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さし【差し・指し】🔗🔉

さし【差し・指し】 [1]   (1)さしむかい。「―で話す」   (2)謡曲で,拍子に合わせず,ごく単純な節で謡う部分。さしごえ。(普通「サシ」と書く) [2](接頭) 語勢をととのえ,意味を強める。「―押さえる」「―迫る」「―招く」 [3](接尾) 舞の曲数を数える語。「一―舞う」

さしあい【差し合い・指し合い】🔗🔉

さしあい【差し合い・指し合い】 さしつかえ。さしさわり。

さしあ・げる【差し上げる】🔗🔉

さしあ・げる【差し上げる】 (動下一) (1)(手で持って)高く上げる。「子供を軽々と―・げる」 (2)「与える」「やる」の謙譲語。献呈する。受け手を敬っていう語。「この花をあなたに―・げます」 (3)(補助動詞) 「あげる」よりさらに敬意がこもる。「お茶を入れて―・げなさい」

さしあし【差し足】🔗🔉

さしあし【差し足】 音を立てないように,足をつまだてて歩くこと。「抜き足―」

さしあたって【差し当たって】🔗🔉

さしあたって【差し当たって】 (副) さしあたり。

さしあたり【差し当たり】🔗🔉

さしあたり【差し当たり】 (副) ただ今のところ。目下。いま。さしあたって。

さしあぶら【差し油】🔗🔉

さしあぶら【差し油】 機械に油をさすこと。また,その油。

さしい・る【差し入る・射し入る】🔗🔉

さしい・る【差し入る・射し入る】 (動五) (1)中にはいる。 (2)光が射しこむ。「朝日が―・る」

さしいれ【差し入れ】🔗🔉

さしいれ【差し入れ】 拘置・留置されている者に,外部から食べ物や必要な品物を届けること。また,そのもの。

さしい・れる【差し入れる】🔗🔉

さしい・れる【差し入れる】 (動下一) (1)中に入れる。「手を―・れる」 (2)さしいれをする。「弁当を―・れる」

さしお・く【差し置く・差し措く】🔗🔉

さしお・く【差し置く・差し措く】 (動五) (1)そのままに放っておく。「この問題は―・いて,次に進もう」 (2)(関係者などを)無視して事を行う。「課長を―・いて部長と相談する」

さしおさえ【差し押さえ】🔗🔉

さしおさえ【差し押さえ】 (1)特定の物または権利について私人の処分を禁止する国家権力の行為。 (2)民事訴訟法上,金銭債権の執行の最初の段階として,執行機関が債務者の財産の処分を禁止する強制行為。 (3)行政法上,租税の滞納処分の一段階として滞納者の財産の処分を禁止すること。 (4)刑事手続における押収(おうしゆう)の一方法。

さしか・える【差し替える】🔗🔉

さしか・える【差し替える】 (動下一) 他の物と入れかえる。「メンバーを―・える」

さしかか・る【差し掛かる】🔗🔉

さしかか・る【差し掛かる】 (動五) (1)ある場所に来る。「急坂に―・る」 (2)ある時期にはいる。「雨期に―・る」 (3)上からおおいかぶさる。「屋根に―・る桜」

さしか・ける【差し掛ける】🔗🔉

さしか・ける【差し掛ける】 (動下一) (1)物を差し出して,他の物をおおうようにかざす。「傘を―・ける」 (2)もたせかける。「よしずを―・ける」

さしがね【差し金】🔗🔉

さしがね【差し金】 (1)大工の使う鋼または黄銅製の L 字形の物差し。かねざし。 (2)((3)から転じて)陰にいて人をそそのかし操ること。「いらざる―」 (3)黒塗りの竿(さお)の先に針金をつけた芝居の小道具。陰火やチョウを飛ばしたり,ネズミなど小動物を動かしたりする。

さしぐすり【差し薬・注し薬】🔗🔉

さしぐすり【差し薬・注し薬】 目にさす薬。点眼薬。

さしぐ・む【差し含む】🔗🔉

さしぐ・む【差し含む】 (動五) 目に涙がわいてくる。涙ぐむ。

さしく・る【差し繰る】🔗🔉

さしく・る【差し繰る】 (動五) くりあわせる。「日程を―・る」

さしこみ【差し込み】🔗🔉

さしこみ【差し込み】 (1)さしこむこと。 (2)さしこむもの。特に,電気器具などで電流の取り入れ口にあたる端子。プラグ。また,コンセント。 (3)胸・腹などに急に激しい痛みを感じること。癪(しやく)。

さしこ・む【差し込む】🔗🔉

さしこ・む【差し込む】 (動五) (1)物の中や間に,ほかの物を突き入れる。さしいれる。「かぎを―・む」 (2)(「射し込む」とも書く)光が入ってくる。「窓から朝日が―・む」 (3)胸や腹などが,きりで突いたように急に激しく痛む。

さしさわり【差し障り】🔗🔉

さしさわり【差し障り】 それを行うと起こる不都合。支障。さしつかえ。

さしさわ・る【差し障る】🔗🔉

さしさわ・る【差し障る】 (動五) さしさわりが生じる。「作業に―・る」

さしずめ【差し詰め】🔗🔉

さしずめ【差し詰め】 (副) (1)結局。要するに。 (2)当面。さしあたって。「―食うには困らない」

さしせま・る【差し迫る】🔗🔉

さしせま・る【差し迫る】 (動五) 期日・事態などが,まぢかになる。切迫する。「納期が―・る」

さしだ・す【差し出す】🔗🔉

さしだ・す【差し出す】 (動五) (1)前の方に出す。「手を―・す」 (2)提出する。「書類を―・す」 (3)発送する。「手紙を―・す」 (4)派遣する。「代理人を―・す」

さしぢ【差し乳】🔗🔉

さしぢ【差し乳】 ⇒さしぢち(差し乳)

さしちがえ【差し違え】🔗🔉

さしちがえ【差し違え】 相撲で,行司が判定をまちがえること。

さしぢち【差し乳】🔗🔉

さしぢち【差し乳】 (1)乳の出ない母親に代わって乳を与えること。さしぢ。 (2)形のいい乳房。よく乳の出る乳房。さしぢ。

さしつかえ【差し支え】🔗🔉

さしつかえ【差し支え】 都合の悪い事情。さまたげ。支障。

さしつか・える【差し支える】🔗🔉

さしつか・える【差し支える】 (動下一) ある事をするのにさまたげになる。「明日の仕事に―・える」

さしつかわ・す【差し遣わす】🔗🔉

さしつかわ・す【差し遣わす】 (動五) 派遣する。金品や人を送る。「特使を―・す」

さして【差し手】🔗🔉

さして【差し手】 相撲で,自分の手を相手の脇(わき)に差し入れること。また,その手。

さしでがまし・い【差し出がましい】🔗🔉

さしでがまし・い【差し出がましい】 (形) 出しゃばるような感じを与える。「―・いことを言う」

さしでぐち【差し出口】🔗🔉

さしでぐち【差し出口】 出しゃばったことば。口出し。「いらぬ―をきく」

さし・でる【差し出る】🔗🔉

さし・でる【差し出る】 (動下一) でしゃばる。「―・でた行動が多い」

さしとめ【差し止め】🔗🔉

さしとめ【差し止め】 さしとめること。禁止。「出入り―」

さしとめせいきゅう【差し止め請求】🔗🔉

さしとめせいきゅう【差し止め請求】 (1)他人の違法な行為によって自分の利益が侵害される恐れがある場合にその行為を行わないように相手に請求すること。 (2)特に公害等によって利益が侵害された場合に,被害者が加害者に対して侵害の停止や予防を求めること,あるいは,そのために行う訴訟。

さしとめせいきゅうけん【差し止め請求権】🔗🔉

さしとめせいきゅうけん【差し止め請求権】 一定の行為の差し止めを請求できる権利。物的会社において取締役または会社が一定の違法行為を行う恐れがある場合に,株主・株式会社の監査役・社員(2)に認められるもののほか,不正な商号の使用・不正競争行為・無体財産権の侵害に対するものなどが法定されている。

さしと・める【差し止める】🔗🔉

さしと・める【差し止める】 (動下一) ある動作をやめさせる,禁止する。「出版を―・める」

さしの・べる【差し伸べる・差し延べる】🔗🔉

さしの・べる【差し伸べる・差し延べる】 (動下一) (ある方向に向けて)伸ばして出す。「救いの手を―・べる」

さしば【差し歯】🔗🔉

さしば【差し歯】 (1)足駄(あしだ)の台に歯を入れること。また,その歯。 (2)欠けた歯に人工の歯をつぎ足すこと。つぎば。

さしひか・える【差し控える】🔗🔉

さしひか・える【差し控える】 (動下一) (1)物事をひかえめにする。「酒の量を―・える」 (2)ある動作をなるべくしないようにする。「外出を―・える」

さしひき【差し引き】🔗🔉

さしひき【差し引き】 (1)ある数量から他の数量を引くこと。また,その残り。「貸しと借りを―する」 (2)潮の満ち干。

さしひ・く【差し引く】🔗🔉

さしひ・く【差し引く】 (動五) ある数量から他の数量を引きさる。さっぴく。「手数料を―・く」

さしまね・く【差し招く】🔗🔉

さしまね・く【差し招く】 (動五) 手まねきをする。「こちらへくるように―・く」

さしまわし【差し回し】🔗🔉

さしまわし【差し回し】 指定の場所に向けること。「会社―の車」

さしまわ・す【差し回す】🔗🔉

さしまわ・す【差し回す】 (動五) 乗り物などを,ある場所へわざわざ差し向ける。「迎えの車を―・す」

さしみず【差し水】🔗🔉

さしみず【差し水】 豆類や麺類を茹でるとき,沸騰後に加える冷水。びっくり水。

さしむかい【差し向かい】🔗🔉

さしむかい【差し向かい】 二人,特に男女が向かい合うこと。さし。

さしむき【差し向き】🔗🔉

さしむき【差し向き】 (副) (1)今のところ。目下。さしあたり。「―の用件」 (2)さしずめ。いってみれば。

さしむ・ける【差し向ける】🔗🔉

さしむ・ける【差し向ける】 (動下一) 人を遣わす。「代理人を―・ける」

さしもどし【差し戻し】🔗🔉

さしもどし【差し戻し】 (1)差し戻すこと。 (2)〔法〕上級審が原判決を取り消しまたは破棄して審理をやり直させるため,事件を第一審または控訴審に送り返すこと。

さしもど・す【差し戻す】🔗🔉

さしもど・す【差し戻す】 (動五) 元のところへ戻す。「地裁へ―・す」

さしゆる・す【差し許す】🔗🔉

さしゆる・す【差し許す】 (動五) 「許す」をおもおもしく言う語。「名字帯刀を―・す」

さしわたし【差し渡し】🔗🔉

さしわたし【差し渡し】 物の直径。「―1m の木」

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