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広辞苑の検索結果 (27)

じく【軸】ヂク🔗🔉

じくヂク ①車の心木しんぎ。轂こしきを貫き、輪と車体とを連結する材。 ②巻く物の中心にする丸い棒。特に、掛物や巻物の心しんにする丸い棒、また、その両端に出た部分で、唐木・角・象牙などを用いる。 ③かけ物。掛軸。かけじ。「―を掛ける」 ④(巻物の軸2に近い所の意。巻子本かんすぼんでなくともいう)書物の末尾の部分。巻軸。↔首しゅ。 ⑤(軸4に記す意から)俳句・川柳などの巻の末に記す点者の句。 ⑥その物の支えとなるような棒状の部分。筆の柄、野菜の茎など。「マッチの―」 ⑦運動・活動の中心。かなめ。「―となって働く」 ⑧〔数〕 ㋐一つの平面図形をある直線の周囲に回転して立体図形を得る時の、その直線。円錐・円柱の軸の類。 ㋑座標を定めるための規準となる直線。「―」 ⑨〔理〕物体が回転運動をする時、空間的位置を変えず物体に固定したものとみなされる直線。「独楽こまの―」 ⑩〔機〕中心線のまわりに回転する棒状の部材。シャフト。 ⑪掛物・巻物などを数える語。

じく‐あし【軸足】ヂク‥🔗🔉

じく‐あし軸足ヂク‥ スポーツなどで、軸となって自分の体をささえる方の足。「ピッチャーの―」

じく‐うけ【軸受・軸承】ヂク‥🔗🔉

じく‐うけ軸受・軸承ヂク‥ (bearing)機械などで、固定部と回転部との間にあって回転部を支える装置。往復運動軸を支えるものも含む。ベアリング。 ⇒じくうけ‐ごうきん【軸受合金】

じくうけ‐ごうきん【軸受合金】ヂク‥ガフ‥🔗🔉

じくうけ‐ごうきん軸受合金ヂク‥ガフ‥ 軸受に用いる合金。高温度で荷重に耐え、油によく潤され、かつそれに腐食されないこと、耐摩耗性が大きく摩擦係数の小さいことなどが必要。減摩合金。 ⇒じく‐うけ【軸受・軸承】

じく‐かざり【軸飾・軸荘】ヂク‥🔗🔉

じく‐かざり軸飾・軸荘ヂク‥ 茶の湯で、宸翰しんかんなどを巻いて袱紗ふくさにのせ、外題げだいを上にして床上に飾っておくもの。主客挨拶の後、正客から所望して拝見する。外題飾。

じく‐ぎ【軸木】ヂク‥🔗🔉

じく‐ぎ軸木ヂク‥ ①掛物・巻物の軸に用いる木。多く、紫檀・黒檀などを使う。 ②マッチの柄に用いる細い木。

じく‐きょ【軸距】ヂク‥🔗🔉

じく‐きょ軸距ヂク‥ 自動車の前車輪と後車輪の中心間の距離。軸間距離。ホイール‐ベース。

じく‐ぐみ【軸組】ヂク‥🔗🔉

じく‐ぐみ軸組ヂク‥ 建築物において、土台・柱・梁・筋交すじかいなどの直線部材で構成される骨組。

じく‐けい【軸頸】ヂク‥🔗🔉

じく‐けい軸頸ヂク‥ (→)ジャーナル3に同じ。

じく‐さく【軸索】ヂク‥🔗🔉

じく‐さく軸索ヂク‥ (axon)神経細胞から発する1本の長い突起。神経細胞の構成要素の一つ。これが被膜に包まれ、あるいは束になったものの1本1本を神経線維という。軸索の末端は分枝して、次の神経細胞または効果器に接合し、興奮を伝達する。軸索突起。神経突起。→神経細胞(図)⇒じくさく‐とっき【軸索突起】

じくさく‐とっき【軸索突起】ヂク‥🔗🔉

じくさく‐とっき軸索突起ヂク‥ (→)軸索に同じ。樹状突起に対していう語。 ⇒じく‐さく【軸索】

じく‐しん【軸心・軸芯】ヂク‥🔗🔉

じく‐しん軸心・軸芯ヂク‥ 軸の中心。

じく‐すだれ【軸簾】ヂク‥🔗🔉

じく‐すだれ軸簾ヂク‥ 細い篠竹などの軸で作った簾。管簾くだすだれ。世間胸算用5「筆の軸を集め…わが手細工にして―をこしらへ」

じく‐せい【軸性】ヂク‥🔗🔉

じく‐せい軸性ヂク‥ 生物体の構造が一定の方向に極性を有すること。例えば植物の茎および根、左右相称動物の頭尾軸の示す性質。

じく‐そう【軸装】ヂクサウ🔗🔉

じく‐そう軸装ヂクサウ 紙や布に書かれた書画を掛軸の形に仕立てること。

じく‐づり【軸釣】ヂク‥🔗🔉

じく‐づり軸釣ヂク‥ 扉の竪框たてがまちに回転軸を設けて開閉の用をさせる装置。

じく‐ばこ【軸箱・軸函】ヂク‥🔗🔉

じく‐ばこ軸箱・軸函ヂク‥ 軸受を取り付けてある機械部分。軸受函。

じく‐ばりき【軸馬力】ヂク‥🔗🔉

じく‐ばりき軸馬力ヂク‥ 原動機の軸部で使用しうる出力。正味馬力。→図示馬力

じく‐ぼん【軸盆】ヂク‥🔗🔉

じく‐ぼん軸盆ヂク‥ 床飾りのとき巻軸をのせる盆。彫漆ちょうしつや蒔絵を施したものもある。長さ約36センチメートル、幅約14センチメートルが普通。 軸盆

じく‐もと【軸本・軸元】ヂク‥🔗🔉

じく‐もと軸本・軸元ヂク‥ 巻子かんす本の軸に近い部分、すなわち巻末。巻軸かんじく。蜻蛉日記「御暦も―になりぬ」

じく‐もの【軸物】ヂク‥🔗🔉

じく‐もの軸物ヂク‥ 床の間・壁面などにかける掛軸として表装した書画。かけもの。軸の物。

じくりゅう‐すいしゃ【軸流水車】ヂクリウ‥🔗🔉

じくりゅう‐すいしゃ軸流水車ヂクリウ‥ 水車の一種。プロペラ水車のように、水が羽根車の中をほぼ軸に平行な円筒面にそって流れるようにできているもの。低落差で大流量の場合に用いる。 ⇒じく‐りゅう【軸流】

じくりゅう‐そうふうき【軸流送風機】ヂクリウ‥🔗🔉

じくりゅう‐そうふうき軸流送風機ヂクリウ‥ 軸上に取り付けたプロペラ形の羽根によって軸方向に風を送る送風機。プロペラ‐ファン。ディスク‐ファン。プロペラ送風機。 ⇒じく‐りゅう【軸流】

じくりゅう‐タービン【軸流タービン】ヂクリウ‥🔗🔉

じくりゅう‐タービン軸流タービンヂクリウ‥ 水・蒸気・ガスなどの流体が軸方向に沿って流れるようにしたタービン。 ⇒じく‐りゅう【軸流】

よこ‐がみ【軸】🔗🔉

よこ‐がみ】 車の心棒。車の軸。〈倭名類聚鈔11

[漢]軸🔗🔉

 字形  筆順 〔車部5画/12画/常用/2820・3C34〕 〔音〕ジク〈ヂク〉(呉) [意味] ①(車の)回転の中心となる心棒。「こまの軸」「車軸・主軸・地軸」 ②巻き物・掛け物の心しん(に近い所に記された和歌・俳句)。「巻軸」。転じて、掛け物。「軸に仕立てる」「書軸」 ③中心または基準となる直線(状のもの)。「マッチの軸」「座標軸・ペン軸・花軸」 ④活動の中心。かなめ。「枢軸・中軸・基軸・新機軸」 [解字] 形声。「車」+音符「由」(=中からつき出る)。車輪の中心からつき出ている心棒の意。

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じく【軸】🔗🔉

じく ヂク 【軸】 ■一■ [2] (名) 広く回転運動の中心,あるいは物事のかなめをいう。 (1)車の左右二つの車輪をつなぐ棒。車の心棒。車軸。 (2)巻物や掛物の心(シン)にする丸い棒。 (3)〔(2)から転じて〕 巻物。掛物。「床の間に―を掛ける」 (4)筆・ペン・マッチなどの手で持つ部分。また,草の茎の部分。 (5)回転するものの中心。「右足を―に二回転する」 (6)活動の中心となる物や人。物事の中心。「チームの―として活躍する」 (7)〔数〕 〔axis〕 (ア)ある図形が一つの直線に対して他の図形や自分自身に重なったり,また回転して立体図形ができるとき,その直線をいう。対称軸。回転軸。(イ)座標の基準となる直線。座標軸。 (8)〔物〕 回転体の回転運動の中心線。独楽(コマ)の軸や地軸など。回転軸。 (9)機械の回転運動の中心となる棒。伝導軸など。 ■二■ (接尾) 助数詞。巻物・掛軸などを数えるのに用いる。

じく-あし【軸足】🔗🔉

じく-あし ヂク― [0] 【軸足】 動作をするとき,体を支える軸になる方の足。

じく-うけ【軸受(け)】🔗🔉

じく-うけ ヂク― [0][4] 【軸受(け)】 回転運動をする軸を支える装置。すべり軸受け・転がり軸受けなど。ベアリング。

じくうけ-ごうきん【軸受(け)合金】🔗🔉

じくうけ-ごうきん ヂク―ガフ― [5] 【軸受(け)合金】 機械の軸受けに用いる合金。耐熱性・耐磨耗性が大きく,油になじみやすいなどが条件。銅鉛合金・ホワイト-メタルなど。減摩合金。

じく-かざり【軸飾り】🔗🔉

じく-かざり ヂク― [3] 【軸飾り】 茶道で,軸物を巻いたまま外題(ゲダイ)を上にして軸盆などに載せて床(トコ)に飾り,席入り後,正客の所望で床に掛けること。外題飾り。

じく-ぎ【軸木】🔗🔉

じく-ぎ ヂク― [0][3] 【軸木】 (1)巻物や掛物の軸に使う木。紫檀・黒檀などを使う。 (2)マッチの軸に使う細い木。

じく-きょ【軸距】🔗🔉

じく-きょ ヂク― [2] 【軸距】 ⇒ホイール-ベース

じく-ぐみ【軸組】🔗🔉

じく-ぐみ ヂク― [0] 【軸組】 土台・柱・桁・筋違いなどから構成される建物の主要部の骨組み。 →小屋組

じく-さく【軸索】🔗🔉

じく-さく ヂク― [0] 【軸索】 神経単位における長い突起部分。各神経細胞に普通一本あり,興奮を神経細胞から離れる方向に伝える。軸索突起。神経突起。 →ニューロン

じく-じゅう【軸重】🔗🔉

じく-じゅう ヂクヂユウ [0] 【軸重】 車軸にかかる重さ。

じく-しん【軸心】🔗🔉

じく-しん ヂク― [0] 【軸心】 軸の中心。また,中心になる軸。

じく-すだれ【軸簾】🔗🔉

じく-すだれ ヂク― [3] 【軸簾】 細い篠竹(シノダケ)などを短く切ってつないで作ったすだれ。それを数条たらす。

じく-せい【軸性】🔗🔉

じく-せい ヂク― [0] 【軸性】 ⇒極性(キヨクセイ)(2)

じく-そう【軸装】🔗🔉

じく-そう ヂクサウ [0] 【軸装】 書画を掛軸の形に仕立てること。

じく-つぎて【軸継(ぎ)手】🔗🔉

じく-つぎて ヂク― [3] 【軸継(ぎ)手】 ⇒カップリング(1)

じく-づり【軸吊り】🔗🔉

じく-づり ヂク― [0] 【軸吊り】 開き戸を建具枠に取り付けるとき,戸の竪框(タテガマチ)の上下に突起を設けて枠の穴にさし込み,これを回転軸にして戸を開閉する仕組み。

じく-ばりき【軸馬力】🔗🔉

じく-ばりき ヂク― [3] 【軸馬力】 原動機の軸部に現れる,実際に使用できる出力。正味馬力。 →指示馬力

じく-ぼん【軸盆】🔗🔉

じく-ぼん ヂク― [2] 【軸盆】 掛軸や巻物を載せて床の間に飾る長方形の盆。螺鈿(ラデン)・堆朱(ツイシユ)・堆黒(ツイコク)など塗り物が多い。

じく-もの【軸物】🔗🔉

じく-もの ヂク― [0] 【軸物】 床の間などに掛けるため,書画を表装して掛軸に仕立てたもの。かけもの。また,巻子本や絵巻物などもいう。

じく-りつ【軸率】🔗🔉

じく-りつ ヂク― [2] 【軸率】 結晶格子の三軸に交わる結晶面が切りとる結晶軸の長さの比。結晶を分類する基本定数の一。

じく-りゅう【軸流】🔗🔉

じく-りゅう ヂクリウ [0] 【軸流】 軸方向に平行な流れ。

じくりゅう-すいしゃ【軸流水車】🔗🔉

じくりゅう-すいしゃ ヂクリウ― [5] 【軸流水車】 水流が,水車の回転軸に平行に流れる方式のもの。低落差・大水量の場合に用いる。プロペラ水車・カプラン水車などがある。

じくりゅう-そうふうき【軸流送風機】🔗🔉

じくりゅう-そうふうき ヂクリウ― [7] 【軸流送風機】 パイプ内に設けた回転翼により,気体を回転軸に平行な方向に送る装置。プロペラ送風機。

じくりゅう-タービン【軸流―】🔗🔉

じくりゅう-タービン ヂクリウ― [5] 【軸流―】 ガスなどが,回転軸に平行に流れるようになっているタービン。

じく-りょく【軸力】🔗🔉

じく-りょく ヂク― [2] 【軸力】 部材の軸方向にかかる力。

じく【軸】(和英)🔗🔉

じく【軸】 an axis;→英和 an axle;→英和 《機》a shaft[spindle];→英和 a pivot (尖軸);→英和 a holder (筆の);→英和 a stem[stalk](茎);→英和 a scroll (巻物).→英和

じくうけ【軸受け】(和英)🔗🔉

じくうけ【軸受け】 a bearing.→英和

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