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なん‐てん【南天】🔗⭐🔉
なん‐てん【南天】
1 (「なんでん」とも)南の空。
2 メギ科の常緑低木。中部以南の本州・四国・九州の山地渓間暖地に生え、多く庭木として栽植され、高さ約二メートル、葉は三回羽状複葉で茎の上部に集まってつき、葉柄の基部は茎を抱く。小葉は革質で卵状披針形。初夏、花茎をのばし、白い小さな六弁花を円錐状につける。果実は球形、ふつう赤く熟すが、白または黄色に熟すものもある。漢方では果実を、せき止め・強壮薬に用いる。漢名、南天竹・南天燭。《季・夏》
3 紋所の名。2を図案化したもの。三つ葉南天、丸に三つ葉南天、抱南天、南天菱、三つ割南天など数種ある。
「なんてんじく(南天竺)
」の略。



なんてん‐か【南天科】(‥クヮ)🔗⭐🔉
なんてん‐か【南天科】(‥クヮ)
メギ科植物のうち、ナンテン属を独立の科として扱う場合の名称。
なん‐てんじく【南天竺】(‥テンヂク)🔗⭐🔉
なん‐てんじく【南天竺】(‥テンヂク)
五天竺の一つ。南方インド。南天。
植物「なんてん(南天)」の異名。


なんてん‐しょく【南天燭】🔗⭐🔉
なんてん‐しょく【南天燭】
植物「なんてん(南天)」の漢名。
なんてん‐はぎ【南天萩】🔗⭐🔉
なんてん‐はぎ【南天萩】
マメ科の多年草。各地の山麓や原野に生える。高さ三〇〜六〇センチメートル、ときに一メートルを越える。葉は互生し、長楕円形ないし広披針形の先端の尖った一対の小葉からなる。托葉はほぼ腎臓形で小さい。夏から秋にかけ、葉腋から花柄が伸び、上部に紅紫色の蝶形花が多数一方にかたむいてつく。豆果は広披針形で長さ三センチメートルほど、無毛でなめらか。若葉は食べられる。漢名、歪頭菜。たにわたし。ふたばはぎ。なんてんそう。
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