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こた・える【答える・応える・報える】(こたへる)🔗🔉

こた・える【答える・応える・報える】(こたへる) 〔自ア下一(ハ下一)〕こた・ふ〔自ハ下二〕(室町時代ごろからヤ行にも活用。「こと(言)」「あえる(合)」で、言を合わせる意か)他からの働きかけに応じる、の意。 1 ことばをかけられたのに対してこちらからも言う。 返事する。応答する。うけこたえする。いらう。*源氏‐帚木「親の家に、この夜さりなん渡りぬるとこたへ侍り」質問に対して意見や答えを述べる。回答する。*伊勢‐六「白玉かなにぞと人の問ひし時つゆとこたへて消えなましものを」提起された問題を解いて結論を出す。解答する。「左の設問に答えよ」 2 ひびく。反響する。声と声が互いに応じる。*古今‐五三九「よばはん声に山びこのこたえぬ山はあらじと」 3 他からの作用に対して感応する。 報いる。報ずる。「期待に応える」*和泉往来「楊宝の毛宝恩を崇め徳を(コタヘム)と云々」感じて応じる。反応する。通じる。「旗を振ってこたえる」*後拾遺‐一一六八「わがねぎ事を神もこたへよ」心にしみ通る。深く感じる。しみわたる。*千載‐一一四六「あかつきの嵐にたぐふ鐘の音を心の底にこたえてぞ聞く」衝撃を受けて強く感じる。刺激、痛み、苦痛などを強く感じる。利(き)く。「寒さが身にこたえる」*虎明本狂言・皸「六こんへこたえて、うづきまするほどに」 4 挨拶する。ことわる。告げる。訴える。*浄・冥途の飛脚‐上「かねはけふ請取。但、仲間へこたへふか」

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