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けず・る【削る・梳る】(けづる)🔗🔉

けず・る【削る・梳る】(けづる) 〔他ラ五(四)〕 (削) 1 刃物などで、表面を薄くそぎ取る。少しずつへぎ取る。「木(板)を削る」*源氏‐横笛「白くそびやかに、柳をけづりて、作りたらむやうなり」 2 ある物の一部分を取り除く。また、官位、名目などを取り除く。「小遣いを削る」「項目を削る」*法華経釈文平安中期点「繁を省(ケツリ)要を撮(と)れり」 3 そしる。けなす。誹謗(ひぼう)する。*浮・庭訓染匂車‐一「万事に気のつくよねはなめるとしかり、あいさつのよいはいやしいとけづり」 4 (江戸時代、大工仲間の隠語から)酒を飲む。*雑俳・柳多留‐五五「甚五郎左りがきいてけづる也」 5 江戸時代、芝居関係者の間で、値ぎることをいう。 (梳)櫛で髪筋をすきとおす。髪をとかす。くしけずる。*源氏‐若紫「けづることをもうるさがり給へど、をかしの御髪や」

はつ・る【削る・剥る・る】🔗🔉

はつ・る【削る・剥る・る】 〔他ラ四〕 1 皮などをはぐ。そぎ落とす。へずる。*霊異記‐上・一六(興福寺本訓釈)「兎を捕へ皮を剥(ハツリテ)野に放つ」 2 口銭をとる。上前をはねる。 〔自ラ四〕(脱)ぬけ落ちる、外れる意か。*霊異記‐中・一六(国会図書館本訓釈)「枯れたる松に登り、脱(ハツリ)て落ち死にき」

へず・る【折る・剥る・削る・听る】(へづる)🔗🔉

へず・る【折る・剥る・削る・听る】(へづる) 〔他ラ四〕(古くは「へつる」) 1 少量を削り取る。けずる。そぐ。へぐ。*観智院本名義抄「ハツルヘツル」 2 取って減らす。また、上前をはねる。かすめ取る。*俳・俳諧新選‐三「あたためてへば酒をへづりけり」

へつ・る【折る・剥る・削る・斫る】🔗🔉

へつ・る【折る・剥る・削る・斫る】 〔他ラ四〕⇒へずる(折)

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