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いか・す【生かす(活かす)】🔗🔉

いか・す【生かす(活かす)】 他五 〔古い言い方で〕生き返らせる。よみがえらせる。 「一度死んだ人は━に生かせない」 殺さないで命を保たせる。生きながらえさせる。 「━も殺すも親分の胸三寸だ」 「生けすで━・して飼う」 野球で、やむなく塁上に走者を出してしまう。 「一塁に━」 上手に使って役立てる。有効に利用する。活用する。 「新しい仕事に経験を━」 「個性は━も殺すも本人次第だ」 「余暇を━・してオペラを楽しむ」 「出張を━・して郷里を訪ねる」 「不良在庫を━」 特性などを引き出して、生き生きしたものにする。 「素材のうまみを━」 「脇役陣の充実が主役を━」 ◆殺す は「活」が好まれる。 生かせる 関連語 大分類‖使う‖つかう 中分類‖使用‖しよう 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる

いき【生き】🔗🔉

いき【生き】 生き(てい)ること。 「━甲斐がい・━死に」 「長━」 ◇他の語と複合して使う。 魚肉などの鮮度の度合い。また、食用の魚介などが生きていること。 「━のよい魚」 「━作づくり」 →生け 生き生きして活気があること。元気。 「━のよい若者」 囲碁で、一連の石に二つ以上の目があって相手にとられないこと。 校正で、一度修正・削除した箇所をもとに戻すこと。 ◆は「活き」とも。は「イキ」とカタカナで書く。 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖新しい‖あたらしい

いき‐いき【生き生き(活き活き)】🔗🔉

いき‐いき【生き生き(活き活き)】 活気にあふれて勢いのよいさま。 「━(と)した表情[描写]」 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖新しい‖あたらしい

いき‐いそ・ぐ【生き急ぐ】🔗🔉

いき‐いそ・ぐ【生き急ぐ】 自五人生を短いものだとして、せわしなく生きる。 「なぜそんなに━のか」 ◇「死に急ぐ」をもじった造語。 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる

いき‐うつし【生き写し】🔗🔉

いき‐うつし【生き写し】 容姿やしぐさが区別できないほどよく似ていること。 「この子は話し方まで父親に━だ」 ◇ふつう血のつながりのある人について言う。

いき‐うま【生き馬】🔗🔉

いき‐うま【生き馬】 生きている馬。 「━の目を抜く(=すばしこく油断のならないこと)」

いき‐うめ【生き埋め】🔗🔉

いき‐うめ【生き埋め】 生きたまま地中にうめること。また、うまること。

いき‐え【生き━ヱ🔗🔉

いき‐え【生き━ヱ えさにする生きたままの虫や小動物。

いき‐がい【生き斐】━ガヒ🔗🔉

いき‐がい【生き斐】━ガヒ 生きていくための支えとなる目標や心の張り合い。 「仕事に━を感じる」

いき‐かえ・る【生き返る】━カヘル🔗🔉

いき‐かえ・る【生き返る】━カヘル 自五命をとりもどす。また、生気をとりもどす。よみがえる。 「死者が━」 「ようやくの雨で作物が━・った」

いき‐かた【生き方】🔗🔉

いき‐かた【生き方】 人生の歩み方や生活のしかた。 「自分に合った━を模索する」

いき‐がね【生き金】🔗🔉

いき‐がね【生き金】 有効に使われる金。使っただけの価値がある金。 ⇔死に金

いきがみ‐さま【生き神様】🔗🔉

いきがみ‐さま【生き神様】 人の姿をかりてこの世に現れた神。多く、徳の高い人や教祖を高めていう。

いき‐ぎも【生き肝(生き胆)】🔗🔉

いき‐ぎも【生き肝(生き胆)】 生きている動物のきも。

生き肝を抜・く🔗🔉

生き肝を抜・く ひどく驚かす。度肝を抜く。

いき‐ざま【生き様】🔗🔉

いき‐ざま【生き様】 特徴ある人生観や人間性などで他を圧倒する、強烈な生き方。 「著者の━に感動する」 ◇「死にざま」の類推から生まれた語。

いき‐じごく【生き地獄】━ヂゴク🔗🔉

いき‐じごく【生き地獄】━ヂゴク 地獄のような、むごたらしいありさま。また、地獄に落ちたような、ひどい苦しみ。この世の地獄。 「━さながらの火災現場」 関連語 大分類‖神仏‖しんぶつ 中分類‖地獄‖じごく

いき‐しに【生き死に】🔗🔉

いき‐しに【生き死に】 生きることと死ぬこと。生きるか死ぬかということ。生死せいししょうじ。 「━にかかわる問題」

いき‐じびき【生き字引】🔗🔉

いき‐じびき【生き字引】 知識が広く、何でもよく知っている人。 「芸能界の━」

いき‐たい【生き体】🔗🔉

いき‐たい【生き体】 相撲で、土俵際で倒れかけているが、まだ立ち直る可能性がある体勢。 ⇔死に体

いき‐ち【生き血】🔗🔉

いき‐ち【生き血】 生きている動物の、なまなましい血。なまち。 「━を吸う(=冷酷な手段で人の利益をしぼり取る)」

いき‐づくり【生き作り(活き作り)】🔗🔉

いき‐づくり【生き作り(活き作り)】 いけづくり

いきとし‐いける‐もの【生きとし生けるもの】🔗🔉

いきとし‐いける‐もの【生きとし生けるもの】 連語この世に生きているものすべて。あらゆる生き物。 ◇「と」「し」は強意の文語助詞。 関連語 大分類‖生物‖せいぶつ 中分類‖生物‖せいぶつ

いき‐ながら・える【生き長らえる(生き存える)】━ナガラヘル🔗🔉

いき‐ながら・える【生き長らえる(生き存える)】━ナガラヘル 自下一この世に長く生き続ける。 「死線を越えて━」 いきながら・ふ(下二)

いき‐ぬ・く【生き抜く】🔗🔉

いき‐ぬ・く【生き抜く】 自五苦しみなどにたえて最後まで生き通す。 「苦難の人生を━」 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる

いき‐のこり【生き残り】🔗🔉

いき‐のこり【生き残り】 生き残ること。また、その人。 「特攻隊の━」 「党の━をかけた総選挙」 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる

いき‐のこ・る【生き残る】🔗🔉

いき‐のこ・る【生き残る】 自五死なないでこの世に残る。 「一人だけ━」 生き残り 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる

いき‐の・びる【生き延びる】🔗🔉

いき‐の・びる【生き延びる】 自上一死ぬはずのところを生きて、命が続く。生き長らえる。 「戦火の下を━」 いきの・ぶ(上二) 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる

いき‐はじ【生き恥】━ハヂ🔗🔉

いき‐はじ【生き恥】━ハヂ 生きているために受ける恥。 「━をさらす」 ⇔死に恥

いき‐ぼとけ【生き仏】🔗🔉

いき‐ぼとけ【生き仏】 仏のように慈悲深く、徳の高い人。活仏かつぶつ。 ◇高徳の僧などを高めていう。

いき‐み【生き身】🔗🔉

いき‐み【生き身】 生きているからだ。なまみ。 「━は死に身(=生きているものは必ず死ぬということ)」 ⇔死に身 とれたての、生きのいい魚。

いき‐もの【生き物】🔗🔉

いき‐もの【生き物】 生きているもの。生物。特に、動物。 「━をかわいがる」 「━を飼う」 比喩ひゆ的に、命があるかのように生き生きとした振る舞いを見せるものの意で使う。「言葉は━だ」 関連語 大分類‖生物‖せいぶつ 中分類‖生物‖せいぶつ

いき‐りょう【生き霊】━リャウ🔗🔉

いき‐りょう【生き霊】━リャウ 恨みのある相手にたたりをするという、生きている人の魂。生霊せいれい。いきすだま。 ⇔死霊しりょう死霊しれい 関連語 大分類‖神仏‖しんぶつ 中分類‖‖れい

い・きる【生きる】🔗🔉

い・きる【生きる】 用例引き A 人や動物が生きる 百歳まで生きる・砂漠に生きる動植物・激動の時代を生きる・芸に生きる・幸福な人生を生きる B 事物が生きる この約束は生きている・塩加減で料理が生きる・石が生きる 自上一 生物(特に、動物)が生命を維持してこの世にある。 「息も絶え絶えだが、まだ━・きている」 「一〇〇歳まで━」 「━か死ぬかの瀬戸際に立つ」 「余りの恐ろしさで━・きた心地がしない」 生物(特に、動物)が生命を維持して、生活を営む。また、人がある精神的態度をもって人生に対処する。暮らす。 「下町には人情味あふれる人たちが━・きている」 「海に━人々」 「砂漠に━動植物」 「━ために精一杯働く」 「正直をモットーに━」 「気ままに[情熱的に]━」 そこを(活動の)舞台として人生を送る。 「激動の時代を/に━」 「高齢化社会を/に━」 「を」は移動の場所を表す格助詞。「に」に比べて動的なニュアンスが出る。 価値あるものとして、そこに精魂を傾けた人生を送る。 「芸[思い出・子への愛・信仰]に━」 「革命に━・き革命に死ぬ(=革命に生涯をささげる)」 生き生きとして存在する。特に、有効に働いて役に立つ。 「文豪の名は永遠に━・きている」 「心の中に━父」 「━・きた教訓」 「この約束はまだ━・きている」 「困難時にこそこれまでの苦労が━」 有効な手段を講じた結果、効果が十分に発揮される。 「この一語で表現が━」 「塩加減で料理が━」 囲碁で、(相手の石に囲まれた)一連の石が二つ以上の目を持つ。 「石が━」 野球で、アウトにならずにすむ。 「四球で一塁に━」 他上一《同族目的語などをとって》そのような人生を送る。 「幸福な人生を━」 「偽りの生を━」 「悔いのない青春を━」 「己おのれの信念を━」 英語などの翻訳から出た言い方。 ◆死ぬ は「活きる」とも。 い・く(上二) 関連語 大分類‖使う‖つかう 中分類‖使用‖しよう 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる 「生きる」を表す表現 生命の維持。(命が続く・命を保つ・命を拾う・命を救われる・一命を取り留める・命をつなぐ・寿命が続く・寿命を保つ・息がある・息が通う・息を吹き返す・目の黒いうち) 死の淵ふちからの帰還。(九死に一生を得る・死中に活を求める・死の淵ふちを乗り越える・死線を越える・黄泉の淵から戻る) 食事による生命の維持。(糊口ここうをしのぐ・口過ぎをする・口を糊のりする) 時間の中での生存。(日々を送る・生涯を送る・人生を過ごす・生涯を共にする・共白髪まで添い遂げる)

いき‐わかれ【生き別れ】🔗🔉

いき‐わかれ【生き別れ】 肉親・夫婦などが、生きながら別れ別れとなること。生別せいべつ。 ⇔死に別れ いきわか・れる(自下一) 関連語 大分類‖離れる‖はなれる 中分類‖別れ‖わかれ

いき‐わか・れる【生き別れる】🔗🔉

いき‐わか・れる【生き別れる】 自下一肉親・夫婦などが、生きながら別れ別れとなる。 「幼いときに━・れた母」 ⇔死に別れる いきわか・る(下二)

うぶ【初・初心🔗🔉

うぶ【初・初心 名・形動まだ世慣れていなくて純真なこと。特に、性的なことがらにまだ通じていないこと。 「━なところのある青年」 「━な娘」 ◇生まれたときのままである意の「産うぶ」から。 まれに「生」とも。

おい‐さき【生い先】オヒ━🔗🔉

おい‐さき【生い先】オヒ━ 成長していく、行く末。将来。 「この子の━が楽しみだ」 関連語 大分類‖時‖とき 中分類‖将来‖しょうらい

おい‐しげ・る【生い茂る】オヒ━🔗🔉

おい‐しげ・る【生い茂る】オヒ━ 自五草木が育って枝葉がすきまがないほどに重なる。 「夏草が━」

おい‐たち【生い立ち】オヒ━🔗🔉

おい‐たち【生い立ち】オヒ━ 育っていくこと。成長。 生まれ育ってきた過程・経歴。 おいた・つ(自五)

お・う【生う】オフ🔗🔉

お・う【生う】オフ 自上二〔古〕草木がはえのびる。

き【生】🔗🔉

き【生】 混じりけがないこと。 「スコッチを━で飲む」 (造)自然のままの。純粋な。 「━じょうゆ・━まじめ」 「━糸・━地」

しょう【生】シャウ🔗🔉

しょう【生】シャウ うまれること。生きていること。命。 「━ある者は必ず死す」 「━涯・━類・━滅」 「━老病死」 (造) 植物の芽が出る。 「実━みしょう・半夏━はんげしょう 熟していない。なま。 「━薬」

せい【生】🔗🔉

せい【生】 いのち。生命。 「この世に━を受ける」 「人━・余━」 生きること。 「━に執着する」 「━存・━物」 「寄━・共━」 ⇔ 暮らし。生活。 「━を営む」 「━計」 (造) 生まれる。生む。 「━産・━誕」 物事が起こる。現れる。 「━成」 「発━」 植物がはえる。 「群━・野━」 生き生きとしている。新鮮な。 「━気・━彩」 なま。熟していない。 「━食・━硬」 学問・勉強をしている人。 「━徒」 「学━・優等━」 男性が自分を謙けんそんしていう語。 「愚━・小━」 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生きる‖いきる 大分類‖生‖せい 中分類‖生命‖せいめい

なま【生】🔗🔉

なま【生】 形動野菜・魚・肉などの食べ物を煮たり焼いたりしていないこと。 「野菜を━で食べる」 「━の肉」 「━卵」 形動作為などがなく、ありのままであること。 「市民の━の声を聞く」 形動演技・演奏などをその場で見たり聞いたりすること。また、録音・録画などによらないで、直接放送すること。 「━の演奏を聞く」 「━放送」 「生意気」の略。→生意気 「━を言うんじゃない」 「生ビール」の略。→生ビール 接頭《名詞・形容詞などに付いて》 それが自然のままの状態である意、新鮮な状態である意を表す。 「━水・━爪づめ」 「━傷・━首」 まだ不十分である意、中途半端である意を表す。 「━返事・━煮え・━乾き・━あくび・━兵法びょうほう その程度が少しばかりである意、何となくそう感じられる意を表す。 「━ぬるい・━暖かい・━白い・━やさしい」 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖新しい‖あたらしい

なま‐あげ【生揚げ】🔗🔉

なま‐あげ【生揚げ】 揚げ方が十分でないこと。また、そのもの。 豆腐を厚く切って軽く揚げたもの。厚揚げ。

なま‐あたたか・い【生暖かい】🔗🔉

なま‐あたたか・い【生暖かい】 なんとなく暖かいと感じる。 「━風が吹く」 ‐さ 関連語 大分類‖熱‖ねつ 中分類‖暖かい‖あたたかい

なま‐かじり【生齧り】🔗🔉

なま‐かじり【生齧り】 物事を中途半端に知っているだけで本質を理解していないこと。 「━の知識」

なま‐がわき【生乾き】━ガハキ🔗🔉

なま‐がわき【生乾き】━ガハキ まだ十分に乾いていないこと。

なま‐ぐさ・い【生臭い(腥い)】🔗🔉

なま‐ぐさ・い【生臭い(腥い)】 生の魚や獣肉のにおいがするさま。また、生き血のにおいがするさま。 「魚をつかんだ手が━」 僧が戒律を守らずに堕落しているさま。 「━坊主」 物事に生々しい欲望や利害がからんでいるさま。 「派閥をめぐる━話」 ‐さ 関連語 大分類‖匂い‖におい 中分類‖臭い‖くさい

なま‐クリーム【生クリーム】🔗🔉

なま‐クリーム【生クリーム】 牛乳から分離した脂肪分。洋菓子や料理の材料にする。 ◇乳酸発酵させたものはサワークリーム、砂糖・香料などを加えて泡立てたものはホイップクリームと呼ぶ。

なまなま‐し・い【生生しい】🔗🔉

なまなま‐し・い【生生しい】 きわめて新しい感じがするさま。また、その場の情景を目の前に見るように現実的であるさま。 「━事故現場」 「被災者の━体験談」 ‐さ 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖新しい‖あたらしい

はえ‐かわ・る【生え替わる(生え換わる)】━カハル🔗🔉

はえ‐かわ・る【生え替わる(生え換わる)】━カハル 自五乳歯や髪の毛が抜けて新しいものが生えてくる。 「歯が━」 慣用的に「生え変わる」とも。

はえ‐ぎわ【生え際】━ギハ🔗🔉

はえ‐ぎわ【生え際】━ギハ ひたい・襟首などの、髪の生えている部分と生えてない部分との境目のあたり。

はえ‐ぬき【生え抜き】🔗🔉

はえ‐ぬき【生え抜き】 その土地で生まれ、その土地で育ったこと。生っ粋。 その団体・組織などに初めから所属して今日に至っていること。 「━の社員」

は・える【生える】🔗🔉

は・える【生える】 自下一 植物やその根・芽・枝などがのび出る。生じる。 「庭に雑草が━」 「地面から芽が━・えてきた」 「庭石に苔こけが━」 「もちに青かびが━」 動物の体から毛・歯・角などが生じる。 「髪の毛[髭ひげ・白髪しらが]が━」 「乳歯が━」 「羽が━」 「角が━」 は・ゆ(下二) 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖芽生える‖めばえる

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