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か‐ろ【火炉】(クヮ‥)🔗🔉

か‐ろ【火炉】(クヮ‥) 1 火を入れて暖をとるもの。火ばち、いろりなど。 2 香をたくのに用いる器。仏教の密教で、護摩を修する時に用いるものもいう。 3 蒸気缶(じょうきかん)の燃料を燃やす装置。かま。

か‐ろ【貨賂】(クヮ‥)🔗🔉

か‐ろ【貨賂】(クヮ‥) 金銭、宝石などの贈り物。特に利益を得る目的で人に金銭などを贈ること。賄賂(わいろ)。まいない。

か‐ろ【蝸廬】(クヮ‥)🔗🔉

か‐ろ【蝸廬】(クヮ‥) 1 かたつむりの殻(から)。 2 (かたつむりの殻にたとえて)小さい家。狭くそまつな住居。転じて、自分の家をへりくだっていう。

かろ・い【軽い】🔗🔉

かろ・い【軽い】 〔形口〕かろ・し〔形ク〕 1 目方が少ない。重くない。*百座法談‐六月一九日「ふたつの形像をつくりて、はかりにかくるに、竜王はおもく大王はかろし」 2 大した程度でない。重大でない。*古本説話集‐四四「罪にまかせて、おもくかろくいましむることあり」 3 軽薄である。また、軽率である。*宇津保‐祭の使「君がためかろき心もなきものを涙にうかぶころにもあるかな」 4 軽快である。*俳・一葉集「山おろし小柴のかげにさっと吹しら雲かろき手水手ぬぐひ」 5 淡泊である。あっさりしている。*浮・西鶴置土産‐一「世はかろく暮して埒(らち)をあけぬ」 6 身分が低い。*源氏‐桐壺「をのづから、かろきかたにも見えしを」 かろ‐げ(形動)/かろ‐さ(名)/かろ‐み(名)

か‐ろう【花郎】(クヮラウ)🔗🔉

か‐ろう【花郎】(クヮラウ) 1 朝鮮、新羅時代に、人材登用のために制定された花郎団の長。名門の子弟で一五〜一六歳の美少年が選ばれ、化粧をし衣装を着て歌舞演芸を行なった。 2 朝鮮で倡優(しょうゆう)、遊女、巫夫(ふぶ)などの芸人。

か‐ろう【河隴】🔗🔉

か‐ろう【河隴】 中国、唐代での西域の地名。河西と隴右の併称。ほぼ現在の甘粛省東部の地域。

か‐ろう【括楼】(クヮ‥)🔗🔉

か‐ろう【括楼】(クヮ‥) 「きからすうり(黄烏瓜)」の異名。

か‐ろう【家老】(‥ラウ)🔗🔉

か‐ろう【家老】(‥ラウ) 1 一家の高年者。 2 武家の家臣のうちその家中を総括する最高位の職。また、その者。年寄。江戸時代には、各藩に数名置かれ、藩主を助けて政務を執行した。国元にいる城代家老、江戸にいる江戸家老などの別があった。 3 町家で、家務を総括する手代。

か‐ろう【過労】(クヮラウ)🔗🔉

か‐ろう【過労】(クヮラウ) 体または精神を使いすぎること。また、その結果、疲労がたまること。「過労で倒れる」

かろう‐かい【哥老会】(カラウクヮイ)🔗🔉

かろう‐かい【哥老会】(カラウクヮイ) 中国、清代の秘密結社。反清復明を旗印とする義兄弟的組織。辛亥革命に大きな役割を果たした。哥弟会。弟兄会。

かろう‐じて【辛うじて】(からう‥)🔗🔉

かろう‐じて【辛うじて】(からう‥) 〔副〕(「からくして」の変化。古くは「からうして」か)実現の困難なことを実現した、そのしかたに余裕がほとんどないさまを形容していう。どうやらこうやら。やっとのことで。ようやく。からくも。「かろうじて難をのがれる」*竹取「火鼠のかは衣、からうして人を出してもとめて奉る」

かろうず【唐櫃】(からうづ)🔗🔉

かろうず【唐櫃】(からうづ) (「からひつ」の変化)=からびつ(唐櫃)1*蜻蛉‐中「かたはらなるからうづにゐざりよりて」

かろう‐だん【花郎団】(クヮラウ‥)🔗🔉

かろう‐だん【花郎団】(クヮラウ‥) 朝鮮、新羅で、花郎と称される美貌の少年を長とした青年団。第二四代真興王(在位五四〇〜五七六)のとき設置。上層階級の青年の教育社交機関であるとともに、宗教結社、戦士団としての機能もあった。→花郎

かろうと【唐櫃】(からうと)🔗🔉

かろうと【唐櫃】(からうと) (「からひつ」の変化。「かろうど」「かろと」とも) 1 =からびつ(唐櫃)1*平家‐一一「内侍所の御からうとをもって」 2 遺体を入れる棺。*幸若・大職冠「石のからうとの中よりも」 3 墓石の下に設けた遺骨を納める石室。

かろう‐なみ【家老並】(カラウ‥)🔗🔉

かろう‐なみ【家老並】(カラウ‥) 家老の待遇を受ける人。家老列。

かろう‐めん【河漏麺】🔗🔉

かろう‐めん【河漏麺】 (中国の河漏という船着場の茶店で、多く売っていたところから)蕎麦(そば)のこと。蕎麦切り。かろう。かろん。

かろう‐れつ【家老列】(カラウ‥)🔗🔉

かろう‐れつ【家老列】(カラウ‥) =かろうなみ(家老並)

カローザズ🔗🔉

カローザズ (Wallace Hume Carothers ウォーレス=ヒューム―)アメリカの化学者。一九三一年クロロプレンの重合による合成ゴムを、三七年には合成繊維ナイロンを発明。(一八九六〜一九三七)

かろ‐がろ【軽軽】🔗🔉

かろ‐がろ【軽軽】 〔副〕 1 =かるがる(軽軽)1*太平記‐二七「三重に構(かまへ)たる桟敷を軽々(カロカロ)と飛越て」 2 =かるがる(軽軽)2*仮・浮世物語‐一「思ひの外に疱(いも)、疹(はしか)かろがろといたしけり」

かろがろ‐し・い【軽軽しい】🔗🔉

かろがろ‐し・い【軽軽しい】 〔形口〕かろがろし〔形シク〕非常に軽い感じである。かるがるしい。⇔重々しい。 1 目方がきわめて軽い感じである。かろやかである。*俳・誹諧之連歌(飛梅千句)第一「飛梅やかろかろしくも神の春」 2 思慮分別が十分でない。かるはずみである。軽率である。*源氏‐帚木「かろかろしくはひまぎれ立ち寄り給はんも」 3 身分が低いように見える。貫禄が足りない。*源氏‐若菜上「中納言などは年若く、かろかろしきやうなれど」 4 重苦しいところがなく、簡単なさまである。 物事のやり方などが手軽である。軽く扱ったり、気軽に行動したりする。*源氏‐若菜上「かりそめにもたはやすき物忌・方違の移ろひも、かろがろしきに」簡素である。*浮・日本永代蔵‐四「伊勢の社のかろがろ敷(しく)」 かろがろし‐げ(形動)/かろがろし‐さ(名)

かろ‐きょう【下路橋】(‥ケウ)🔗🔉

かろ‐きょう【下路橋】(‥ケウ) 通路が橋桁(はしげた)の下側に設けられた橋。

か‐ろく【加禄】🔗🔉

か‐ろく【加禄】 禄高を増加すること。加増(かぞう)。

か‐ろく【家鹿】🔗🔉

か‐ろく【家鹿】 「ねずみ(鼠)」の異名。

か‐ろく【家禄】🔗🔉

か‐ろく【家禄】 1 家に代々伝わる俸禄。特に江戸時代、幕府では旗本、御家人に、大名では士(さむらい)の家についていた禄高。家料。 2 明治初年、華族、士族の家格に対する俸禄。明治一〇年に廃止された。

かろく【嘉禄】🔗🔉

かろく【嘉禄】 鎌倉前期、後堀河天皇の代の年号。元仁二年(一二二五)四月二〇日改元。嘉禄三年(一二二七)一二月一〇日安貞となる。出典は「博物志」の「承皇天嘉禄」による。

かろ‐こん【括楼根】(クヮロ‥)🔗🔉

かろ‐こん【括楼根】(クヮロ‥) 黄烏瓜(きからすうり)の塊根の皮をはいで除いたものの称。天瓜粉(てんかふん)を作り、薬用とする。

かろ‐さい【火炉祭】(クヮロ‥)🔗🔉

かろ‐さい【火炉祭】(クヮロ‥) 節分の夜、一二時に神社で行なわれる祭。厄塚(やくづか)を築いて、参拝者の納めた古い人形、守り札を炉で焼いて厄を払う。京都の神楽岡にある吉田神社のものが有名。

かろ・し【軽し】🔗🔉

かろ・し【軽し】 〔形ク〕⇒かろい(軽)

かろ‐し・める【軽しめる】🔗🔉

かろ‐し・める【軽しめる】 〔他マ下一〕かろし・む〔他マ下二〕軽視する。軽蔑(けいべつ)する。かろんずる。*保元‐上「朝威をかろしめ奉る者」

かろ‐じんじゃ【賀露神社】🔗🔉

かろ‐じんじゃ【賀露神社】 鳥取市賀露町にある旧県社。祭神は大山祇神(おおやまつみのかみ)ほか。

カロチノイド🔗🔉

カロチノイド (英carotinoid「カロチンを代表とする群」の意)動植物界に広く分布する、黄、だいだい、赤、紫などの一群の色素。カロチン類とキサントフィル類に大別される。一般に脂溶性で水には溶けない。ニンジン、トマト、カボチャ、ホウレンソウなどに多く含まれ、数種混在する場合が多い。生体内での生理学的意義は不明。カロチノイド色素。

カロチン🔗🔉

カロチン (英carotene,carotin)ニンジン、トウガラシ、卵黄などに含まれる、赤黄色の色素。動物の体内ではビタミンAにかわる。

カロッサ🔗🔉

カロッサ (Hans Carossa ハンス―)ドイツの作家、詩人、医師。人間性に裏付けられた、自伝的宗教的な作品を発表した。主著「幼年時代」「指導と信従」「若き医師の日」。(一八七八〜一九五六)

かろ‐とうせん【夏炉冬扇】🔗🔉

かろ‐とうせん【夏炉冬扇】 (「論衡‐逢遇」から)無用の物事のたとえ。冬扇夏炉。

かろ‐はずみ【軽はずみ】(‥はづみ)🔗🔉

かろ‐はずみ【軽はずみ】(‥はづみ) (形動)=かるはずみ(軽)

かろび【軽び】🔗🔉

かろび【軽び】 身軽なこと。*枕‐四三「蟻は、〈略〉かろびいみじうて」

かろび‐か【軽びか】🔗🔉

かろび‐か【軽びか】 〔形動〕(「か」は接尾語)=かろびやか(軽)*今昔‐二九・一七「下衆なれどもつきつきしく軽びかなる出で来ぬ」

かろび‐やか【軽びやか】🔗🔉

かろび‐やか【軽びやか】 〔形動〕(「やか」は接尾語)いかにも軽そうなさま。軽快な様子。かろやか。*今昔‐二七・三六「糸軽びやかにて太刀ばかりを帯てぞ有ける」

かろ‐・ぶ【軽ぶ】🔗🔉

かろ‐・ぶ【軽ぶ】 〔自バ上二〕 1 身軽な様子である。かるがるとしている。*枕‐三五「さばかりかろびすずしげなる御中に、あつかはしげなるべけれど」 2 軽率にふるまう。軽薄で重みがない。*源氏‐帚木「かろびたる名をや流さむ」 3 軽い身分である。身分が低い。*源氏‐竹河「いとかろびたる程に侍めれど」

かろ‐・む【軽む】🔗🔉

かろ‐・む【軽む】 〔自マ四〕軽くなる。かるむ。*源氏‐玉鬘「ともかくも引き助けさせ給はむ事こそは、罪かろませ給はめ」 〔他マ下二〕 1 重さや物事の程度を軽くする。かるむ。*源氏‐賢木「我にその罪をかろめてゆるし給へ」 2 軽く見る。ばかにする。あなどる。かるむ。*源氏‐行幸「さかしらに迎へ給ひて、かろめ嘲(あざけ)り給ふ」 〔他マ四〕2に同じ。*蘇悉地羯羅経略疏天暦五年点「軽(カロミ)蔑(ないがしろにする)ことらを懐くこと无(な)し」

カロム🔗🔉

カロム (英carrom,carom)玉突きに似たゲーム。四隅に穴をあけた、七〇〜八〇センチメートル四方の盤上に、平たくて丸い玉を置き、自分の持ち玉を手ではじいてこれに当て、四方の壁にあたってはね返るのを利用して穴に玉を入れるのを争うもの。

カロメル🔗🔉

カロメル (オランダkalomel 英calomel)=えんかすいぎん(塩化水銀)1

かろ‐やか【軽やか】🔗🔉

かろ‐やか【軽やか】 〔形動〕(「やか」は接尾語)見るからに軽そうなさま。軽快なさま。また、心がはればれとしているさま。かるやか。「かろやかな足取り(気分)」*太平記‐二三「嵐のつてに散花の、袖に懸るよりも軽(カロ)やかに」

かろ‐らか【軽らか】🔗🔉

かろ‐らか【軽らか】 〔形動〕(「らか」は接尾語) 1 いかにも軽そうなさま。軽快なさま。かろやか。*源氏‐若紫「若君をば、いとかろらかにかき抱きておろし給ふ」 2 手軽なさま。むぞうさなさま。*源氏‐夕顔「人の心を合せたらん事にてだにかろらかにえしもまぎれ給ふまじきを」 3 軽率なさま。かるがるしいさま。*源氏‐総角「例のかろらかなる御心ざまに」 4 身分、地位などが重々しくないさま。*源氏‐常夏「御おぼえの程、いとかろらかなりや」

カロリー🔗🔉

カロリー (ドイツKalorie 英calorie,calory)熱量の単位。 1 一グラムの水の温度を一度高めるのに要する熱量。記号cal2に対しては「小カロリー」という。 2 食品が完全に消化された時に出る熱量をはかる単位。1の一〇〇〇倍。記号Cal小カロリーに対しては「大カロリー」という。 3 食品を、それが体内で消化された時に出す熱量の面からとらえた語。また、食品を消化して得られるエネルギー。

カロリンガ‐ちょう【カロリンガ朝】(‥テウ)🔗🔉

カロリンガ‐ちょう【カロリンガ朝】(‥テウ) (カロリンガはドイツKarolinger)フランク王国後半の王朝。七五一年、ピピンがメロビンガ朝を倒して創始。その子シャルルマーニュ(カール大帝)は教皇から皇帝号をうけて西ローマ帝国を復活。のち王国は三つに分裂し、現在のドイツ、イタリア、フランスのもととなった。一〇世紀後半滅亡。

カロリン‐しょとう【カロリン諸島】(‥ショタウ)🔗🔉

カロリン‐しょとう【カロリン諸島】(‥ショタウ) (カロリンはCaroline)(スペイン王、カルロス二世にちなむ)太平洋中西部、赤道以北のミクロネシアにある諸島。一六世紀以降スペイン、ドイツが領有し、第一次世界大戦後は日本の委任統治領となり、第二次世界大戦後はアメリカ合衆国の信託統治領。大部分は珊瑚礁。

カロル🔗🔉

カロル →キャロル

か‐ろん【歌論】🔗🔉

か‐ろん【歌論】 和歌に関する理論や評論。歌の本質、分類、美的理念、詠作手法などについて論じたもの。

カロン🔗🔉

カロン (Franois Caron フランソワ―)江戸前期、オランダの平戸商館長。日本婦人と結婚し、日本・オランダ貿易の確立に努力。日本に関するオランダ人最初の書「日本大王国志」を書く。(一六〇〇頃〜七三)

かろん・じる【軽んじる】🔗🔉

かろん・じる【軽んじる】 〔他ザ上一〕サ変動詞「かろんずる(軽)」の上一段化した語。

かろん‐・ずる【軽んずる】🔗🔉

かろん‐・ずる【軽んずる】 〔他サ変〕かろん・ず〔他サ変〕(「かろみす」の変化) 1 程度を軽くする。*平家‐二「刑の疑はしきをばかろんぜよ」 2 軽くみる。ばかにする。軽蔑する。*太平記‐二七「君を軽(カロ)んじ仏神をだにも恐るる処なき末世なれば」 3 惜しくないと思う。大切なものでないと思う。*太平記‐一六「死を軽(カロンジ)名を重んずる者」

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