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たいわん【台湾】🔗🔉

たいわん【台湾】 日本列島の西南方にある紡錘形の島。本島のほかに澎湖島などの付属島を含み、台湾海峡を隔てて中国の福建省・広東省に対する。島のやや東寄りに高峻な台湾山脈が南北に縦走し、西側に平野がひらける。ほぼ中央を北回帰線が通り、亜熱帯モンスーン気候を示す。原住民はインドネシア系とされる高山族であるが、人口の大部分は華南から移住した漢民族が占める。明末・清初から中国領。日清戦争後の一八九五年から日本領。一九四五年中国に返還され、省制がしかれたが、四九年中国国民党政府がここに移った。

たいわん‐うちわ【台湾団扇】(‥うちは)🔗🔉

たいわん‐うちわ【台湾団扇】(‥うちは) 台湾で産出する団扇。棕梠(しゅろ)またはアナナスの葉で作ったもの。

たいわん‐かいきょう【台湾海峡】(‥カイケフ)🔗🔉

たいわん‐かいきょう【台湾海峡】(‥カイケフ) 台湾と中国の福建、広東両省との間にある海峡。南シナ海と東シナ海を結ぶ。

たいわん‐きんぎょ【台湾金魚】🔗🔉

たいわん‐きんぎょ【台湾金魚】 キノボリウオ科の淡水魚。体長七センチメートル内外。体色は褐色で、淡色の赤や緑の斑がある。形はチョウセンブナに似ているが尾びれの後端が二つに分かれていることと、色彩の鮮やかなことで区別される。中国南部、台湾に分布し、琉球列島にも移殖されて繁殖し、トオユウの名で呼ばれている。雄魚同士をたたかわせる競技がある。とうぎょ。

たいわん‐ぎんこう【台湾銀行】(‥ギンカウ)🔗🔉

たいわん‐ぎんこう【台湾銀行】(‥ギンカウ) 明治三二年台湾の産業開発を目的として設立された特殊銀行。昭和二〇年閉鎖機関に指定された。

たいわん‐コブラ【台湾コブラ】🔗🔉

たいわん‐コブラ【台湾コブラ】 コブラ科の毒ヘビ。台湾・中国南部などにすむ。大形のものは約一・五メートル。背面は黒褐色で、頸部に眼鏡状の白色紋がある。上あごに一対の毒牙があり、かまれると死亡することもある。

たいわん‐ざる【台湾猿】🔗🔉

たいわん‐ざる【台湾猿】 オナガザル科の哺乳類。台湾特産のサルで、体長約四〇センチメートル、尾は太く長い。全身灰褐色で、四肢は暗色、顔は淡赤色を帯びる。平地から山地の岩地に群生し果実や木の葉などを食べる。

たいわん‐しゅっぺい【台湾出兵】🔗🔉

たいわん‐しゅっぺい【台湾出兵】 明治四年および同六年、台湾に漂着したわが国の漁民が原住民に殺害されたため、同七年征討軍を派遣し、清国から償金五〇万両(約六七万円)を出させた事件。征台の役。 日清戦争の結果、台湾は日本領となったが、一部反乱が収まらないため、明治二八年、北白川宮能久親王の率いる近衛師団によってこれを鎮定した事件。

たいわん‐そうとく【台湾総督】🔗🔉

たいわん‐そうとく【台湾総督】 日本領有時代の台湾総督府の最高行政長官。はじめは武官、大正八年以降は文官が任命された。

たいわん‐そうとくふ【台湾総督府】🔗🔉

たいわん‐そうとくふ【台湾総督府】 日本領有時代の台湾統治にあたった中央行政官庁。所在地は台北。明治二八年開設、昭和二〇年終戦により廃止。

たいわん‐だい【台湾鯛】(‥だひ)🔗🔉

たいわん‐だい【台湾鯛】(‥だひ) タイ科の海魚。体長二五センチメートルに達する。体は卵形で側扁し、背びれの第一棘(きょく)は短いが第二以下の数棘は糸状に延び、尾びれにまで達する。体色は淡赤色で、体側に四〜五条の濃赤色の横帯がある。南日本から南シナ海の沖合の大陸棚にすむ。美味。インドだい。

たいわん‐ちゃ【台湾茶】🔗🔉

たいわん‐ちゃ【台湾茶】 台湾で産する茶。ウーロン茶・包種茶・緑茶などの総称。

たいわん‐どじょう【台湾泥鰌】(‥どぢゃう)🔗🔉

たいわん‐どじょう【台湾泥鰌】(‥どぢゃう) タイワンドジョウ科の淡水魚。中国南部・台湾原産で、日本には台湾から移殖され関西地方の一部に繁殖している。体は丸くて細長く、全長四〇センチメートルぐらいになる。背方は暗緑褐色で腹方は白く、体側の上下に条斑が並ぶ。貪食で、有用魚を捕食するので害魚とされる。類似種のカムルチーと混称して雷魚と呼ばれる。ライヒー。

たいわん‐ばった【台湾飛蝗】🔗🔉

たいわん‐ばった【台湾飛蝗】 トノサマバッタの飛蝗(ひこう)型の一つ。トノサマバッタよりも暗色で、はねに黒斑が多く、はねが比較的長い。台湾・沖縄・フィリピンなどアジアの熱帯地方にみられ、大群をなし空中を飛んで移動し、農作物に大害を与える。

たいわん‐パナマ【台湾パナマ】🔗🔉

たいわん‐パナマ【台湾パナマ】 台湾・沖縄などで産するアダンの葉の繊維で作った夏帽子。パナマに似ているが、うす茶色で安価。台湾帽。

たいわん‐はぶ【台湾波布】🔗🔉

たいわん‐はぶ【台湾波布】 クサリヘビ科の毒ヘビ。体長一〜一・五メートルで、ハブに似て、頭が著しく大きな三角形をしている。体は淡褐色の地に黒褐色の条と斑紋がある。神経毒をもち、性質も荒く、人畜に害を与える。

たいわん‐ひのき【台湾檜】🔗🔉

たいわん‐ひのき【台湾檜】 ヒノキ科の常緑高木。台湾の山地に生える。高さ六〇メートルに達する。葉はヒノキより薄くややとがり淡褐色を帯びる。雌雄異株。花は単性花で雄穂は広楕円形。果実は楕円形で一〇〜一一個の種鱗がある。材は建築・器具用。ベにひ。

たいわん‐ぼうず【台湾坊主】(‥バウズ)🔗🔉

たいわん‐ぼうず【台湾坊主】(‥バウズ) 1 禿頭病の異名。頭髪が脱落してはげとなる疾患。 2 (発生初期の等圧線が坊主頭の形に張り出すところからの名といわれる)台湾付近に発達する温帯低気圧。本州南岸沿いに北東進して太平洋岸に雨や雪をもたらす。

たいわん‐もめん【台湾木綿】🔗🔉

たいわん‐もめん【台湾木綿】 台湾向けに作られた厚地の白木綿。

たいわん‐やまねこ【台湾山猫】🔗🔉

たいわん‐やまねこ【台湾山猫】 ネコ科の哺乳類。ベンガルヤマネコの一亜種で、台湾・中国南部にすむ。頭胴長四五〜六六センチメートル、尾長二二〜三二センチメートル。耳は丸く、背面に顕著な白斑がある。地色は灰色を帯びた淡黄色またはくすんだ黄白色で、褐色または灰褐色のヒョウに似た斑紋がある。森林にすみ、夜行性で小動物を捕食する。石虎。

たいわん‐りす【台湾栗鼠】🔗🔉

たいわん‐りす【台湾栗鼠】 リス科の哺乳類。体長一八〜二四センチメートル、尾長一七〜二一センチメートル。ふつうのリスに比べて前後の肢足が短く、耳介(じかい)が丸くて短い。体毛は粗く、上面は赤または灰色を帯びたセピア色で、下面は灰褐色。森林内にすみ、種子・果実・木の芽・樹皮などを食べる。台湾からマライ半島に分布し、日本では伊豆大島で飼育していたものが逃亡し野生化している。

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