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みだ・る【乱る・紊る】🔗⭐🔉
みだ・る【乱る・紊る】
〔他ラ四〕(「みだれる(乱)」に対する他動詞で、「みだす(乱)」に先行する形であるが、中世以降次第に「みだす」にとってかわられた)
1 入りまじるようにする。錯綜させる。*万葉‐二八三七「水隈(みぐま)が菅(すげ)を編まなくに刈りのみ刈りて乱(みだり)てむとや」
2 散乱させる。ばらばらにさせる。*後撰‐一二三六「滝つ瀬に誰白玉をみたりけん」
3 秩序だったものを混乱させる。*地蔵十輪経元慶七年点‐一「塗に轍(あと)を乱(ミダル)といふこと無し」
4 平静でないようにする。動揺させる。*狭衣‐二「人の心をみだるべきつまとなり給へるも」
5 (「国を乱る」「世を乱る」の意で)騒動を起こす。平穏を破る。*平家‐二「天下をみたらんとする企あり」
〔自ラ下二〕⇒みだれる(乱)


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