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ち‐ぎょう【知行】(‥ギャウ)🔗🔉

ち‐ぎょう【知行】(‥ギャウ) 1 事務をとること。職務を執行すること。 2 平安時代、知行国制によって特定の国を与えられ、国務をとり行うこと。→知行国。 3 古代末・中世、田畑山野などの所領を領有して耕作し収穫をあげるなど、事実的支配を行うこと。 4 江戸時代、幕府・藩が家臣に俸禄として土地を支給したこと。また、その土地。領地。采地。 5 俸禄や扶持。 6 ⇒ちこう(知行)

ちぎょう‐あらそい【知行争】(チギャウあらそひ)🔗🔉

ちぎょう‐あらそい【知行争】(チギャウあらそひ) 土地の支配権を得ようと争うこと。領地争い。

ちぎょう‐がさ【知行嵩】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐がさ【知行嵩】(チギャウ‥) 知行高の多いこと。また、その人(日葡辞書)。

ちぎょう‐こく【知行国】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐こく【知行国】(チギャウ‥) 上皇・女院・公卿・大社寺等に特定の国を給与し、子弟や近臣を名目上の国司に推挙させて、任期(四年間)の間その国を知行させたこと。また、その国。実際には別に目代(もくだい)を現地に派遣して国務にあたらせた。院政時代に発達。のちには知行国の私領化がすすんで荘園化した。

ちぎょう‐ざと【知行里】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐ざと【知行里】(チギャウ‥) 知行している土地。領有している村里。特に、僧家で寺領や檀那のことをいう。

ちぎょう‐しょ【知行所】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐しょ【知行所】(チギャウ‥) 1 知行している土地。支配している土地。 2 江戸時代、旗本の封地。大名の封地を領分、御家人のそれを給知と称したのに対する語。

ちぎょう‐だか【知行高】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐だか【知行高】(チギャウ‥) 江戸時代、所領地の石高。

ちぎょう‐づけ【知行付】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐づけ【知行付】(チギャウ‥) 所領地の名、またはその石高などを書きつけた文書。

ちぎょう‐でら【知行寺】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐でら【知行寺】(チギャウ‥) 1 幕府から寺領として知行所を与えられている寺院。門跡、准門跡寺院、各宗本山、その他由緒ある寺などに多い。 2 =だんなでら(檀那寺)

ちぎょう‐とり【知行取】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐とり【知行取】(チギャウ‥) 禄(ろく)を知行3でもらうこと。また、その者。また単に、俸禄を受けること。また、その人。

ちぎょう‐ぬすびと【知行盗人】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐ぬすびと【知行盗人】(チギャウ‥) 知行を受けながら、それだけの功績や働きのない者をののしっていう語。禄盗人。

ちぎょう‐まい【知行米】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐まい【知行米】(チギャウ‥) 1 江戸時代、幕府が土地を持たない旗本・御家人に支給した扶持米・蔵米。 2 給金。

ちぎょう‐やく【知行役】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐やく【知行役】(チギャウ‥) 知行を受けている者が、主君のために、知行に応じて出す夫役や金穀。所領役。

ちぎょう‐わり【知行割】(チギャウ‥)🔗🔉

ちぎょう‐わり【知行割】(チギャウ‥) 知行地を大名・旗本・御家人・家臣などへ割りあてること。

ち‐こう【知行】(‥カウ)🔗🔉

ち‐こう【知行】(‥カウ) 1 知識と行為。知ることと行うこと。 2 ⇒ちぎょう(知行)

ちこう‐ごういつ【知行合一】(チカウガフイツ)🔗🔉

ちこう‐ごういつ【知行合一】(チカウガフイツ) 「ちこうごういつせつ(知行合一説)」の略。

ちこうごういつ‐せつ【知行合一説】(チカウガフイツ‥)🔗🔉

ちこうごういつ‐せつ【知行合一説】(チカウガフイツ‥) 人間の知(認識)は、行(行為・実践)の一部であって分けることはできないとする陽明学の学説。朱子学の先知後行説に対して、道徳的実践や体験による知識の確認を重視したもの。

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