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広辞苑の検索結果 (3)
なん‐しゅう【南宗】🔗⭐🔉
なん‐しゅう【南宗】
①〔仏〕(もっぱら江南に行われたからいう)禅宗の一派。中国禅宗の第5祖弘忍の弟子慧能えのうを祖とする。以心伝心、少し進んで教外別伝・不立文字・直指人心・見性成仏を主張し、頓悟主義を唱えた。のち五家七宗に分かれる。南宗禅。祖師禅。↔北宗。
②南宗画の略。
⇒なんしゅう‐が【南宗画】
なんしゅう‐が【南宗画】‥グワ🔗⭐🔉
なんしゅう‐が【南宗画】‥グワ
中国山水画二大流派の一つ。明代の呉派文人画が自らの系譜づけを行なったもので、唐の王維から董源とうげん・巨然きょねん・米芾べいふつらを経て元の王蒙・倪雲林げいうんりん・黄公望こうこうぼう・呉鎮、さらに明の沈周しんしゅう・文徴明・董其昌らに至る。清の四王呉惲しおうごうんもこの系譜に属する。日本では江戸中期から受け入れ、池大雅いけたいが・与謝蕪村よさぶそんらが名高い。南画。文人画。↔北宗画
⇒なん‐しゅう【南宗】
なんしゅう‐じ【南宗寺】🔗⭐🔉
なんしゅう‐じ【南宗寺】
大阪府堺市にある臨済宗の寺。1556年(弘治2)三好長慶の開創、大林宗套だいりんそうとうの開基。のち兵火にかかり、沢庵により再興。境内に千利休・武野紹鴎らの墓がある。
大辞林の検索結果 (3)
なん-しゅう【南宗】🔗⭐🔉
なん-しゅう [0] 【南宗】
〔中国の江南地方に広まったことからいう〕
禅宗の一派。中国禅宗の第五祖弘忍の門から分かれた二派の一つで,唐の慧能(エノウ)の系統をいう。日本の禅宗はすべてこれに属する。
⇔北宗
なんしゅう-が【南宗画】🔗⭐🔉
なんしゅう-が ―グワ [0] 【南宗画】
中国絵画の様式の一。柔らかなうるおいのある趣を特色とする。北宗画が専門画家の様式であるのに対し,主として文人画家によって描かれた。明代末に薫其昌(トウキシヨウ)らが唱えた様式の区別。南画。文人画。
→南画(2)
なんしゅう-じ【南宗寺】🔗⭐🔉
なんしゅう-じ 【南宗寺】
大阪府堺市南旅籠町にある臨済宗大徳寺派の寺。山号,竜興山。1556年三好長慶が大林宗套(ダイリンソウトウ)を開山として創建。沢庵により再興。千利休・曾呂利新左衛門の墓がある。
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