じく【軸】 [１] 　　(１)車の左右二つの車輪をつないでいる棒。車軸。 　　(２)巻物や掛物の心（しん）にする丸い棒。 　　(３)巻物。掛物。 　　(４)筆・マッチなどの手で持つ部分。 　　(５)回転するものの中心。 　　(６)活動の中心となる物や人。 　　(７)〔数〕〔axis〕 (ア)ある図形が一つの直線に対して他の図形や自分自身に重なったり，また回転して立体図形ができるとき，その直線をいう。対称軸。回転軸。(イ)座標の基準となる直線。座標軸。 　　(８)〔物〕回転体の回転運動の中心線。回転軸。 　　(９)機械の回転運動の中心となる棒。 [２]（接尾） 巻物・掛軸などを数える語。「1―」

じくあし【軸足】 動作をするとき，体を支える軸になる方の足。

じくうけ【軸受け】 回転運動をする軸を支える装置。ベアリング。

じくうけごうきん【軸受け合金】 機械の軸受けに用いる合金。銅鉛合金・ホワイト-メタルなど。減摩合金。

じくぎ【軸木】 (１)巻物や掛物の軸に使う木。紫檀・黒檀などを使う。 (２)マッチの軸に使う細い木。

じくきょ【軸距】 自動車などの，前輪の軸と後輪の軸との距離。ホイール-ベース。

じくぐみ【軸組】 土台・柱・桁・筋違いなどから構成される建物主要部の骨組。

じくさく【軸索】 神経単位における長い突起部分。興奮を神経細胞から離れる方向に伝える。軸索突起。神経突起。

じくじゅう【軸重】 車軸にかかる重さ。

じくしん【軸心】 軸の中心。また，中心になる軸。

じくせい【軸性】 ⇒極性

じくそう【軸装】 書画を掛軸の形に仕立てること。

じくつぎて【軸継ぎ手】 ⇒カップリング

じくばりき【軸馬力】 原動機の軸部に現れる，実際に使用できる出力。正味馬力。

じくもの【軸物】 「掛け物」に同じ。

じくりつ【軸率】 結晶格子の 3 軸に交わる結晶面が切りとる結晶軸の長さの比。

じくりゅうすいしゃ【軸流水車】 水流が，水車の回転軸に平行に流れる方式のもの。低落差・大水量の場合に用いる。

じくりゅうそうふうき【軸流送風機】 気体を回転軸に平行な方向に送る装置。プロペラ送風機。

じくりゅうタービン【軸流タービン】 ガスなどが，回転軸に平行に流れるようになっているタービン。

じくりょく【軸力】 部材の軸方向にかかる力。

【軸】 〔画　数〕12画　− 常用漢字 〔区 点〕2820〔ＪＩＳ〕3C34〔シフトJIS〕8EB2 〔音 訓〕ジク・チク・まきもの 〔熟語一覧〕 →青軸（あおじく） →一軸結晶（いちじくけっしょう） →x軸（エックスじく） →回転軸（かいてんじく） →掛け軸（かけじく） →花軸（かじく） →巻軸（かんじく） →含油軸受け（がんゆじくうけ） →基軸（きじく） →機軸（きじく） →基軸通貨（きじくつうか） →虚軸（きょじく） →食い違い軸歯車（くいちがいじくはぐるま） →駆動軸（くどうじく） →結晶軸（けっしょうじく） →光軸（こうじく） →光軸角（こうじくかく） →国土軸（こくどじく） →転軸受け（ころじくうけ） →座標軸（ざひょうじく） →軸（じく） →軸足（じくあし） →軸受け（じくうけ） →軸受け合金（じくうけごうきん） →軸木（じくぎ） →軸距（じくきょ） →軸組（じくぐみ） →軸索（じくさく） →軸重（じくじゅう） →軸心（じくしん） →軸性（じくせい） →軸装（じくそう） →軸継ぎ手（じくつぎて） →軸馬力（じくばりき） →軸物（じくもの） →軸率（じくりつ） →軸流水車（じくりゅうすいしゃ） →軸流送風機（じくりゅうそうふうき） →軸流タービン（じくりゅうタービン） →軸力（じくりょく） →視軸（しじく） →支軸（しじく） →自転軸（じてんじく） →車軸（しゃじく） →車軸草（しゃじくそう） →車軸藻（しゃじくも） →車軸藻植物（しゃじくもしょくぶつ） →従動軸（じゅうどうじく） →主軸（しゅじく） →書軸（しょじく） →新機軸（しんきじく） →枢軸（すうじく） →枢軸国（すうじくこく） →双軸結晶（そうじくけっしょう） →縦軸（たてじく） →球軸受け（たまじくうけ） →短軸（たんじく） →単軸結晶（たんじくけっしょう） →地軸（ちじく） →中軸（ちゅうじく） →長軸（ちょうじく） →同軸ケーブル（どうじくケーブル） →等軸晶系（とうじくしょうけい） →二軸結晶（にじくけっしょう） →胚軸（はいじく） →筆軸（ふでじく） →ベルリンローマ枢軸（ベルリンローマすうじく） →ペン軸（ペンじく） →巻き軸（まきじく） →横軸（よこじく） →輪軸（りんじく） →y軸（ワイじく）