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こう‐しょく【好色】(カウ‥)🔗⭐🔉
こう‐しょく【好色】(カウ‥)
1 美しい容色。美貌。また、その人。男にも女にもいう。*明衡往来‐上末「就中貴下才能過
人。好色有
聞」
2 (形動)色事を好むさま。異性との情事を好むこと。また、そのさま。いろごのみ。*海道記「其間の英華の家、好色の道、月卿光を争ひ雲客色を重て艶言をつくし」
3 色ごのみの女。特に遊女などをさしていう。*廻国雑記「大磯の宿といへる所は、古へ虎と云へる好色の住みける所となん」


こうしょくいちだいおとこ【好色一代男】(カウショクイチダイをとこ)🔗⭐🔉
こうしょくいちだいおとこ【好色一代男】(カウショクイチダイをとこ)
江戸時代の浮世草子。八巻八冊。井原西鶴作。天和二年刊。主人公世之介が、七歳から六〇歳までの五四年間の様々な好色体験を経て野暮から粋に成長してゆく愛欲の生涯を描く。
こうしょくいちだいおんな【好色一代女】(カウショクイチダイをんな)🔗⭐🔉
こうしょくいちだいおんな【好色一代女】(カウショクイチダイをんな)
浮世草子。六巻六冊。井原西鶴作。貞享三年刊。公卿の娘として宮仕えした主人公が不義をして主家を追われた後、淫蕩な本能にかられるまま、あるいは生活苦のために、女に与えられた様々な境遇や職業を転々として年を重ね、次第に転落してゆく生涯を描く。
こうしょく‐か【好色家】(カウショク‥)🔗⭐🔉
こうしょく‐か【好色家】(カウショク‥)
1 色ごのみの人。すきもの。
2 遊女をかかえておく家。
こうしょく‐かん【好色漢】(カウショク‥)🔗⭐🔉
こうしょく‐かん【好色漢】(カウショク‥)
好色な男。
こうしょくごにんおんな【好色五人女】(カウショクゴニンをんな)🔗⭐🔉
こうしょくごにんおんな【好色五人女】(カウショクゴニンをんな)
浮世草子。五巻五冊。井原西鶴作。貞享三年刊。当時著名な巷説に取材し、お夏清十郎、樽屋おせん、おさん茂右衛門、八百屋お七、おまん源五兵衛の五組の恋愛事件を扱う。
こうしょくしきしまものがたり【好色芝紀嶋物語】(カウショク‥)🔗⭐🔉
こうしょくしきしまものがたり【好色芝紀嶋物語】(カウショク‥)
歌舞伎脚本。世話物。六幕。河竹黙阿弥作。明治二年東京守田座初演。枕探しの濡衣を着せられ、責め殺された遊女敷島が亡霊となって現われる。情人重三郎が、その仇を討つ。
こうしょく‐ぼん【好色本】(カウショク‥)🔗⭐🔉
こうしょく‐ぼん【好色本】(カウショク‥)
近世、元禄時代を中心として、遊里などでの好色生活を題材とした浮世草子の類。作者に井原西鶴、西沢一風、江島其磧などがいる。
こうしょく‐もの【好色物】(カウショク‥)🔗⭐🔉
こうしょく‐もの【好色物】(カウショク‥)
好色を内容とする小説や脚本など。とくに、浮世草子を好色物、町人物、武家物、雑話物などと便宜的に分類する際の一つ。
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