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広辞苑の検索結果 (11)

むさし‐あぶみ【武蔵鐙】🔗🔉

むさし‐あぶみ武蔵鐙】 ①昔、武蔵国で製作された鐙。鐙を力革ちからがわに続ける鋂くさりの代りに、先に鉸具かこをつけた紋板(透し文様入りの一枚鉄)を用いたもの。儀式用のほか、一般にも普及。伊勢物語「―さすがにかけて頼むにはとはぬもつらしとふもうるさし」→鐙(図)。 ②サトイモ科の多年草。暖地の林下などに自生する。緑と白の縞の仏炎苞ぶつえんほうをもつ花を開く。その上部の巻いているさまが、やや鐙に似る。漢名、由跋。 むさしあぶみ ⇒むさし【武蔵】

むさし‐がすり【武蔵絣】🔗🔉

むさし‐がすり武蔵絣】 武蔵国村山(現、東京都武蔵村山市)付近から産出する木綿絣。もと、村山絣・所沢絣と称した。 ⇒むさし【武蔵】

むさしきゅうりょう‐しんりん‐こうえん【武蔵丘陵森林公園】‥キウ‥ヱン🔗🔉

むさしきゅうりょう‐しんりん‐こうえん武蔵丘陵森林公園‥キウ‥ヱン (→)森林公園2に同じ。 ⇒むさし【武蔵】

むさし‐こばん【武蔵小判】🔗🔉

むさし‐こばん武蔵小判】 1714年(正徳4)、慶長時代の貨幣制度に復するため、江戸幕府が鋳造した小判金。正徳小判。→正徳金⇒むさし【武蔵】

むさし‐しちとう【武蔵七党】‥タウ🔗🔉

むさし‐しちとう武蔵七党‥タウ 平安末期から鎌倉時代にかけて、武蔵国在住の土豪の組織した同族の集団。ふつう丹・私市きさい・児玉・猪俣・西・横山・村山の七党が挙げられる。 ⇒むさし【武蔵】

むさしの【武蔵野】🔗🔉

むさしの武蔵野】 ①㋐関東平野の一部。埼玉県川越以南、東京都府中までの間に拡がる地域。広義には武蔵国全部。 ㋑東京都中部の市。吉祥寺を中心とする中央線沿線の衛星都市。人口13万8千。 ②大盃の名。梅暦「―といふは大盃にて、飲み(野見)つくされぬといふ謎なりとぞ」 ③国木田独歩の第1文集。1901年(明治34)刊。「武蔵野」「源おぢ」などを収め、清新な浪漫的香気に富み、武蔵野の新しい自然美を描いて有名。 →文献資料[武蔵野] ⇒むさしの‐せん【武蔵野線】 ⇒むさしの‐りょう【武蔵野陵】

むさしの‐せん【武蔵野線】🔗🔉

むさしの‐せん武蔵野線】 東京のJR外郭環状線。鶴見・西船橋間100.6キロメートルおよび貨物支線。旅客運輸は府中本町・西船橋間71.8キロメートル。 ⇒むさしの【武蔵野】

むさしの‐りょう【武蔵野陵】🔗🔉

むさしの‐りょう武蔵野陵】 昭和天皇の皇陵。東京都八王子市長房町の武蔵陵墓地内で、多摩御陵・多摩東陵の北東にある。上円下方墳。むさしののみささぎ。 ⇒むさしの【武蔵野】

むさし‐ひら【武蔵平】🔗🔉

むさし‐ひら武蔵平】 武蔵国(東京都)八王子から産出する絹の袴地はかまじ。八王子平。 ⇒むさし【武蔵】

むさし‐むらやま【武蔵村山】🔗🔉

むさし‐むらやま武蔵村山】 東京都西郊、狭山丘陵南麓の市。狭山茶と村山大島が特産の畑作農業地帯であったが、近年、住宅団地の建設と工場の進出が進行。人口6万7千。 ⇒むさし【武蔵】

大辞林の検索結果 (19)

むさし【武蔵】🔗🔉

むさし 【武蔵】 (1)〔古くは「むざし」〕 旧国名の一。東京都・埼玉県の大部分と神奈川県北東部に相当。武州(ブシユウ)。 (2)旧日本海軍の戦艦。大和の同型艦で戦艦としては世界最大。1942年(昭和17)竣工。基準排水量64000トン。主砲四六センチ砲九門を搭載。44年10月,フィリピンのシブヤン海で米艦載機の攻撃を受け沈没。

むさし-あぶみ【武蔵鐙】🔗🔉

むさし-あぶみ [4] 【武蔵鐙】 (1)昔,武蔵国で作られた鐙。鐙に鉄板が連なり,その先に刺鉄(サスガ)を付けたもの。和歌では,「さすが」に,また鐙は踏むところから「ふみ」にかけて用いる。「―さすがにかけて頼むには/伊勢 13」 (2)サトイモ科の多年草。関東以西の林内に生える。根葉は二個つき,三出複葉。五月,花茎を立てて棍棒状の肉穂花序をつける。花序は黒の縦縞(タテジマ)がある鐙状の仏炎苞(ブツエンホウ)に包まれる。

むさし-がすり【武蔵絣】🔗🔉

むさし-がすり [4] 【武蔵絣】 ⇒村山絣(ムラヤマガスリ)

むさし-きゅうりょう-しんりんこうえん【武蔵丘陵森林公園】🔗🔉

むさし-きゅうりょう-しんりんこうえん ―キウリヨウ―コウン 【武蔵丘陵森林公園】 埼玉県比企郡と熊谷市にまたがる国営公園。明治百年記念事業の一環として設置された。サイクリング-ロード,都市緑化植物園などがある。正称,国営武蔵丘陵森林公園。 →国営公園

むさし-こうぎょうだいがく【武蔵工業大学】🔗🔉

むさし-こうぎょうだいがく ―コウゲフ― 【武蔵工業大学】 私立大学の一。1929年(昭和4)創立の武蔵高等工科学校を前身とし,49年現名の新制大学として設立。本部は東京都世田谷区。

むさし-しちとう【武蔵七党】🔗🔉

むさし-しちとう ―タウ 【武蔵七党】 平安末期から室町初期にかけて,武蔵国を本拠として活躍した同族的武士団。横山・猪俣・村山・私市(キサイ)・丹・西・児玉などの諸党が挙げられるが,七党の数え方は一定していない。国司の後裔(コウエイ)や国衙(コクガ)の有力者が小領主化し,地域ごとの領主連合に発展したもの。

むさし-すみがきこばん【武蔵墨書小判】🔗🔉

むさし-すみがきこばん [8] 【武蔵墨書小判】 1595年,徳川家康によって鋳造された一両小判。表面右側に「武蔵」の墨書がある。

むさし-だいがく【武蔵大学】🔗🔉

むさし-だいがく 【武蔵大学】 私立大学の一。1921年(大正10)設立の武蔵高等学校を母体として,49年(昭和24)現名の新制大学として設立。本部は東京都練馬区。

むさし-とみよ【武蔵富魚】🔗🔉

むさし-とみよ [5] 【武蔵富魚】 トゲウオ目トゲウオ科の淡水魚。全長約6センチメートル。体色は緑色を帯びた灰褐色で,暗色の斑紋が散在する。北緯三五度付近に点在するトゲウオ類の南限の一つである埼玉県と東京都に分布していたが,現在は埼玉県に一か所残存するのみ。

むさし-ひら【武蔵平】🔗🔉

むさし-ひら [3] 【武蔵平】 東京都八王子市から産出した絹の袴地(ハカマジ)。八王子平。

むさし-むらやま【武蔵村山】🔗🔉

むさし-むらやま 【武蔵村山】 東京都北部,狭山丘陵南麓の市。村山大島や狭山茶を産出。近年,住宅地化が進む。

むさし-りょう-ぼち【武蔵陵墓地】🔗🔉

むさし-りょう-ぼち 【武蔵陵墓地】 東京都八王子市にある皇室の墓地。大正天皇の多摩陵,貞明皇后の多摩東陵,昭和天皇の武蔵野陵がある。

むさしの【武蔵野】🔗🔉

むさしの 【武蔵野】 (1)関東平野南西部を占める洪積台地。東京都中西部から埼玉県南部にわたる。かつては雑木林の茂る原野。武蔵野台地。((歌枕))「紫のひともとゆゑに―の草はみながらあはれとぞみる/古今(雑上)」 (2)東京都中部の市。中央線が東西に貫く。吉祥寺を中心に,商業・住宅地として発展。

むさしの-おんがくだいがく【武蔵野音楽大学】🔗🔉

むさしの-おんがくだいがく 【武蔵野音楽大学】 私立大学の一。1929年(昭和4)創立の武蔵野音楽学校を母体に,49年現名の新制大学として設立。本部は東京都練馬区。

むさしの-じょしだいがく【武蔵野女子大学】🔗🔉

むさしの-じょしだいがく ―ヂヨシ― 【武蔵野女子大学】 私立大学の一。1924年(大正13)創立の武蔵野女子学院を源とし,65年(昭和40)設立。本部は東京都保谷市。

むさしの-せん【武蔵野線】🔗🔉

むさしの-せん 【武蔵野線】 JR 東日本の鉄道線。横浜市鶴見と東京都府中本町・西国分寺,埼玉県南浦和,千葉県新松戸・西船橋間,100.6キロメートル。東京外環状鉄道をなす。鶴見と府中本町間は貨物営業のみ。

むさしの-びじゅつだいがく【武蔵野美術大学】🔗🔉

むさしの-びじゅつだいがく 【武蔵野美術大学】 私立大学の一。1929年(昭和4)創立の帝国美術学校を源とし,武蔵野美術学校を経て,62年設立。本部は東京都小平市。

むさしの【武蔵野】🔗🔉

むさしの 【武蔵野】 (1)小説。国木田独歩作。1898年(明治31)「国民之友」に発表。ツルゲーネフやワーズワースの影響のもとに,都会から離れ武蔵野に座した作者の,自然の美しさと人間愛に思いをめぐらせた浪漫的作品。 (2)小説。山田美妙作。1887年(明治20)発表。武蔵野の秋を背景に,室町初期の武士の抗争に材を取った悲劇。地の文に言文一致体を用い,大きな反響を呼んだ。

むさしぼう-べんけい【武蔵坊弁慶】🔗🔉

むさしぼう-べんけい ムサシバウ― 【武蔵坊弁慶】 ⇒弁慶(ベンケイ)(1)

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