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いお【庵】🔗🔉

いお【庵】 いおり。

イオ【🔗🔉

イオ【 (1)ギリシャ神話で,ゼウスの妃ヘラの女神官。ゼウスの愛を受けた。ヘラの嫉妬(しつと)を避けるためゼウスはイオを白い牝牛(めうし)に変えたが,イオはヘラの送った虻(あぶ)によって苦しめられ狂乱のうちに世界をさまよい続けてついにエジプトに着いた。エジプトの女神イシスと同一視される。 (2)木星の第 1 衛星。1610 年,ガリレイが発見。

いおう【硫黄】🔗🔉

いおう【硫黄】 〔sulfur〕 酸素族元素の一。元素記号 S 原子番号 16。原子量 32.07。黄色のもろい結晶。天然に単体で存在する。空気中で熱すると青白い炎を出して燃え,二酸化硫黄(亜硫酸ガス)となる。いろいろな金属と化合して硫化物をつくる。火薬・マッチ・医薬品の原料,漂白,ゴムの加硫,パルプ製造にも用いられる。ゆのあわ。ゆおう。

いおう【已往】🔗🔉

いおう【已往】 ある時点よりも前。以前。

いおう【以往】🔗🔉

いおう【以往】 (1)ある時期よりのち。以後。「明治―」 (2)(誤って)それ以前。昔。

いおう【医王】🔗🔉

いおう【医王】 〔仏〕〔衆生(しゆじよう)の心の病をいやして悟りに導く者の意〕 仏または菩薩(ぼさつ)。

いおうか【硫黄華】🔗🔉

いおうか【硫黄華】 硫黄の小結晶。無味無臭。黄色。硫黄の蒸気を低温で昇華させて得る。天然にも火山や温泉地に見られる。昇華硫黄。

いおうさいきん【硫黄細菌】🔗🔉

いおうさいきん【硫黄細菌】 硫黄や無機硫黄化合物を酸化してエネルギーを得ている細菌の総称。化学合成を行うものと光合成を行うものとがある。硫黄泉・下水・土壌などにすむ。硫黄バクテリア。

いおうさんかぶつ【硫黄酸化物】🔗🔉

いおうさんかぶつ【硫黄酸化物】 ⇒エスオーエックス(SOx

いおうじま【硫黄島】🔗🔉

いおうじま【硫黄島】 鹿児島県佐多岬南西約 40km にある活火山島。鹿児島郡三島村に所属。俊寛(しゆんかん)らの流された鬼界島(きかいがしま)に当たるといわれる。いおうがしま。

いおうせん【硫黄泉】🔗🔉

いおうせん【硫黄泉】 硫黄を含む鉱泉,または温泉。硫黄は硫化水素として含まれることが多く独特の臭気がある。皮膚病に効果がある。草津・那須など日本には多い。

いおうとう【硫黄島】🔗🔉

いおうとう【硫黄島】 小笠原諸島の南西約 200km にある硫黄列島中の主島。火山島。東京都に所属。第二次大戦末期,日米両軍の激戦地。いおうじま。

いおうびょう【萎黄病】🔗🔉

いおうびょう【萎黄病】 (1)植物の茎や葉が黄緑色または黄色になる病気。病原体によるものと養分の過不足によるものとがある。 (2)鉄欠乏性の貧血。皮膚・粘膜などが青白くなる。若い女性に多い。

いおうぶつ【韋応物】🔗🔉

いおうぶつ【韋応物】 (735?-790?) 中国,中唐の詩人。五言詩を得意とし,詩風は陶淵明に似る。詩文集「韋蘇州集」

いおうれっとう【硫黄列島】🔗🔉

いおうれっとう【硫黄列島】 小笠原諸島の南端に連なる列島。北硫黄島,硫黄島,南硫黄島から成る。火山列島。

イオカステ【Iokast🔗🔉

イオカステ【Iokast ギリシャ神話中の人物。テーベ王ライオスの妃。自分の子と知らずにオイディプスの妻となり,アンティゴネらを生んだが事実を知り自害。

イオタ【iota; Ι・ι】🔗🔉

イオタ【iota; Ι・ι】 ギリシャ語アルファベットの第 9 字。

イオニア【Inia】🔗🔉

イオニア【Inia】 トルコ南西部,エーゲ海沿岸の古地名。紀元前 10 世紀頃からギリシャ人が移住し,エフェソス・ミレトスなどの都市国家を建設。芸術・自然哲学が栄えた。

イオニアかい【イオニア海】🔗🔉

イオニアかい【イオニア海】 地中海中部,東をギリシャ,西をイタリア半島南端部とシチリア島に囲まれた海域。

イオニアがくは【イオニア学派】🔗🔉

イオニアがくは【イオニア学派】 紀元前 6 世紀頃イオニア地方に興った哲学の一派。自然を主題とし,万物の根源を神話的解釈から離れて哲学的に探究しようとした。タレス・アナクシマンドロス・アナクシメネス・ヘラクレイトスなどが挙げられる。

イオニアしき【イオニア式】🔗🔉

イオニアしき【イオニア式】 古代ギリシャ建築の柱の様式の一。イオニア地方に興ったもので,ドリス式に比べて優雅。柱は細身で礎盤があり,渦巻形の柱頭をもつ。

イオニアせんぽう【イオニア旋法】🔗🔉

イオニアせんぽう【イオニア旋法】 〔音〕教会旋法の一。16 世紀に理論化され,長旋法(長音階)に発展した。

イオニウム【ionium】🔗🔉

イオニウム【ionium】 トリウムの同位体,トリウム 230(230Th)の別名。記号 Io ウラン 234(234U)の崩壊で生じ,さらに崩壊してラジウム 226(226Ra)になる。海底堆積(たいせき)物の年代測定などに利用。

イオマンテ🔗🔉

イオマンテ 〔アイヌ語。イヨマンテとも〕 アイヌの儀礼の一。神が仮装して人間界に現れたのが動物であり,その動物の皮や肉の仮装を脱がせ霊を神の国へ送り返す儀礼。→熊送り

いおり【庵・廬】🔗🔉

いおり【庵・廬】 僧侶や世捨て人などが住む粗末な小屋。いお。「―を結ぶ」

いおりかんばん【庵看板】🔗🔉

いおりかんばん【庵看板】 歌舞伎で,上部に屋根形の木のついた看板。役者の名と家紋を書く。

いおん【異音】🔗🔉

いおん【異音】 〔allophone〕 構造言語学における音韻論の術語。同一音素に属する様々な音声学的実現を指す。例えばザ行子音は「ざる」のように語頭では破擦音 [dz] だが,非語頭では「ひざ」のように摩擦音 [z] になる傾向がある。この場合に [dz] と [z] を,同一音素/z/に属する異音であるという。

イオン【(ド) Ion】🔗🔉

イオン【(ド) Ion】 〔ギリシャ語で「行く」の意〕 電気を帯びた原子や原子団。正の電気を帯びたものを陽イオン,負の電気を帯びたものを陰イオンという。電解質の溶液に電圧をかけると,陽イオンは陰極に向かい,陰イオンは陽極に向かって移動し,電流が流れる。

イオンか【イオン化】🔗🔉

イオンか【イオン化】 中性の原子または原子団がイオンになること。

イオンか【イオン価】🔗🔉

イオンか【イオン価】 イオンのもつ電気量を,電気素量(電子 1 個のもつ電気量の絶対値)を単位として表したもの。例えば,塩素原子が電子 1 個を得てできる塩化物イオン(塩素イオン)のイオン価は−1。なお,符号をつけずに絶対値で表すこともある。

イオンかエネルギー【イオン化エネルギー】🔗🔉

イオンかエネルギー【イオン化エネルギー】 原子・分子から,電子 1 個を引き離して陽イオンにするのに必要なエネルギー。1 価の陽イオンからさらに電子 1 個を引き離すのに要するエネルギーは第 2 イオン化エネルギーと呼ぶ。普通,電子ボルトの単位で表す。イオン化ポテンシャル,イオン化電位,イオン化電圧とも呼ばれる。

イオンかけいこう【イオン化傾向】🔗🔉

イオンかけいこう【イオン化傾向】 普通には,水溶液中で金属が陽イオンになる性質の度合をいう。カリウム・カルシウムはイオン化傾向が大,プラチナ・金は小。

イオンけつごう【イオン結合】🔗🔉

イオンけつごう【イオン結合】 陽イオンと陰イオンとが,静電気的な引力によって引き合って形成される化学結合の一種。塩化ナトリウム(食塩)はその代表例。

イオンけっしょう【イオン結晶】🔗🔉

イオンけっしょう【イオン結晶】 陽イオンと陰イオンとがイオン結合によって規則的に配列してできた物質。食塩の結晶などが例。一般に金属の塩類に多い。

イオンこうかん【イオン交換】🔗🔉

イオンこうかん【イオン交換】 ある種の不溶性の物質を電解質の水溶液中に浸しておくと,その物質中のイオンが溶液中に出て,溶液中のイオンがその物質中に取り込まれる現象。このような働きをする物質をイオン交換体という。

イオンこうかんじゅし【イオン交換樹脂】🔗🔉

イオンこうかんじゅし【イオン交換樹脂】 水溶液中のイオンと交換できる酸性または塩基性の交換基をもつ有機高分子化合物。膜状にしたイオン交換膜もある。製塩,海水の淡水化,物質の精製,水酸化ナトリウムの製造など多方面に利用される。

イオンせき【イオン積】🔗🔉

イオンせき【イオン積】 ⇒水のイオン積

イオンちゅうにゅう【イオン注入】🔗🔉

イオンちゅうにゅう【イオン注入】 〔ion implantation〕 半導体に不純物を添加する方法の一。不純物をイオン化してビームにし,電気的に制御しながら目的の半導体に注入するので,正確に添加量やその分布を変えることができる。現在の IC 生産技術の中核の一。

イオンはんけい【イオン半径】🔗🔉

イオンはんけい【イオン半径】 原子 1 個からできるイオンについて,イオンを球とみなしたときの半径。イオン結晶でのイオン間の距離をもとにして推定する。

イオンはんどうたい【イオン半導体】🔗🔉

イオンはんどうたい【イオン半導体】 固体を構成するイオンが固体中を移動することにより,電荷が運ばれる仕組みの半導体。

イオンはんのうしき【イオン反応式】🔗🔉

イオンはんのうしき【イオン反応式】 イオンが関与する反応をイオン記号で表した化学反応式。

イオンビーム【ion beam】🔗🔉

イオンビーム【ion beam】 原子や分子から電子衝撃などによってつくられたイオンを,電場や磁場によって制御して方向性を整えた流れ。加速器,半導体中への不純物注入・表面清浄化・表面加工,表面および内部の分析などに用いられる。

いおんびん【イ音便】🔗🔉

いおんびん【イ音便】 音便の一。発音上の便宜のために,「き」「ぎ」「し」「り」などが「イ」の音になる現象。「書きて→書いて」「泳ぎて→泳いで」「美しき→美しい」の類。

イオンほうしゃけんびきょう【イオン放射顕微鏡】🔗🔉

イオンほうしゃけんびきょう【イオン放射顕微鏡】 試料表面の原子配置を観察する装置。調べようとする物質を針状にして陽極とし,蛍光膜をつけた陰極との間に高電圧をかけ,管内に少量のヘリウムを入れる。陽極に衝突して生じたヘリウムイオンが蛍光膜に直進して表面の拡大像をつくる。倍率約 100 万倍。電界イオン顕微鏡。

イオンポンプ【ion pump】🔗🔉

イオンポンプ【ion pump】 (1)気体の分子をイオン化して特殊な固体表面に吸着させ,気体の分子を取り除く真空ポンプ。 (2)生体膜を通して無機イオンを輸送する酵素の総称。

イオンレーザー【ion laser】🔗🔉

イオンレーザー【ion laser】 希ガスイオンを増幅媒質として用いるレーザー。高出力が得られる。

イオンロケット【ion rocket】🔗🔉

イオンロケット【ion rocket】 セシウム・水銀・アルゴンなどのイオン化した荷電粒子を加速・噴出させ,その反動で飛ぶロケット。

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