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けいしき【形式】🔗🔉

けいしき【形式】 (1)事物の外に現れているかたち。「書簡の―をとった小説」 (2)一定の手続きや方法・様式。 (3)実質・内容を伴わない様式など。「―だけの挨拶(あいさつ)」 (4)〔哲〕種々の要素を統一的な連関・構造にもたらすもの。事象が成立する本質的な枠組み。⇔内容

けいしきげんご【形式言語】🔗🔉

けいしきげんご【形式言語】 生成文法が対象とする,数学的な文法規則により生成される抽象的言語。

けいしきしゃかいがく【形式社会学】🔗🔉

けいしきしゃかいがく【形式社会学】 支配と服従,競争と闘争といった人々の心的相互作用の中にみられる基本的な形を取り出して研究の対象とする社会学。ドイツのジンメルが提唱。

けいしきしゅぎ【形式主義】🔗🔉

けいしきしゅぎ【形式主義】 〔formalism〕 (1)(ア)認識論で,理性のアプリオリな形式を認識の普遍妥当性の根拠と考えるカントや新カント主義の立場。(イ)倫理学で,純粋に形式的な道徳法則(定言命法)を道徳の普遍妥当性の根拠と考えるカントの立場をはじめ,実質的・具体的な規範の定立を避ける思想態度。(ウ)美学で,感覚的な内容美ではなく表現の仕方に美の原理を求めるヘルバルトらの立場。(エ)数学基礎論で,数学を有限の記号列から成る推論の連鎖と見なし,公理論的に形式化された体系の無矛盾性を証明することによって,数学を基礎づけようとするヒルベルトらの主張。(オ)⇒フォルマリズム (2)一般に,物事の内容的側面を軽視して,形式的側面を重視する立場。多く否定的な意味合いでいう。「―に堕す」

けいしきてき【形式的】🔗🔉

けいしきてき【形式的】 (形動) (1)形式に関するさま。 (2)形ばかりで内容のないさま。「―な儀礼」⇔実質的

けいしきとうや【形式陶冶】🔗🔉

けいしきとうや【形式陶冶】 知識の習得よりも,記憶力・推理力・想像力などの精神的能力の練磨を重視する教育の立場。⇔実質陶冶

けいしきば・る【形式張る】🔗🔉

けいしきば・る【形式張る】 (動五) 形式を整えることを重視する。

けいしきはん【形式犯】🔗🔉

けいしきはん【形式犯】 一定の行為の存在があれば足り,法益に対する侵害または危険の発生を必要としない犯罪。駐車違反など行政取締法違反にその例が多い。⇔実質犯

けいしきび【形式美】🔗🔉

けいしきび【形式美】 芸術などにおいて統一・均斉・調和など形式的側面における美。

けいしきほう【形式法】🔗🔉

けいしきほう【形式法】 実体法の適用,実現の方法・形式に関する法規。すなわち訴訟法のこと。

けいしきめいし【形式名詞】🔗🔉

けいしきめいし【形式名詞】 名詞の下位分類の一。それ自身では実質的意味を表さず,連体修飾語を受けて名詞としての機能を果たす語。「日記を書くことにする」の「こと」,「今から出かけるところだ」の「ところ」など。形式体言。

けいしきろん【形式論】🔗🔉

けいしきろん【形式論】 内容に即してではなく,形式にとらわれた議論。

けいしきろんり【形式論理】🔗🔉

けいしきろんり【形式論理】 命題や推論について,その内容にかかわらず,ただその形式面から真偽を問う論理。

けいしきろんりがく【形式論理学】🔗🔉

けいしきろんりがく【形式論理学】 〔formal logic〕 推論や議論の妥当性を,その形式的側面に関して考究する学問。伝統的形態はアリストテレスによって整備され,推論,特に三段論法を中心に,概念・命題・誤謬などを取り扱う。現代の記号論理学はこれを記号の数学的演算の体系として発展させたもの。

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