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なん‐しゅう【南宗】🔗🔉

なん‐しゅう【南宗】 1 仏語。 禅宗の一派。慧能(えのう)の系統をいう。その栄えた地に基づく名で、北宗が漸々修証を主とするのに対して、南宗は頓悟成仏を主とする。わが国に伝えられた禅宗はこの流派。江南の諸宗を江北の諸宗に対していう。 2 「なんしゅうが(南宗画)」の略。

なんしゅう‐が【南宗画】(‥グヮ)🔗🔉

なんしゅう‐が【南宗画】(‥グヮ) 中国、元の四大家(黄公望、倪、呉鎮、王蒙)によって大成された絵画の様式。柔らかい筆致を重ねた、淡彩の山水画を特色とする。明の文人、莫是竜の命名で、唐の王維に始まり、荊浩、関同、董源、巨然、米、元の四大家に続くとされた。わが国では江戸中期に盛んとなり、池大雅、与謝蕪村などによって、日本独自のものが確立された。南画。南宗。→文人画

なんしゅう‐じ【南宗寺】🔗🔉

なんしゅう‐じ【南宗寺】 大阪府堺市南旅籠町東にある臨済宗大徳寺派の寺。山号は滝興山。弘治二年三好長慶が大林宗套を開山に迎えて創建。一二世沢庵宗彭により再興。千利休の墓があり、ゆかりの茶室実相庵がある。

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