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ぎ‐ぼうし【擬宝珠】🔗⭐🔉
ぎ‐ぼうし【擬宝珠】
(「ぎぼうしゅ(擬宝珠)」の変化)
1 高欄や、橋などの親柱の上にかぶせた、葱(ねぎ)の花の形をした飾りの金物。如意宝珠の形に似せて作ったもの。ぎぼし。ぎぼしゅ。
2 葱の花。ねぎぼうず。ぎぼし。
3 植物。
ユリ科ギボウシ属の総称。いずれも多年草。本州各地および九州の深山に生え、観賞用として庭園に栽培されることもある。高さは六〇センチメートル以上になるものもある。葉は根ぎわに束生し、卵円形、心臓形または広線形などで、先端がとがり、多くは有柄。夏、葉間から花茎を出し、上部が総状花序となって、漏斗状の花を横向きに開く。花冠は先端が六裂し、色は白、淡紫、紫色など。茎、葉は食用になり、またその液汁ははれものに効くという。コバギボウシ、オオバギボウシ、スジギボウシ、イワギボウシ、ナガバギボウシなど。ぎぼし。漢名として紫萼を用いる。《季・夏》
スジギボウシの一変種。観賞用として庭に栽培される。高さ約一メートル。葉は根ぎわに集まり、長さ約三〇センチメートルの太い柄があって斜立し、葉身は長さ約一五センチメートルの卵状楕円形で、先はとがる。初夏に、長さが時に二メートルにも及ぶ花茎を出して淡紫色の花を一〇〜二〇個ほどつける。花時には花茎は倒れる。花茎の途中に二〜三枚の葉状の苞をもつためオハツキギボウシとも呼ぶ。


ぎ‐ぼうしゅ【擬宝珠】🔗⭐🔉
ぎ‐ぼうしゅ【擬宝珠】
=ぎぼうし(擬宝珠)
ぎ‐ぼし【擬宝珠】🔗⭐🔉
ぎ‐ぼし【擬宝珠】
(「ぎぼしゅ」とも)=ぎぼうし(擬宝珠)
ぎぼし‐こうらん【擬宝珠高欄】(‥カウラン)🔗⭐🔉
ぎぼし‐こうらん【擬宝珠高欄】(‥カウラン)
擬宝珠の柱を立てた欄干。ぎぼうしゅこうらん。
ぎぼし‐むし【擬宝珠虫】🔗⭐🔉
ぎぼし‐むし【擬宝珠虫】
腸鰓(ちょうさい)類に属する動物の総称。外形はミミズ状で、全長一五〜四〇センチメートル。体色は灰黄、紅黄色など。体の先端に擬宝珠形の吻(ふん)があり、口は吻の基部腹面に開く。刺激を与えると体からヨードホルムのようなにおいを発する。食道の背面に脊索(せきさく)状の小突起があるところから脊椎動物の類縁とされるが、脊索とは関係のない腺状構造ともされる。暖海の海岸に分布し、泥中にU字形の穴を掘ってすむ。雌雄異体。ミサキギボシムシ、ハネナシギボシムシなどがある。
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