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広辞苑の検索結果 (6)
ほころ・う【誇ろふ】ホコロフ🔗⭐🔉
ほころ・う【誇ろふ】ホコロフ
〔自四〕
(ホコルに接尾語フの付いた語)しきりに自慢する。万葉集5「あれをおきて人はあらじと―・へど寒くしあれば」
ほころばか・す【綻ばかす】🔗⭐🔉
ほころばか・す【綻ばかす】
〔他四〕
(→)「ほころばす」に同じ。
ほころば・す【綻ばす】🔗⭐🔉
ほころば・す【綻ばす】
〔他五〕
①ほころびるようにする。ほころびさせる。ほころばせる。山家集「大方の秋をば月につつませて吹き―・す風の音かな」。「顔を―・す」
②間を透かす。着衣をゆるめて下のものが見えるようにする。源氏物語若菜下「えび染の袖を俄かにひき―・したるに」
ほころび【綻び】🔗⭐🔉
ほころび【綻び】
①ほころびること。また、ほころびた所。「―を縫う」
②几帳などの、縫い合わせないで間を透かせてある部分。源氏物語澪標「御几帳の―より見たまへば」
③着物の着方の一つという。枕草子144「髪をかしげなる童の、衵あこめども―がちにて」
ほころ・びる【綻びる】🔗⭐🔉
ほころ・びる【綻びる】
〔自上一〕[文]ほころ・ぶ(上二)
①縫目がとける。糸がほどけて開く。源氏物語紅葉賀「包むめる名やもり出でんひきかはしかく―・ぶる中の衣に」。「袖口が―・びる」
②蕾つぼみが開きそめる。古今和歌集春「青柳の糸よりかくる春しもぞ乱れて花の―・びにける」
③顔つきがやわらぐ。口を開く。源氏物語少女「人々皆―・び笑ひぬれば」。源氏物語梅枝「霞だに月と花とをへだてずはねぐらの鳥も―・びなまし」。「顔が―・びる」
④気持や隠していたことが外に現れる。源氏物語若菜上「いかならむ折りにか、その御心ばへ―・ぶべからむと、世人もおもむけ疑ひけるを」
⑤気持がほぐれる。うちとける。根無草「是より少し―・びて、彼男、舟さし寄せ」
ほころ・ぶ【綻ぶ】🔗⭐🔉
ほころ・ぶ【綻ぶ】
[一]〔自五〕
(→)「ほころびる」に同じ。「顔が―・ぶ」
[二]〔自上二〕
⇒ほころびる(上一)
○矛を納めるほこをおさめる
戦闘をやめる。
⇒ほこ【矛・戈・鉾】
○矛を向けるほこをむける
(議論などの)攻撃の的にする。矛先を向ける。
⇒ほこ【矛・戈・鉾】
大辞林の検索結果 (8)
ほころ
う【誇ろふ】🔗⭐🔉
ほころ
う ―フ 【誇ろふ】 (連語)
〔動詞「誇る」の未然形に継続の助動詞「ふ」の付いた「ほこらふ」の転〕
得意になっている。「我(アレ)を除(オ)きて人はあらじと―
へど/万葉 892」


ほころば・す【綻ばす】🔗⭐🔉
ほころば・す [4] 【綻ばす】 (動サ五[四])
(1)ほころびるようにする。ほころびさせる。「口もとを―・す」
(2)衣服などをゆるめる。「蘇芳襲の葡萄染の袖を,にはかに引き―・したるに/源氏(若菜下)」
ほころば・せる【綻ばせる】🔗⭐🔉
ほころば・せる [5] 【綻ばせる】 (動サ下一)
笑みをうかべる。「顔を―・せる」
ほころび【綻び】🔗⭐🔉
ほころび [0][4] 【綻び】
(1)ほころびること。また,ほころびた所。「―をつくろう」
(2)衣や几帳(キチヨウ)などで,縫い合わせないで間をすかせてあるところ。「御几帳の―より,はつかに見たてまつる/源氏(玉鬘)」
ほころ・びる【綻びる】🔗⭐🔉
ほころ・びる [4] 【綻びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ほころ・ぶ
(1)縫い糸が切れて合わせ目が開く。「袖付けが―・びる」
(2)つぼみなど,固くとじていたものが少し開く。「梅が―・びる」
(3)固い表情が和らぐ。笑顔になる。「口元が―・びる」
(4)衣服・几帳(キチヨウ)などの合わせ目の一部を縫い残す。「一重の御衣もいたく―・びてあらはに/狭衣 2」
(5)感情・秘密などが,抑え切れなくて外に現れる。「霞だに月と花とをへだてずばねぐらの鳥も―・びなまし/源氏(梅枝)」
ほころ・ぶ【綻ぶ】🔗⭐🔉
ほころ・ぶ [3] 【綻ぶ】
■一■ (動バ五[四])
(1)「ほころびる{(2)}」に同じ。「梅のつぼみも―・んで,春めいてきた」「千種にも―・ぶ花の錦かな/順集」
(2)「ほころびる{(3)}」に同じ。「彼女の口もとが―・んだ」
〔上二段活用より遅れて成立したと思われる。用例は上二段か四段か決め難いものが多い。→ほころびる〕
■二■ (動バ上二)
⇒ほころびる
ほころび【綻び】(和英)🔗⭐🔉
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