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広辞苑の検索結果 (33)

ぶんじ‐きん【文字金】🔗🔉

ぶんじ‐きん文字金】 江戸時代鋳造の、「文」の字の極印のある金貨。字体が草書のものを草文字金、楷書のものを真文字金、また銀貨は文字銀という。文金。→元文金銀→文政金銀

ぶんじ‐せん【文字銭】🔗🔉

ぶんじ‐せん文字銭】 寛文(1661〜1673)頃、京都方広寺の大仏をくずして鋳造したといわれる寛永通宝銅銭。背の方孔の上に「文」の字を刻する。文銭ぶんせん。大仏銭。

も‐じ【文字】🔗🔉

も‐じ文字】 [一]〔名〕 ①もんじ。字。「―を覚える」 ②ことば。文言。源氏物語花宴「聞きたがへたる―かな」 ③字の音おん。徒然草「想夫恋そうぶれんといふ楽は、女、男を恋ふる故の名にはあらず。本は相府蓮そうふれん、―のかよへるなり」 ④仮名であらわされる字の数。すなわち音節数。古今和歌集「歌の―も定まらず」 ⑤学問。文章。浮世床「―の方へも入つて見ろ」 ⑥(畿内で)銭の面の文字のある方。転じて、銭。 [二]〔接尾〕 物の名の頭字の下に付けて、婉曲に表現する語。もと、女房詞として行われた。「鮓もじ」「髪もじ」「湯もじ」などのようにいい、これらを「もじことば」ともいう。

もじ‐あわせ【文字合せ】‥アハセ🔗🔉

もじ‐あわせ文字合せ‥アハセ 文字遊びの一つ。偏へんと冠かんむりと旁つくりとに分け、札に書いて、これを合わせる遊戯。

もじ‐うつり【文字移り】🔗🔉

もじ‐うつり文字移り】 文字から文字へのつづき具合。言葉続き。風姿花伝「節の懸りよくて―の美しく続きたらんが」

もじ‐え【文字絵】‥ヱ🔗🔉

もじ‐え文字絵‥ヱ ①文字で書いた戯画。「へへののもへじ」の類。 ②武者などの形を文字で書き、頭と手足とを絵で書き添えたもの。 ③(→)葦手あしで1に同じ。

もじ‐か【文字化】‥クワ🔗🔉

もじ‐か文字化‥クワ 音声として発した言葉を文字として記録すること。

もじ‐きなか【文字寸半】🔗🔉

もじ‐きなか文字寸半】 わずかの銭。一文半銭いちもんきなか。浄瑠璃、伊賀越道中双六「人様の物―盗まうと思ふ気は出さぬわいやい」

もじ‐ぐさり【文字鎖】🔗🔉

もじ‐ぐさり文字鎖】 句の終りの文字と同じ文字を次の句頭に置いて、鎖のように連ねる和歌。また、このようにして古歌を次々と詠みついでゆく、女の遊戯。

もじ‐げんご【文字言語】🔗🔉

もじ‐げんご文字言語】 文字を媒介として伝達される言語。書きことば。文語。→音声言語

もじ‐ごえ【文字声】‥ゴヱ🔗🔉

もじ‐ごえ文字声‥ゴヱ 字音。音。こえ。

もじ‐コード【文字コード】🔗🔉

もじ‐コード文字コード】 コンピューターや通信での利用のために、文字や記号一つ一つに割り当てた固有の数字・符号。

もじ‐ことば【文字詞】🔗🔉

もじ‐ことば文字詞】 物の名の頭字に接尾語「もじ」を付けていう語。→もじ(文字)[二]

もじ‐さんだん【文字讃歎・文字算段】🔗🔉

もじ‐さんだん文字讃歎・文字算段】 仏の徳をたたえる語り。転じて、金の工面。鷹筑波「―をよりてこそ聞け」

もじ‐しき【文字式】🔗🔉

もじ‐しき文字式】 数を文字で表した式。2a+3b,axbxcの類。

もじ‐づかい【文字遣い】‥ヅカヒ🔗🔉

もじ‐づかい文字遣い‥ヅカヒ ①文字の書きざま。狭衣物語3「これはよき―なども昔やうに侍り」 ②文字の使い方。用字。特に、かなづかい。

もじ‐づら【文字面】🔗🔉

もじ‐づら文字面】 ①文字の並んでいる姿。 ②文字が示す表面的な意義。「―にとらわれていては、この文意は理解できない」

もじ‐てん【字典・文字典】🔗🔉

もじ‐てん字典・文字典⇒じてん(字典)

もじ‐どおり【文字通り】‥ドホリ🔗🔉

もじ‐どおり文字通り‥ドホリ 文字に記された、そのとおり。何の誇張もなく、全くそのまま。もんじどおり。「事業の失敗で―の素寒貧になった」「―真っ青な顔」

もじ‐ばけ【文字化け】🔗🔉

もじ‐ばけ文字化け】 コンピューターなどでデータを送受信する際に、文字コードが雑音その他の影響で別のコードに変わってしまうこと。

もじ‐ばん【文字盤】🔗🔉

もじ‐ばん文字盤】 時計や計器に装置されている文字や記号を示した盤。

もじ‐ひらなか【文字片半】🔗🔉

もじ‐ひらなか文字片半(→)「もじきなか」に同じ。

もじ‐ふだ【文字札】🔗🔉

もじ‐ふだ文字札】 歌貝うたがいに類する遊戯の具。四書五経の中の文句または名所・魚鳥などの熟語を札に書き、これを散らしておいて読み手の読み上げるに従って取って遊ぶもの。

もじ‐ほうそう【文字放送】‥ハウ‥🔗🔉

もじ‐ほうそう文字放送‥ハウ‥ 多重放送の一種。通常のテレビまたはラジオ放送と同時に、文字・図形によるニュース・生活情報などを放送するもの。文字多重放送。

もじよう‐いし【文字様石】‥ヤウ‥🔗🔉

もじよう‐いし文字様石‥ヤウ‥ 葦手書あしでがきで文字のように書いた石。源氏物語梅枝「―などのたたずまひ、好み書き給へる枚ひらもあめり」

もじ‐よみ【文字読み】🔗🔉

もじ‐よみ文字読み】 ①(→)素読そどくに同じ。一言芳談「往生要集の―風情の事をもて、生死無常のくはしきありさま」 ②漢字の熟語を直訳的に訓読すること。「心緒」を「こころのお」という類。

もじ‐れつ【文字列】🔗🔉

もじ‐れつ文字列】 文字のつらなり。特に、コンピューターでの検索の対象とする、テキスト‐ファイル中の文字の連続やまとまり。

もん‐じ【文字】🔗🔉

もん‐じ文字】 ①言語の伝達手段の一面をにない、一定の約束に従って点・線を組み合わせて、それぞれの言語の意味や音を書き表す符号。表意文字と表音文字の別があり、後者はさらに音節文字と音素文字に区別される。もじ。字。 ②字で書き記したもの。文章。「不立ふりゅう―」 ⇒もんじ‐しゃ【文字者】 ⇒もんじ‐どおり【文字通り】 ⇒もんじ‐の‐ごく【文字の獄】 ⇒もんじ‐の‐ほうし【文字の法師】 ⇒もんじ‐よみ【文字読み】

もんじ‐しゃ【文字者】🔗🔉

もんじ‐しゃ文字者】 文字をよく知っている人。〈日葡辞書〉 ⇒もん‐じ【文字】

もんじ‐どおり【文字通り】‥ドホリ🔗🔉

もんじ‐どおり文字通り‥ドホリ (→)「もじどおり」に同じ。 ⇒もん‐じ【文字】

もんじ‐の‐ごく【文字の獄】🔗🔉

もんじ‐の‐ごく文字の獄】 中国の諸王朝、特に清代に起こった数々の筆禍事件の総称。異民族出身の清朝は政治に批判的な言辞を筆にした漢人を弾圧、大量に処刑。康・雍正・乾隆年間(1662〜1796)に甚だしかった。 ⇒もん‐じ【文字】

もんじ‐の‐ほうし【文字の法師】‥ホフ‥🔗🔉

もんじ‐の‐ほうし文字の法師‥ホフ‥ 教理の学問研究にばかり従っていて、修行悟道の方面を忘れている僧。禅宗から他宗の僧をあざけっていう語。徒然草「―、暗証の禅師たがひに測りて」 ⇒もん‐じ【文字】

もんじ‐よみ【文字読み】🔗🔉

もんじ‐よみ文字読み】 熟語の漢字を一字一字訓読すること。石竹を「いしたけ」という類。もじよみ。 ⇒もん‐じ【文字】

大辞林の検索結果 (28)

ぶんじ-きん【文字金】🔗🔉

ぶんじ-きん [0][3] 【文字金】 1736年(元文1)改鋳した,小判と一分判の金貨。文金。 →元文(ゲンブン)金銀

ぶんじ-せん【文字銭】🔗🔉

ぶんじ-せん [0] 【文字銭】 寛永通宝の一。京都方広寺の大仏をこわして1668年(寛文8)から鋳造した銅銭。背面上部に「文」の字が刻み出されている。文銭。大仏銭。

も-じ【文字】🔗🔉

も-じ [1] 【文字】 (1)言語の伝達手段の一つとして使われる符号。点・線などを組み合わせたもの。漢字などの表意文字,ローマ字・仮名などの表音文字に二大別される。文字の起源は事物をかたどった絵にあり,象形文字・表意文字・表音文字へと進んだと考えられる。もんじ。字。 (2)文章。また,読み書きや学問をいう。「並(ナラビ)に―のある人であつた/北条霞亭(鴎外)」 (3)家紋の一。字を図案化したもの。一文字・山文字など。 (4)言葉。用語。「下衆(ゲス)の詞には,必ず―余りたり/枕草子 6」 (5)仮名で表された音の数。音節。「うたの―も定まらず/古今(仮名序)」 (6)ある語の後半を省き,その代わりに添えていう語。そのものを品よく婉曲に表すのに用いられる。上に接頭語「お」を付けていうこともある。女房詞の一つで,文字言葉といわれるもの。「湯―」「髪(カ)―」「そ―」「おは―」など。

もじ-あわせ【文字合(わ)せ】🔗🔉

もじ-あわせ ―アハセ [3] 【文字合(わ)せ】 文字遊びの一。漢字を偏と旁(ツクリ),冠と脚に分けて札に書いておき,これを合わせて文字を作るもの。

もじ-え【文字絵】🔗🔉

もじ-え [2] 【文字絵】 (1)文字で描いた戯画。「へのへのもへじ」「へまむしよ入道」の類。 (2)「葦手(アシデ){(1)}」に同じ。

もじ-かいかく【文字改革】🔗🔉

もじ-かいかく [3] 【文字改革】 伝統的に用いられていた文字体系や正書法・字体をあらためること。1928年トルコでのアラビア文字からローマ字への移行,第二次大戦後の中国大陸での簡体字化などが知られる。

もじ-きなか【文字寸半】🔗🔉

もじ-きなか 【文字寸半】 わずかなもの。少しばかりのお金。一文半銭。もじひらなか。「―もらはうぢやあなし,無心合力をいふわたしでもねえ/滑稽本・一盃綺言」

もじ-ぐさり【文字鎖】🔗🔉

もじ-ぐさり [3] 【文字鎖】 (1)歌謡体の文章における遊戯の名。一つの句の終わりの文字を次の句の最初に置いて続けていくもの。 (2)女子の遊戯の名。一人が古歌をよむと,次の者は,その歌の最後の音を次の歌の頭に置いて他の古歌をよみ,次々に言い連ねて行くもの。

もじ-げんご【文字言語】🔗🔉

もじ-げんご [3] 【文字言語】 音声言語に対して,文字に表記されている言語。書き言葉。

もじ-ごけ【文字苔】🔗🔉

もじ-ごけ [0][2] 【文字苔】 モジゴケ科の地衣植物。世界に広く分布。樹皮上に生じる。体は薄く平らな痂(カサブタ)状で灰白色。熟すと皺(ヒダ)状の亀裂を生じる。子器は黒色線状。近縁種は数百種に及ぶ。

もじ-ことば【文字詞】🔗🔉

もじ-ことば [3] 【文字詞】 物の名を直接に言うことを避け,ある語の頭の一音ないし二音に「もじ(文字)」という語を添えていうもの。中世後期の女房詞から起こる。「湯具」を「ゆもじ」,「はずかしい」を「はもじ」などという類。

もじ-づかい【文字遣い】🔗🔉

もじ-づかい ―ヅカヒ [3] 【文字遣い】 (1)文字のつかい方。用字法。 (2)文字の書きぶり。「これはよき―なども昔やうに侍り/狭衣 3」

もじ-づら【文字面】🔗🔉

もじ-づら [0] 【文字面】 (1)文字の配置や組み合わせなどから受ける感じ。 (2)字句の示す表面的な意義。「―にとらわれた解釈」

もじ-どおり【文字通り】🔗🔉

もじ-どおり ―ドホリ [3] 【文字通り】 (副) 文字に記したとおり。少しもうそや誇張のないさまにいう。「―一文なしだ」

もじ-にんしき【文字認識】🔗🔉

もじ-にんしき [3] 【文字認識】 機械を使って文字を自動的に認識すること。

もじ-ばけ【文字化け】🔗🔉

もじ-ばけ [0] 【文字化け】 コンピューターで,通信回線の異常や記憶媒体の破壊などにより,テキスト-データが読めなくなること。

もじ-ばん【文字盤】🔗🔉

もじ-ばん [0] 【文字盤】 (1)時計や計器の,数字や目盛りを記した盤。 (2)タイプライター・写真植字機などの,文字の配列を記した盤。

もじ-ひらなか【文字片半】🔗🔉

もじ-ひらなか 【文字片半】 「もじきなか」に同じ。「商ひ物も―違へたことのあらばこそ/浄瑠璃・曾根崎心中」

もじ-ふだ【文字札】🔗🔉

もじ-ふだ [2] 【文字札】 歌ガルタに類する一種の遊戯の具。四書・五経などの中の文句や名所,魚鳥などの熟語を書いた札。これをカルタ取りのように散らして読み手が読み上げるものを取って勝負を競う。

もじ-ほうそう【文字放送】🔗🔉

もじ-ほうそう ―ハウソウ [3] 【文字放送】 テレビ電波の未使用の部分を利用して,文字や静止画の情報を伝送するテレビ放送。国際的にはテレテキスト(teletext)という。文字多重放送。

もじ-やき【文字焼(き)】🔗🔉

もじ-やき [0] 【文字焼(き)】 熱した鉄板に油を引き,その上に溶かした小麦粉を杓子で落として焼いて食べるもの。小麦粉で文字などを書いたりした。

もじ-よみ【文字読み】🔗🔉

もじ-よみ [0] 【文字読み】 (1)漢文の素読。 (2)漢語の熟語を直訳的に訓読すること。「心緒」を「こころのお」,「念珠」を「おもいのたま」,「法門」を「のりのかど」と読む類。

もん-じ【文字】🔗🔉

もん-じ [1] 【文字】 「もじ(文字){(1)(2)(3)}」に同じ。

もんじ-の-くに【文字の国】🔗🔉

もんじ-の-くに 【文字の国】 〔文字の豊富な国の意で〕 中国の異名。

もんじ-の-ごく【文字の獄】🔗🔉

もんじ-の-ごく 【文字の獄】 中国,清代の筆禍事件の総称。康煕・雍正・乾隆年間に満州族の清朝を批判する著述を厳しく弾圧,言論・学問を統制したが,考証学興隆の一因ともなった。

もんじ-の-ほうし【文字の法師】🔗🔉

もんじ-の-ほうし ―ホフシ 【文字の法師】 経論の言葉の解釈ばかりにこだわり,悟りの修行を忘れている僧。禅宗で他宗の者をあざけっていう。 →暗証の禅師

もじ【文字】(和英)🔗🔉

もじ【文字】 a letter;→英和 a character (漢字など).→英和 〜を知らない illiterate;→英和 unlettered.→英和 〜どおりに literally;→英和 word for word (逐語的に).

もじばん【文字盤】(和英)🔗🔉

もじばん【文字盤】 the face (時計の).→英和

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