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広辞苑の検索結果 (14)

ちゅう‐じつ【忠実】🔗🔉

ちゅう‐じつ忠実】 ①まごころを尽くしてよくつとめること。「―な部下」 ②実際の通りに正確に行うこと。「町並を―に再現する」 ⇒ちゅうじつ‐ど【忠実度】

ちゅうじつ‐ど【忠実度】🔗🔉

ちゅうじつ‐ど忠実度】 再生される音や表示される色の、元のもの通りに再現される度合。 ⇒ちゅう‐じつ【忠実】

まめ【忠実】🔗🔉

まめ忠実】 ①まごころがあること。まじめ。誠実。本気。継体紀(前田本)院政期点「世世に忠マメなることを尽す」。伊勢物語「心も―ならざりければ」 ②労苦をいとわずよく勤め働くこと。「―に働く」 ③生活の役に立つこと。実用的。大和物語「車にて―なるものさまざまにもてきたり」 ④身体の丈夫なこと。たっしゃ。息災。好色五人女4「いよいよおはつ様は親子とも御―か」。「―で暮らす」

まめ‐おとこ【忠実男】‥ヲトコ🔗🔉

まめ‐おとこ忠実男‥ヲトコ ①実意のある男。まめやかな男。伊勢物語「かの―、うち物語らひて」 ②風流で色好みする男。謡曲、雲林院「名に立ちし―とはまことなりけり」→豆男まめおとこ1

まめ‐ごころ【忠実心】🔗🔉

まめ‐ごころ忠実心】 まじめな心。また、労苦をいとわない心。源氏物語野分「―もなまあくがるる心地す」

まめ‐ごと【忠実事】🔗🔉

まめ‐ごと忠実事】 まじめな事。真実なこと。源氏物語帚木「折節にし出でんわざのあだごとにも―にも」

まめ‐ざま【忠実様】🔗🔉

まめ‐ざま忠実様】 まじめなさま。源氏物語夕霧「かつはあやしき―をかくのたまふと」

まめ・し【忠実し】🔗🔉

まめ・し忠実し】 〔形シク〕 誠実である。まめまめしい。日葡辞書「マメシュウモナイヒト」

まめし‐げ【忠実し気】🔗🔉

まめし‐げ忠実し気】 忠実なさま。頼もしげ。また、はりあいのあるさま。狂言、止動方角しどうほうがく「―もない奉公をすることぢや」

まめ‐だ・つ【忠実立つ】🔗🔉

まめ‐だ・つ忠実立つ】 〔自四〕 まじめになる。また、まじめくさくふるまう。宇津保物語嵯峨院「などか常に似ず、―・ちたる御けしきなる」

まめ‐びと【忠実人】🔗🔉

まめ‐びと忠実人】 まめな人。実直な人。枕草子77「いかなる―にかあらん」

まめまめ‐し・い【忠実忠実しい】🔗🔉

まめまめ‐し・い忠実忠実しい】 〔形〕[文]まめまめ・し(シク) ①非常に誠実である。はなはだまじめである。宇津保物語楼上上「あはれに―・しくのたまふを」 ②よく勤め働くさまである。 ③日常生活に必要である。実用のものである。更級日記「―・しき物はまさなかりなむ」

まめ‐やか【忠実やか】🔗🔉

まめ‐やか忠実やか】 ①浮気でなく、真実の気持であること。心がこもって誠実なさま。源氏物語若紫「すきずきしき方にはあらで―に聞ゆるなり」 ②きまじめなさま。まともなこと。源氏物語「世の中の御物語など、―なるも、また例のみだりがはしき事をも聞え出でつつ」 ③実用的なさま。実際に役立つさま。源氏物語早蕨「近き御庄どもなどに…―なる事どもをさへ定めおき給ふ」 ④かりそめでないさま。本格的。本式。源氏物語「雪いたう降りて―に降りつもりにけり」 ⑤こまやかに行きとどくこと。「―にお仕えする」

まめ‐わざ【忠実事】🔗🔉

まめ‐わざ忠実事】 まめまめしく働くわざ。転じて、実用的な仕事・用事。栄華物語御裳着「御まへの―に参りなどして」 ○豆を植えて稗まめをうえてひえ 好結果を得ようとして、かえって予想外の不結果を招くことのたとえ。 ⇒まめ【豆・荳・菽】 ○豆を煮るに萁を然くまめをにるにまめがらをたく [曹植、七歩詩](曹植そうしょくが、その才をねたんだ兄の曹丕そうひに迫害され、7歩あるく間に詩を作れと言われて作った詩に基づく)兄弟が傷つけ合うことのたとえ。豆萁とうき→七歩の才 ⇒まめ【豆・荳・菽】

大辞林の検索結果 (14)

ちゅう-じつ【忠実】🔗🔉

ちゅう-じつ [0] 【忠実】 (名・形動)[文]ナリ (1)真心をもって仕えること。真心をもってつとめること。また,そのさま。「職務に―な人」 (2)少しの誤りやいつわりもなく正確である・こと(さま)。「事実に最も―な小説」「―に再現する」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

まめ【忠実】🔗🔉

まめ [0] 【忠実】 (名・形動)[文]ナリ (1)まじめによく働くこと。よく気がついて面倒がらずにてきぱきと動くこと。また,そのさま。「―な人」「筆―」 (2)体が丈夫である・こと(さま)。達者。「―に暮らす」 (3)誠実である・こと(さま)。「いと―にじちようにて,あだなる心なかりけり/伊勢 103」 (4)実際の役に立つさま。実用的。「車にて―なるものさまざまにもてきたり/大和 173」

まめ-おとこ【忠実男】🔗🔉

まめ-おとこ ―ヲトコ 【忠実男】 (1)まじめな男。誠実な男。「かの―うち物語らひて/伊勢 2」 (2)〔「伊勢物語」二段から〕 (ア)在原業平の異名。「業平名少々。東男。―/宗祇袖下」(イ)風流で色好みの男。「緋の袴踏みしだき,誘ひ出づるや―/謡曲・雲林院」(ウ)他人の妻と密通している男。間男。「ある人の妻のもとに―の通ふ由夫聞きて/沙石 7」

まめ-ごころ【忠実心】🔗🔉

まめ-ごころ 【忠実心】 誠実な心。実直な気持ち。「―もなまあくがるる心地す/源氏(野分)」

まめ-ごと【忠実事】🔗🔉

まめ-ごと 【忠実事】 まじめなこと。実生活や実務に関すること。「あだごとにも―にも,わが心と思ひ得ることなく/源氏(帚木)」

まめ・し【忠実し】🔗🔉

まめ・し 【忠実し】 (形シク) (1)誠実である。まじめである。「人がらも―・しく,いとねんごろに思ひきこえ給へれば/増鏡(草枕)」 (2)かいがいしい。勤勉である。「―・しき心もなければ,梳ることもないぞ/中華若木詩抄」

まめし-げ【忠実し気】🔗🔉

まめし-げ 【忠実し気】 (形動ナリ) (1)まじめなさま。かいがいしいさま。「あるじの老女が―に吾を憩(イコ)はして/読本・八犬伝 5」 (2)頼もしく,当てになるさま。かいのあるさま。「悪ううたはれて―もなき浮世やと/浄瑠璃・丹波与作(中)」

まめ-だ・つ【忠実立つ】🔗🔉

まめ-だ・つ 【忠実立つ】 (動タ四) 〔「だつ」は接尾語〕 まじめになる。まじめに振る舞う。「いといたく世をはばかり,―・ち給ひけるほど/源氏(帚木)」

まめ-びと【忠実人】🔗🔉

まめ-びと 【忠実人】 実直な人。誠実な人。まじめな人。「うたての御達や,恥づかしげなる―をさへ/源氏(竹河)」

まめ-ぶみ【忠実文】🔗🔉

まめ-ぶみ 【忠実文】 真心のこもった手紙。まじめな手紙。「―通ひ通ひて/蜻蛉(上)」

まめまめ-し・い【忠実忠実しい】🔗🔉

まめまめ-し・い [5] 【忠実忠実しい】 (形)[文]シク まめまめ・し (1)怠けずに,せっせと身軽に働く様子である。「―・く働く」 (2)まじめである。本気である。「―・しくおぼしなるらむことを,つれなく戯れに/源氏(朝顔)」 (3)実用的である。日常向きである。「何をか奉らむ。―・しきものはまさなかりなむ/更級」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

まめ-やか【忠実やか】🔗🔉

まめ-やか [2] 【忠実やか】 (形動)[文]ナリ (1)心のこもっているさま。誠実なさま。「―なもてなし」「―に働く」 (2)本格的であるさま。かりそめでないさま。「(雨が)―に降れば,笠もなきをのこども,ただ引きに引き入れつ/枕草子 99」 (3)実生活にかかわるさま。実用的であるさま。「をかしきやうにも,―なるさまにも/源氏(橋姫)」 [派生] ――さ(名)

まめ-わざ【忠実事】🔗🔉

まめ-わざ 【忠実事】 実用的な仕事。裁縫など日常の仕事。「この頃御前の―に参りなどして/栄花(御裳着)」

ちゅうじつ【忠実な】(和英)🔗🔉

ちゅうじつ【忠実な】 faithful;→英和 true.→英和 《電》高忠実度(の) high-fidelity

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