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れきし【歴史】🔗🔉

れきし【歴史】 (1)人間社会が時間の経過とともに移り変わってきた過程と,その中での出来事。また,それをある秩序・観点のもとにまとめた記録・文書。 (2)ある事物が今日まで経過してきた変化の跡。経歴。来歴。「歌舞伎の―」

れきしか【歴史家】🔗🔉

れきしか【歴史家】 歴史を研究している人。歴史にくわしい人。史家。

れきしかがく【歴史科学】🔗🔉

れきしかがく【歴史科学】 (1)歴史学および歴史学の方法を援用する諸科学の総称。 (2)反復できる一般的な法則をたてる自然科学に対し,反復できない一回的・個性的なものを記述する科学。

れきしがく【歴史学】🔗🔉

れきしがく【歴史学】 歴史を研究の対象とする学問。

れきしがくは【歴史学派】🔗🔉

れきしがくは【歴史学派】 19 世紀半ばから 20 世紀の初めにかけて,ドイツを中心に興った経済学の一派。国民経済の歴史性や特殊性を強調,後進国ドイツを擁護するために保護貿易主義を唱えた。リスト・ロッシャー・ヒルデブラント・シュモラー・ブレンターノなどが代表。歴史派経済学派。

れきしかろんそう【歴史家論争】🔗🔉

れきしかろんそう【歴史家論争】 〔(ド) Historikerstreit〕 ナチスによるユダヤ人虐殺の過去をドイツ人としてどう歴史的に認識するかをめぐり,1980 年代後半に起こった論争。ハーバーマスらリベラル左派といわゆる歴史修正主義者たちとの間で戦わされた。

れきしかん【歴史観】🔗🔉

れきしかん【歴史観】 歴史的世界の構造や,その変化・発展についての一つの体系的見解。国家や政治を中心にみる立場(19 世紀のドイツ史学),あるいは精神・文化現象を中心にみる立場(シュペングラー・トインビー),および階級間の闘争を重視する立場(史的唯物論)などに分かれる。史観。

れきしげき【歴史劇】🔗🔉

れきしげき【歴史劇】 ⇒史劇

れきしげんごがく【歴史言語学】🔗🔉

れきしげんごがく【歴史言語学】 言語学の一分野。言語の歴史的変遷を追究し,同系語の認定,共通祖語の再建などを目指す比較言語学が重要な領域。

れきしこうこがく【歴史考古学】🔗🔉

れきしこうこがく【歴史考古学】 歴史時代を考古学的方法で研究する考古学の一分科。遺跡・出土資料のみでなく,文献・伝世遺物をも資料とする。有史考古学。

れきしじだい【歴史時代】🔗🔉

れきしじだい【歴史時代】 文字による記録・文献などから知ることのできる過去。

れきししゅうせいしゅぎ【歴史修正主義】🔗🔉

れきししゅうせいしゅぎ【歴史修正主義】 〔revisionism〕 ある歴史的事象について流布した評価を一面的とし,その見直しを要求する理論的態度。とりわけドイツのノルテらは,ナチスの所行をドイツ人固有の罪とした戦後思想の修正を提起し,歴史家論争を引き起こした。

れきししゅぎ【歴史主義】🔗🔉

れきししゅぎ【歴史主義】 〔historism〕 社会的諸事象をすべて歴史的過程の中のものとして理解しようとする考え方や立場。

れきしじょう【歴史上】🔗🔉

れきしじょう【歴史上】 歴史的にみること。歴史という観点からみること。

れきししょうせつ【歴史小説】🔗🔉

れきししょうせつ【歴史小説】 過去の時代・人物・事件などを題材として,史実を踏まえ考証して描いた小説。

れきしじんこうがく【歴史人口学】🔗🔉

れきしじんこうがく【歴史人口学】 出生率・婚姻率・平均寿命などをキリスト教会の記録に基づくデータから算出し,家族構造の長期的変化をとらえようとする数理的な歴史研究の方法。ルイ=アンリの家族復元法に代表され,第二次大戦後のフランスで確立された。

れきしちりがく【歴史地理学】🔗🔉

れきしちりがく【歴史地理学】 歴史時代の地理的条件を研究する地理学の一部門。

れきしてき【歴史的】🔗🔉

れきしてき【歴史的】 (形動) (1)史的。「―研究」 (2)歴史に残るほど重大であるさま。「―大事件」 (3)すでに過去のものとなっているさま。「―な存在」

れきしてきかなづかい【歴史的仮名遣い】🔗🔉

れきしてきかなづかい【歴史的仮名遣い】 過去のある時期の文献を規準にして定められた仮名遣い。普通,平安中期以前の万葉仮名の文献に規準を置いているもので,江戸時代前期に契沖が提唱し,一般に用いられていた。古典仮名遣い。旧仮名遣い。⇔現代仮名遣い

れきしてきけいかんけん【歴史的景観権】🔗🔉

れきしてきけいかんけん【歴史的景観権】 国民が歴史的・芸術的・観賞的価値の高い景観を享受できるとされる権利。環境権の一種で,1989 年(平成 1),和歌浦の景観をめぐる住民訴訟で主張された。

れきしてきげんざい【歴史的現在】🔗🔉

れきしてきげんざい【歴史的現在】 過去に起こったことを生き生きと描写するために,今,目の前で行われているかのように現在の時制で書き表す表現法。

れきしてきふうどほぞんくいき【歴史的風土保存区域】🔗🔉

れきしてきふうどほぞんくいき【歴史的風土保存区域】 古都における歴史的風土の保存に必要な土地の区域として,内閣総理大臣が指定する区域。区域内の建築・宅地造成などは規制される。重要な区域はさらに歴史的風土特別保存区域に指定される。

れきしてつがく【歴史哲学】🔗🔉

れきしてつがく【歴史哲学】 歴史および歴史的認識に対する哲学的考察。

れきしはけいざいがくは【歴史派経済学派】🔗🔉

れきしはけいざいがくは【歴史派経済学派】 ⇒歴史学派

れきしほうがく【歴史法学】🔗🔉

れきしほうがく【歴史法学】 19 世紀初めドイツに興った法学の理論。法を歴史の所産とし,その基礎を民族精神に求める。

れきしほうそく【歴史法則】🔗🔉

れきしほうそく【歴史法則】 歴史のうちにも一定の法則が見いだされるとの考えに基づいて,歴史の展開過程から抽象される法則。

れきしものがたり【歴史物語】🔗🔉

れきしものがたり【歴史物語】 (1)歴史的事実に取材した物語。 (2)平安後期以後,歴史的事実を素材として仮名文で書かれた物語の総称。「栄花物語」「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」など。

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