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なん‐じょう【何じょう】(‥でふ)🔗⭐🔉
なん‐じょう【何じょう】(‥でふ)
〔連体〕(「なんという」の変化。「何条」と漢字を当てることもある)実体の不明なもの、または問題とするに及ばないものをさす。どうという。なんという名の。*竹取「なんでうここちすればかく物をおもひたるさまにて月を見給ぞ」
〔副〕
1 事の状況、特に相手の意見・態度に対する強い疑問、または反発の気持を表す語。どうして(…するのか)。*宇津保‐嵯峨院「なんでうかかる文か見せ給ふ」
2 いろいろな手段を尽くして事を行う気持を表す。なんとかして(必ず)。*浄・源平布引滝‐四「何ん条(デウ)<略>帝を奪ひ奉らん」
〔感動〕相手の発言を否定しさえぎることば。とんでもない、それは違う。何を言うか。*平家‐一「なんでう、さやうのあそびものは人のめしにしたがふてこそ参れ」



なん‐しょく【難色】🔗⭐🔉
なん‐しょく【難色】
むずかしいというような顔色。不承知らしい様子。また、相手を非難しようとするような顔つき。「難色を示す」
なんしょくおおかがみ【男色大鑑】(‥おほかがみ)🔗⭐🔉
なんしょくおおかがみ【男色大鑑】(‥おほかがみ)
浮世草子。八巻四〇章。井原西鶴作。貞享四年刊。傍題、本朝若風俗。前半は武家社会を中心に男色の意気地にからむ話が多く、後半は歌舞伎界の内実などを素材にした随想風のものが多い。当時の男色をめぐる話題を総合的に取り上げた作品。
なん・じる【難じる】🔗⭐🔉
なん・じる【難じる】
〔他ザ上一〕サ変動詞「なんずる(難)」の上一段化した語。
なん‐しん【南進】🔗⭐🔉
なん‐しん【南進】
南の方へ進むこと。
なん‐じん【南人】🔗⭐🔉
なん‐じん【南人】
1 南方に住む人。南国の人。
2 中国、金・元時代の宋の遺民の呼称。特に元では南宋の遺民をさし、その社会的地位は最も低かった。
なん・す🔗⭐🔉
なん・す
〔他サ特活〕(活用は、「なんせ、なんし・なんし・なんす・なんす・なんすれ、なんせ・なんせ、なんし」。「なさります」の変化という。主として遊里の女性語であったが、江戸後期には男性も使用した)
「する」の尊敬語。なさいます。せられます。*洒・聖遊廓「お前はこちら枕になんすかへ」
補助動詞。動詞の連用形(「お」を冠することがある)を受ける。…なさいます。お…なさいます。*洒・月花余情「ハイたんとべべきなんしたの」


日国 ページ 15484。