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じつ‐ろく【実録】🔗🔉

じつ‐ろく【実録】 1 (―する)実際にあったことをありのままに記録すること。また、実際に検分して記録すること。 2 実際にあったことをそのまま記録した文書や本。事実の記録。 3 編年史の一形式。古くは中国で天子の一代の事跡を編年体に記録したもの。これが数代分たまると紀伝体の国史が編まれ、王朝が替わると「漢書」「晋書」「唐書」などの正史が編まれる。日本にも、中国にならった「文徳実録」「三代実録」がある。

じつろくせんだいはぎ【実録先代萩】🔗🔉

じつろくせんだいはぎ【実録先代萩】 歌舞伎脚本「早苗鳥伊達聞書(ほととぎすだてのききがき)」の通称。お家物。六幕。河竹黙阿弥作。明治九年東京新富座初演。伊達騒動を実録風に脚色。「伽羅先代萩」に対して呼ばれる。

じつろくたい‐しょうせつ【実録体小説】(‥タイセウセツ)🔗🔉

じつろくたい‐しょうせつ【実録体小説】(‥タイセウセツ) 実録風の小説。実際にあった事実、事件をもとに、巷説、風説などを交えて書かれた小説。幕末から明治一〇年代にかけて盛ん。

じつろくちゅうしんぐら【実録忠臣蔵】🔗🔉

じつろくちゅうしんぐら【実録忠臣蔵】 歌舞伎脚本。時代物。七幕。福地桜痴作。明治二三年初演。忠臣蔵を実録風に、浅野内匠守の刃傷から義士の討入、本懐までを脚色したもの。「土屋主税」のくだりは、初世中村鷹治郎の得意芸であった。

じつろく‐もの【実録物】🔗🔉

じつろく‐もの【実録物】 事実に空想を交えて潤色し、読者の興味をひくように書かれた読物や脚本。お家騒動を扱った「伊達騒動」や仇討を扱った「赤穂義士」の類。講釈師が語った話を詳しくした講談の丸本を整理したものが多く、僧一音の「越後記」に起源を求める説もある。実録。

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