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広辞苑の検索結果 (7)

あくが・る【憧る】🔗🔉

あくが・る憧る】 〔自下二〕 (一説に、「あく」は「ところ」、「かる」は「離れて遠く去る」意の古語。鎌倉末期から「あこがる」の形が現れる) ①本来いるべき所を離れて浮かれ出る。貫之集「宿離れて―・れぬべきここちこそすれ」 ②(何かにさそわれて)魂が肉体から離れる。源氏物語柏木「かの院のうちに―・れありかば結びとどめ給へ」 ③物事に心を奪われて落ちつかない。そわそわする。落窪物語2「ただ―・れに―・る」 ④離れる。うとうとしくなる。源氏物語真木柱「御中も―・れてほどへにけれど」

あこが・る【憧る・憬る】🔗🔉

あこが・る憧る・憬る】 〔自下二〕 ⇒あこがれる(下一)

あこがれ【憧れ・憬れ】🔗🔉

あこがれ憧れ・憬れ】 あこがれること。憧憬しょうけい。「―の的」「―をいだく」

あこが・れる【憧れる】🔗🔉

あこが・れる憧れる】 〔自下一〕[文]あこが・る(下二) (アクガルの転) ①さまよい出る。太平記4「虎伏す野辺、鯨の寄る浦なりとも、―・れぬべき心地しけれども」 ②物事に心が奪われる。太平記6「宮は又南山の道なき雲に踏み迷はせ給ひて、―・れたる御住居と聞ゆれど」 ③気をもむ。浄瑠璃、大経師昔暦「打たんともがく杖の下、母は―・れ火を吹消し、娘を袖に押し囲ひ」 ④思いこがれる。理想として思いを寄せる。「都会に―・れる」「女優に―・れる」

しょう‐けい【憧憬】🔗🔉

しょう‐けい憧憬】 (ドウケイとも)あこがれること。

どう‐けい【憧憬】🔗🔉

どう‐けい憧憬】 (正しくはショウケイ)あこがれること。「―のまと」

[漢]憧🔗🔉

 字形 〔心(忄・)部12画/15画/人名/3820・4634〕 〔音〕ドウ(慣) ショウ(漢) 〔訓〕あこがれる [意味] (落ちつかず)うっとりとして心をひかれる。あこがれる。「憧憬どうけい・しょうけい

大辞林の検索結果 (10)

あくがら・す【憧らす】🔗🔉

あくがら・す 【憧らす】 (動サ四) 〔動詞「憧る」の他動詞化〕 (1)放浪させる。「かくのみ―・しはつるはいとあしきわざなり/蜻蛉(中)」 (2)うかれ出させる。「さくら花なにし心を―・すらむ/風雅(春中)」

あくが・る【憧る】🔗🔉

あくが・る 【憧る】 (動ラ下二) 〔「がる」は離れる意〕 (1)心や体が居るべき所から離れてさまよう。浮かれ出る。「思ひ余りわびぬる時は宿離(カ)れて―・れぬべき心ちこそすれ/古今六帖 2」「物思ふ人のたましひは,げに―・るる物になむありける/源氏(葵)」 (2)心が強くひきつけられて,じっとしていられない気持ちになる。「入道は心澄み果つまじく―・れてながめゐたり/源氏(松風)」 (3)何かに心をうばわれてぼんやりする。うわの空になる。「世の中をいとはかなきものに思して,ともすれば―・れ給ふを/栄花(様々の悦)」 (4)男女の仲がうとうとしくなる。「御中も―・れて程へにけれど/源氏(真木柱)」

あこが・る【憧る・憬る】🔗🔉

あこが・る 【憧る・憬る】 (動ラ下二) ⇒あこがれる

あこがれ【憧れ・憬れ】🔗🔉

あこがれ [0] 【憧れ・憬れ】 あこがれること。憧憬(ドウケイ)((シヨウケイ))。「―を抱く」「少年の―のまと」

あこが・れる【憧れる・憬れる】🔗🔉

あこが・れる [0] 【憧れる・憬れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 あこが・る 〔「あくがる」の転〕 (1)理想とするものに強く心がひかれる。「映画スターに―・れる」「情熱的な恋に―・れる」「只徒らに―・れて両手を延ばすのみ/めぐりあひ(四迷)」 (2)(ある物に心がひかれて)ふらふらとさまよい出る。「名月に鞭をあげ,そことも知らず―・れ行く/平家 6」 (3)気をもむ。「母は―・れ火を吹消し/浄瑠璃・大経師(中)」

しょう-けい【憧憬】🔗🔉

しょう-けい [0] 【憧憬】 (名)スル 〔(ドイツ) Sehnsucht〕 あこがれること。あこがれ。どうけい。「異国の文化を―する」

どう-けい【憧憬】🔗🔉

どう-けい [0] 【憧憬】 (名)スル 〔「しょうけい(憧憬)」の慣用読み〕 あこがれること。「―の的」

あこがれ【憧れ】(和英)🔗🔉

あこがれ【憧れ】 yearning[longing];→英和 admiration;→英和 adoration.→英和

あこがれる【憧れる】(和英)🔗🔉

あこがれる【憧れる】 aspire;→英和 long;→英和 yearn;→英和 admire.→英和 心ひそかに〜 have a secret longing.

どうけい【憧憬】(和英)🔗🔉

どうけい【憧憬】 ⇒憧(あこが)れ.

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