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ほころ・う【誇ろう】(ほころふ)🔗⭐🔉
ほころ・う【誇ろう】(ほころふ)
〔自ハ四〕(動詞「ほこる(誇)」の未然形に、反復・継続を表す助動詞「ふ」の付いた「ほこらふ」の変化)しきりに誇らしく思う。*万葉‐八九二「あれを除(お)きて人はあらじと富己呂倍(ホコロヘ)ど」
ほころば‐か・す【綻ばかす】🔗⭐🔉
ほころば‐か・す【綻ばかす】
〔他サ四〕(「かす」は接尾語)=ほころばす(綻)
ほころば・す【綻ばす】🔗⭐🔉
ほころば・す【綻ばす】
〔他サ四〕
1 ほころびるようにする。ほころびさせる。*山家集‐下「大方の秋をば月につつませて吹きほころばす風の音かな」
2 間を透かす。衣服などをゆるめて下のものが見えるようにする。*源氏‐若菜下「えび染めの袖を、俄にひきほころばしたるに」
ほころび【綻】🔗⭐🔉
ほころび【綻】
1 ほころびること。縫い合わせた部分の糸が切れること。縫いめがほどけること。また、その部分。
2 衣服や几帳(きちょう)などの、合わせめの一部をわざと縫い合わせないでおく部分。
ほころ・びる【綻びる】🔗⭐🔉
ほころ・びる【綻びる】
〔自バ上一〕
ほころ・ぶ〔自バ上二〕
1 縫いめがとける。衣服などの縫いめの糸がはち切れる。ほどける。*源氏‐紅葉賀「つつむめる名やもり出でんひきかはしかくほころぶる中の衣に」
2 衣服などの布の合わせめの一部を縫い残して仕立てる。*狭衣‐二「一重の御衣(ぞ)もいたくほころびてあらはに」
3 蕾(つぼみ)がひらき始める。花が咲きかける。*古今‐二六「春しもぞみだれて花のほころびかける」
4 隠していた気持や事柄が隠しきれずに外に出る。*源氏‐若菜上「いかならむ折にか、その御心ばへほころぶべからむと」
5 おかしさや、楽しさをこらえきれずに外に出す。ふきだす。また、にこにこと笑いだす。「顔がほころびる」*源氏‐乙女「人々みなほころびて笑ひぬれば」
6 うきうきした気持を押さえきれずに鳥などが鳴く。楽しげにさえずる。*源氏‐梅枝「かすみだに月と花とをへだてずはねぐらの鳥もほころびなまし」
7 固くなっていた気持がほぐれる。うちとける。*談・根無草‐前「是より少しほころびて、彼男舟さし寄」

ほころ・ぶ【綻ぶ】🔗⭐🔉
ほころ・ぶ【綻ぶ】
〔自バ四〕=ほころびる(綻)*順集「千種にもほころぶ花の錦かないづら」
〔自バ上二〕⇒ほころびる(綻)


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