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えど【江戸】🔗🔉

えど【江戸】 東京の旧名。古くは江戸氏の根拠地で,武蔵国豊島郡江戸郷。1457 年太田道灌が江戸城を築き,城下町として開けた。1590 年徳川家康が入城,1603 年に幕府を開くに至って日本の政治・経済の中心となった。享保の頃 100 万人を超え,パリ・ロンドンをしのぐ人口を擁した。1868 年(慶応 4)7 月東京と改称。

えどうまれうわきのかばやき【江戸生艶気樺焼】🔗🔉

えどうまれうわきのかばやき【江戸生艶気樺焼】 黄表紙。3 冊。山東京伝作・画。1785 年刊。色男気取りの艶二郎が金に飽かせて浮き名を広めようとし,失敗するさまを滑稽に描いたもの。

えどおもて【江戸表】🔗🔉

えどおもて【江戸表】 地方から政治の中心地である江戸をさしていった語。

えどがろう【江戸家老】🔗🔉

えどがろう【江戸家老】 江戸の藩邸に詰めていた家老。⇔国家老

えどがわ【江戸川】🔗🔉

えどがわ【江戸川】 (1)東京都と千葉県との境を流れ,東京湾に注ぐ川。利根川の一分流。長さ 60km。 (2)隅田川の支流。神田上水の余水を文京区関口台付近で受け,飯田橋付近で外堀の水を併せて神田川となる。 (3)東京都東部,23 区の一。江戸川(1)と荒川とに挟まれ,東京湾に面する。

えどがわだいがく【江戸川大学】🔗🔉

えどがわだいがく【江戸川大学】 私立大学の一。1989 年(平成 1)設立。本部は流山市。

えどがわらんぽ【江戸川乱歩】🔗🔉

えどがわらんぽ【江戸川乱歩】 (1894-1965) 小説家。三重県生まれ。早大卒。本名,平井太郎。「二銭銅貨」「心理試験」などのトリックを巧妙に用いた本格推理小説で登場,以後,推理小説界に君臨した。〔アメリカの詩人・小説家エドガー=アラン=ポーをもじった筆名〕

えどご【江戸語】🔗🔉

えどご【江戸語】 江戸時代に,江戸で用いられた言葉。その特色をはっきり示すようになったのは,宝暦(1751-1764)以降といわれる。旗本・御家人などの武士を中心とした知識層が用いた言葉と,町人などが用いた言葉とに分けられる。エイ・アイなどの母音連続がエ段長音となるのが特徴的で,打ち消しの助動詞は「ず」のほかに「ない」が多用された。のちの東京語の母体となった。江戸言葉。江戸弁。

えどことば【江戸言葉】🔗🔉

えどことば【江戸言葉】 ⇒江戸語

えどこもん【江戸小紋】🔗🔉

えどこもん【江戸小紋】 単色で染めた小紋染め。小宮康助(1882-1961)が伝えるこの技法を無形文化財に指定した際に名づけた。

えどさき【江戸崎】🔗🔉

えどさき【江戸崎】 茨城県南部,稲敷郡の町。かつて霞ヶ浦南岸の水運の中心地。干拓地は水田となる。

えどさんざ【江戸三座】🔗🔉

えどさんざ【江戸三座】 江戸で公認された三つの歌舞伎劇場。中村座・市村座・森田座のこと。

えどじだい【江戸時代】🔗🔉

えどじだい【江戸時代】 徳川家康が関ヶ原の戦い(1600 年)に勝利して,征夷大将軍に任ぜられ江戸に幕府を開いた 1603 年から徳川慶喜が大政奉還した 1867 年までの 265 年間。徳川時代。幕藩体制時代。

えどじょう【江戸城】🔗🔉

えどじょう【江戸城】 江戸幕府の所在地で徳川氏 15 代の居城。平安末期以来の江戸氏の居館の地に,1457 年太田道灌が築城。上杉氏が拠(よ)り,さらに北条氏の支城となり,1590 年徳川家康が入城。1868 年開城まで徳川将軍家の居城。1868 年(明治 1)皇居となる。千代田城。

えどじょうあけわたし【江戸城明け渡し】🔗🔉

えどじょうあけわたし【江戸城明け渡し】 1868 年(慶応 4)4 月 11 日,討幕軍に対して江戸城が平穏に明け渡されたこと。西郷隆盛・勝海舟の会談の結果,実現された。江戸開城。

えどせんけ【江戸千家】🔗🔉

えどせんけ【江戸千家】 茶道の流派の一。表千家 7 世如心斎宗左の門人川上不白(ふはく)が江戸で広めた表千家流。

えどっこ【江戸っ子】🔗🔉

えどっこ【江戸っ子】 江戸で生まれ,江戸で育った人。東京生まれの人にもいう。江戸者。「ちゃきちゃきの―」

えどづま【江戸褄】🔗🔉

えどづま【江戸褄】 和服で,褄から裾にかけて模様を配したもの。また,その着物。

えどとうきょうはくぶつかん【江戸東京博物館】🔗🔉

えどとうきょうはくぶつかん【江戸東京博物館】 東京都墨田区にある江戸東京の歴史と文化を展示した博物館。1993 年(平成 5)開設。

えどばくふ【江戸幕府】🔗🔉

えどばくふ【江戸幕府】 徳川家康が 1603 年江戸に開いた武家政権。1867 年まで,15 代,265 年間続いた。幕藩体制の中央政治機関。幕政執行の中心は老中・若年寄・大目付・目付と寺社・勘定・町の 3 奉行であり,時に老中の上に大老が置かれた。徳川幕府。

えどはっぴゃくやちょう【江戸八百八町】🔗🔉

えどはっぴゃくやちょう【江戸八百八町】 江戸が大都会で,町の数が多いことをいった語。江戸市中。広い江戸中。

えどひがん【江戸彼岸】🔗🔉

えどひがん【江戸彼岸】 ヒガンザクラの別名。

えどぶんがく【江戸文学】🔗🔉

えどぶんがく【江戸文学】 (1)近世文学のうち,主に文化・文政期を中心として江戸で行われた町人文学。読本・黄表紙・洒落本・滑稽本・人情本,合巻(ごうかん)・川柳・狂歌などがあり,作者には滝沢馬琴・山東京伝・式亭三馬・十返舎一九・柳亭種彦・為永春水らがいる。総じて軽快・洒脱。⇔上方(かみがた)文学 (2)近世文学。

えどま【江戸間】🔗🔉

えどま【江戸間】 江戸および関東周辺で用いられた家の基準尺。柱間を 6 尺とするもの。田舎間。

えどまえ【江戸前】🔗🔉

えどまえ【江戸前】 〔江戸の前の海,の意から〕 (1)江戸近海,特に芝・品川あたりの海。「―のハゼ」 (2)(1)でとれた魚。 (3)江戸風。江戸独特のやり方。「―ずし」

えどまちぶぎょう【江戸町奉行】🔗🔉

えどまちぶぎょう【江戸町奉行】 江戸幕府の職名。南北両奉行所に分かれ,月番で江戸町方の行政・司法・警察をつかさどった。輩下に与力・同心がいた。

えどむらさき【江戸紫】🔗🔉

えどむらさき【江戸紫】 青みがかった紫色。江戸時代に江戸で染め出された。京紫に対していう。〔一説に,赤みがかった紫色という〕

えどめいしょずえ【江戸名所図会】🔗🔉

えどめいしょずえ【江戸名所図会】 地誌。7 巻。20 冊。1836 年刊。神田の名主斎藤幸雄・幸考・幸成の親子 3 代で完成。長谷川雪旦・雪提画。江戸およびその近郊の神社・仏閣,名所・旧跡の場所・由来・故事などを,数多くの絵をまじえて説明したもの。

えどやねこはち【江戸屋猫八】🔗🔉

えどやねこはち【江戸屋猫八】 (1868-1932) (初世)ものまね芸人。栃木県生まれ。本名,岡田信吉。俳優から落語家に転じたのち鳥獣のものまねや話術で人気を博す。

江戸川大学🔗🔉

江戸川大学 〒270-0132 流山市駒木474 Tel.0471-52-0661 >>> http://www.edogawa-u.ac.jp/

江戸東京博物館🔗🔉

江戸東京博物館 〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1 Tel.03-3626-9974 >>> http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

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