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しず・む【沈む】シヅム🔗⭐🔉
しず・む【沈む】シヅム

自五
水面から水中・水底に没する。また、水にひたされて水底に姿を隠す。
「大きな桃が浮いたり━・んだりして流れてくる」
「砲火を浴びて軍艦が━」
「村がダムの底に━」
⇔浮く・浮かぶ
太陽や月が下に移動して見えなくなる。
「日が山かげに━」
「夕日が━」
⇔昇る
地面や床などが周囲より低くなる。
「地震で地盤が━」
「本の重みで床が━」
物の中へめりこむようにして入ってゆく。
「砂に後輪が━・んで空回りする」
野球などで、空中を行くボールが急激に下方に変化する。
「変化球が内角低めに━」
「━球で三振にしとめる」
〔半ば慣用句的に〕
その心的・生理的な状態の中に深く入り込む。のめりこむ。沈潜する。
「思い[悲しみ・深い眠り]に━」
その好ましくない状況や環境の中に深く入り込む。落ちる。陥る。
「不幸な境遇[苦界くがい]に━」
「窮乏に━」
気持ちや雰囲気が暗く重苦しくなる。浮き浮きしたところがなくなる。
「気分が━・んで何をするのもおっくうだ」
「━・んだ表情[声]で答える」
⇔浮く
地味で落ち着いた感じになる。
「━・んだ色合いのポスター」
「クラリネットの━・んだ音色」
「沈んだ」の形が多い。
〔修辞的な言い方で〕周りの風景や地色にとけこんで浮き立たなくなる。
「街は靄もやの中に━・んでいた
吉行淳之介
」
ボクシング・レスリングで、倒されて負ける。
「痛打を浴びてマットに━」
〔やや修辞的な言い方で〕激しい攻撃を受けて、戦いに負けたり立ち上がれなくなったりする。
「○○党、首都圏で━」
麻雀マージャンなどのゲームで、持ち点がマイナスになる。
「一万点━」
⇔浮く
沈み
関連語
大分類‖移動‖いどう
中分類‖沈む‖しずむ
大分類‖不快な心の状態‖ふかいなこころのじょうたい
中分類‖失意‖しつい






















明鏡国語辞典 ページ 2609 での【沈む】単語。