ [5] 【背信行為】 （１）信義を裏切る行為。 （２）戦争において，味方の利益のため，休戦旗・赤十字旗を不当に使用するなどして，敵の信頼を裏切りその行動を誤らせる行為。戦時国際法上，違法とされる。

はいすい-かん ―クワン [0] 【配水管】 上水を供給するための管。

はいすい-き [3] 【排水器】 排水に用いる器械。排水ポンプなど。

はいすい-けん [3] 【排水権】 自然に流れてくる水を隣地に排出することができる権利。民法上，認められている。

はいすい-ろ [3] 【排水路】 雨水・汚水などの排水のために設けた水路。

はい-すくい ハヒスクヒ [3] 【灰掬い】 「灰匙(ハイサジ)」に同じ。

はいせい-しん [3] 【肺性心】 肺気腫・肺結核などの肺疾患に伴って発症する心臓障害。右心室が機能不全に陥り，呼吸困難・心悸亢進が見られる。

はい-せいせい 【裴世清】 中国，隋の官人。608年遣隋使小野妹子(オノノイモコ)らの帰国のとき，隋使として来日。朝廷に国書を提出。同年，再び遣隋使となった妹子らとともに隋に帰った。生没年未詳。

はいせき-いこう ―コウ [5] 【配石遺構】 縄文時代につくられた，石を種々の形に配置した遺構。環状列石・方形・祭壇状・配石墓があり，祭祀・埋葬に関係している。

はい-せせり ハヒ― 【灰り】 火箸(ヒバシ)などで灰をいじること。灰いじり。「火箸を取り―して/浮世草子・諸艶大鑑 3」

はいせつ-き [4][3] 【排泄器】 「排出器」に同じ。

はい-そくせん [3] 【肺塞栓】 手術・けが・伝染病などによって生じた血栓や気泡などが，血流によって運ばれて肺の血管をふさいだ状態。太い動脈に生じると激しい胸痛を訴え，ショック状態に陥る。

はいた-てき [0] 【排他的】 （形動） 自分や仲間以外の者を排斥する傾向のあるさま。「―な言動」「―な集団」

はいた-てき-ろんりわ [8] 【排他的論理和】 ⇒エクスクルーシブ-オア

はい-たいし 【廃太子】 皇太子を退位させること。また，その皇太子。「早良(サワラ)の―をば崇道天皇と号し/平家 3」

はい-たか [0] 【鷂】 〔「はしたか（鷂）」の転〕 タカ目タカ科の鳥。全長35センチメートル内外。雄は上面は灰青色，下面には赤褐色の横斑がある。雌は上面は褐色，下面の横斑は灰黒色。ユーラシアに分布し，日本では全国の低山帯の林にすむ。雄は雌よりも小さく，羽色を異にするので，コノリとも呼ばれる。

はい-たたき ハヒ― [3] 【蠅叩き】 ⇒はえたたき（蠅叩）

はいち-てんかん ―クワン [4] 【配置転換】 （名）スル 組織の中における人の職務地・職務内容をかえること。配転。

はいち-せい [0] 【背地性】 植物の茎が重力にさからって，上方に向かって屈曲する性質。負の屈地性。 →屈性

はい-つう [0] 【背痛】 背中の痛み。

はいとう-おち ―タウ― [0] 【配当落ち】 決算期を過ぎて，株式にその期の配当金受け取りの権利がなくなった状態。一般に，証券市場ではその配当金に見合う分だけ安くなる。

はいとう-きん ―タウ― [0] 【配当金】 株主などに分配される利益金。株式配当金や保険配当金など。

はいとう-せいこう ―タウ―カウ [5] 【配当性向】 税引き利益のうち配当金の支払いに向けられる比率。

はいとう-つき ―タウ― [0] 【配当付き】 売買される株式に，その決算期の配当金を受け得る権利が付いていること。

はいとう-たい ハイタウ― [0] 【配糖体】 糖の水酸基が炭化水素やアルコールなどの非糖質化合物と結合（グリコシド結合）してできる化合物の総称。生体成分として広く存在し，植物の医薬効果，花の色などのもとになると考えられている。グリコシド。