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広辞苑の検索結果 (15)

ちぎょう‐あらそい【知行争い】‥ギヤウアラソヒ🔗🔉

ちぎょう‐あらそい知行争い‥ギヤウアラソヒ 知行を争い取ること。天草本伊曾保物語「かひると鼠ある池の―で、矛盾に及うだ」 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐がさ【知行嵩】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐がさ知行嵩‥ギヤウ‥ 他の仲間より知行高の多いこと。また、その人。〈日葡辞書〉 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐こく【知行国】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐こく知行国‥ギヤウ‥ 特定の皇族・公卿・寺社などに或る国の国務執行権を与え、その国の収益を得させる制度。知行国主(知行主)は多く遥授ようじゅ。院政期に発達した。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐ざと【知行里】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐ざと知行里‥ギヤウ‥ ①知行している土地。領している村里。 ②僧家で、寺領・檀家のこと。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐しょ【知行所】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐しょ知行所‥ギヤウ‥ 江戸幕府の旗本が知行として給与された土地の称。→領分3→給地2⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐だか【知行高】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐だか知行高‥ギヤウ‥ 知行の石高。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐でら【知行寺】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐でら知行寺‥ギヤウ‥ 知行を持っている寺。寺領のある寺。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐とり【知行取】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐とり知行取‥ギヤウ‥ 武士が禄を知行で受けること。また、その人。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐ぬすびと【知行盗人】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐ぬすびと知行盗人‥ギヤウ‥ 徒らに知行を受けて、それだけの才能や功績のないものをののしっていう語。禄盗人。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐もくろく【知行目録】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐もくろく知行目録‥ギヤウ‥ 知行の対象となる村名とその石高を明細に書き付けた文書。宛行あておこない状に副えて交付された。知行付ちぎょうづけ。所付ところづけ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐やく【知行役】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐やく知行役‥ギヤウ‥ 知行に応じて主君のために出す夫役・金穀。所領役。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ちぎょう‐わり【知行割】‥ギヤウ‥🔗🔉

ちぎょう‐わり知行割‥ギヤウ‥ 知行地を各人に割りあてること。 ⇒ち‐ぎょう【知行】

ち‐こう【知行】‥カウ🔗🔉

ち‐こう知行‥カウ ①知ることと行うこと。知識と行為。 ②⇒ちぎょう⇒ちこう‐ごういつ‐せつ【知行合一説】

ちこう‐ごういつ‐せつ【知行合一説】‥カウガフ‥🔗🔉

ちこう‐ごういつ‐せつ知行合一説‥カウガフ‥ 明の王陽明の学説。朱熹の所説を先知後行説とみなし、それが「致知」の「知」を経験的知識とし、広く知を致して事物の理を究めてこそ、これを実践しうるとしたのに対して、王陽明は「致知」の「知」を「良知」であるとし、知は行のもとであり、行は知の発現であるとし、知と行とを同時一源のものととらえた。→致良知ちりょうち→陽明学 ⇒ち‐こう【知行】

大辞林の検索結果 (15)

ち-ぎょう【知行】🔗🔉

ち-ぎょう ―ギヤウ [0][1] 【知行】 (名)スル (1)事務をとること。職務を行うこと。 (2)平安時代,知行国を与えられ,国務を執り行うこと。 (3)中世,土地・財産を直接支配し,その用益権を行使すること。 (4)近世,将軍・大名が家臣に俸給として土地の支配権を与えること。また,その土地。

ちぎょう-あらそい【知行争い】🔗🔉

ちぎょう-あらそい ―ギヤウアラソヒ [4] 【知行争い】 土地の所有権をめぐる争い。領地争い。

ちぎょう-がえ【知行替】🔗🔉

ちぎょう-がえ ―ギヤウガヘ [0] 【知行替】 近世,知行の地をかえること。支配地域の変更。

ちぎょう-こく【知行国】🔗🔉

ちぎょう-こく ―ギヤウ― [2] 【知行国】 古代・中世,皇族・公家(クゲ)・寺社などに,特定の国を定めて国司任免権やその国からの収益を与える制度。また,その国。平安中期に慣例化し,院政期以降盛んに行われた。

ちぎょう-しょ【知行所】🔗🔉

ちぎょう-しょ ―ギヤウ― [4][0] 【知行所】 知行として給与された土地。領地。特に江戸時代,一万石以下の武士(旗本など)の領地をいう。

ちぎょう-せい【知行制】🔗🔉

ちぎょう-せい ―ギヤウ― [0] 【知行制】 武家社会において,家臣に一定の土地の支配権を与える制度。主従関係の基礎。

ちぎょう-だか【知行高】🔗🔉

ちぎょう-だか ―ギヤウ― [2] 【知行高】 近世,知行の石高(コクダカ)。

ちぎょう-づけ【知行付け】🔗🔉

ちぎょう-づけ ―ギヤウ― 【知行付け】 知行所の地名,またはその石高(コクダカ)などを書き記した文書。「先祖の由緒,所々の軍功,―の一巻有り/浄瑠璃・丹波与作(下)」

ちぎょう-でら【知行寺】🔗🔉

ちぎょう-でら ―ギヤウ― 【知行寺】 江戸時代,幕府から寺領として知行を与えられている寺院。寺領のある寺。由緒ある寺が多い。

ちぎょう-とり【知行取り】🔗🔉

ちぎょう-とり ―ギヤウ― [2] 【知行取り】 (1)江戸時代,封禄を知行でもらう者。知行所を与えられ,その土地の年貢を俸禄として受ける武士。蔵米取りよりも格が高い。 (2)一般に,主君から俸禄を受ける者。

ちぎょう-ぬすびと【知行盗人】🔗🔉

ちぎょう-ぬすびと ―ギヤウ― 【知行盗人】 知行に値するだけの価値・能力などない者をののしる語。禄(ロク)盗人。

ちぎょう-やく【知行役】🔗🔉

ちぎょう-やく ―ギヤウ― 【知行役】 武士がその主君(将軍・大名)に対して,それぞれの知行する石高に即して負担する種々の課役。戦国大名が被官の知行の多寡に応じて軍役を割り当てたことに始まる。所領役。

ちぎょう-わり【知行割(り)】🔗🔉

ちぎょう-わり ―ギヤウ― [0] 【知行割(り)】 (1)知行を割り当てること。 (2)江戸時代,知行額の増減,知行所の交代などをすること。また,それをつかさどる職。

ち-こう【知行】🔗🔉

ち-こう ―カウ [2] 【知行】 (1)知ることと行うこと。知識と行為。 (2)儒教で,物事の道理や是非を認識判断し,道理に従って実践すること。 →ちぎょう

ちこう-ごういつ-せつ【知行合一説】🔗🔉

ちこう-ごういつ-せつ ―カウガフイツ― [2]-[4] 【知行合一説】 陽明学の実践重視の立場を示す説。朱子学の先知後行説が認識を実践よりも優先重視するのに対して,真の認識は実践を通じて獲得されるという見地から認識と実践を一致させる必要を説く。

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