しんこう【新興】 新しく勢いが盛んになること。新たに興ること。「―勢力」

しんこうげいじゅつは【新興芸術派】 1930 年（昭和 5）4 月，反マルクス主義的傾向をもち，芸術の自律性確保を主張して結成された作家グループ。中村武羅夫・竜胆寺雄・舟橋聖一・小林秀雄・堀辰雄らの人々をいう。

しんこうこうぎょうけいざいちいき【新興工業経済地域】 ⇒ニーズ（NIES）

しんこうこく【新興国】 植民地的支配から独立して誕生した国家。

しんこうざいばつ【新興財閥】 1930 年代，重化学工業を中心に急成長をとげた企業集団。日産・日窒・森・日曹・理研の各コンツェルン。財閥名が付されているが，同族の独占的封鎖的持ち株支配が行われたわけではない。

しんこうしゅうきょう【新興宗教】 ⇒新宗教

しんこうはいく【新興俳句】 1931 年（昭和 6），反ホトトギス運動として興った俳句運動。水原秋桜子・山口誓子を先駆とし，日野草城・西東三鬼らが呼応。40 年の俳句弾圧以後壊滅した。