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いかす【生かす】【活かす】
[2]:[2]🔗⭐🔉
いかす【生かす】【活かす】
[2]:[2]
(他五)
〈だれ・なにヲ―〉 生き長らえさせる。
「この日まで父を生かしておきたかった/もう生かして〔=生きていることを許して〕おけない/―も殺すも君次第だ」
〈なにヲ(なにニ)―〉
(一)そのものに ひそむ△よさ(能力)を十分に引き出して使う。
「廃物を活かして〔=くふうして、もう一度他の用途に〕使う/△才能(長所・個性)を―〔=発揮△する(させる)〕/味を―〔=引き立たせる〕」
(二)他△から与えられた(と接触して得た)ものを咀嚼(ソシヤク)して、自分自身の実行の中に汲(ク)み入れる。
「△体験(チャンス)を―」

いき【生き】🔗⭐🔉
いき【生き】
[一](一)[2][0]〔碁で〕一連の石に「目[二](二)」が二つ以上あって敵に取られないこと。
(二)[2][0][1]〔校正で〕一度消した字を復活させるための記号「イキ」。
いきがいい【生きがいい】🔗⭐🔉
いきがいい【生きがいい】
(一)とれたばかりで、魚肉がまだ新しい。
(二)元気溌剌(ハツラツ)としていて、期待が持てそうだ。
「―若者」
[二](造語)
動詞「生きる」の連用形。生きている。
「―馬の目を抜く/―証人[3]・―字引」
[表記][一] (一)は、「《活き」とも書く。
いきいき【生き生き】[3]🔗⭐🔉
いきいき【生き生き】[3]
(副)
―と/―する
(一)生命力が みなぎって見えることを表わす。
「―とした〔=やる気が一杯で、張り切って見える〕顔つき/目が―する〔=希望や抱負や充足感などに満ちみちて、輝く〕/雨にぬれて―とした〔=みずみずしく見える〕庭木/―とした〔=生命感があふれて見える〕絵」
(二)生きているように見えることを表わす。
「―した〔=新鮮な〕魚/―した〔=描写が真に迫った。現実感の有る〕表現」
[表記]「《活き《活き」とも書く。
いきうつし【生き写し】【生写】[0]🔗⭐🔉
いきうつし【生き写し】【生写】[0]
―の 〔顔つきや、からだのかっこう・身振りなどが〕話し手の知っている だれかに、そっくりと言っていいほど似ていること。
いきうま【生き馬】【生馬】[0]🔗⭐🔉
いきうま【生き馬】【生馬】[0]
生きている馬。
「―の目を抜く〔=すばしこく、どちらかと言えば、ずるくて、油断がならないことのたとえ〕」
いきうめ【生き埋め】【生埋】[0][4]🔗⭐🔉
いきうめ【生き埋め】【生埋】[0][4]
生きたまま地中にうまること。
「土石流が発生し、―になる」
いきえ【生き餌】【生餌】イキヱ[0][2]🔗⭐🔉
いきえ【生き餌】【生餌】イキヱ[0][2]
△飼料(えさ)となる、生きたままの動物や虫。〔広義では、生肉をも指す〕
いきがい【生き甲斐】【生甲斐】イキガヒ[0][3]🔗⭐🔉
いきがい【生き甲斐】【生甲斐】イキガヒ[0][3]
生きていることに意義・喜びを見いだして感じる、心の張りあい。
「―〔=生きて行くための△心の支え(目標)〕を△見いだす(求める)/―を感じる〔=(a)生きていてよかったと思う。 (b)もっと強く、長く生きなければと思う〕」
いきかえる【生き返る】【生返る】イキカヘル[3][5][0]:[3][0]🔗⭐🔉
いきかえる【生き返る】【生返る】イキカヘル[3][5][0]:[3][0]
(自五)
生命力を失ったものが、生命を取り戻す。〔敗れるかと思われた者が奇跡的に復活して活躍する意にも用いられる〕
「死人が―〔=よみがえる〕/久しぶりの雨に庭の木ぎが生き返った」
[名] 生返り[0]
いきかた【生き方】【生方】[3][4]🔗⭐🔉
いきかた【生き方】【生方】[3][4]
(一)生活のやり方。
「安易な―」
(二)その人の人生観に基づく、生活・行動の方法。
いきがね【生き金】【生金】[0]🔗⭐🔉
いきがね【生き金】【生金】[0]
使っただけの値うちが出るお金。
死に金

いきがみさま【生き神様】【生神様】[3]🔗⭐🔉
いきがみさま【生き神様】【生神様】[3]
人の姿をした神様。〔徳の高い人の意にも用いられる〕
いきぎも【生き肝】【生肝】[0]🔗⭐🔉
いきぎも【生き肝】【生肝】[0]
生きている動物・人間から取った肝。
[表記]「生《胆」とも書く。
いきざま【生きざま】[0]🔗⭐🔉
いきざま【生きざま】[0]
その人の、人間性を まざまざと示した生活態度。〔「ざま」は、「様」の連濁現象によるもので、元来濁音の「ざまを見ろ」の「ざま」とは意味が違い、悪い寓意グウイは全く無い〕
いきじごく【生き地獄】【生地獄】イキヂゴク[3]🔗⭐🔉
いきじごく【生き地獄】【生地獄】イキヂゴク[3]
この世に生きていながら△見る(味わう)、悲惨な状態や経験。
いきしに【生き死に】【生死】[2][0][1]🔗⭐🔉
いきしに【生き死に】【生死】[2][0][1]
人が生きるか死ぬかということ。また、生きることと死ぬこと。
「―に関する問題」
いきじびき【生き字引】【生字引】[3]🔗⭐🔉
いきじびき【生き字引】【生字引】[3]
その社会で経験を積み、過去の出来事や しきたりを詳しく知っている人。〔知っているだけで応用のきかない人の意にも用いられる〕
いきたい【生き体】[0]🔗⭐🔉
いきたい【生き体】[0]
〔すもうで〕相手に攻められて ほとんど負けそうな状態でありながら、まだ逆転してピンチを脱する可能性が少しでもある場合の体勢。
死に体

いきち【生き血】【生血】[0][3]🔗⭐🔉
いきち【生き血】【生血】[0][3]
生きている(時と同じ状態を保った)人や動物の血。〔狭義では、薬用とするものを指す〕
「人の―を好むといわれるドラキュラ/―を栄養源とする吸血動物/△鯉コイ(スッポン)の―」
いきちをすする【生き血をすする】【生血をすする】🔗⭐🔉
いきちをすする【生き血をすする】【生血をすする】
無慈悲なやり方で底辺の人たちを苦しめて私腹を肥やす。
いきづくり【生き作り】【生作】[3]🔗⭐🔉
いきづくり【生き作り】【生作】[3]
いけづくり

いきながらえる【生き長らえる】【生長らえる】イキナガラヘル[6][5]:[6][5]🔗⭐🔉
いきながらえる【生き長らえる】【生長らえる】イキナガラヘル[6][5]:[6][5]
(自下一)
(一)寿命が尽きるまで この世に生き続ける。〔多く、長生きした際に用いられる〕
(二)△行動を共にした同僚が死んだ(当然死ぬべき立場であった)のに生き残る。
いきにんぎょう【生き人形】【生人形】イキニンギヤウ[3]🔗⭐🔉
いきにんぎょう【生き人形】【生人形】イキニンギヤウ[3]
等身大の人形。〔色白の美しい女性の意にも用いられる〕
いきぬく【生き抜く】【生抜く】[3][4][0]:[3][0]🔗⭐🔉
いきぬく【生き抜く】【生抜く】[3][4][0]:[3][0]
(自五)
(一)苦しい事をがまんし、困難を切り抜けて生きていく。
(二)正しい生活を、どこまでも続けていく。
いきのこり【生き残り】【生残】[0]🔗⭐🔉
いきのこり【生き残り】【生残】[0]
同一の条件におかれたほかの人が皆死んだ中で、まだ生きている△こと(人)。
[動]生き残る[4][5]:[4][0](自五)
いきのびる【生き延びる】【生延びる】[4][5][0]:[4][0]🔗⭐🔉
いきのびる【生き延びる】【生延びる】[4][5][0]:[4][0]
(自上一)
(一)ほかの人が死んだあとに、さらに生き続ける。
(二)ほかの人に比べて長生きをする。
いきはじ【生き恥】【生恥】イキハヂ[0]🔗⭐🔉
いきはじ【生き恥】【生恥】イキハヂ[0]
なまじ生きているために受ける恥。
「―をさらす」
死に恥(二)

いきぼとけ【生き仏】【生仏】[3]🔗⭐🔉
いきぼとけ【生き仏】【生仏】[3]
生きているうちに、仏と変わらないといって崇(アガ)められるようになった人。
いきみ【生き身】【生身】[2][3][0]🔗⭐🔉
いきみ【生き身】【生身】[2][3][0]
(一)生きている からだ。なまみ。
死に身(一)
(二)とりたての、生きのいい魚肉。

いきもの【生き物】
[3][2]🔗⭐🔉
いきもの【生き物】
[3][2]
(一)生きているもの。生物。〔狭義では動物を指し、広義では植物をも含める〕
(二)人間の作り出したものではあるが、時に人間の力ではどうにもならない働きをするもの。
「言葉は―だ」

いきりょう【生き霊】【生霊】イキリヤウ[0]🔗⭐🔉
いきりょう【生き霊】【生霊】イキリヤウ[0]
ひどく恨んでいる相手に取りついて災いを与えるという、その人の魂。
死霊(シリヨウ)

いきる【生きる】
[2]:[2]🔗⭐🔉
いきる【生きる】
[2]:[2]
(自上一)
(一)〈(なにニ)―/(なにデ)―〉 そのもの自身の自律的な営みとして、休むことなく運動・呼吸や活動を続けながら、この世に存在を保つ。
「奇跡的に一命を取りとめ、―ことの喜びをしみじみと感じた/虫とはいえ、生きているものをむやみに殺すものではない/―ことの尊さを身をもって教える/彼の一言が私に―〔=前向きに人生を歩む〕力を与えてくださった/ただ生きている〔=朝起きて飯を食い、夜になれば寝る〕というだけの無為な毎日/―か死ぬかの△大恋愛(大立ち回り)/多年草は、冬、茎や葉が枯れても根は生きている/この神経はまだ生きている〔=機能を失っていない〕/土に―農民/△芸(恋・仕事)に―〔=生きがいを見いだす〕/ペン一本で―〔=暮しを立てる〕/生きんがため〔=生活〕の手段/芸道一筋に生きた〔=打ち込んだ〕五十年/思い出に―〔=思い出に△すがって生きる(生活の張りを見いだす)〕」
死ぬ
(二)〈(なにデ)―〉 そのものに備わっている機能・効用が一段と発揮される。
「実用化の道が開け、これまでの苦労がやっと生きた/塩加減ひとつで味が―〔=引き立つ〕/その一語で文章が生きた〔=一段とよくなった〕/農民運動に一生をささげた翁オウの精神は今日なお生きている〔=社会の各方面に現実に影響を与えている〕」
(三)死ぬことを免れる。 (A)〔野球で〕
「一塁に―〔=一塁でセーフになる〕」
(B)〔碁で〕
「大石タイセキを―〔=相手に取られないような形に打つ〕」
[表記](二)と、(三)(B)の碁の例は、「《活きる」とも書く。


いきた【生きた】🔗⭐🔉
いきた【生きた】
(一)生きている。
「―人に言うように話す/―心地がしない/―化石〔=おうむ貝・シーラカンスなど〕」
(二)実生活ですぐ役立つ。
「―△手本(教訓・情報)/―金を〔=お金を有効に〕使う」 [
生き[二]]

いきわかれ【生き別れ】【生別】[0]🔗⭐🔉
いきわかれ【生き別れ】【生別】[0]
〔△血縁(夫婦)関係にある者同士が〕何らかの事情で別れわかれになり、無事でいることをお互いに知らずに暮らしていること。
死に別れ
[動]生き別れる[5]:[5](自下一)

いく【生く】[1]:[1]🔗⭐🔉
いく【生く】[1]:[1]
(自上二)
「生きる」の文語形。
「人生いかに〔=どう〕―べきか」
いけがき【生け垣】【生垣】[0][2]🔗⭐🔉
いけがき【生け垣】【生垣】[0][2]
ヒバ・ヒイラギ・カナメモチなどの常緑樹を植えめぐらして作った垣根。
[表記]「生〈籬」とも書く。
いけす【生け簀】【生簀】[0]🔗⭐🔉
いけす【生け簀】【生簀】[0]
とった魚を生かして飼っておく所。〔竹などで囲ったり 箱を沈めたり する〕
[表記]最近は、「生州」とも書く。
いけづくり【生け作り】【生作】[3]🔗⭐🔉
いけづくり【生け作り】【生作】[3]
生きのいいタイ・カレイなどを三枚におろして刺身にしたものを、もとの骨の上にきれいに並べて出す料理。生き作り。
[表記]「《活け作り」とも書く。
いけどり【生け捕り】【生捕】[0][4]🔗⭐🔉
いけどり【生け捕り】【生捕】[0][4]
(一)人・動物を、生きたまま つかまえること。
(二)捕虜。生きたままの獲物。
[動]生け捕る[3][4][0]:[0][3](他五)
いけにえ【生け贄】【生贄】イケニヘ[0]🔗⭐🔉
いけにえ【生け贄】【生贄】イケニヘ[0]
(一)生きたまま神に供える△けだもの(人間)。
「―をささげる」
(二)他の目的のための犠牲となるもの。
「―となる」
[表記]もとの用字は、「〈贄・《牲」。
いけばな【生け花】【生花】[2]🔗⭐🔉
いけばな【生け花】【生花】[2]
〔鑑賞のために〕草・木の枝・葉や花を形や色のバランスを考えて、花器にさす△こと(技術)。華道。
[表記]「《活花」とも書く。
いける【生ける】[2]:[2]🔗⭐🔉
いける【生ける】[2]:[2]
(他下一)
(一)〔鑑賞のために〕草・木の枝や花を花器にさす。
(二)「生かす」意の老人語。
「生けておけぬ奴ヤツ」
[表記](一)は、「《活ける」とも書く。
いける【生ける】🔗⭐🔉
いける【生ける】
〔「る」は、文語の助動詞「り」の連体形〕「生きている」の文語形。
「死せる孔明コウメイ、―仲達チユウタツを走らす/―屍シカバネ〔=(a)生きる意欲を失い、ただ惰性的に命を長らえている人。 (b)正常な心身作用を失った状態で生きている人〕/―がごとき面持/生きとし―〔=およそ生きている、すべての〕もの」
うまれ【生まれ】【生れ】🔗⭐🔉
うまれ【生まれ】【生れ】
[一][0]
(一)生まれること。
「―も つかぬ〔=不幸な事故などで そうなった気の毒な〕からだ」
(二)生まれた土地。
(三)生まれた家柄。生んだ親の身分。素姓(スジヨウ)。
[二](造語)
動詞「生まれる」の連用形。
うまれあわせる【生まれ合わせる】【生れ合せる】ウマレアハセル[6]:[6]🔗⭐🔉
うまれあわせる【生まれ合わせる】【生れ合せる】ウマレアハセル[6]:[6]
(他下一)
そのことのあった時代や時期にたまたま生まれる。
「激動の時代に―」
うまれおちる【生まれ落ちる】【生れ落ちる】[5]:[5]🔗⭐🔉
うまれおちる【生まれ落ちる】【生れ落ちる】[5]:[5]
(自上一)
〔親のからだを離れて〕生まれ出る。
うまれかわる【生まれ変わる】【生れ変る】ウマレカハル[5]:[5]🔗⭐🔉
うまれかわる【生まれ変わる】【生れ変る】ウマレカハル[5]:[5]
(自五)
(一)〔死後に〕再びほかのものになって生まれる。
(二)性格などが見違えるように良くなる。
[名]生れ変り[0]
うまれこきょう【生まれ故郷】【生れ故郷】ウマレコキヤウ[4]🔗⭐🔉
うまれこきょう【生まれ故郷】【生れ故郷】ウマレコキヤウ[4]
生まれた土地。ふるさと。
うまれぞこない【生まれ損い】【生れ損い】ウマレゾコナヒ[0]🔗⭐🔉
うまれぞこない【生まれ損い】【生れ損い】ウマレゾコナヒ[0]
〔軽べつすべき人間だという、ののしりの気持をこめて〕からだや性質・能力などが、生まれつき人なみ以下だということを表わす。
うまれたて【生まれたて】【生れたて】[0]🔗⭐🔉
うまれたて【生まれたて】【生れたて】[0]
生まれて間もないこと。生まれたばかり。
うまれつき【生まれつき】【生れつき】[0]🔗⭐🔉
うまれつき【生まれつき】【生れつき】[0]
生まれた時から(そういう性質や能力を持っていること)。
「―の性質/声の悪いのは―だ/―頭がいい」
[動]生まれつく[4]:[4](自五)
うまれでる【生まれ出る】【生れ出る】[4]:[4]🔗⭐🔉
うまれでる【生まれ出る】【生れ出る】[4]:[4]
(自下一)
この世に誕生し、生命体として生きる。
うまれながら【生まれながら】【生れながら】[0][4]🔗⭐🔉
うまれながら【生まれながら】【生れながら】[0][4]
(副)
生まれた時から、その性質・資格・能力などを身に備えていたことを表わす。
「人は万人みな同じ位にて―上下の別なく」
うまれる【生まれる】【生れる】
[4][0]:[0]🔗⭐🔉
うまれる【生まれる】【生れる】
[4][0]:[0]
(自下一)
〈(だれ・なにカラ)―〉
(一)動物の子が母体や卵から離れ出て、個体としての生命活動が始まるようになる。
(二)それまで無かったものが作り出される。
「△新しい国(傑作)が―/△合意(不信感)が―」
[表記]「産まれる」とも書く。 [
生まれ[二]]


うみおとす【生み落とす】【生落す】[4]:[4]🔗⭐🔉
うみおとす【生み落とす】【生落す】[4]:[4]
(他五)
〔子・卵を〕からだの外へ生んで出す。
[表記]「産み落とす」とも書く。
うみだす【生み出す】【生出す】[3]:[3]🔗⭐🔉
うみだす【生み出す】【生出す】[3]:[3]
(他五)
(一)生む。
(二)新しく作り出す。
「財源を―〔=もたらす〕/△活力(欠陥)を―」
[表記]「産み出す」とも書く。
うみつける【生み付ける】【生付ける】[4][5][0]:[4][0]🔗⭐🔉
うみつける【生み付ける】【生付ける】[4][5][0]:[4][0]
(他下一)
(一)〔卵を〕生んで物に くっつける。
(二)そういう性質を与えて、生む。
[表記]「産み付ける」とも書く。
うみなす【生み成す】【生成す】[3]:[3]🔗⭐🔉
うみなす【生み成す】【生成す】[3]:[3]
(他五)
「生み出す(二)」の改まった表現。
「日本の風土が生み成した〔=誕生の母胎となった〕名作」
うみの【生みの】【生の】[0]🔗⭐🔉
うみの【生みの】【生の】[0]
(連体)
(一)その人を生んだ。
「―親〔=(a)実父母。 (b)その物事を初めて作り出した その人〕」
(二)自分が腹を痛めて生んだ。
「―子」
(三)子を生む時の。
「―苦しみ〔=多く、子を生んだ者でなければ真の意味では分からぬ、という文脈で用いられる〕/―悩み〔=新たに物事を作り出す時の苦心〕」
[表記]「産みの」とも書く。
うむ【生む】
[2][0]:[0]🔗⭐🔉
うむ【生む】
[2][0]:[0]
(他五)
(一)〈だれ・なにヲ―〉 母体が子や卵を体外に排出し、新たな個体としての生命活動を始めさせる。
(二)〈なにヲ―〉 それまで無かったものを(土台となるものが)作り出す。
「傑作を―/利益を―〔=生じる〕/時代の生んだ〔=その時代の社会環境が必然的に現出したと考えられる〕英雄」
(三)〈なにヲ―〉 何かの原因で、そういう事態が△関係者間(一般)に認められるようになる。
「△誤解(摩擦)を―」
[表記](一)は、「産む」とも書く。

おいさき【生い先】【生先】【老い先】【老先】オヒサキ[0]🔗⭐🔉
おいさき【生い先】【生先】【老い先】【老先】オヒサキ[0]
【生(い)先】
成長していく将来。ゆくすえ。
「―が楽しめる」
〔「生い先」の変化〕 年をとっている人の、心細い(これからの)命。
「―短い老人の身」
おいしげる【生い茂る】【生茂る】オヒシゲル[4]:[4]🔗⭐🔉
おいしげる【生い茂る】【生茂る】オヒシゲル[4]:[4]
(自五)
〔草木が〕大きくなって茂る。
「雑草の生い茂った庭」
おいそだつ【生い育つ】【生育つ】オヒソダツ[4]:[4]🔗⭐🔉
おいそだつ【生い育つ】【生育つ】オヒソダツ[4]:[4]
(自五)
育って大きくなる。
おいたち【生い立ち】【生立】オヒタチ[0]🔗⭐🔉
おいたち【生い立ち】【生立】オヒタチ[0]
(一)成長すること。
「子供の―」
(二)どこで どのように育ったか(の経歴)。
[動]生い立つ[3]:[3](自五)
き【生】🔗⭐🔉
き【生】
[一][1] 交じりけの無いこと。
「―のままの性質/―で〔=強い成分の酒を薄めないで〕飲む/―一本・―酒ザケ・―醤油ジヨウユ・―酢ズ」
[二](接頭)
(一)どんな観点から見てもその通りである。
「―まじめ・―娘」
(二)精製していない。
「―糸」
きっすい【生っ粋】【生粋】[0]🔗⭐🔉
きっすい【生っ粋】【生粋】[0]
その人の性質などが、どこから見てもそう言われる通りであり、その物以外の何物でもないこと。
「―の△江戸(神田)っ子」
きまじめ【生まじめ】[2]🔗⭐🔉
きまじめ【生まじめ】[2]
―な/―に 人並以上にまじめな(だけで、融通の全くきかない)様子。
「―な顔」
――さ[0][4]
[表記]「まじめ」は普通、「{真面}目」と書く。また、「気まじめ」とも書いた。
しょう【生】シヤウ[1]🔗⭐🔉
しょう【生】シヤウ[1]
「いのち」の意の老人語。せい。
「―有るうちに/―類・―涯・一―・七―」
しょうじる【生じる】シヤウジル
[4][0][3]:[0][3]🔗⭐🔉
しょうじる【生じる】シヤウジル
[4][0][3]:[0][3]
[一](自上一)
「生える」意の漢語的表現。
「木の芽が―」
[二](自他上一)
〈(なに・だれニ)―/(だれ・なにカラなにヲ)―〉 今まで予期しなかった状態が、そこに認められるようになる。
「特別の事情が―〔=起こる〕/△狂い(無理・変化・疑惑)が―/効力が―〔=発生する〕/損害を生じさせる/事故を―〔=起こす〕/△支障(混乱)を―」
生ずる(サ変)。

せい[生]🔗⭐🔉
せい[生]
(一)植物の芽が出る。はえる。
「野生・寄生」
(二)植物が…前からのいのちを持つ。
「前年生の枝/十年生のツゲ」
(三)うまれる。うむ。
「生殖・生産・生母・再生・更生・卵生・胎生」
(四)〔物事が〕起こる。
「生起・発生」
(五)なま。〔まだ十分に熟さない意と、活動力が有る意との二義に用いられる〕
「生熟[0]・生石灰」
(六)勉学中の人の称。〔狭義では、生徒を指す〕
「学生・書生・小生・留学生・門下生」
せい【生】[1]🔗⭐🔉
せい【生】[1]
[一](一) 生きていること。
「―の歓喜/―物・―存・―化学」
(二)命。
「この国に―を享ウける〔=生まれる〕/―を盗む〔=死すべき命を長らえて生きる〕/余―」
(三)生きること。
「―への執着/人―・―死・長―」
[二] 修業中であるという意で使う、男子の謙称。
「―等ラ」
なさぬなか【生さぬ仲】[2]‐[1]🔗⭐🔉
なさぬなか【生さぬ仲】[2]‐[1]
〔「生さぬ」は生まない意〕血のつながりの無い親子の間柄。まま親とまま子の間柄。
なま【生】
🔗⭐🔉
なま【生】
[一][1]
(一)〔加工・加熱・再製・粉飾された物と違って〕自然の状態のまま。
「―のまま△食べる(かじる)/―の魚/―の音楽/市民の―の声/―野菜・―木」
(二)本物△になる(である)には、まだ幾分かの距離がある状態。
「表現が―だ〔=十分に練れていない〕/―煮え・―がわき・―学問」
(三)「生ビール・生菓子・生意気・現なま」の略。
「―一丁/―を言うな/お―さん」
[二](接頭)
〔形容詞に冠して、副詞的に用いられる〕それとはっきり言い切れないが、なんとなくそのような様子であることを表わす。〔不気味・不快さを伴うことが多い〕
「―あたたかい」

なまあくび【生あくび】[3]🔗⭐🔉
なまあくび【生あくび】[3]
生理的にしきりに催すけれども、不完全・中途半端なあくび。
「―をかみ殺す」
なまごみ【生ごみ】[0][2]🔗⭐🔉
なまごみ【生ごみ】[0][2]
台所から出る、野菜くずや、水分を含んだ残り物。
ならす【生らす】【生す】[2]:[2]🔗⭐🔉
ならす【生らす】【生す】[2]:[2]
(他五)
〔実を〕ならせる。
なり【生り】【生】[2]🔗⭐🔉
なり【生り】【生】[2]
〔動詞「生る」の連用形の名詞用法〕果物が実ること。
「スイカの一番―/―がいい」
なりき【生り木】【生木】[0][2]🔗⭐🔉
なりき【生り木】【生木】[0][2]
果物のなる木。
なりどし【生り年】[2]🔗⭐🔉
なりどし【生り年】[2]
その果物のよくなる年。
裏年

なりもの【生り物】【生物】[0][2]🔗⭐🔉
なりもの【生り物】【生物】[0][2]
(一)田畑からとれるもの。
(二)果物。
なる【生る】【成る】
[1]:[1]🔗⭐🔉
なる【生る】【成る】
[1]:[1]
(自五)
〈なにニ―〉形のある物が出来る。
「花だけで、実は生らない」
[他動]生らす[2]:[2](五)
(一)行為の結果、出来あがる。
「世紀の偉業ついに―/功成り名遂ぐ/為ナせば―〔=出来る〕/成ろう〔=出来る〕事なら」
(二)〔組織が〕…で構成されている。
「国会は二院より―」
(三)許すことが出来る。
「負けて―ものか」
(四)…なさる。
「先生がお帰りに―/ご覧になりますか」

はえぎわ【生え際】【生際】ハエギハ[0][4]🔗⭐🔉
はえぎわ【生え際】【生際】ハエギハ[0][4]
(一)そのものが伸び始める根幹にあたる部分。
「爪ツメの―」
(二)「髪の生え際」の略。つまり、額・襟首などの部分。
はえぬき【生え抜き】【生抜】[0]🔗⭐🔉
はえぬき【生え抜き】【生抜】[0]
(一)その土地に生まれ、その土地で育って、よそへ出たことが無い△こと(人)。
「―〔=きっすい〕の江戸っ子」
(二)創業以来ずっと長く勤めている△こと(人)。
「―の社員」
はえる【生える】
[2]:[2]🔗⭐🔉
はえる【生える】
[2]:[2]
(自下一)
〈(どこ・なにニ)―〉〔生命の有るものが〕大きくなって、外に見えて来る。生(シヨウ)じる。
「お札サツに羽が生えて飛んで行く/草が―/歯が―」

はやかす【生やかす】[3]:[3]🔗⭐🔉
はやかす【生やかす】[3]:[3]
(他五)
「生やす」の口頭語的表現。
はやす【生やす】[2]:[2]🔗⭐🔉
はやす【生やす】[2]:[2]
(他五)
〔ひげ・草などを〕生える△よう(まま)にする。伸ばす。
「根を―」
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