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ほころ・う【誇ろふ】ホコロフ🔗🔉

ほころ・う誇ろふホコロフ 〔自四〕 (ホコルに接尾語フの付いた語)しきりに自慢する。万葉集5「あれをおきて人はあらじと―・へど寒くしあれば」

ほころばか・す【綻ばかす】🔗🔉

ほころばか・す綻ばかす】 〔他四〕 (→)「ほころばす」に同じ。

ほころば・す【綻ばす】🔗🔉

ほころば・す綻ばす】 〔他五〕 ①ほころびるようにする。ほころびさせる。ほころばせる。山家集「大方の秋をば月につつませて吹き―・す風の音かな」。「顔を―・す」 ②間を透かす。着衣をゆるめて下のものが見えるようにする。源氏物語若菜下「えび染の袖を俄かにひき―・したるに」

ほころび【綻び】🔗🔉

ほころび綻び】 ①ほころびること。また、ほころびた所。「―を縫う」 ②几帳などの、縫い合わせないで間を透かせてある部分。源氏物語澪標「御几帳の―より見たまへば」 ③着物の着方の一つという。枕草子144「髪をかしげなる童の、衵あこめども―がちにて」

ほころ・びる【綻びる】🔗🔉

ほころ・びる綻びる】 〔自上一〕[文]ほころ・ぶ(上二) ①縫目がとける。糸がほどけて開く。源氏物語紅葉賀「包むめる名やもり出でんひきかはしかく―・ぶる中の衣に」。「袖口が―・びる」 ②蕾つぼみが開きそめる。古今和歌集「青柳の糸よりかくる春しもぞ乱れて花の―・びにける」 ③顔つきがやわらぐ。口を開く。源氏物語少女「人々皆―・び笑ひぬれば」。源氏物語梅枝「霞だに月と花とをへだてずはねぐらの鳥も―・びなまし」。「顔が―・びる」 ④気持や隠していたことが外に現れる。源氏物語若菜上「いかならむ折りにか、その御心ばへ―・ぶべからむと、世人もおもむけ疑ひけるを」 ⑤気持がほぐれる。うちとける。根無草「是より少し―・びて、彼男、舟さし寄せ」

ほころ・ぶ【綻ぶ】🔗🔉

ほころ・ぶ綻ぶ】 [一]〔自五〕 (→)「ほころびる」に同じ。「顔が―・ぶ」 [二]〔自上二〕 ⇒ほころびる(上一) ○矛を納めるほこをおさめる 戦闘をやめる。 ⇒ほこ【矛・戈・鉾】 ○矛を向けるほこをむける (議論などの)攻撃の的にする。矛先を向ける。 ⇒ほこ【矛・戈・鉾】

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