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か‐ろ【火炉】クワ‐🔗🔉

か‐ろ【火炉】クワ‐ 火を入れて暖を取るもの。火鉢・こたつ・いろりなど。「銀燭の華光燦爛(さんらん)たる一室に、―を擁(よう)して端坐せるは」〈木下尚江・火の柱〉香炉(こうろ)ボイラーの燃料を燃やす所。

か‐ろ【×蝸×廬】クワ‐🔗🔉

か‐ろ【××廬】クワ‐ 蝸牛(かたつむり)の殻のように小さい家。また、自分の家をへりくだっていう語。

かろ・い【軽い】🔗🔉

かろ・い【軽い】 [形]かろ・し[ク]「かるい」に同じ。「馴染みの家をぐるぐる回って歩いているうちには、背中の荷が段々―・くなって」〈漱石・門〉「御心のすこし―・くおはします」〈大鏡・兼家〉

か‐ろう【家老】‐ラウ🔗🔉

か‐ろう【家老】‐ラウ 中世、大名の家臣のうちの最重職。家中を総括する職。また、その者。年寄(としより)。家老職。江戸時代、藩主を助けて藩政を行った重臣。複数で合議輪番制によった。城代家老・江戸家老などがある。

か‐ろう【過労】クワラウ🔗🔉

か‐ろう【過労】クワラウ 身心を損ねるほど働きすぎて疲れがたまること。「―から病気になる」

かろ・うかろふ🔗🔉

かろ・うかろふ [動ハ四]背負う。かるう。「雇人(やとひど)に―・はれ小宿さなへ往(い)んだがの」〈浄・博多小女郎〉

かろう‐かい【哥老会】カラウクワイ🔗🔉

かろう‐かい【哥老会】カラウクワイ 中国、清(しん)代の秘密結社。一八世紀前半に四川省から起こり、湖南・湖北省を中心に揚子江流域に広がり、反清復明(はんしんふくみん)を掲げて活動。辛亥(しんがい)革命に貢献した。

かろう‐し【過労死】クワラウ‐🔗🔉

かろう‐し【過労死】クワラウ‐ 勤労者が長時間労働などによる過労で急死すること。

かろう‐じて【辛うじて】からう‐🔗🔉

かろう‐じて【辛うじて】からう‐ [副]《「からくして」の音変化》やっとのことで。どうにか。「―終電に間に合う」「年金だけで―生計を立てている」

かろうず【唐×櫃】からうづ🔗🔉

かろうず【唐×櫃】からうづ 「からひつ(唐櫃)」の音変化。「包、袋、―などもて来騒ぐ」〈栄花・初花〉

かろうと【×屍×櫃】からうと🔗🔉

かろうと【××櫃】からうと 《「からひつ」の音変化。「かろうど」とも》からひつ(屍櫃)」に同じ。「石の―の蓋のふっとするほど謡ひ入れて」〈虎明狂・二千石〉遺骨を納めるために、墓石の下に設けた石室。

かろうと【△唐×櫃】からうと🔗🔉

かろうと【×櫃】からうと 《「かろうず」の音変化。「かろうど」とも》「からびつ」に同じ。「内侍所の御―をもって、海へ入らんとし給ひけるが」〈平家・一一〉

カローラ【corolla】🔗🔉

カローラ【corolla】 花冠。

かろ‐がろ【軽軽】🔗🔉

かろ‐がろ【軽軽】 [副]「かるがる」に同じ。「綿入(わたいれ)一枚の出で立ちさえ―とした快い感じを添える」〈漱石・趣味の遺伝〉

かろがろ‐し・い【軽軽しい】🔗🔉

かろがろ‐し・い【軽軽しい】 [形]かろがろ・し[シク]かるがるしい」に同じ。「彼は…―・く立ちあがろうとはしなかった」〈山本有三・生きとし生けるもの〉かるがるしい」に同じ。「中納言などは、年若く―・しきやうなれど」〈源・若菜上〉

かろ‐きょう【下路橋】‐ケウ🔗🔉

かろ‐きょう【下路橋】‐ケウ 通路が主構造の下側にある形式の橋。つり橋など。→上路橋(じようろきよう)

か‐ろく【加×禄】🔗🔉

か‐ろく【加×禄】 禄高を増加すること。加増。

か‐ろく【家×禄】🔗🔉

か‐ろく【家×禄】 主君がその家臣である武士に与えた俸禄。家について支給され、江戸時代には世襲化していた。高禄の者は領地を、普通の武士は米穀を支給された。明治初期、華族・士族の家格に対して支給された俸禄。明治九年(一八七六)に廃止。

かろく【嘉禄】🔗🔉

かろく【嘉禄】 鎌倉前期、後堀河天皇の時の年号。一二二五年四月二〇日〜一二二七年一二月一〇日。

かろ‐こん【×瓜×呂根】クワロ‐🔗🔉

かろ‐こん【××呂根】クワロ‐ キカラスウリなどの根。漢方で解熱などに薬用。また、でんぷんを天花粉(てんかふん)として用いる。楼根(かろうこん)

カロザース【Wallace Hume Carothers】🔗🔉

カロザース【Wallace Hume Carothers】一八九六〜一九三七]米国の化学者。高分子の重合を研究し、一九三一年に合成ゴムのネオプレン、三七年にナイロンを発明。

かろし・む【軽しむ】🔗🔉

かろし・む【軽しむ】 [動マ下二]「かろしめる」の文語形。

かろし・める【軽しめる】🔗🔉

かろし・める【軽しめる】 [動マ下一]かろし・む[マ下二]軽くみる。あなどる。見下げる。「こうこう、強勢おれを―・めるの」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉

カロチノイド【carotinoid; carotenoid】🔗🔉

カロチノイド【carotinoid; carotenoid】 カロチンに類似の一群の色素。動植物界に広く分布し、黄・赤色ないし紫色を呈する。植物ではニンジンの根やトマトの実などに、動物ではエビ・カニの殻などに含まれる。カロテノイド。

カロチン【carotin; carotene】🔗🔉

カロチン【carotin; carotene】 ニンジンの根などに含まれる黄色または赤色の色素。代表的なカロチノイド。トウガラシ・カボチャや緑茶・バターなどにも多く含まれる。動物体内でビタミンAに変わるので、プロビタミンAともよばれる。カロテン。

カロッサ【Hans Carossa】🔗🔉

カロッサ【Hans Carossa】一八七八〜一九五六]ドイツの詩人・小説家・医師。内省的でヒューマンな自伝的作品が多い。小説「ドクトル=ビュルガーの運命」「幼年時代」、従軍記「ルーマニア日記」など。

かろ‐とうせん【夏炉冬扇】🔗🔉

かろ‐とうせん【夏炉冬扇】 《「論衡」逢遇の「なほ夏を以て炉を進め、冬を以て扇を奏するが如(ごと)し」から》時期外れで役に立たない物事のたとえ。冬扇夏炉。

かろ‐はずみ【軽はずみ】‐はづみ🔗🔉

かろ‐はずみ【軽はずみ】‐はづみ [名・形動]「かるはずみ」に同じ。

かろ・ぶ【軽ぶ】🔗🔉

かろ・ぶ【軽ぶ】 [動バ上二]軽そうである。かるがるとしている。「―・び涼しげなる御中に」〈枕・三五〉軽率である。軽はずみである。「―・びたる名をや流さむ」〈源・帚木〉低い身分・官位である。「いと―・びたる程に侍るめれど」〈源・竹河〉

かろ‐み【軽み】🔗🔉

かろ‐み【軽み】かるみ」に同じ。

かろ・む【軽む】🔗🔉

かろ・む【軽む】 [動マ四]軽くなる。「この罪の―・むばかりのわざをせさせ給へ」〈源・若菜下〉[動マ下二]軽くする。「我にその罪を―・めて許し給へ」〈源・賢木〉軽んじる。あなどる。「独り身なる者は人に―・めらる」〈方丈記〉

カロメル【calomel】🔗🔉

カロメル【calomel】 塩化水銀。甘汞(かんこう)

カロメル‐でんきょく【カロメル電極】🔗🔉

カロメル‐でんきょく【カロメル電極】 ガラス容器の底に水銀を入れ、その上に糊(のり)状の塩化水銀を置き、これを塩化カリウム水溶液と接触させた電極。他の電極の電位を測定するのに用いられる。甘汞(かんこう)電極。

かろ‐やか【軽やか】🔗🔉

かろ‐やか【軽やか】 [形動][ナリ]いかにも軽そうなさま。軽快なさま。かろらか。かるやか。「―な身のこなし」 [派生]かろやかさ[名]

かろ‐らか【軽らか】🔗🔉

かろ‐らか【軽らか】 [形動][ナリ]いかにも軽そうなさま。かろやか。かるらか。「―に廊を歩みゆく人あり」〈鴎外訳・即興詩人〉たやすいさま。手軽だ。かるらか。「道のほども―にしなしたり」〈源・松風〉軽率なさま。また、むぞうさなさま。かるらか。「山賤(やまがつ)の見る目も―なる御歩き、あるまじきことなり」〈夜の寝覚・二〉身分が低いさま。かるらか。「―なる御身ならねば」〈源・宿木〉

カロリー【calorie】🔗🔉

カロリー【calorie】 栄養学などで用いる熱量の単位。一カロリーは純粋の水一グラムの温度を一気圧のもとでセ氏一四・五度から一度だけ上げるのに必要な熱量で、四・一八五五ジユール。記号cal また、一〇〇〇倍のキロカロリーを単にカロリーということもあり、記号にはkcalのほかCalを用いる。

カロリーメーター【calorimeter】🔗🔉

カロリーメーター【calorimeter】 熱量計。熱量測定装置。

カロリング‐ちょう【カロリング朝】‐テウ🔗🔉

カロリング‐ちょう【カロリング朝】‐テウ(ドイツ)Karolinger》フランク王国の第二王朝。七五一年、ピピンがメロビング朝に代わって創始。その子カール大帝は西ヨーロッパの政治的統一を達成し、ローマ教皇から皇帝号を与えられた。のち王国は三つに分裂し、現在のドイツ・フランス・イタリア三国の原形をつくった。一〇世紀末までにこの王朝系の三国ともに断絶。

カロリング‐ルネサンス【ドイツKarolingische Renaissance】🔗🔉

カロリング‐ルネサンス【ドイツKarolingische Renaissance】 八世紀末から九世紀初頭にかけて、フランク王国のカール大帝の宮廷を中心に行われた古典文化の再興運動。各地より学者が招かれ、学校なども建てられて中世文化の基礎を築いた。

カロリン‐しょとう【カロリン諸島】‐シヨタウ🔗🔉

カロリン‐しょとう【カロリン諸島】‐シヨタウ 《Caroline》太平洋西部、ミクロネシアにある諸島。ヤップ・トラック・ポナペおよびパラオなどの島々が含まれ、ミクロネシア連邦およびベラウ共和国に属する。第一次大戦中から約三〇年間は日本の委任統治領、第二次大戦後は米国の信託統治領。

カロル【carol】🔗🔉

カロル【carol】 キャロル

か‐ろん【歌論】🔗🔉

か‐ろん【歌論】 和歌の本質・美的理念・歌風・詠作手法などに関する理論や評論。「―書」

カロン【Franois Caron】🔗🔉

カロン【Franois Caron】一六〇〇ころ〜一六七三]滞日オランダ商館長。オランダ船員として来日、日本婦人と結婚。通訳となり、出島商館長を務めた。のち、東インド会社で東洋貿易に従事。著「日本大王国志」。

かろん・じる【軽んじる】🔗🔉

かろん・じる【軽んじる】 [動ザ上一]「かろんずる」(サ変)の上一段化。「約束を―・じる」

かろん・ずる【軽んずる】🔗🔉

かろん・ずる【軽んずる】 [動サ変]かろん・ず[サ変]《「かろみする」の音変化》軽くみる。価値や意味があるものとしてみない。大切に思わない。「人を―・ずる」「命を―・ずる」重んずる。軽くする。「刑の疑はしきをば―・ぜよ」〈平家・二〉

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[音]ケイ    キン    キョウ [訓]かる‐い    かろん‐じる    かろ‐やか [部首]車 [総画数]12 [コード]区点    2358      JIS   375A      S‐JIS 8C79 [分類]常用漢字 [難読語] →おお‐おそどり【大軽率鳥】から‐じり【軽尻・空尻】カルサン【ポルトガルcalo】【軽衫】きょう‐きょう【軽軽】きょう‐こつ【軽忽・軽骨】きょう‐じゅう【軽重】きょう‐せん【軽賤】きょう‐ぶく【軽服】けい‐そう【軽鬆】しじゅうはち‐きょうかい【四十八軽戒】はらや【水銀粉・軽粉】ひょう‐きん【剽軽】

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[音]シン [訓]つら‐い    から‐い    かのと    かろ‐うじて    からし [部首]辛 [総画数]7 [コード]区点    3141      JIS   3F49      S‐JIS 9068 [分類]常用漢字 [難読語] →あさ‐がら【麻殻・白辛樹】くん‐しん【葷辛】こぶし【辛夷・拳】しん‐ゆう【辛酉】にし【螺・辛螺】みらのね‐ぐさ【細辛・韮の根草】

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[音]シ [訓]おろ‐か    わら‐う    かろ‐んじる    あなど‐る    みにく‐い [部首]虫 [総画数]10 [コード]区点    7348      JIS   6950      S‐JIS E56F [難読語] →し‐び【鴟尾・鵄尾・蚩尾】

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[音]ケイ    キン    キョウ [訓]かる‐い    かろ‐んじる    かろ‐やか [部首]車 [総画数]14 [コード]区点    7743      JIS   6D4B      S‐JIS E76A

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