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広辞苑の検索結果 (5)

いぶかし・い【訝しい】🔗🔉

いぶかし・い訝しい】 〔形〕[文]いぶか・し(シク) (上代はイフカシと清音)物事の状況が不分明なので気にかかる意。 ①気がかりである。万葉集4「このころはいかに幸さきくや―・し吾妹」 ②(様子が分からないから)知りたい。見たい。聞きたい。源氏物語若紫「あはれなりつる有様も―・しくて、おはしぬ」 ③不審に思われる。うたがわしい。徒然草「横笛の五の穴は、いささか―・しき所の侍るか」。「彼の言動には―・い点がある」

いぶかし‐が・る【訝しがる】🔗🔉

いぶかし‐が・る訝しがる】 〔他五〕 いぶかしく思う。不審に思って知りたがる。土佐日記「そもそもいかが詠んだると―・りて問ふ」

いぶかし・む【訝しむ】🔗🔉

いぶかし・む訝しむ】 〔他五〕 いぶかしく思う。不審に思う。万葉集11「眉根まよね掻き下―・み思へるに」

いぶか・る【訝る】🔗🔉

いぶか・る訝る】 〔自五〕 (上代はイフカルと清音)様子がはっきりしないで、おぼつかなく思う。不審に思う。怪しむ。万葉集9「―・りし国のまほらを委曲つばらかに示し賜へば」。「彼の挙動を―・る」

[漢]訝🔗🔉

 字形 〔言部4画/11画/7535・6B43〕 〔音〕ゲン(慣) ガ(漢) ゲ(呉) 〔訓〕いぶかる・いぶかしい [意味] いぶかる。疑いあやしむ。「怪訝けげん

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いぶかし・い【訝しい】🔗🔉

いぶかし・い [4] 【訝しい】 (形)[文]シク いぶか・し 〔上代には「いふかし」と清音。動詞「いぶかる」の形容詞形〕 (1)変なところがあって納得がゆかない。疑わしい。不審だ。「彼の行動には―・い点がある」 (2)(様子や理由がはっきりしなくて)気懸かりだ。心配だ。「相見ずて日(ケ)長くなりぬこのころはいかにさきくや―・し我妹(ワギモ)/万葉 648」 (3)どうであるか知りたく,心が引かれる。「ありし雨夜の品定の後,―・しくおもほしなる品々のあるに/源氏(夕顔)」 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

いぶかし・む【訝しむ】🔗🔉

いぶかし・む [4] 【訝しむ】 (動マ五[四]) 不審に思う。「相手の行動を―・む」

いぶか・る【訝る】🔗🔉

いぶか・る [3] 【訝る】 (動ラ五[四]) 〔上代は「いふかる」と清音〕 (1)変だと思う。不審に思う。「息子の行動を―・って問いただす」 (2)はっきりしないのでおぼつかなく思う。「―・りし国のまほらをつばらかに示したまへば/万葉 1753」

いぶかしい【訝しい】(和英)🔗🔉

いぶかしい【訝しい】 suspicious.→英和

いぶかる【訝る】(和英)🔗🔉

いぶかる【訝る】 doubt;→英和 suspect.→英和

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