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はちまん【八幡】🔗🔉

はちまん【八幡】 「はちまんじん(八幡神)」「はちまんぐう(八幡宮)」の略。 〔副〕(本来は、八幡の神に掛けての意) 1 うそ、いつわりのない意。本当に。まことに。まったく。真実。*浮・好色一代男‐七「八まん気に入申候」 2 (下に否定の語を伴って)決して。断じて。どうあっても。*浮・武道伝来記‐二「八幡のがさじと」 3 (八幡に願う意で、感動詞のように用いて)是非とも。どうぞ。かならず。*浄・嫗山姥‐五「八まん一夜のお情あれ」 ●八幡掛(か)けて (八幡の神に掛けての意で)誓って。ほんとうに。全く。決して。

●八幡掛(か)けて🔗🔉

●八幡掛(か)けて (八幡の神に掛けての意で)誓って。ほんとうに。全く。決して。 はちまん‐ぐう【八幡宮】 八幡神をまつった神社。

はちまん‐ぐう【八幡宮】🔗🔉

はちまん‐ぐう【八幡宮】 八幡神をまつった神社。

はちまん‐ざ【八幡座】🔗🔉

はちまん‐ざ【八幡座】 (八幡大菩薩の宿る所の意)兜(かぶと)の鉢の頂上。中央に孔があり、孔の縁に台座・菊座・上玉(あげたま)の金物がある。神宿(かんやどり)。天辺(てへん)。

はちまん‐じん【八幡神】🔗🔉

はちまん‐じん【八幡神】 八幡宮の祭神。一般には応神天皇を主座とし、神功皇后、比売神(ひめがみ)または仲哀天皇を合わせた三神をいう。古来弓矢の神として武人の尊崇があつい。

はちまんたい【八幡平】(‥たひ)🔗🔉

はちまんたい【八幡平】(‥たひ) 岩手・秋田両県の県境にある火山。アスピーテ。ゆるやかな傾斜をもつ高原状の山頂近くには八幡沼・釜沼などがあり、そのまわりに大湿原が展開する。標高一六一四メートル。

はちまん‐だいぼさつ【八幡大菩薩】🔗🔉

はちまん‐だいぼさつ【八幡大菩薩】 八幡神に奉った称号。神仏混淆の結果、仏教の立場から八幡宮の本地を菩薩として呼ぶ。 〔副〕八幡大菩薩に誓っていつわりのないことの意。誓って、真実、必ずの意に用いる。

はちまん‐たろう【八幡太郎】(‥タラウ)🔗🔉

はちまん‐たろう【八幡太郎】(‥タラウ) (源家の嫡男で、石清水八幡宮で元服したところから)平安後期の武将「源義家」の通称。

はちまん‐づくり【八幡造】🔗🔉

はちまん‐づくり【八幡造】 神社本殿の建築の様式の一つ。切妻造り平入りの社殿を二つ前後に並べ、両殿の軒の接するところには共用の樋を設けるもの。

はちまん‐どりい【八幡鳥居】(‥どりゐ)🔗🔉

はちまん‐どりい【八幡鳥居】(‥どりゐ) 鳥居の形式の一つ。円柱・貫(ぬき)・島木・笠木・額束からなりが、笠木・島木に反(そ)り、増しがなく、先端を斜めに切ったもの。宇佐八幡宮などに用いられる。

はちまん‐まつり【八幡祭】🔗🔉

はちまん‐まつり【八幡祭】 宇佐・石清水・鶴岡など、各地の八幡宮の祭り。陰暦八月一五日を祭日としていたが、現在では多く九月一五日としている。《季・秋》

はちまんまつりよみやのにぎわい【八幡祭小望月賑】(‥まつりよみやのにぎはひ)🔗🔉

はちまんまつりよみやのにぎわい【八幡祭小望月賑】(‥まつりよみやのにぎはひ) 歌舞伎脚本。世話物。四幕。河竹黙阿弥作。万延元年江戸市村座初演。文化四年の深川八幡祭の雑踏で永代橋が落ちた事件と、深川芸者が刺殺された事件とを合わせて脚色。

ばはん【八幡・番舶・奪販】🔗🔉

ばはん【八幡・番舶・奪販】 1 倭寇(わこう)のこと。 2 戦国時代から江戸時代、他人の物を略奪すること。海賊行為。 3 国禁を犯して外国に渡ること。また、ひそかに海外に渡って貿易を行うこと。抜け荷を売買すること。 4 「ばはんせん(八幡船)」の略。 5 江戸時代、長崎に入港した唐船から積荷を陸揚げすること。 [補注](1について)その乗船に八幡大菩薩または八幡の船印を立てたために中国人が呼んだといわれているが確証はなく、語源未詳。

ばはん‐じん【八幡人】🔗🔉

ばはん‐じん【八幡人】 海賊行為をする者。倭寇(わこう)の類。

ばはん‐せん【八幡船】🔗🔉

ばはん‐せん【八幡船】 1 倭寇(わこう)の船のこと。 2 国籍のいかんにかかわらず、海賊行為をする船をいう。 3 近世初期海外貿易にあたった朱印船の別称。 4 江戸時代、外国へ密航する船、また、密貿易をする船。

ばはん‐ぶね【八幡船・八幡舟】🔗🔉

ばはん‐ぶね【八幡船・八幡舟】 =ばはんせん(八幡船)

やはた【八幡】🔗🔉

やはた【八幡】 北九州市の地域名。かつては漁村であったが、八幡製鉄所の建設後急速に発展、重工業地帯となる。大正六年市制。昭和三八年門司・小倉・戸畑・若松の各市と合併して北九州市を設置、八幡区となる。同四九年八幡東・八幡西の二区に分割。

やわた【八幡】(やはた)🔗🔉

やわた【八幡】(やはた) 長野県北佐久郡浅科村の地名。千曲川に沿い、江戸時代は中山道塩名田と望月の間の宿駅。 千葉県市川市の地名。八幡の藪知らずで知られる。 京都府南西部の地名。木津川が宇治川・桂川と合流し、淀川となって大阪平野に流出する部分にある。石清水八幡宮の門前町、淀川水運の港として発達。昭和五二年市制。 =いわしみずはちまんぐう(石清水八幡宮) ●八幡の藪(やぶ)知らず (千葉県市川市八幡に、かつては迷いこんだら出られないといわれた「八幡の藪知らず」と呼ばれる藪があったところから)はいると出口のわからない藪。転じて、はいり込むと出口のわからないこと、迷うことをたとえていう。

●八幡の藪(やぶ)知らず🔗🔉

●八幡の藪(やぶ)知らず (千葉県市川市八幡に、かつては迷いこんだら出られないといわれた「八幡の藪知らず」と呼ばれる藪があったところから)はいると出口のわからない藪。転じて、はいり込むと出口のわからないこと、迷うことをたとえていう。 やわた‐ぐろ【八幡黒】(やはた‥) 黒く染めた柔らかな革。山城国八幡山北麓大谷村(京都府八幡市)に住む神人が製したところからいう。下駄の鼻緒に用い、粋人に喜ばれた。やわた。

やわた‐ぐろ【八幡黒】(やはた‥)🔗🔉

やわた‐ぐろ【八幡黒】(やはた‥) 黒く染めた柔らかな革。山城国八幡山北麓大谷村(京都府八幡市)に住む神人が製したところからいう。下駄の鼻緒に用い、粋人に喜ばれた。やわた。

やわた‐ごぼう【八幡牛蒡】(やはたゴバウ)🔗🔉

やわた‐ごぼう【八幡牛蒡】(やはたゴバウ) 京都府八幡市八幡荘字園内から産した名物のごぼう。

やわた‐そう【八幡草・八咫草】(やはたサウ)🔗🔉

やわた‐そう【八幡草・八咫草】(やはたサウ) ユキノシタ科の多年草。本州中部と北部の深山に生える。高さ三〇〜六〇センチメートル。根生葉は長柄をもち丸い楯形で径一五センチメートル内外で七浅裂する。各裂片は卵形で縁に粗い鋸歯がある。茎には五角形状の葉を二枚つける。初夏、茎の先に淡黄色の五弁花が集まった集散花序を出す。たきなしょうま。おとめそう。たきあおい。

やわたはま【八幡浜】(やはたはま)🔗🔉

やわたはま【八幡浜】(やはたはま) 愛媛県西部の地名。宇和海に臨み、平地に乏しい。紡績・縫製業・漁業のほか、温州蜜柑・夏蜜柑の栽培が盛ん。昭和一〇年市制。

やわた‐まいり【八幡参】(やはたまゐり)🔗🔉

やわた‐まいり【八幡参】(やはたまゐり) 石清水八幡宮に参詣すること。特に、一月一九日に行われる厄神詣でをいう。八幡詣で。《季・新年》

やわた‐まき【八幡巻】(やはた‥)🔗🔉

やわた‐まき【八幡巻】(やはた‥) (もと、八幡牛蒡を用いたところから)鰻・穴子などを背開きにして中骨を抜き、肉を内側にして牛蒡に巻いて焼いたもの。

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